3月5日から愛知県内を中心に、新シーズンへ向け、全国各地の11大学が対戦する、「Sonoligo Future Cup 2025(第25回大学サッカースプリングカップ 2025)」が行われており、川崎フロンターレアカデミー出身の選手たちも試合に臨んでいます。
3月6日蒲郡市多目的広場では、法政大と中京大が対戦。法政大A と中京大Aが対戦する1試合目に続いての法政大B と中京大Bが対戦する2試合目では、川崎フロンターレU-18出身、法政大のFW髙橋宗杜(新2年)が後半から出場。先発したU-18出身のDF元木湊大(新2年)とは同期対決に。

U-18時代からの持ち味である、前からの守備やプレスバック、キープ力などでチームに貢献。
裏への抜け出しや、スピードに乗った仕掛けなどで起点になると、2-1で迎えた後半26分にはアシストも記録しました。
2024年は、法政大U-22の選手として臨んだインディペンデンスリーグ1部Aブロックで9ゴールを記録し得点王を獲得。年末に行われた天皇杯の予選「第30回東京都サッカートーナメント学生系の部予備予選」では初めてトップチームでのプレーも経験、ゴールも決めた髙橋宗杜。
試合後に、大学1年目の昨季や今季にかける思いなどについて、話を聞きました。

〇お疲れ様です。お久しぶりです。まずは大学1年目は振り返ってみて、どうでしたか?
目標としていた自分のカテゴリーでの活躍というところは、得点王をIリーグで取ることができて、「できたかな」と思いますし、最後はAチームで天皇杯(予選)にも出て、ゴールも取ったので。いい1年が送れたかなと思っています。
〇1年目自分のこういうところが大学サッカーで通用したと思うところはどこですか?
フィジカルのところだったり、スピードのところはけっこう通用するところが多かったかなと思います。
〇逆にこれからAチームで活躍するためには何が足りないと思います?
動き出しのところでまだまだボールを引き出すところが足りないなって思いますね。
〇そういうところを解消するためにしていることってありますか?
同じチームに見本とするフォワードの選手がすごい多いので、F東に決まった小湊絆選手とか、身近で一緒にやっているので、そういう選手の動きを見ながら、自分のものにしようと思っています。
〇大学2年目としては、やはりAチームに入って?
そうですね。関東リーグにまず出場することが目標ですね。
〇法政としては1部に戻ることが目標だと思うんですけど、どうですか? チーム全体でレベルアップしているって感じます?
今年から監督が代わってけっこうやっているサッカーもちょっと変わったり、求められていることもちょっと変わってきて。
チームとしては最近いい感じで試合ができているかなと思います。
〇具体的にどんなサッカーになりそうな感じですか?
けっこうつなぐところを主に意識していて。つながりだったり、個じゃなくてチームで集団で崩すっていうところを意識的に練習でも取り組んでいるので。
そういうサッカーができればな、と思っています。
〇けっこうフロンターレでやってきたことも通じるような?
そうですね、はい。
〇今日見ていても守備の部分で効いているのが大学でも持ち味になっているのかなと思うんですけど、それについてはどうですか?
守備のところもフロンターレ時代からずっと長所として取り組んでいることなので、今日、とりあえず頑張りました。
〇今年はこういう数字を残したいとかそういうものはあります?
関東リーグで2桁得点目指して頑張っていきたいと思います。
〇今日は(元木湊大と)2人でマッチアップする場面もありましたけど、それはどうでした?
うざい選手だなって思います。うざいです(笑)
〇こういう場でやるのもすごい良いことだなって思うんですけど。
そうですね。やっぱり大学に入っていろんなチームメートとやってきて、楽しいなって思います。
〇大学の話とはまた違いますけど、長橋さんと佐原さんがトップのコーチになりましたけど、それについてはどうですか?
トップのキャンプの動画とか見ても、ユースの練習みたいな感じがして。
何か、すごい思い出しますね。
〇これからまた2人ともやってみたい気持ちもあります?
そうですね。長橋さんや佐原さんにまた、会いたいですね。
〇またフロンターレのサポーターにメッセージを、大学サッカーでこういうところを見てほしいとか、お願いします。
今年は関東リーグで活躍している姿をフロンターレのサポーターの方に見せることができればいいなって思っています。
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Sonoligo Future Cupでも、3月5日の甲南大戦ではAチームでプレーし、得点も決めている髙橋宗杜。
フロンターレU-18時代にも持ち味としていたプレーを、大学サッカーでも発揮。チームに活力を与えているように思えます。自らの課題も見つめながら、お手本となるチームの先輩たちから学びながら、迎える2年目のシーズン。どういったものになるのか、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)





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