「数字と結果にこだわっていきたいので。スタメンも奪って、10ゴール10アシスト。2桁得点取れるように頑張っていきたいです」 / MF志村海里


4月5日、味の素フィールド西が丘で行われる明治大 vs 日本体育大で開幕を迎える関東大学サッカーリーグ1部。川崎フロンターレU-18出身、日本体育大のMF志村海里は大学2年目のシーズンに臨みます。

大学1年目の2024年は、関東大学サッカーリーグ2部で3試合にメンバー入り。12月に行われた天皇杯の予選につながる東京都サッカートーナメント学生系の部予備予選では、大学のトップチームでは初めての先発出場も経験した志村海里。

3月30日、日本体育大健志台キャンパスグラウンドで行われた川崎フロンターレU-18と日本体育大との練習試合の際に、話を聞かせてもらいました。

 

 

志村海里選手

 

〇まずは大学1年目、振り返ってみていかがでしたか?

やっぱり悔しいシーズンだったというところで。

自分が関東リーグに出場して1年目から結果を残すっていう部分ではうまくいかなかったので。

出場もできなかったですし、Bにも一度落ちてしまって。

なかなか自分の思うようなシーズンではなかったんですけど、それでもしっかり自分の課題とかを見つめ直して、成長できたシーズンだったかなと思います。

 

〇年末は天皇杯の予選(東京都サッカートーナメント学生系の部予備予選)でトップの試合に出ていたと思うんですけど、それについては?

夏にBに落ちてしまって。そこで自分を見つめ直して、体づくりというかそういうので変えていって。

そうしたらけっこうすぐにAチームに戻ることができて。そのままの勢いでスタメンになることができて、そのまま自分の持ち味だったり特長というのを出していって。

天皇杯に出場できた感じですね。

 

〇実際にピッチに立ってみて、どうでした?

学習院戦(〇2-1)では、自分の持ち味を出せて良かったんですけど、その次の立教戦(●0-2)では負けてしまったんですけど。

自分のドリブルとか、チャンスを多くつくるっていう場面で少なかったかなというふうに、ちょっとうまくいかなかったなっていうふうに思います。

 

〇ポジションとしては今は左サイド?

いや、今は右サイドハーフですね。

 

〇フロンターレの時も少しやっていたと思うんですけど、どうですか?

左サイドからとは、仕掛け方が違って。

左サイドだったら右足でボールを持って、縦とか中とか行きやすかったんですけど。

右サイドだとどうしても左足でボールを扱うことが難しくなって。

右で持とうとするとやっぱり、よりスピードだったり一瞬のキレとかが必要になってきて。

それが大学1年で自分の能力として足りていなくて。右サイドはなかなか、苦戦していたんですけど。

今はだいぶ、左足でボール持つことに慣れてきて、左サイドと同じような仕掛け方だったり、ドリブルだったりできているのかなと思います。

 

〇大学2年目のシーズン、ここまで練習試合とかやっていると思うんですけど、ここまでどうですか?

スタメンではないんですけど、途中から出してもらうことというのが多くて。

自分はけっこう結果。結果というのにこだわっていて。フロンターレでもそこはなかなか数字に表れなくて。

そういうところは意識していて。そういう部分ではアシストだったり、ゴールというのに、少しずつですけど、増えてきていて。

練習試合でも自分の特長を出せているという感じで、今は調子が上がってきているような状態です。

 

〇関東リーグ、あと1週間で開幕しますけど、楽しみな対戦相手などはありますか?

ほとんどのチームが初めて戦うので。楽しみなんですけど、開幕戦は明治で、去年無敗優勝ですごい、と思ったので。

実際に戦ってみて、肌で感じてみたい。そういうのも思いますし。

チームメートがいる桐蔭とか、そういうのはすごい楽しみというか、みんなめちゃくちゃ成長しているんだろうなって。

すごい楽しみにしています。

 

〇2年目でこういう結果を残したいというものはありますか?

数字でいったら、途中出場というのが多くなってくると思うので。10ゴール10アシスト。

2桁得点は常に狙っていきたいし。それが無理だったとしても、数字と結果にこだわっていきたいので。

いずれはスタメンも奪って、その目標に。10ゴール10アシスト。2桁得点取れるように頑張っていきたいです。

 

〇大学を終えたときにこういった選手になりたいというものはありますか?

大学卒業後はプロサッカー選手になるっていうことを考えたら即戦力にならないといけないと思うんですけど。

やっぱりそういうところを考えたら、自分の能力ってどんどん上げていくしかないので。

とにかくドリブルのキレだったり、スピードだったり、得点アシストに絡んでいく能力だったり。

そういうのはこの4年間でめちゃくちゃ伸ばして、自分がゲームのコントロールだったり、勝たせられるようなそういう中心選手になっていきたいです。

 

〇長橋さんや佐原さんがトップチームのコーチになるって話を聞いたときにはどう感じました?

自分もうれしかった、というか。自分を教えてくれていたコーチたちがそういうトップに行って。

トップですごい選手たちを教えているって考えたら、自分もフロンターレに戻って、もう1回教えてもらうぐらいに。そういう気持ちになりました。

 

〇またフロンターレのサポーターの方にメッセージをいただいてもいいですか?

自分はフロンターレの時は、まだまだやれた、というか。

もっと自分の良さというものを知ってもらえたら、という後悔が少しあるので。

この大学でしっかり成長した自分を見せられるように頑張っていきたいので、応援よろしくお願いします。

 

メンバーに入りながらも関東大学サッカーリーグに出場することはかなわず、Bチームに落ちる経験もした大学1年目は悔しいものだったという志村海里。それと同時に、そうした悔しい経験をしたなかでも、しっかり自分を見つめ直し、それを今につなげているように思えます。

大学2年目のシーズンで掲げるのは、10ゴール10アシストという大きな目標。そのドリブルで途中出場でチームに流れを呼び込むことができるという力を示して、多くの試合でピッチに立ち、数字と結果を残す素晴らしいシーズンになりますように。活躍をとても楽しみにしています。

 

 

志村海里選手とフロンターレU-18の先輩青山海里選手

 

 

(文中敬称略)

 

 

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