フロンターレU15 – レイソルU15 / 関東ユース第21節


前節横浜F・マリノスジュニアユースに敗れ連敗が3まで伸びた川崎フロンターレU-15。残りは2試合。12チームのうち下位2チームが自動降格となる関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部で残留を争うことに。10月12日行われたリーグ戦は他会場の試合の結果、勝ち点23で10位のフロンターレと勝ち点22で11位の柏レイソルU-15の対戦となり、勝てばフロンターレU-15が残留が決まる一方、敗れると順位が入れ替わり降格圏の11位まで下がるという大一番となりました。

【川崎フロンターレU-15 関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部第21節vs柏レイソルU-15】
10月12日(日)午後5時キックオフ 日立柏グラウンド 晴れ

試合を前に円陣を組むフロンターレU-15の選手たち
試合を前に円陣を組むフロンターレU-15の選手たち

フロンターレの先発はGK1韓東焌、DFは右から23森璃太、36栗田悠巨、2高吉正真、3白井颯真、ボランチは5安永玲央、6古岡佑斗、右MF10横田大祐、左MF8小川達也、トップ下14古屋雄帆、FW9山田新。キャプテンマークは山田。

レイソルの先発はGK16小久保玲央ブライアン、DFは右から5貞廣大輔、4真家元彦、19杉田颯、17吉田新、中盤は3人。底に6山田雄士、その前に7山下雄大、22小野寺巧。右サイドにキャプテン20森海渡、左サイドに11正田徳太、FW8堤健太

柏レイソルU-15の選手たち
柏レイソルU-15の選手たち

ピッチ上の選手たちを見守る家族の人たちにもどこか緊張感があふれた雰囲気のなか、キックオフ。すると、耳に馴染んだフロンターレのチャントが耳に入ってきました。歌うのは先程まで行われたメトロポリタンリーグを終えたフロンターレU-15の2年生の選手たち。馴れないながらもひたむきに選手たちを励まします。

チャントを歌って励ますフロンターレU-15の2年生
チャントを歌って励ますフロンターレU-15の2年生

立ち上がりから安永、古岡らが縦パスをよく入れてリズムよく試合に入ったフロンターレU-15。6分には古屋のスルーパスに山田が抜け出しますが、GK小久保玲央ブライアンが一歩早くシュートには持ち込めず。

レイソルの最終ラインはやや深め。両SBが高い位置にとり、押し込んだフロンターレでしたが、9分にボールを奪われるとレイソルがフロンターレの右サイドの裏をとり、正田徳太が仕掛けてGK韓と1対1に。ゴール右すみへ決められてしまい0-1。先制されてしまいます。

レイソルに先制されてしまう
レイソルに先制されてしまう

10分にはフロンターレも中央を崩して小川がシュートを打ちますが、バーへ。こぼれ球への詰めも遅く得点とはならず。17分には古岡からのボールに山田が抜け出してエリア左からシュートを打ちますが、GK小久保のもとへ。さらに古岡の左クロスに山田がまたも合わせますが、枠外。追いかける展開ながらも押し込んでいくフロンターレ。「青黒の魂を今ここに見せつけろ」「フロンターレ、フロンターレ、フロンターレ、オーオーオオー」「熱いプレーで俺たちを揺らせ」。時にはフロンターレでは歌わないチャントが混じりながらもピッチ外の選手たちの声援にも力が入ります。

CBは栗田選手、高吉選手
CBは栗田選手、高吉選手

ボランチとして先発、安永選手
ボランチとして先発、安永選手

22分には右サイドからの攻め。森が高い位置からクロスを送るとエリア内左、山田が頭でたたきつけますが、立ちはだかったのは小久保。ゴール右すみへ手を伸ばして止められてしまいます。

すると、攻守の切り替えが遅くなったところを突かれてしまい、再び左サイドから仕掛けたのは正田。エリア左からボールを送られるとダイレクトで堤健太な合わされてしまい0-2。33分、追加点はレイソル。

終盤には立て続けにコーナーキックを得て、「レッツゴー、レッツゴー!」の声援を背に得点を狙ったもののネットを揺らすことはできず、セカンドボールを拾って横田が右から入れたボールを受けた古屋がエリア正面から狙ったシュートも左へ。前半は0-2でタイムアップ。

後半立ち上がりから仕掛けたのはフロンターレ。安永のサイドチェンジから白井がエリア左から切れ込みシュートを放ちますが、わずかに左へ。しかし、思いきりのよい仕掛けで後半は存在感を見せます。7分には右から抜け出した古屋がシュートを放つもGK小久保のもとへ。10分にも中央からパスを回して最後は横田がミドルシュートで狙いますが、GK小久保がキャッチ。11分にも古岡がミドルシュートを放ちますが、またも小久保のもとへ。小久保は確実にシュートをキャッチし、ポジショニングも良く、前回対戦時よりも成長したのでは、と思わされるプレーぶり。フロンターレの前に立ちはだかります。

12分にはレイソルもカウンター、左からいいクロスを送られますが白井がカバーをして詰めていた森にはさわらせず。さらに続くコーナーキック、ファーで合わされますが山田がブロック。

19分には再び白井の仕掛けから、エリア正面古屋へボールがわたり最後は横田が右からシュートを放ちますがまたも小久保がセーブ。コーナーキックのこぼれ球を拾った安永のミドルシュートは枠をとらえられません。

ここでフロンターレは古屋に代わり上野が入り前線へ。さっそく上野のスルーパスに山田が抜け出しますが、DFに体を入れられてシュートを打つことはできません。

すると26分にはスローインから中央を崩されてしまい森に決められてしまい0-3。フロンターレには重い1点がレイソルへ。

終盤には横田、安永が積極的にミドルシュートを打ちますが、小久保の落ち着いた対応の前にネットを揺らすことはできず。中央から崩そうと試みますがラインを上げてコンパクトになったレイソルの網にかかってしまいます。フロンターレもレイソルも相当な意気込みで臨んだ試合は0-3でタイムアップとなりました。

左MFとして先発の小川達也選手
左MFとして先発の小川達也選手

トップ下で先発した古屋雄帆選手
トップ下で先発した古屋雄帆選手

攻守に奮闘した白井颯真選手
攻守に奮闘した白井颯真選手

ゲームキャプテン山田新選手
ゲームキャプテン山田新選手

前半0-2 後半0-1 計0-3
得点:正田徳太、堤健太、森海渡(柏)
フロンターレの先発:1韓東焌、23森璃太、36栗田悠巨、2高吉正真、3白井颯真、5安永玲央、6古岡佑斗、10横田大祐、8小川達也、14古屋雄帆、9山田新=cap
交代:古屋→15上野綜太 小川→28中島大成

レイソルの先発:16小久保玲央ブライアン、5貞廣大輔、4真家元彦、19杉田颯、17吉田新、6山田雄士、7山下雄大、22小野寺巧、20森海渡=cap、11正田徳太、8堤健太
交代:小野寺→10大場琳平 森→13芥川和志

この結果、フロンターレU-15は7勝2分け12敗、得点30、失点40、得失点差-10、11位に。勝ち点19、12位ジェフユナイテッド市原・千葉U-15の降格は決まり、残留を争うのはフロンターレ、勝ち点25、得失点差+3の8位柏レイソル、25、-21の9位東京ヴェルディジュニアユース、23、-7の10位横浜F・マリノス追浜ジュニアユース。
次節は最終戦、18日午前11時レッズランドにて、すでに優勝を決めた浦和レッズジュニアユースとの対戦となります。
(文中敬称略)

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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