フロンターレU18 – 鹿島アントラーズユース / プレミアリーグEAST第8節(監督・選手インタビュー)


5月18日麻生グラウンドで行われたプレミアリーグEAST第8節、鹿島アントラーズユース戦を1-6で終えた川崎フロンターレU-18。試合後に森勇介監督とプレミアリーグEAST初出場初先発だった三上瑛大に話を聞きました。

 

試合の記事は◇フロンターレU18 – 鹿島アントラーズユース / プレミアリーグEAST第8節

 

「映像も見せたりトレーニングでもずっとやってきたつもりなんですけど。
もう少し違うアプローチの仕方を考えていかないといけないと思っています」

森勇介監督

 

森勇介監督



〇残念な結果でしたけど、どう振り返りますか?


いつもと一緒ですね。狙い通りで動かしているかなあと思って。入りは「いいかなあ」と思っていたら。
最後のところ。やりきる、だったりというところと、変な取られ方をしちゃうのもミスはあるので。「それはしょうがない」と許容しているんですけど。

そこのリスク管理だったり、最後体を張る部分だったりは、やっていかなきゃいけないし。


相手はそこは体を張ってくるから簡単に点を最後は取らせてくれなかったし。

ちょっとやり方を含めて考えていかなければ、と思っていますけれど。

攻撃的なところは別にやめるつもりはないです。



〇2連敗したということで「絶対に勝ちたい」という気持ちだったと思うんですけど、この1週間どんな準備をしてきましたか?

もう1回自分たちで押し込める時間を増やそうというところと、もっともっとアグレッシブに前に行こうというところはやって。

細かいポジショニングだったりというところは少し調整したつもりだったんですけど。

しきれなかったところがあったので。自分の責任なので。中断するので少し新しいことを肉付けできればなあと思います。


〇鹿島はハードワークをしてくるチームというところで、どういうところが勝負のポイントになると考えて入ったんですか?

相手のディフェンスラインは速くはないので。割れるということはわかっていたので。何回か取れていて。

いいシーンだなと思うところもできていんですけど。

やっぱりシュートがいいものではなくて。キーパーに取られるようなコントロールをしてしまったり。

それでも、けっこう手前が空いてくるので。

そこによく球が入っていたなというときに1回攻められて、点が入ってしまったので。

どうにかしなければいけないと思うんですけど。





〇順位としては同じぐらいのところにいたんですけど、この差はどう感じますか?

失点が多いので。

1-0の試合をやろうとは思っていないんですけど。

もう1回考えていかないと、このままずるずる行ってしまいそうなので。

すこしそのへんは映像を見てやりたいなあと思います。



〇三上君は初先発でしたけど、彼については?


鹿島のサイドからチャンスをつくれるかなということもあって。彼の推進力に少し期待をして。

彼はけがで去年はやっていないし。こつこつやってきた選手なので。

「やってくれるかな」ということで出して。

失点になるきっかけはできてしまったんですけど。

「カバーしてやれよ」というメッセージも込めて、選手を置いたんですけど。

三上にはこういう試合でデビューさせて申し訳なかったんですけど、彼なりにはやれることはやってくれたと思うんですけど。

もう少し、前への推進力、縦への推進力を見たかったというのはあります。



〇後半はフロンターレらしいところも出たとは思うんですけど、次につながるものはありましたか?

先週もそうだったので。

点取られてから目覚めても遅いので。

ちょっと今すぐには答えはないんですけど、映像を見てということと、今までのことを考えながら。

スタッフと話してやっていきたいと思います。


〇攻撃でも守備でも今必要なことはちょっとしたことでもやりきるということなのかなと思うんですけど。

クロスも中途半端ですし、練習はしているんですけど。


〇失点のところも、あと少しでも体を張ればもっとどうにかなるのかなと思うんですけど、先週も打たれるシュートの本数に対して、失点が多すぎるということを言っていました。

やってはいるんですけど、かといってすぐに変わるかといえば変わらないですし。

今までの積み上げもやってきたつもりではいたんですけどね。

本当に最後のところは粘り強さがないかなと思っているんですけど。

それはずっと映像も見せたりしてトレーニングでもずっとやってきたつもりなんですけど。

なかなか変わってこないかなというところと。

もう少し違うアプローチの仕方を考えていかないといけないと思っています。


〇クラブユースの予選が始まって、それがまたいいきっかけになればと思うんですけど、一発勝負でそれもまた難しさがあると思うんですけど、どういったことをやっていきますか?

まずは失点を簡単にしないということと、点たくさん取れるということはやっていきたいんですけど。

ちょっといろいろ試しながら、人、フォーメーションを含め。

やっぱりそんなところではなく、根幹にある戦わなきゃいけないとか、逃げないとか、走り負けないということはさらに上積みできれば。

こういう時期になってきていますし。今はわざと前から行かせているんですけど。体力もつくと思って。

少しそれも、ラインをミドルに下げるというところもやっていかないといけないなあと感じています。



〇サポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか?

選手はよくやってくれているので。

ここから自分たちが立て直せるように頑張りますので、またすいませんが、応援よろしくお願いします。




「まずは練習から、今日出た課題って言うのを乗り越えるために、自分で考えてやっていかないといけないと思います」 

MF20 三上瑛大

 

三上瑛大選手

 

〇戦ってみてどうでした?

思った以上にやれた部分のあったんですけど。

やっぱり守備のところでもっとやらないといけないし。

そこが課題かなと思います。

 

〇やれた部分を詳しく聞かせてもらっていいですか?

サイドでボールをもって、ワンタッチ、だったり。奥につけるというところはできた部分だったと思います。


〇逆にもう少しやれたところはどんなところでしょう?

もっと高い位置でもらったときの仕掛けだったり。3人目の動きはしていかないといけないですし。

守備面でも1対1、負けないところだったり。声かけて、自分がボールを取れるようにしたりというのは、もっと増やしていかないといけないと思います。

 

〇スタメンを言われたのはいつだったんですか?

昨日です。


〇それを聞いてどんな気持ちでしたか?

戦うしかないと思っていましたし。自信を持ってやればいいかなと思っていました。


〇今日戦ってみて、気づいたことをどう生かしていきたいですか?

まずは練習から、今日出た課題って言うのを乗り越えるために、自分で考えてやっていかないといけないと思いますし。

チームとしても守備のところを全体でやっていけたらなと思います。


〇改めて三上君のストロングポイントを教えてください。

サイドで持った時の仕掛けだったり、フィニッシュ、あとはクロスも僕の特長かなと思います。


〇左サイドバックは、ユースに上がってから本格的な挑戦だと思うんですけど、やってみてどうですか?

サイドハーフをやっていた時よりも、もっと守備のことをずっと考えていないといけないですし。

コミュニケーションをわりと多く取らないといけないので。

そこはやり始めたときには難しい部分があったんですけど。

やり続けていろんな気づきもありながら、自分で考えてできてきたんじゃないかなと思います。


〇ポジションとしては今後も左サイドバックで本格的にやりたい?

僕としてはサイドハーフでいたいというのはあるんですけど。

チームで空いているポジションというか、できるポジションは絶対狙っていきたいと思っているので。


〇2年目臨むにあたってプレミアに出たいという気持ちはすごいあったと思うんですけど、どうですか?

そうですね。ずっと去年はけがをしていたというのがあったので。

自分のコンディションを上げていけば、絶対チャンスは来ると思っていたので。

今日チャンスが来たんですけど、なかなか結果は出せなかったので。

もっとやらなきゃいけないと思います。


〇やるべきことを続けていけば、またチャンスは必ず来る?

そうですね。森さんもやり続けていれば、チャンスを与えてくれる人なので。

ここで出た課題を続けて、やっていけばいいかなと思います。


〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか?

本当に今日はふがいない結果でしたけど、これからクラブユースだったり。

プレミアは中断しますけど、まだまだ続くので。引き続き応援よろしくお願いします。

 

 

なかなか課題を解消できないなかで、プレミアリーグEASTの中断に入ったフロンターレ。

今すぐには、解決することはできないかもしれませんが、トレーニングから積み重ねていくしかないことだと思います。そこで積み上げたものをこれから始まる日本クラブユース選手権の関東予選で、いいかたちで体現して、自信をつかんでいくしかない。そう思います。

昨季までプレミアリーグEASTでの経験が少なかった選手たちがピッチに立ち、得たものもこれからに必ずつながるものになるはずです。

 

全国大会への切符を目指す中で、多くの選手が、そしてチームが今後の成長のためのきっかけをつかんでいきますように。

夏の全国大会の出場権を得て、チーム全体で手ごたえをつかんで、いいかたちで6月半ばに再開を迎えるプレミアリーグEASTに臨めるようになることを願っています。

 

(文中敬称略)

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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