7月13日、Anker フロンタウン生田で行われたK6リーグ第2節、日々輝学園高校神奈川に5-0で勝利した川崎フロンターレU-15生田(2年)。
試合後に狩野健太コーチ、ゴールを決めた佐藤慶、都島ダヒル光真の2選手に話を聞きました。
試合の記事は◇フロンターレU15生田(2年) – 日々輝学園高校神奈川 / K6リーグ第2節
「日常でやっていることは必ず試合で出るから。練習は試合のようにやる。逆に試合は練習ぐらいの気持ちで、ということをちょっとずつわかってもらえたら、いいなと思います」
狩野健太コーチ

〇試合を振り返ってみて、感想などをお願いします。
先週とはまた違った難しい。間合いも違ったり。ちょっと強度も違ったりするなかで。
最終的には勝ち切って、ゴールを決めて、ゼロで抑えたということは評価できるところであると思いますし。
いつもと違う、普段と違う環境の中で、自分が何を選ばなければいけないかということを実際肌で感じて、経験させてもらえているので。
それはすごいありがたいことだと思いますね。
〇先週、高校生とやって練習の中で雰囲気などは変わったりしましたか?
やることは変わらない、自分たちがやってきていることがどれだけ通用するか、というところに目を向けてやってきているので。
状況とか相手が違うなかで、何を選ばなければいけないのか。持ちすぎちゃって、体ごとバーンと持っていかれてしまったりとか。
だから、そうじゃなくて離さなければいけないタイミングとか。逆に自分のやりたいことをやるとか、状況に応じたプレーみたいなものを学べると思うので。
すごいありがたいと思いますね。
〇自分がやりたいことをやりつつ、うまく味方がどこにいるのかを見ながら…。
持ちすぎるとやっぱりバーンとつぶされちゃうと思うので。
離すタイミングとか、逆にどれぐらいの間合いでやったほうがいいのか、とか。すごい、いろいろ勉強になると思うので、ありがたいと思います。
〇だいぶ選手それぞれが、個性があってその力を発揮できるようになっているのかなと思いました。前半だけでしたけど星野君(星野吉平)はすごくいい仕掛けを見せたりしていて。
それぞれ、おのおのの特長というか、そういうものをどんどん出してくれ、というところと。
チームとして、守備の部分で球際だったり切り替えだったり、プレスバックだったり、スライドとか、当たり前のことをちゃんとやろうと求めているなかで。
いい競争になってくれればいいと思いますね。
〇だいぶチームの中の競争も高まっているようにも思えました。
そうですね。自分でチャンスは奪い取るものだと思いますし。
そういう意識もちょっとずつ根付かせたい部分もあるので。引き続きやっていこうと思います。
〇1年生だと藤田君(藤田日向輝)も、普通に最終ラインで出ていて、やれていましたね。
学年関係なく力があれば、こっちで出てもらったりとか。選手にとって、良い方を選びながら。それは続けていければいいと思います。
〇来週もまた試合がありますけど、それに向けてやっていくことは変わらない?
技術的な部分の成長と、やっぱり状況というのを分かる。把握できる。その中でいいものを選べる、というところをちょっとずつやっていけたらなと思いますね。
〇どんな相手が来ても、ちゃんと練習でやってきたことを出せるような。
だから、「日常が大事」ということを最近は強く言っていて。
日常でやっていることは必ず試合で出るから。練習は試合のようにやる。逆に試合は練習ぐらいの気持ちで、ということをちょっとずつわかってもらえたら、いいなと思います。
〇今日もフロンターレのサポーターの方が来ていました。そういったサポーターの方にメッセージをお願いします。
暑い中、足を運んでくれて、横断幕もかけてくれて。
選手たち、やっぱり違うと思います。
気持ち的にも。応援してくれている方にも、というところもあるし。
フロンターレのエンブレムをつけている以上、やっぱりそういう人たちのためにも、いいプレーもそうですけど、個人として成長して、トップにたくさんかかわっていけるように、促していければいいと思います。
「自分で2点を取れたということは、大きいことですし。でも、まだまだ細部にこだわりながらやっていきたいと思います」
FW30 佐藤慶

〇試合を振り返って、率直な感想などをお願いします。
自分で2点を取れたということは、大きいことですし。でも、まだまだ細部にこだわりながらやっていきたいと思います。
〇高校生とやると、普段、メトロポリタンリーグでやっている相手とは違ったものを感じますか?
やっぱりセンターバックが強くて。身長も大きくて。そこらへんは前半は中島君(中島温)と工夫をしながら、やっていたので。
おさめるっていうことが今日はあまりできなかったので。
〇次戦以降に向けて、こういったことをやっていこうというものがあれば。
タイミングをもっと。落ちてボールをもらうタイミングだったり。裏へ走るタイミングだったり、また練習で意識しながら。
実戦に向けても、いっぱい取れるように頑張っていきたいです。
〇お手本にしている選手はいたりするんですか?
古橋亨梧選手です。
〇どういうところを見ています?
亨梧選手は裏の抜け方だったり、外し方がうまいので。そこを勉強しています。
〇フロンターレに入って2年目だと思うんですけど、どういったところが自分の成長したところだと思いますか?
点も2点以上取れるようになってきて。
すごい、そこも自信になっているし、技術的にもだんだん上がってきているので。
そこが自信になっています。
〇今年の目標は?
今年の自分の目標はメトロポリタンリーグの得点王だったり。一個上のクラブユースに呼ばれること。そういうところです。
〇メトロポリタンリーグ、中島温君と2人でだいぶ点をとっていますけど。(佐藤慶が14得点、中島温が18得点) 2人で競い合いながら、というところですね。
いいライバル関係でやっています。
〇トップの選手だと誰が好きだ、とかありますか?
エリソン選手ですね。ボールを収めるところもくいしばってやって。点もとっているので。そういった部分が好きです。
〇今日はサポーターの方が来てましたけど、そういったなかでプレーするのはどうでした?
すごい自分にも自信にもなりますし。
応援してくれている中で、「自分が期待に応えられるように」と思ってプレーをしました。
〇フロンターレのサポーターにメッセージをいただいてもいいでしょうか?
いつも応援ありがとうございます。
これからも、チーム一丸となって戦っていくので、応援引き続き、お願いします。
「たくさんゴールを決めて、アシストもしたり。
とにかくチームに貢献できる選手になりたいです」
MF36 都島ダヒル光真

〇今日は途中出場でしたけど、どういったことを心掛けてプレーをしました?
まずは「スタートで出たい」という気持ちがあるので。結果を残して、スタートで出てチームに貢献できるようになるように、心掛けて出ました。
〇ポジションとしては両サイドハーフで出ていましたけど、それが今、自分に合っているポジションだと思っています?
はい。やっぱりフォワードだと細いので。当たり負けたりすることがあるんですけど。
左サイドや右サイドは、正面から自分の武器のドリブルで、自分の武器を生かせるポジションだと思うので。両サイド、ウイングが自分にいいポジションだと思っています。
〇お手本にしている選手はいたりするんですか?
川崎フロンターレだとマルシーニョ選手を目標にして、頑張っています。
〇マルシーニョ選手みたいにドリブルで仕掛けられて、ゴールを決めるような選手に?
そういう選手になりたいです。
〇自分の今「課題だな」と思うところはどういうところですか?
オフ・ザ・ボールとか、どこに立てばボールが来るのか考えてやることをやっていかなければいけない、と思います。
〇将来的にはやっぱりサイドで仕掛けられて、という選手になりたいような感じですかね。
はい、そうです。
〇ドリブルの練習もけっこうしていたりするんですか?
コーンドリブルとか、普段からよくやっています。
〇フロンターレに入って、自分ののびているところはどこだと思いますか?
ドリブルに緩急がつけられるようになったことと、あとは相手を見て判断をする。相手をしっかり動かして、自分のフェイントとかで動かせるようになってきました。
〇今年の自分の目標は?
たくさんゴールを決めて、アシストもしたり。とにかくチームに貢献できる選手になりたいです。
〇高校生相手だと違いは感じます?
いや、自分はあんまり、普段の練習とかと大差はないかなと思います。
〇自分のやりたいことを出せたような感じですかね。
はい。
〇今日はフロンターレのサポーターの方が来ていましたけど、そういったなかでプレーすることはどうでした?
うれしかったです。
「応援される選手になりたい」というのも自分の目標であるので。
うれしかったです。
〇サポーターへのあいさつのときも「光真、ナイスゴール!」という声もありましたよね。
うれしかったです。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いしてもいいでしょうか?
しっかりチームに貢献して、絶対プロになれるように頑張るので、応援よろしくお願いします。
◇
K6リーグを2連勝と好スタートを切った川崎フロンターレU-15生田の2年生たち。
高校生を相手に、チームメートと工夫をしながら、「もっと試合に出たい」という気持ちを力に変えながら、それぞれが試合に臨んでいます。
また、家族に加えて、多くの幕を出して、時に声をかけ、拍手を送ってくれるサポーターの存在も、大きな力の源。
「見に来てくれている人たちを喜ばせたい」「将来、より多くのサポーターの前でプロの選手として、プレーをしたい」
そんな、モチベーションにもつながっているように思いました。
これからも、さまざまなものを力に変えて、ピッチでそれぞれが磨いてきたものを、大きく表現することができますように。これからの試合をとても楽しみにしています。
次節:K6リーグ第3節 vs 麻生高校
7月20日(日) Anker フロンタウン生田 Anker Field 午後5時10分キックオフ
(文中敬称略)
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