星稜 – 松山工業 / 高校サッカー選手権1回戦


12月31日は千葉県市原市のゼットエーオリプリスタジアムへ。30日に佐賀東が2-0で関東第一を下した試合で開幕した全国高校サッカー選手権。今大会ではフロンターレU-15出身の選手は流通経済大柏のDF20三本木達哉と星稜のMF10高岸憲伸の3年生2人が登録されています。

この日は1回戦の残りの試合が行われ、ゼットエーオリプリスタジアムでは、茨城県の明秀学園日立が高知西に3-0で勝利した第1試合に続いて、石川県代表の星稜と愛媛県代表の松山工業が対戦。

現在のフロンターレU-18の3年生たちとともに、2011年にはフロンターレU-12の選手として、ダノンネーションズカップや全日本少年サッカー大会に出場した高岸も、高校生活最後の大会の初戦を迎えました。

【全国高校サッカー選手権1回戦 星稜vs松山工業】
12月31日(日)午後2時10分キックオフ ゼットエーオリプリスタジアム くもり一時雨 40分ハーフ

2016年は県大会の決勝で鵬学園に敗れ、連続大会出場が17で途切れた星稜は、2年ぶりの全国大会。先発はGK1新保大夢、DFは右から6松井渉太、5小平大輔、キャプテンの4敷田唯、3中川真太朗、ボランチは7松本秀太、その前に10高岸憲伸、18岩岸宗志、右MF2五島魁大、左MF14長田大樹、FW13西部悠大。

松山工業の先発はGK1伊藤元太、DFは右から2酒井佑斗、4河本竜弥、キャプテンの5志摩奎人、3上野竜馬、ボランチは6今吉航大、7松本大知、右MF14山口結生、左MF9芳乃内啓、FW11向井和哉、10石井隆之介。

関東の各地で小雪が待った大晦日。ゼットエーオリプリスタジアムも時折冷たい雨がぱらつき、スタンドのあちらこちらから「寒い」という声が漏れるなか、試合は始まりました。

左サイドの長田が高い位置へ抜け出して仕掛け、中川のロングスローなどからゴールを狙う星稜。松山工業も今吉や松本がボールをよく拾い、序盤から一進一退の攻防に。共に切り替えが速く、ゴール前へ近づいてもなかなか決定的な場面はつくれず。それでもそれぞれ前へ向いたところから攻撃へ移る場面をつくり、見応えのある場面が続いていきます。

9分には星稜、高岸が自ら蹴った左コーナーキックのこぼれ球を拾ってエリア左へ進入するもGK伊藤がシュートは打たせず。なおも長田が高い位置へスピードにのった仕掛けで顔を出すもクロスはやや精度を欠いてシュートにはつなげられず。

一方の松山工業も星稜の最終ラインのパスをカットしたところからエリア左へ向井が抜け出しますが、高岸がカバー。さらに今吉のスルーパスにエリア左へ石井が抜け出すも星稜は小平がしっかり体を入れて決定的な場面とはさせず。

松山工業は左SBの上野が時にはエリア外左の位置まで上がり、ボールをカットしたところからチャンスメークをしますが、星稜は松本が広い範囲をよくカバー。距離感よく対応していきます。

21分には松山工業が向井のプレスバックから高い位置でボールを得ると、エリア外正面でファールを受け、石井が直接フリーキックでゴールを狙いますがGK新保が好セーブ。こぼれ球を押し込もうとした河本のシュートも止め、しのいでいきます。

星稜は左サイドの高い位置でスローインを得ると、敷田や小平も前線へ上げてゴールを狙いにいきますが、松山工業もエリア内でよく守り、GK伊藤もしっかり対応し、得点には結びつけられず。29分には高岸の浮き球にエリア内へ西部が抜け出しますが、オフサイド。

松山工業も志摩がボールを持ち上がって縦パスを入れ、そこから上野や松本、芳乃内がかかわってゴールへ迫るも星稜も切り替えがよく、決定的な場面にはならず。

なおも星稜が長田の左サイドからの仕掛けでコーナーキックを得たり、松山工業が前から向井と石井が連動してプレッシャーをかけたところからマイボールにしたり、と攻防は続いていきますが、前半は0-0でタイムアップとなります。

ますます気温が下がる一方で、バックスタンドの応援団がにぎやかに吹奏楽などで選手を勇気づけるなか、始まった後半。

6分には松山工業、右へ山口が抜け出してコーナーキックを得ると、右から今吉が入れたボールをファーで志摩が折り返しますがGK新保が対応し、シュートには結びつけられず。9分にもエリア外正面でファールを受けると今吉がエリア内へ入れたボールを芳乃内が折り返すも最後はファールになり、決定的な場面をつくることはできず。

すると星稜は12分、高岸が前を向いてエリア右へ浮き球を入れると岩岸が抜け出して仕掛けていくとゴール前へパス。これを受けた西部がゴールネットを揺らして1-0。先制点は星稜へ。

松山工業も左サイドで上野がボールをカットしマイボールにすると、松本のパスにエリア右へ酒井が抜け出そうとしますが、星稜はよくカバーし、シュートには至らず。なおも松本、今吉を中心にボールを動かし、向井や石井のポストプレーからサイドへ展開するなどしていきますが、星稜も人をかけて守り、それぞれカバーしていきます。

17分には五島に代わり9肥田稜平が入り、右へ岩岸が移り、肥田が高岸とともに西部の後ろへ。そこから星稜も高岸や松本、肥田が距離感よく互いをフォローしながらボールを次第に保持できるようになっていきます。19分には高岸が右サイドの高い位置へ抜け出して折り返すと、西部がシュートを打ちますが右へ。さらにGK新保が前線へ送ったボールをエリア前で高岸がものにしてファールを受けると、高岸が直接フリーキックで狙いますが、ブロックされて枠へは飛ばせず。

星稜はさらに高い位置でプレスをかけられるようになり、23分にはエリア前へ西部が抜け出すもGK伊藤がクリア。24分には高岸が右からクロスを入れるとエリア内へ長田が飛び込みますが、触ることはできず。

26分には松山工業も山口の縦パスに芳乃内が抜け出てシュートを打ちますが右へ。松山工業はここで山口に代わり8今蔵勇斗が右MFへ。

フリーキックや高い位置での石井のボールカットから松山工業がゴールへ迫り、河本も最終ラインから前へ顔を出すなど攻撃に厚みを持たせていきますが、小平や敷田がよくカバーし、星稜はしのいでいきます。

32分には星稜は西部に代わり22鈴木旺寛。

松山工業はCBの志摩や河本が開いて、松本や今吉がボールを動かし、縦へパスを入れ、今蔵もよく仕掛けて前へ迫るも星稜は中川がパスを受けてエリア外右で前を向こうとした石井からボールを奪うなど、しっかり対応。そこからカウンターにつなげて、高岸のパスを起点に左から長田が持ち込み、シュートを打つなどゴールをおびやかしていきます。

松山工業はフリーキックを得ると今吉やGK伊藤がエリア内へボールを入れていきますが、星稜のGK新保がしっかりキャッチ。なかなかシュートを打つことはできず。

39分には松山工業は負傷した今蔵に代わり13門屋明。一方、星稜も岩岸に代わり16森井啓太。

ロスタイムは3分。星稜は高い位置でボールをキープしつつもエリア外右へ肥田が仕掛けるなど、ゴールへ向かっていく姿勢も見せ、時間を使い、試合はタイムアップ。1-0。星稜が2回戦へ駒を進めることになりました。

前半0-0 後半1-0 計1-0
得点:西部悠大(星稜)

星稜の先発:1新保大夢、6松井渉太、5小平大輔、4敷田唯(c)、3中川真太朗、7松本秀太、10高岸憲伸、18岩岸宗志、2五島魁大、14長田大樹、13西部悠大
交代:五島→9肥田稜平 西部→22鈴木旺寛 岩岸→16森井啓太
控え:17池田大輝 21河合佑介 28川地功起 8武沢亮伍 23南出直人 11尾崎佳洋

松山工業の先発1伊藤元太、2酒井佑斗、4河本竜弥、5志摩奎人(c)、3上野竜馬、6今吉航大、7松本大知、14山口結生、9芳乃内啓、11向井和哉、10石井隆之介
交代:山口→8今蔵勇斗 今蔵→13門屋明
控え:12久保大起 19松崎秀飛 20大木巧也 17村上仁祐 18須賀更太 27森田心 15今岡瑞貴

星稜は1月2日午後0時5分、ゼットエーオリプリスタジアムで明秀日立と対戦します。

フロンターレを離れ、星稜でポジションを確かなものにした高岸が挑む、最初で最後の選手権。さらなる活躍を祈っています。

(文中敬称略)

星稜の先発メンバー
コイントスに臨む星稜のキャプテン敷田唯選手、松山工業のキャプテン志摩奎人選手

松山工業のボランチ今吉航大選手はよくボールに絡みチャンスをつくった
競り合う選手たち
コーナーキックを蹴る高岸憲伸選手

両チームともに球際に激しく戦った
松山工業がフリーキックからゴールを狙う

新保大夢選手が好セーブを見せた
高岸憲伸選手
星稜は中川真太朗選手のロングスローからゴールを狙いに

高岸憲伸選手
長田大樹選手のドリブルも星稜の大きな武器になった
前半は0-0
後半へ

右から岩岸宗志選手が折り返す
西部悠大選手がゴールを決めた

高岸憲伸選手
フリーキックからゴールを狙う
高岸憲伸選手

 

 

松山工業のGK伊藤元太選手も最後まで好守を見せた
松山工業もゴールを何度もおびやかした
星稜も追加点を狙う
高岸憲伸選手は攻守によくプレーした
最後はゴールをうかがいながらも星稜が高い位置でプレーする展開に
1-0でタイムアップ

星稜は2回戦へ進んだ

 

 

 

 

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