フロンターレU10 – レジスタFC / マリノスカップ3位決定戦


12月29日、日産自動車追浜総合グラウンドでのマリノスカップ準決勝バディーSC戦を1-2で終えた川崎フロンターレU-10。3位決定戦では、横浜F・マリノスプライマリーとの準決勝をPKの末におとしたレジスタFCと対戦することに。なお、フロンターレの他のカテゴリーは活動を終えており、フロンターレのアカデミー全体にとっても今年の最後の試合となりました。

【川崎フロンターレU-10 マリノスカップ3位決定戦vsレジスタFC】
12月29日(金)午後1時35分キックオフ 日産自動車追浜総合グラウンド 晴れ 15分ハーフ 8人制

フロンターレの先発はFPの3陶山響が背番号1のユニホームを着てGK。FPは最終ラインは右から7柏村涼太、6楠田遥希、5関徳晴、中盤は11平塚隼人、右が8榎本司、左が4佐々木雄基、FWはキャプテンの10新堀翔。

日差しに恵まれたもののやや気温が落ちてきたようにも思える日産自動車追浜総合グラウンド。それでも多くの選手の家族や試合を終えた他のチームの選手がピッチ脇で見つめるなか、試合は始まりました。

立ち上がりからラインを上げ、前に人数をかけて攻勢に出るフロンターレ。最終ラインの関も佐々木との連係から前へ顔を出すなど、厚みのある攻めを見せていきます。2分には平塚のパスにエリア右へ新堀が抜け出してシュート。しかし、GK1に止められてゴールとはならず。

さらにフロンターレは佐々木が左サイドから仕掛けて相手を振り切り、パスを出すと、左サイドの高い位置へ抜け出した関がエリア左へ。折り返したボールに新堀が迫りますが、クリアをされてシュートにはつながらず。それでもフロンターレがうまくボールをものにして、ドリブルや縦へのパスを交えて攻勢に出る時間帯が続いていきます。

そして5分、榎本からボールを受けた新堀がエリア右へ。新堀が仕掛けて折り返すと榎本のシュートがゴールネットを揺らして1-0。先制点はフロンターレへ。

さらに最終ラインに楠田、関が残り柏村も前へ出ていくなど、攻めに厚みを持たせるフロンターレ。高い位置で佐々木がボールをカットしそのまま、エリア内へ進入するなど切り替えよく守備から攻撃へつなげていきます。

なかなかゴールへ迫れなかったレジスタも6分には20が縦パスを受けてエリア前へ抜け出しますが、楠田がボールをカットし、シュートは打たせず。

9分左サイドの関からエリア右へパスが通ると、うまくエリア内へ抜け出したのは新堀。シュートがゴール左へ決まり、2-0。

11分にはエリア外正面でフリーキックを得ると、新堀が直接狙いますがこれはGK1がキャッチ。

12分にはレジスタもエリア左から20がシュートを打つも左へ。
なおもレジスタがドリブルなどでゴールへ迫るもしのいだフロンターレ、13分柏村がパス交換から前へ上がり、最後はエリア右から新堀がシュートを決めて、3-0。突き放します。

14分にはレジスタも11がボールをカットしエリア右の20へ。1対1という場面でしたが、陶山がシュートを止めてゴールは許さず。

直後にはフロンターレ、佐々木が左サイドを仕掛け、リターンを受けた平塚がエリア左からシュートを打つもニアをとらえたボールはGK1が弾き出し、ゴールとはならず。前半は3-0でタイムアップとなります。

後半、フロンターレは関が交代となり、GKが榎本、最終ラインは右から柏村、楠田、陶山、中盤は平塚、右が9ステンパールカ大翔、左が佐々木、FWは新堀と位置も代えてのスタート。

2分には右のスローインからステンパーが仕掛けてエリア外右でファールを受けフリーキックを得ると、平塚が直接左足でシュートを打つもGK1がキャッチ。

なおも柏村や楠田、時には榎本もエリア外へ出て組み立てに加わり、ステンパーが右サイドだけではなく左へ流れるなどポジションも入れ換えながら揺さぶっていくフロンターレ。佐々木が左サイドの高い位置から折り返したり、新堀も左へ流れてドリブルでボールを運ぶなどしていきます。

レジスタの攻撃に対しても楠田がうまく体を入れてボールをものにするなど起点をつくらせず。ステンパーも自陣に戻ってボールをカットするなど切り替えよく対応していきます。

6分にはフロンターレは新堀に代えて13奥田悠真、平塚に代えて15吉田志生。8分には佐々木に代わり14橋本乃翔、柏村に代わり2メンディーサイモン友。

ここからレジスタも9が左サイドからエリア前へ仕掛けたり、17がスローインを受けて右から仕掛けたりとゴールをおびやかしますが、陶山がよくカバーし決定的な場面にはつなげさせず。10分にはコーナーキックのこぼれ球を拾った11がエリア外からシュートを打つも榎本の正面。そこから榎本が素早くリスタートし、右サイドのステンパーにつなげ、守備から攻撃へ切り替えよくつなげていきます。

12分には楠田がボールを持ち上がり、浮き球を入れると奥田がエリア前へ抜け出しますが、うまく体を入れられシュートは打てず。それでもエリア前でボールをカットした吉田がボールを持ち上がり、奥田へつなげるなど、最後まで攻守にしっかりとプレーを続けたフロンターレ。試合はタイムアップ。3-0で2017年の最後の試合を飾りました。

前半3-0 後半0-0 計3-0
得点:榎本司、新堀翔2

フロンターレの先発:3陶山響、7柏村涼太、6楠田遥希、5関徳晴、11平塚隼人、8榎本司、4佐々木雄基、10新堀翔(c)
交代:関→9ステンパールカ大翔 新堀→13奥田悠真 平塚→15吉田志生 佐々木→14橋本乃翔 柏村→2メンディーサイモン友

なお、今大会は横浜F・マリノスプライマリーがバディーSCに2-0で勝利し優勝。試合後の表彰式ではフロンターレから新堀翔が大会優秀選手に選ばれました。

フロンターレの選手として歩み始めたばかりのU-10の試合を2017年の最後に見ることができ、2018年がまた、楽しみになりました。

(文中敬称略)

 

試合に臨むフロンターレの選手たち
円陣を組む

陶山響選手
柏村涼太選手
佐々木雄基選手
陶山響選手
楠田遥希選手
関徳晴選手
榎本司選手がシュート
1-0に

平塚隼人選手
榎本司選手
柏村涼太選手
新堀翔選手
うまく入り込んでシュートを打つ
2-0に

平塚隼人選手
関徳晴選手
佐々木雄基選手

陶山響選手
楠田遥希選手
新堀翔選手

3-0に
柏村涼太選手
1対1の場面をつくられる
陶山響選手がシュートを止める
前半は3-0
後半へ

新堀翔選手
ステンパールカ大翔選手

佐々木雄基選手
陶山響選手
榎本司選手
奥田悠真選手
吉田志生選手
柏村涼太選手
橋本乃翔選手、メンディーサイモン友選手
吉田志生選手
メンディーサイモン友選手
橋本乃翔選手
榎本司選手
楠田遥希選手
ステンパールカ大翔選手がゴールへ迫る

吉田志生選手
橋本乃翔選手
メンディーサイモン友選手
3-0でタイムアップ
最後の試合を飾った
フロンターレからは新堀翔選手が大会優秀選手に選ばれた

 

 

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