早稲田大 – 国士舘大 / 関東大学サッカーリーグ1部第9節


6月9日は茨城県龍ケ崎市の龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールドへ。関東大学サッカーリーグは第9節を迎え、川崎フロンターレU-18で育った選手たちも、それぞれのチームでプレーを重ねています。

この日のたつのこフィールドは1部の2試合を開催。第1試合は、川崎フロンターレU-18出身のFW29岡田優希がキャプテンを務める早稲田大と、国士舘大が対戦しました。

【関東大学サッカーリーグ1部第9節 早稲田大 vs 国士舘大】
6月9日(土)午前11時半キックオフ 龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド 晴れ

1部への復帰1年目ながら、勝ち点19で首位を走る早稲田。先発はGK1小島亨介、DFは右から12小笠原学、23工藤泰平、3大桃海斗、20牧野潤、中盤の底にゲームキャプテンの13高岡大翼、その前に7金田拓海、8栗島健太、右に11相馬勇紀、左に14藤沢和也、FW15直江健太郎。岡田はベンチスタートに。

昨年は早稲田と2部で昇格争いを繰り広げ、2位で1部への復帰を果たした国士舘は、ここまで勝ち点4で12位と苦戦中。先発はGK21脇野敦至、DFは右から36中村駿、43大森圭一郎、35谷口栄斗、2飯野七聖、ボランチはキャプテンの8諸岡裕人、16谷村海那、右MF37澁谷雅也、左MF5山岸瑠、FW22松岡大智、14高橋利樹。

ところどころに白い雲こそ流れているものの厳しい日差しが照りつけるたつのこフィールド。スタンドでは、両チームのメンバー外の選手たちが盛んに声援を送るなか、試合は始まりました。

立ち上がり、ゴールに迫ったのは早稲田。パス交換から左サイドの高い位置へ上がった高橋がクロスを上げると、エリア内で栗島が反応。ボールはゴールの中へ入りそうになりますが、GK脇野が粘り強くかき出す素晴らしい対応を見せ、最後は大森がクリア。しのいでいきます。

早稲田はさらにフィードに反応した藤沢がエリア前に抜け出しますが、大森がうまく足を入れ、シュートには持ち込ませず。

なおも相馬が時折中盤に下り、パス交換から藤沢が左の高い位置へ仕掛けていくなど、早稲田がゴールへ向かっていく場面が続いていきます。

国士舘も6分に左サイドの澁谷にボールが渡り、澁谷のキープから飯野のクロスへとつなげますが、早稲田の戻りが速く、ブロック。

国士舘のコーナーキックをしのいだ早稲田は、9分、高岡の浮き球のパスにエリア左へ抜け出した直江がシュート。しかし、右へ。直後には高い位置でマイボールにした早稲田。金田がエリア内へ抜け出してシュート。しかし、脇野が防いでゴールとはならず。

直後には国士舘も右サイドのスローインをエリア前で高橋が受け、最後は澁谷がエリア外左からシュートを打つも枠はとらえられず。

早稲田は左に相馬、右に藤沢とポジションを入れ換え。藤沢がうまい位置取りでボールを受けて起点となり、サイドチェンジも交えながら攻勢に。相馬、牧野に高岡がかかわって左サイドのパス交換からエリア内へ迫ったり、工藤が右サイドの高い位置へ小笠原を走らせるなどしていきます。

国士舘も松岡がボールを受けに戻り、澁谷との連係から攻撃へとつなげていこうとしますが、早稲田は藤沢も自陣の深い位置まで戻り、前を向かせず。

早稲田は、さらに相馬が中央で前を向いてスルーパスを狙うなどしていきますが、国士舘もしっかり対応して、なかなかシュートには結び付かず。23分には、左サイドのパス交換から栗島がエリア内へパスを送ると、牧野が抜け出していきますが、大森がうまくボールを奪い取る好対応。

直後には国士舘も松岡がボールを受けて、左へ展開。飯野のクロスが右へ流れ、山岸のリターンを受けた中村が高い位置へ上がっていきますが、クロスは精度を欠いてシュートにはつながらず。

さらに早稲田がボールを持つ時間帯が続いていきますが、少し連係の合わないところも見られ、そこを国士舘も突いて、早稲田のゴールの前に迫る場面をつくっていきます。

31分には松岡から左サイドの高い位置でボールを受けた飯野がエリア内に鋭いボールを入れますが、早稲田はクリア。コーナーキックをしのいだ早稲田は、相馬が中央から縦へ仕掛けて、速攻へ持ち込もうとしますが、国士舘の諸岡が球際に強く、うまい寄せを見せ、エリアには近づかせず。

38分には人数をかけてゴールへ迫った早稲田。エリア左へ相馬が抜け出し、折り返すと最後は藤沢がシュートを打つもGK脇野の正面。

なおも早稲田は相馬が左サイドからエリア前に斜めに仕掛け、起点となり、右サイドに展開するなどしていきますが、最後のところで崩すことはできず。国士舘も、松岡がよくボールを受けに戻り、澁谷や飯野が高い位置へ上がるなどしていきますが、決定的な場面をつくることはできず。前半は0-0でタイムアップとなります。

後半、早稲田は高岡に代わり、29岡田優希がピッチへ。栗島が中盤の底に入り、岡田が金田とともに直江の下に入るような形でのスタートに。

立ち上がりには早稲田。エリア外左へ仕掛けた相馬がファールを受け、フリーキックを得ると、相馬の地を這うようなボールをエリア外正面で受けた栗島がシュートに持ち込むもブロック。さらに早稲田は小笠原が高い位置へ上がり、右サイドで岡田とのパス交換からエリア内へ進入しようとするなど、ゴールへ向かう動きを増やしていきます。

国士舘も諸岡の右サイドの裏を突くパスから中村がクロスを上げたり、高い位置で飯野がボールをカットしこちらもクロスを入れたりしていきますが、GK小島がしっかり対応。

5分には再び早稲田。左サイドで前を向いた相馬が浮き球のパスを入れると、エリア内右へ岡田が抜け出すもGK脇野が前に出てシュートは打たせず。

国士舘も、右サイドから斜めに動き出す山岸を狙い、谷口がフィードを入れるなどして揺さぶりに。谷村から右に展開し、山岸のリターンを受けた諸岡がパス交換からエリア内へ進入しようとするなど、こちらもゴールに向かっていき、諸岡が直江からうまくボールを奪おうとするなどして、流れを引き寄せようとしていきます。

早稲田は11分、直江に代わり、30梁賢柱が入り、岡田とともにFWに。直後の12分、早稲田がエリア前での国士舘のパス回しを狙っていくと、岡田がボールを奪い取り、エリア内へ。GK脇野もかわして、シュートを打つとボールはゴールの中へ。1-0。先制点は早稲田へ。

畳み掛ける早稲田、14分には左サイドの高い位置でスローインを得ると、相馬が入れたボールにうまくエリア前に抜け出したのは岡田。GK脇野がやや前へ出ているところを突いてループシュートを放つとこれも決まり、2-0。

15分にはまたも左サイドのスローインから。相馬のボールにエリア内でマイボールにした梁がGK脇野を引き付けて、エリア右へ。またも岡田がシュートを打つと、これもゴールネットを揺らして、3-0。岡田は3分間でハットトリックに。

国士舘はここで澁谷に代わり、27宮本英治。

早稲田はさらに岡田や梁が前から連動して、プレスをかけていき、左サイドの高い位置へ抜け出そうとしていく飯野に対しては、藤沢が自陣に戻って体を寄せていくなど、切り替えよく対応していきます。

19分には国士舘は大森に代わり、40山口晏侍がCBへ。20分には山口、谷口と縦へパスを続け、最後はエリア左へ高橋が抜け出すもシュートは小笠原が体を投げ出してブロック。

しのいだ早稲田は、梁が前で起点となり、右サイドの高い位置へ小笠原が上がっていったり、相馬がエリア内へ動き出す岡田を狙いスルーパスを出すなどしてさらにゴールをうかがいに。

24分には右サイドのスローインからエリア左へ相馬が抜け出すもシュートは脇野が反応。25分には国士舘の攻めを、牧野の守備からしのぐと、左サイドに流れた岡田が右へ再度を変え、右サイドの藤沢からのボールを、エリア正面で岡田が受け、シュートを打つも上に。さらに岡田が左サイドに相馬を走らせ、相馬がエリア内へ折り返すも、国士舘は谷口がクリア。

国士舘は28分中村に代わり、19野本考浩が入り、山岸が右SBへ。野本が中央へ積極的に入り、松岡に縦へボールをつけて、そこから飯野に展開し、サイドからの攻めで打開を図りに。しかし、早稲田はコンパクトに、しっかり守っていきます。

32分には相馬に代わり、24大西翔也が入り、左SB。牧野が左MFに。直後には、再び早稲田。エリア前で梁がボールをカットすると、脇野が前に出ているところを突いて放ったシュートが決まり、4-0。

早稲田はさらに大桃のフィードにエリア前に岡田が抜け出すなど、ゴールを狙いに。コーナーキックを得ると、岡田がショートコーナーからクロスを上げるなどし、高い位置で小笠原がボールをカットしエリア右へ抜け出した岡田がシュートを打つなど、貪欲にゴールを狙いにいきます。

国士舘も38分には高橋がエリア前でボールをおさめ、エリア外左で受けた谷村が、左サイドを駆け上がる宮本の動きをつかい、ミドルシュートで狙うも枠はとらえられず。さらに松岡が中盤に下り、エリア内の野本を狙いスルーパスを出すも、牧野がカット。

42分には国士舘、左サイドの飯野からサイドを変えて右へ。山岸がクロスを上げるも大桃がクリア。ロスタイムに入り、国士舘はサイドから飯野や野本が仕掛けてコーナーキックを得るなどしていきますが、早稲田は最後までクロスに対して、しっかり対応していき、試合はタイムアップ。4-0。早稲田が勝ち点を22まで伸ばすことになりました。

前半0-0 後半4-0 計4-0
得点:岡田優希3、梁賢柱(早稲田)

早稲田の先発:1小島亨介、12小笠原学、23工藤泰平、3大桃海斗、20牧野潤、13高岡大翼(c)、7金田拓海、8栗島健太、11相馬勇紀、14藤沢和也、15直江健太郎
交代:高岡→29岡田優希 直江→30梁賢柱 相馬→24大西翔也
控え:16笠原駿之介 22坂本寛之 25神山皓亮 19杉田将宏

国士舘の先発:21脇野敦至、36中村駿、43大森圭一郎、35谷口栄斗、2飯野七聖、8諸岡裕人(c)、16谷村海那、37澁谷雅也、5山岸瑠、22松岡大智、14高橋利樹
交代:大森→40山口晏侍 澁谷→27宮本英治 中村→19野本考浩
控え:30田代琉我 18中澤史伝 17加納澪 34梶谷政仁

これで岡田は今季通算8ゴールとなり、得点ランクのトップに。「ドライブ」というチームスローガンをかかげ、泥臭く謙虚に戦い、「前へ」進んでいこうとする早稲田を、引っ張る存在となっているように思えます。大学ラストのシーズン、どんな結果をチームとともに残していくのか、どれだけの得点を重ねていくのか、とても楽しみにしています。

(文中敬称略)

この日はベンチスタートとなった岡田優希選手
国士舘も早稲田も多くの選手がスタンドから声援を送った
早稲田の先発メンバー
国士舘の先発メンバー
セレッソ大阪U-18出身の松岡大智選手は国士舘の前線を担った
日大藤沢出身の工藤泰平選手は最後尾から早稲田を支えた

ともにゴールの前に迫るがネットを揺らせない前半に

ハーフタイムへ
後半へ向けて準備を進める岡田優希選手
キャプテンマークを巻きピッチへ
エリア内へ抜け出す岡田優希選手
GKもかわしてシュート

1-0に

さらにシュートを打つ岡田優希選手

2-0に

さらに決めてハットトリックに

相馬勇紀選手とのコンビネーションが光った

梁賢柱選手も決めて4-0
梁賢柱選手

コーナーキックのキッカーも担った岡田優希選手
4-0でタイムアップ

試合後、ヒーローインタビューを受けた岡田優希選手

 

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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