1月20日、時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンドで行われた川崎フロンターレU-18のジャパンユースプーマスーパーリーグ、東邦戦のあとは綾瀬スポーツ公園へ。日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権高学年の部のブロック大会は最終日。川崎フロンターレU-12は準決勝、GEO-X SPORTS FC戦を2-2、PK2-0で制し、決勝への進出を決め、中央大会の出場権を懸けて、FC東海岸との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権大会高学年の部ブロック大会決勝 vs FC東海岸】
1月20日(日)午後1時52分キックオフ 綾瀬スポーツ公園 晴れ 20分ハーフ 8人制
五年生でこの大会に臨んでいるフロンターレの先発は、GK19斎藤准也、最終ラインは右から20柏村涼太、25林駿佑、23陶山響、中盤は15関徳晴、14平塚隼人、前線には13新堀翔、27榎本司。
試合後には、カメラが不調になるほどの雨と寒さだった時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンドとは打って変わって、晴天に恵まれた綾瀬スポーツ公園。多くの両チームの選手の家族らが見つめるなか、試合は始まりました。
立ち上がり、先制点を挙げたのはFC東海岸。エリア外左、キャプテンの26がシュートを放つと、ゴールネットを揺らし、0-1に。
追いかける展開となったフロンターレでしたが、さらに追加点を狙うFC東海岸に対して、エリア内へ抜け出す26から、関がボールを奪い取るなどし、平塚や陶山が高い位置へ飛び出してゴールを狙いに。最終ラインの林も前線へ動き出す新堀を狙い、浮き球のパスを出すなどして揺さぶっていきます。
しかし、試合の流れは、コーナーキックを立て続けに得るなどして、再びFC東海岸へ。11分には左コーナーキック、26が右足でボールを入れると、10がニアで合わせるも左へ。さらに縦パスに27がエリア前に抜け出し、シュート。しかし、斎藤が前に出て、セーブ。
さらに高い位置でボールをカットしゴールに迫るFC東海岸。フロンターレは柏村や平塚が粘り強く寄せ、ゴールへは近づかせないものの、なかなか攻撃へはつなぐことができない場面が続いていきます。
すると17分、次の1点はFC東海岸へ。左コーナーキックのこぼれ球を、エリア正面で拾った6のミドルシュートが決まり、0-2。
フロンターレは榎本に代わり17楠田遥希が入り、前線は新堀、中盤は楠田、平塚、右に柏村、左に陶山、最終ラインは林、関に。
19分にはさらにFC東海岸、23が左サイドから仕掛け、エリア外左からミドルシュート。しかし、ここでも斎藤がセーブ。
前半は0-2でタイムアップとなります。
後半、林や関、平塚や楠田がボールに多く触れながら、左サイドの高い位置へ陶山が上がったり、柏村が右サイドで中央へ切れ込む動きを見せたりして、ゴールを目指していくフロンターレ。
4分には、柏村からエリア左にパスが出て、新堀が抜け出すもFC東海岸の寄せに遭い、シュートを打つことはできず。さらにフロンターレがボールを持つ時間は続き、5分には平塚の縦パスに、楠田がエリア内へ抜け出しますが、惜しくもシュートを打つには至らず。
すると再び、FC東海岸がゴールに迫り、コーナーキックを得る場面をつくり、5分には左コーナーキック、26が右足でボールを入れると、エリア右、29がニアを狙い、シュート。しかし、斎藤が好セーブ。
しのいだフロンターレでしたが、なかなかシュートまではいけず、FC東海岸の攻めに、守備で対応していく場面が続いていきます。
8分にはフロンターレは陶山に代わり24吉田志生が入り中盤へ。楠田が最終ライン、関が左へ。直後にはフロンターレ、左サイド、関からエリア前にパスが通ると平塚がターンでマークを振り切り、1対1に。しかし、FC東海岸の寄せが速く、GK1がボールをセーブ。シュートを打つことはできず。
ここぞというところでシュートまで持ち込むFC東海岸は、11分には23がエリア前左へ。しかし、シュートは斎藤が足で止めるすばらしいセーブ。好守で試合を引き締めていきます。
フロンターレは、斎藤も中央へ下りてきた吉田に縦へパスを入れるなどし、吉田からサイドに広げて高い位置へ出ていこうとしますが、FC東海岸の守備に遭い、なかなかエリアへは近づけず。それでもゴールへ迫るFC東海岸に対して、吉田がエリア内へ戻りカバーをしたり、シュートを楠田がブロックするなどして、しのいでいきます。
15分には新堀に代わり22ステンパールカ大翔が前線へ。
後ろからボールを回していこうとするFC東海岸に対して、ステンパーがGK1にプレスをかけ、そこからマイボールにし、右に展開。ステンパーがエリア外右から仕掛けていきますが、やはり東海岸の前になかなかシュートまでいけない場面が続いていきます。
それでも、追加点を目指すFC東海岸に、折り返しに合わせた26のシュートをブロックしたり、13のエリア正面でのミドルシュートを斎藤がセーブしたりするなど対峙していくフロンターレの選手たち。しかし、試合はタイムアップ。0-2。
フロンターレの日産カップはここで終わりました。それでも六年生たちが中心の年度最後の大会で重ねた経験は、新たなシーズンへ必ず生きるものになると思います。
2019年のシーズン、六年生として、多くの大会に臨んでいく選手たちのこれからをとても楽しみにしています。
前半0-2 後半0-0 計0-2
フロンターレの先発:19斎藤准也、20柏村涼太、25林駿佑、23陶山響、15関徳晴、14平塚隼人、13新堀翔、27榎本司
交代:榎本→17楠田遥希 陶山→24吉田志生 新堀→22ステンパールカ大翔
控え:18佐々木雄基
(文中敬称略)
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