1月20日は、時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンドへ。この日もジャパンユースプーマスーパーリーグがあり、前日の立正大淞南戦を2-1で終えた川崎フロンターレU-18は、2018年度の全国高校サッカー選手権大会の愛知県代表校、東邦との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 ジャパンユースプーマスーパーリーグ vs 東邦】
1月20日(日)午前9時57分キックオフ 雨 時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンド5 30分ハーフ
フロンターレの先発は、GK16安福祐一、最終ラインは右から20澤田泰大、15道間雄生、27神橋良汰、30岡崎玄、ボランチは32山内日向汰、25戸水利紀、右MF11有田恵人、左MF7中島大成、FW24鈴木大登、17宮本ディアウ勇守歩。
晴天の前日と打って変わって、この日の時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンドは富士山を隠すように雲が立ち込めるあいにくのお天気。冷たい雨が降り始めるなか、試合は始まりました。
立ち上がり、安福も加わり、道間や神橋、戸水や山内が多くボールに触れ、組み立てを図っていくフロンターレ。東邦の高い位置でのプレスをうまくかいくぐり、戸水や山内が中央でよく縦パスを入れ、攻撃へつなげていきます。
東邦もボールを奪って、サイドに展開。コーナーキックを得るなどしていきますが、エリア内で神橋や道間がしっかり対応。ボールをものにし、戸水が前線へ動き出す宮本を狙って浮き球のパスを入れるなど、揺さぶりに。有田や鈴木、中島も時には中央に寄ってマイボールにするなどし、いい距離感でプレーを重ねていきます。
フロンターレがボールを握るなかで、14分には東邦、18が左サイドから斜めにエリア前に仕掛けていくも、フロンターレは道間、神橋、山内が囲い込むようにして対応。そこから東邦の中盤の19が右に展開しますが、岡崎がすばやい寄せで縦へいかせず。
切り替えよく攻撃へ転じたフロンターレは、スローインを受けた中島がエリア内へ向かって仕掛けていったり、平田の縦パスを中央で宮本が受け、右サイドの高い位置へ飛び出した山内にボールを入れようとするなど、攻勢に。しかし、東邦の守備も堅く、なかなか決定的な場面には至らず。
それでも東邦がフロンターレのエリア近くへ迫る場面では、エリア外左からエリア内へ仕掛けていこうとする15に対しては、道間が厳しく寄せ、18が右から折り返したボールに対しては神橋がブロックするなど、こちらもしっかり対応していきます。
27分には東邦、右コーナーキック、24が左足でボールを入れると13が頭で合わせたボールはゴールへ向かいますが、戸水がクリア。さらに30分には、エリア外正面、19がミドルシュートを打つも安福がセーブ。前半は0-0でタイムアップとなります。
後半、フロンターレはGKが安福から33藤田航大、中島に代わり23常安澪、鈴木に代わり26平田流衣。宮本が右MF、常安が左MF、有田、平田が前線へ。
立ち上がり、東邦はサイドからの攻めに。右クロスを入れるもエリア内、神橋が対応。さらに右クロスを、エリア外左で拾った15がエリア内へ仕掛けていくも、フロンターレはコンパクトにしっかり守っていきます。
しのいだフロンターレは、4分には戸水の縦パスにエリア右に有田が抜け出すも東邦はクリア。さらに東邦の前線へのボールを、澤田が中へしぼってしっかりおさめるなどし、そこから縦へつけて山内、戸水が中央でうまく東邦の選手をはがし、ラインも高め、フロンターレは前へ。山内が左サイド、高い位置へ上がった岡崎へ展開し、中央を経由して右の澤田へボールがわたるなど、幅を使って揺さぶりに出ていきます。
すると6分、フロンターレは戸水が左サイドから中央へ。有田、エリア右、宮本へわたり、宮本が右足を振り抜くとボールはゴールの中へ。1-0。先制点はフロンターレへ。
さらに道間や神橋の間に戸水が下りるなどしてボールを動かしていくフロンターレ。東邦もボールをものにしてサイドからエリア内へボールを入れていきますが、フロンターレは常安がエリア内正面でボールをものにし、戸水につないで、今度は東邦のエリア前で、ボールを受けようとするなど、切り替えよく守備から攻撃へつなげていきます。
しかし、8分東邦はボールをものにすると、15がエリア正面へ抜け出し、シュート。これが決まり、1-1に。
直後にはフロンターレ、人をかけて前に出て、中央の戸水、山内とボールがわたり、山内がエリア右、宮本へパスを出そうとするも東邦の守備が阻み、シュートにはつながらず。
東邦も13分にはエリア外右、フリーキックを得ると、15が直接狙いますが、藤田がセーブ。
フロンターレは神橋がエリア外左へ動きだした岡崎を狙い、パスを出すなど、攻めにつながるようなプレーを続けていき、常安も中央に寄り、戸水や山内とかかわってボールをものにするなどしていきます。
20分には東邦、エリア外正面やや左でフリーキックを得ると、18が入れたボール、遠いサイドで13がこぼれ球を拾いますが、常安がカバー。しのいでいきます。
しかし、21分、東邦は右サイドから22がクロスを上げると、藤田がつかみきれずにボールはゴールの中へ。1-2。
フロンターレはここで山内に代わり5森璃太が入り右SB、澤田がボランチへ。
東邦は左サイドの高い位置でスローインを得ると、15がロングスローを入れ、そこから折り返しのボールをエリア前に入れていきますが、澤田が対応。神橋に戻し、後ろからボールを動かしに。GKの藤田も、左サイド、岡崎へ正確にボールをつけるなどしていきます。
25分には東邦、15が左サイドからエリアの前に。シュートは枠をとらえますが、藤田がセーブ。
フロンターレはポジションを移した澤田も、戸水とともにさかんに縦へボールをつけ、平田が宮本と入れ替わって右へ流れ、森も機を見て高い位置へ仕掛けるなどしてゴールを目指していきます。
27分にはパス交換からエリア外左へ仕掛けていった戸水がファールを受け、フリーキックに。岡崎が左足で入れたボール、道間が合わせますが、東邦の選手がクリア。右コーナーキックに。右から岡崎が入れたボール、遠いサイドで道間が合わせるもエリア内でフロンターレにファールがあり、シュートには至らず。
さらに29分には左サイド、常安が中央へ向かい、右に展開。有田、エリア外右、宮本へ渡り、宮本がエリア内に入れたボール、常安が反応しますが、GK35が阻み、決めることはできず。試合はタイムアップとなり、1-2。
いい形をつくったフロンターレでしたが、2戦目は勝利とはならず。それでも、攻守に流れをものにする場面も多くつくり、新たなシーズンへ向けての積み重ねが楽しみになる試合となりました。
前半0-0 後半1-2 計1-2
得点:宮本ディアウ勇守歩
フロンターレの先発:16安福祐一、20澤田泰大、15道間雄生、27神橋良汰、30岡崎玄、32山内日向汰、25戸水利紀、11有田恵人、7中島大成、24鈴木大登、17宮本ディアウ勇守歩
交代:安福→33藤田航大 中島→23常安澪 鈴木→26平田流衣 山内→5森璃太
(文中敬称略)
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