川崎ブレイブサンダースU15 – 鶴間中 / 神奈川県U15リーグ 第2期 グループF ゲーム2


快勝した神明中との第1試合から43-0と相手を寄せ付けなかった神明中との交流戦を挟み,この日の第2試合は大和市の鶴間中との一戦。屋外の快晴とは裏腹に,両チーム疲労感からか重い立ち上がりとなりました。

神奈川県U15リーグ Fグループ
川崎ブレイブサンダースU15 – 鶴間中
2019/02/23(土)13:15 横浜市立万騎が原中学校

川崎ブレイブサンダースU15のスターターは2 櫻井信之介,4 吉井界澄,6 依田弦,7 渡邊豪聖,21 岩城爽太。

1Q開始からまず攻勢に出たのは川崎ブレイブサンダースU15。7 渡邊のドライブをファウルで止められ獲得したフリースローでしたが2本とも決まらず。続いて第1試合で好調だった2 櫻井が3Pを放ちますがこれも落ちます。対する鶴間は10と9の積極的なペイント内での仕掛けからフリースローを得ると,9が確実に2本決めて先制を許します。
続いて4 吉井が3Pを落としますが,相手のファウルもあり櫻井がフリースローを獲得,1本目を決めてこの試合初得点とします。残り5:55,鶴間10に得点を決められると渡邊が1 on 1を制し対抗。対する鶴間は4がフローターを決めて加点。試合序盤は両チームとも我慢の展開となります。
残り4:36,川崎ブレイブサンダースU15は3 中尾優斗,23 佐藤琳太朗を投入し,早めの打開を図ります。佐藤のドライブはファウルで止められフリースローを獲得しますがこれは決まらず。続けて6 依田のオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスポイントを決めるも,直後に鶴間9の3Pが決まって5-9。櫻井が右からの1 on 1を制してレイアップを決め,中尾がステップバックからジャンパーを決め同点としますが,すぐに鶴間は10と9のコンビネーションからゴール下のシュート,ファストブレイクから10の得点を決めこのクオーターを9-13で終えます。

2Qは0 木戸琉斗,2 櫻井,3 中尾,20 三谷蓮斗,23 佐藤というメンバーでスタートします。
序盤,木戸のオフェンスリバウンド,佐藤のジャンプシュートやシュートブロックなどで攻勢に出ますが得点は決められず。対する鶴間は12のフリースローで得点を挙げると,更に12がペイント内でのうまいプレーからフリースローを獲得し,確実に点差を広げていきます。
残り4:35,渡邊,吉井を戻すと早速渡邊は右からのドライブを決めようやくこのクオーター初得点で11-16とします。更に渡邊のスティールから吉井のファストブレイクが決まって鶴間に詰め寄りますが,鶴間はすぐに10のファストブレイクで対抗。吉井がプルアップジャンパーで加点すると鶴間12のフリースロー。渡邊がアイソレーションからの1 on 1を決めれば鶴間6のファストブレイク,スコアは伸び始めましたが,差は縮まりません。
渡邊がミドルドライブからフローターを決めますが鶴間は再び6がジャンパーを沈めてこのクオーターを10-11(トータル19-24)で前半を終えます。

10分間という束の間の休息のあと,3Qがスタート。
川崎ブレイブサンダースU15はまず中尾がプルアップジャンパーを放つも外れますが,直後にミドルシュートを決めてこのクオーター先制。しかしここから3分間両チーム無得点と,重苦しい展開となります。鶴間6がジャンパーを決めたところで,残り4:55,再び中尾が3Pを決め2点差に迫ると,立て続けに中尾が3Pを沈めて逆転。流れを掴みます。
激しいディフェンスから相手にフリースローを与えてしまう場面もありましたが,依田がジャンプショットを決めて更に突き放します。鶴間は9がゴール下で奮闘しスコアを挙げますが,対する川崎ブレイブサンダースU15は佐藤のブロックなどでしのいでいきます。
後半最初のタイムアウトは残り2分ほどのところで鶴間。タイムアウト明け,渡邊が1 on 1からフローターを決めれば鶴間は12がセカンドチャンスからの得点をし競り合いに。鶴間7が3Pを決めて再逆転すれば,川崎ブレイブサンダースU15は櫻井のドライブで同点に。激しい競り合いの末,3Qを終えて33-33と互角の展開になりました。

4Qは岩城のゴール下,リバースレイアップで幕を開けると,この日第1試合から打ち続けるもなかなか決めきれなかった吉井が3Pを決め,鶴間を突き放します。更に吉井のジャンパー,岩城や佐藤のディフェンスリバウンドでチームを安定させると,残り5:10,岩城のミドルドライブが決まって42-33。この日最大のリードとなります。鶴間4のミドルドライブで2点を返されるも,再び岩城のベースラインドライブからのレイアップで応戦します。
しかしここから鶴間が猛攻を仕掛けます。残り3:20,12のユーロステップで7点差とすると,直後には5のミドルジャンパーで5点差。嫌なムードが漂う中,川崎ブレイブサンダースU15は櫻井が相手との接触で負傷。歩くことができずベンチへ下がります。
残り2分,鶴間は9がゴール下を決めて3点差まで詰め寄りました。川崎ブレイブサンダースU15は吉井がなんとかフローターを打ち対抗しますが,得点とはならず。コーチやベンチメンバー,観客の保護者から「ディフェンス!」という声が届いたのか,なんとか鶴間の追撃を振り切り44-41での勝利となりました。

序盤の重たい展開のなかディフェンスやリバウンドで耐え,3Qで流れを掴んで追いつき,4Qで突き放す。終盤は苦しい展開に持ち込まれましたが,うまくいかないときはディフェンスからというバスケットボールの鉄則,そして川崎ブレイブサンダースに脈々と受け継がれる信念を貫き通し,苦しんだ中で手にした1勝。
選手とそれを支えるコーチ陣,保護者までが一丸となって掴み取った,本当に価値ある1勝になりました。

この後おこなわれた鶴間との交流戦も33-15と勝利し,この日おこなわれた4試合すべてに勝利し一日を終えました。

1Q 9-13
2Q 10-11
3Q 14-9
4Q 11-8
Total 44-41

試合に臨む
激しいディフェンスから
三谷蓮斗選手
依田弦選手
簡単にはやらせない
櫻井信之介選手。無念の負傷交代
神谷海静選手
吉井界澄選手
佐藤琳太朗選手
渡邊豪聖選手

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