交流戦を含め4試合全てに勝利した前日の二俣川から久里浜へと会場を移した2日目。集合後に体調不良で離脱した選手,前日の試合で負傷した選手もありベンチを含めて8人で戦わなければならなくなったこの日。大野北,神明との交流戦に38-8,57-4と連勝したのち,本番に臨みました。
神奈川県U15リーグ Fグループ
川崎ブレイブサンダースU15 – 大野北中
2019/02/24(日)10:45 横須賀市立神明中学校
川崎ブレイブサンダースU15のスターターは4 吉井界澄,5 吉田健太,6 依田弦,14 渡邊豪聖,23 佐藤琳太朗。
試合開始直前,大野北は気持ちを高めるため校歌を歌い,それに呼応するかのようにハドルでの掛け声が大きくなる川崎ブレイブサンダースU15。試合はどちらもスコア上は素晴らしい立ち上がりになりました。
1Q開始直後,23 佐藤がジャンプショットを放ちますが決まらず。その後立て続けに5 吉田,23 佐藤がファウルをコールされます。しかし14 渡邊の3Pで先制すると大野北も6のレイアップで対抗します。渡邊が連続3Pを決めて流れに乗りたいところでしたが,6:00,佐藤が早くも2つ目のファウル。これで得たフリースローを大野北16が確実に2本決めます。ここで佐藤に代わって20 三谷をコートへ送り出します。
直後,吉田の鋭いパスからインサイドで三谷がうまいポストムーブからゴール下を決めます。大野北のフリースローを挟んで5:00,吉田も2つ目のファウルを犯し9 神谷海静と交代。ここがチャンスと見たか,大野北は早くも最初のタイムアウトを取ります。
大野北10がフリースローを確実に2本決めると,渡邊がフローターを沈めて対抗。大野北は10がプルアップジャンパーで加点して10-9と追いすがります。ファウルを受けた4 吉井がフリースロー2本決めてこの試合初得点を決めれば大野北はまたも10がファウルオンからのフリースローで加点。吉井が得意の3Pを決めれば大野北16がプルアップジャンパーを決め,更に大野北10がレイアップを決めたところに三谷がファウルを犯しバスケットカウント。ボーナススローは外れましたが,三谷もこれでファウルが2つ。
1Q終了間際,吉井がベースラインドライブからのレイアップを決めてチーム17得点目を挙げますが,直後に6 依田も2つ目のファウルとなります。これで得たフリースローを大野北16が1本決め,更にオフェンスリバウンドからの攻撃で16が3Pを決めて18得点。土壇場で17-18と逆転され,更にこのクオーターだけで2ファウルが4人と厳しい展開になり1Qを終えます。
2Qは佐藤が戻り,0 木戸琉斗が渡邊に代わって出場します。
開始早々,吉井がステップバック気味で3Pを決めて再逆転。しかし大野北は10のジャンプショット,11のゴール下で確実に加点しリードチェンジを繰り返します。このクオーター序盤はどちらもなかなか主導権が握れない中,5:34,川崎ブレイブサンダースU15は最初のタイムアウトを取ります。依田,神谷をコートに戻すと,吉井が早くもこの試合3本目となる3Pを決め流れを持っていかせません。
佐藤のスティール,吉田のリバウンド,渡邊のフローターなどもあり奮闘しますが,大野北のうまいディフェンスから得点を奪うことができず両チーム無得点で迎えた1:30,佐藤の3つ目のパーソナルファウルを挟んで大野北16がレイアップを決めて均衡を破ると,渡邊のファウルとなったこのプレーのボーナススローからのセカンドチャンスを大野北10に決められリードを広げられます。更に,依田が3つ目のファウルを犯すと大野北10がフリースローを1本決めて27得点。クオーター終了間際,渡邊も3つ目のファウルを犯し厳しい展開になり前半を終了します。
3Q,まずは渡邊が得意のドライブからレイアップを決めて先制します。すかさず大野北も16のゴール下で対抗。6:12,シュート体勢でファウルを受けた渡邊がフリースローを2本とも決めれば,大野北は16のゴール下を決め差は縮まらず。そしてこのシュートにファウルをしてしまった依田が4ファウル。バスケットカウントを決められ,さらにそのあと大野北6の3Pが決まり徐々に差が広がりはじめます。3:30,渡邊が3Pを決めて追いすがりますが,三谷が3つ目のファウル。大野北14がフリースローを決めると更に10がミドルドライブから得点を決めて8点差。加えてこのシュートに吉井がファウルをしてしまいバスケットカウント。ボーナススローを確実に決められ39得点。
対する川崎ブレイブサンダースU15は1:00,渡邊がベースラインドライブからスコアし32-39で3Qが終了となります。ファウルトラブルで厳しい展開になる中,このクオーター9得点の渡邊の奮闘でぎりぎりのラインで食らいつきます。
最終クオーター,まずは大野北。16がジャンプショットで得点を伸ばすと,6:00,11が3Pを決めて得点差が2桁に。川崎ブレイブサンダースU15 鎌田HCはタイムアウトを要求します。
タイムアウト明け,大野北11の3Pが再び決まりリードを広げられるも,渡邊のファウルオンからフリースローで加点。しかし大野北のディフェンスリバウンドからのファストブレイクで11に加点され点差は開いてきます。苦しい展開の中,ディフェンスからの奮起を図るも吉田が4つ目,吉井が3つ目のファウル。2:38,大野北16のイージーバスケットでこの日最大となる18点差とされます。
吉井の連続3Pで点差を戻すと,最後は再び吉井がミドルドライブを決めて41-54で試合終了。
残り時間を考えると非常に難しい得点差のなか,選手は誰ひとり下を向かずにプレーしました。ひとりのファウルアウトを出すこともなく,交流戦からほぼぶっ続けで3時間を戦い続けた8人の選手を誇りに感じた一日でした。
1Q 17-18
2Q 6-9
3Q 9-12
4Q 9-15
Total 41-54
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.