5月19日は等々力第一サッカー場へ。関東ユース(U-15)サッカーリーグは第10節。大宮アルディージャU-15戦を引き分けたあと、第9節の鹿島アントラーズノルテ戦を0-2で終えた川崎フロンターレU -15は、横浜F・マリノスジュニアユースとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU -15 関東ユース(U-15)サッカーリーグ第10節 vs 横浜F・マリノスジュニアユース】
5月19日(日)午後1時キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発は、GK1宮地健輔、最終ラインは右から20江原叡志、10高井幸大、3松長根悠仁、4オウイエ・ウイリアム、ボランチは8大瀧螢、32尾川丈、右MF戸田将、左MF29岡野一恭平、前線にはキャプテンの5浅岡飛夢、9五木田季晋。
マリノスの先発は、GK16渡辺快、最終ラインは右から2峯岸慧、15石井琉晟、3楠本爽、5小野寺蓮、中盤の底に6西尾悠翔、その前に13島田春人、11野瀬駿介、右に14岡井陶歩、左にキャプテンの松村晃助、前線には17内野航太郎。
午前中から汗ばむような日差しが差し込んでいたこの日の等々力付近。等々力第一サッカー場を取り囲むように、多くの両チームの選手の家族らが見守り、このあとにメトロポリタンリーグを控えたフロンターレU-15の二年生たちが声援を送るなか、試合は始まりました。
キックオフとともに、前線へ浮き球を入れていくフロンターレ。1分には中盤での競り合いから五木田がボールをものにし、パスを出すと浅岡が抜け出そうとしますが、マリノスの最終ラインの前にシュートにはつながらず。一方マリノスも、岡井が右サイドを仕掛けていきますが、尾川がうまく足を出し、エリア内へは近づかせず。
ともにゴール前に迫りながらも、守備での集中が上回る立ち上がりとなります。
マリノスは左サイドへ展開し、後ろからボールを回しつつ、攻めの機会をうかがいにいきますが、3分には戸田が右サイドでボールを奪い、エリア外右へパスを出すと、切れ込んだ江原がエリア内へスルーパス。こぼれ球に詰めた浅岡がシュートを打つも枠はとらえられず。
さらにラインを高くして高井の縦パスを呼び水に、江原が高い位置へ顔を出すなど、フロンターレはボールを回しながら、いい距離感でプレーを重ねていきます。
マリノスも、6分には島田がエリア外右で粘り、エリア内へ折り返すと、内野が迫るも高井がクリア。ここからマリノスがボールを動かす場面が続いていきますが、フロンターレは五木田が前からうまく厳しくプレスをかけにいき、前を向かせないように。
10分には、高井、中央によった岡野一と縦へ通り、岡野一がマリノスの最終ラインの間を突くようにスルーパスを出すと、五木田がエリア内へ抜け出しシュート。しかし、マリノスの好守が阻み、惜しくも決まらず。
12分にはマリノス、右サイドから左へサイドを変え、小野寺がクロスをエリア内へ上げると、エリア内でうまく内野がボールをおさめ、シュート。しかし、フロンターレも人をかけ、これを阻む好守。さらにエリア右でうまくボールを受けた内野がシュートを打つも左へ。
しのいだフロンターレは、直後には左サイドの高い位置へ五木田が流れ、リターンを受けた岡野一がエリア内へ。しかし、マリノスの守備も厳しく、シュートまでは至らず。
さらにフロンターレは、オウイエが左サイドの高い位置から中央へ仕掛ける姿勢を見せたり、戸田のパスに江原が高い位置からクロスを入れるなど、人をかけた攻めに。高井の縦パスを江原がさばいて、戸田がエリア外右からエリア内へスルーパスを送るなどしていきます。
ところが最初のゴールはマリノスへ。23分、左コーナーキック、小野寺がボールを入れると、ニアで内野が押し込み、0-1。フロンターレは追いかける展開に。
フロンターレも、29分には浅岡がファールを受け、フリーキックを得たところからセカンドボールを拾って、エリア前に五木田や浅岡が迫りますが、マリノスの守備も堅くシュートにはつながらず。五木田が時には自陣に戻り、ボールを奪うなど、距離感をコンパクトに保っていくフロンターレ。33分にはマリノス、内野がボールをおさめ、エリア右、野瀬がシュート。ニアをとらえますが、宮地がセーブ。こぼれ球に松村が迫りますが、高井がクリア。
浅岡がボランチ、尾川をトップ下にして、流れを引き寄せようとしていくフロンターレ。ところが、35分、マリノスは島田がエリア内でファールを受けてPKに。島田自らこれを決め、0-2。フロンターレは突き放されてしまいます。
たたみかけるマリノスは、36分には野瀬が右サイドからエリア左へ持ち込み、1対1に。ここは宮地が粘り強く前に出て、コースを消しシュートは左へ。
38分にはフロンターレ、浅岡、五木田と中央で回し、右へ。エリア外右へ持ち込んだ戸田がシュートを打つも枠外。直後にはマリノス、エリア外正面へ持ち込んだ松村がミドルシュート。クロスバーをたたいてこれは決まらず。前半は0-2でタイムアップとなります。
フロンターレは後半戸田に代わり15空閑俊汰。
立ち上がりから岡野一が中央に寄ってボールをものにするなどしていくと、2分には右サイドでの攻勢から浅岡がエリア右へ。角度のないところからシュートを打つも左へ。さらに浅岡が中央でファールを受け、リスタートからオウイエが左クロスを上げると、右へ流れたボールを江原が拾い、中央へ。大瀧や浅岡が迫り、細かくパスを回して迫るもシュートまでは至らず。
さらにオウイエからうまくエリア左で受けた大瀧が仕掛ていき、リターンを受けた尾川がファールを受け、エリア近くでのフリーキックに。浅岡が直接狙いますが、シュートは左へ。マリノスも直後にはエリア外左でファールを受け、フリーキックに。小野寺が左足で狙ったシュートはニアをとらえますが、宮地がセーブ。
宮地がすばやくボールを前に送ると、左サイド、オウイエへ。オウイエから受けた岡野一が中央へ仕掛ける姿勢を見せ、ボールをいったん後ろに。高井から右へ展開し、江原が高い位置へ。中央に戻して、尾川の浮き球に、五木田がエリア内へ抜け出そうとしますが、GK渡辺が阻んでシュートは打てず。
さらに左サイドに落ちた浅岡からオウイエとつながり、オウイエのパスに尾川がエリア左へ。縦へ仕掛けて折り返すも、惜しくも合わせることはできず。直後には空閑の縦パスに、五木田がエリア内へ。しかし、マリノスの寄せにシュートは打てず。
マリノスの内野のシュートを宮地がセーブするなど、芽を摘みながらゴールを目指すフロンターレ。18分には五木田が中央でボールを奪い、縦に。五木田の縦パスに岡野一がエリア正面へ。切り返しますが、ここでもマリノスが粘り強く阻んでシュートは打てず。
マリノスは、18分、岡井に代わり8細井楓。細井が中盤の前に入り、野瀬が右へ。
なおもサイドにうまく展開し攻めていくフロンターレ。20分には、オウイエのクロスに空閑がエリア内へ。中央へ戻して、浅岡が縦へボールを入れると大瀧がエリア左へ。しかし、ここでもマリノスの守備が粘り強く、シュートは打てず。
時にはオウイエが中央へしぼり、ボールをものにするなどしていくフロンターレ。23分には岡野一に代わり36岡崎寅太郎。岡崎が前線、五木田が左MFに。25分には左サイド、オウイエからエリア前、大瀧へ。大瀧のスルーパスに五木田が抜け出すもシュートは渡辺がセーブ。
マリノスは30分、野瀬と内野が下がり9野澤勇飛、24池田春汰。池田が左、松村が右、野澤が前線へ。
大瀧や浅岡、尾川が中央でよくボールをものにしていくフロンターレ。31分には浅岡が縦へ仕掛けたところから左に。エリア内へオウイエがクロスを上げるとら五木田、空閑、浅岡が飛び込むも触ることはできず。さらに松長根の縦パスをスイッチに、尾川、大瀧から左へ。オウイエの縦パスから五木田が左サイドで折り返すも、エリア内でボールはクリア。
マリノスのコーナーキックからの得点機を宮地のセーブでしのいでいくフロンターレ。36分には浅岡が再び前に、尾川がボランチに。岡崎が高い位置でボールを粘り強く追いかけ、コーナーキックを得るなどしていくと、38分にはオウイエがボールをカットし、受けた五木田が中央を仕掛けてミドルシュート。しかし、右へ。
マリノスも島田がエリア左へ持ち込んだり、松村のカットから野澤がエリア右でシュートを打つなどしていきますが、宮地がここでも好守を見せ、追加点は許さず。
しかし、試合はタイムアップとなり、0-2。ゴールネットを揺らすには至らず。
しかし、いいかたちもつくっていたことは必ず今後の試合につながるはず。攻守にちょっとしたところにもさらに各選手がこだわっていけば、結果にも表れることになると思います。
積み重ねたものが、実を結びますように。
前半0-2 後半0-0 計0-2
得点:内野航太郎、島田春人=PK(マリノス)
フロンターレの先発:1宮地健輔、20江原叡志、10高井幸大、3松長根悠仁、4オウイエ・ウイリアム、8大瀧螢、32尾川丈、戸田将、29岡野一恭平、5浅岡飛夢(c)、9五木田季晋
交代:戸田→15空閑俊汰 岡野一→36岡崎寅太郎
マリノスの先発:16渡辺快、2峯岸慧、15石井琉晟、3楠本爽、5小野寺蓮、6西尾悠翔、13島田春人、11野瀬駿介、14岡井陶歩、10松村晃助(c)、17内野航太郎
交代:岡井→8細井楓 内野→9野澤勇飛 野瀬→24池田春汰
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