6月29日は等々力補助競技場へ。かわしん杯ジュニアサッカー大会は3回戦に。大谷戸SCBとの2回戦を8-0で制した川崎フロンターレU-10は、さぎぬまGとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-10 かわしん杯ジュニアサッカー大会3回戦 vs さぎぬまG】
6月29日(土)午後0時55分キックオフ 等々力補助競技場 雨 8人制 15分ハーフ
フロンターレの先発は、GK1荒井隆成、最終ラインは右から6坂井暉絃、5今廣遥碧、9全天海、中盤は8山下凛太郎、右に7松田朋也、左に10藤間貴洋、前線には11オビオラ クリスティアン チノンソ龍。
朝から断続的に雨が降り続く等々力。多くの選手の家族らが見つめ、さぎぬまのメンバー外の選手たちがにぎやかにチャントを歌うなか、試合は始まりました。
立ち上がり、前に出てきたのはさぎぬま。左へ22が流れ、そのパスに正面へ11が抜け出そうとしていきますが、坂井がカバーし左コーナーキックに。10が入れたボール、遠いサイドに20が飛び込むもさわることはできず。
フロンターレは、藤間が高い位置のオビオラへ浮き球を入れたり、全がオビオラへ縦パスを入れたりしながらラインを高めていき、後ろで坂井や今廣、全らがさぎぬまの高い位置からのプレスをかわし、前にオビオラを走らせるようなボールを入れて、攻めにつなげようとしていきます。
しかし、さぎぬまのセカンドボールへの寄せが速くなかなか、エリア前には行くことはできず。それでもさぎぬまの24の右からの仕掛けに、今廣や藤間が囲い込むようにして対応し、カバーした坂井が左サイドへ流れたオビオラへつなげ、オビオラが仕掛けてコーナーキックを得て、守備から攻めにつなげていきます。
5分には右サイドの高い位置でオビオラがマイボールにし、中央へ切れ込んでいきますが、さぎぬまの守備も距離感よく、シュートまではつなげられず。
それでもフロンターレのエリア前での時間をつくっていくさぎぬまに対して、全が中へしぼりボールをものにし、そこから前へ持ち上がろうとしたり、坂井や山下、全がさぎぬまの前線の11を囲い込んでボールを奪い取るなど、集中して対応していきます。
10分には、ルーズボールをエリア外正面で11がうまくおさめ、縦へ仕掛けようとしていきますが、山下がエリア前に戻りカバー。さらに左サイドのスローインから攻めに出るさぎぬま、11、22とエリア前でつなげ、最後は走り込んだ24がミドルシュートを打つも上に。
13分にはさらにさぎぬま。左サイドのスローインから22が正面へ。しかし、今廣がカバーし、シュートは荒井がセーブ。さぎぬまの攻勢は続き、14分には左コーナーキック、10が右足で入れたボールは、直接ゴールを襲うも荒井がセーブ。そこから攻めにつなけたフロンターレは、坂井の縦パスをエリア外右で受けたオビオラがファールを受けて、フリーキックに。オビオラは直接狙うも枠はとらえられず。前半は0-0でタイムアップとなります。
後半今廣がうまくボールをカットし、オビオラに縦へつけ、オビオラがボールを粘り強くキープしラインを高めようとしていくフロンターレ。中央でボールをものした山下が左に展開。藤間につけて、全が追い越す動きを見せるなどしていきます。
一方のさぎぬまも、4が持ち上がり、高い位置へうまく流れた22につなげ、攻めに持ち込みに。フロンターレは今廣がうまくボールをものにしていくそこから前につなげる姿勢を見せ、荒井もキャッチしたところからオビオラにつながるようなボールを入れて、攻めにつなげようとしていきます。
しかし、5分先に試合を動かしたのはさぎぬま。エリア外左でファールを受けると、10が直接フリーキックを決めて、0-1。フロンターレは追いかける展開に。
さらに中盤の9も左サイドへ顔を出し、追加点を狙う姿勢を見せていくさぎぬま。フロンターレは今廣がカバーし、エリア内には近づかせず。コーナーキックもしのいで、7分には山下から左へ。藤間のパスをさぎぬまが処理しきれなかったところを突いて、オビオラがミドルシュートを打つもミートしきれず。
8分にはフロンターレは坂井に代わり3菅原啓太。最終ラインは右から松田、今廣、菅原、中盤は山下、右にオビオラ、左に藤間、前線には全。
さらにうまく間を突いて、攻めに出てこようとするさぎぬまに対して、今廣がカバーするなどしていくフロンターレ。10分には、今廣がボールをカットし左へ展開。藤間へつなげ、藤間からのパスに高い位置へ菅原が抜け出し、折り返すもGK31がセーブ。いいかたちをつくりましたが、シュートまではいけず。
さらに山下の浮き球に、全が高い位置へ動き出したり、松田がボールを持ち上がり、人をかけて攻めていこうとするフロンターレ。13分にはセンターライン付近でフリーキックに。山下が遠いサイドへボールを入れるもシュートまではいけず。
それでもファールを受けてさぎぬま陣内での時間をつくっていくフロンターレ。14分、セカンドボールを拾った松田が持ち上がり、正面の全へパスをつけると、さぎぬまの寄せに遭いながらもボールを粘り強くキープした全は、右へ展開。オビオラがエリア右へ。折り返したボールはブロックされ、右コーナーキックとなります。
キッカーの山下がエリア内へボールを入れると混戦となったところを最後は全が押し込み、1-1。フロンターレはついに追いつきます。
さらにファールを受け、山下のフリーキックからゴールを狙いにいくフロンターレ。しかし、試合はタイムアップとなり、PK戦へ。
双方まずは3人が蹴るPK戦を制したのはさぎぬま。1-3。フロンターレのかわしん杯は、3回戦で終わることになりました。
追いかける展開にも、最後までゴールを目指す姿勢を見せ続けて、ついに結実させたフロンターレの選手たち。かわしん杯がここで終わったことは残念ですが、ここからどんなチームになっていくのか、どんな選手になっていくのか、とても楽しみにしています。
前半0-0 後半1-1計1-1 PK1-3
得点:全天海
フロンターレの先発:1荒井隆成、6坂井暉絃、5今廣遥碧、9全天海、8山下凛太郎、7松田朋也、10藤間貴洋、11オビオラ クリスティアン チノンソ龍
交代:坂井→3菅原啓太
(文中敬称略)

































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