8月22日富士通スタジアム川崎で行われた全国高校サッカー選手権東京都1次予選決勝、日体大荏原vs青稜。日体大荏原は、川崎フロンターレU-15出身のGK鴨打賢哉選手、さらにU-15でGKを務めていた黒澤凌平選手の姿がありました。
アップ時やハーフタイムに、シュートを何度も受けるなどしながら出番に備えていたのは控えのGKに入った鴨打選手。一方の黒澤選手は、ベンチの横に立ち、ピッチのチームメートたちを鼓舞。日体大荏原が得点を重ねていっても、笛が鳴り、試合が終わるまで、チームの誰よりも声を絶やさずに手をたたくなどしながら指示。その姿はかつてGKとして最後尾からチームを支えていた姿を思い起こさせられるものがありました。
試合は5-0で日体大荏原が勝利し、2次予選への進出が決定。時にはGKもエリア外に出て、組み立てを図る日体大荏原のサッカーは、フロンターレのアカデミーで育った鴨打選手にも、きっと活躍の機会が訪れる。そう思わされるものもありました。
フロンターレとは違う道へ進んだ2選手。懸命に力を尽くし、チームに貢献するところを目の当たりにできたことはとても嬉しくなるもの。それぞれのこれからをとても楽しみにしています。
【全国高校サッカー選手権東京都1次予選決勝 日体大荏原 vs 青陵】
8月22日(木)午後11時58分キックオフ 富士通スタジアム川崎 晴れ
前半1-0 後半4-0 計5-0
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