12月29日日産追浜総合グラウンドで始まったF・マリノスカップ。グループリーグの初戦アントラーズつくばジュニア戦を5-0で制した川崎フロンターレU-10は、第2戦では浦和レッズと対戦しました。
【川崎フロンターレU-10 F・マリノスカップグループリーグ第2戦 vs 浦和レッズジュニア】
12月26日(木)午後3時キックオフ 日産追浜総合グラウンド くもり 15分ハーフ 8 人制
フロンターレの先発は、GK1荒井隆成、最終ラインは右から6坂井暉絃、5今廣遥碧、10藤間貴洋、中盤は8山下凛太郎、右に7松田朋也、左に9全天海、前線には11オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍。
第1戦と比べると、曇り空のなか、少し日がさした日産追浜総合グラウンド。フロンターレも浦和も多くの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がりから左サイドで藤間、全、オビオラがかかわり、浦和のゴールへ迫るのはフロンターレ。浦和も前線の42を起点にしようとしますが、フロンターレは今廣が藤間につながるように対応していき、マイボールにしていきます。
すると2分、フロンターレは中央の全のパスに、松田がエリア外右へ。ミドルシュートを放つと、ゴールネットを揺らして、1-0。フロンターレが先制します。
フロンターレは高い位置でプレスをかけていき、全のパスに正面へオビオラが迫るなど、浦和陣内へ。前線でうまく前を向く浦和の42に対しては、藤間と今廣が寄せにいくなどしていきます。3分には、浦和は右から35がクロスを入れていきますが、今廣が対応。左からさらに33がクロスを上げてきますが、荒井がキャッチ。
攻めに転じたフロンターレは、ボールが浦和に渡っても、すぐさま高い位置で取り返していきます。4分には、右サイドでボールを奪ったオビオラがエリア内へボールを送ると、全が走り込みますが、惜しくも触ることはできず。
さらに全が左サイドでボールを持ち、藤間がそれを追い越したり、山下が左サイドの高い位置へ展開し、全へつなげ、全から受けた藤間、高い位置へ再び上がるなど、攻めていきます。浦和が前に迫っても、今廣がカバーし、坂井につなげ、坂井が前に持ち上がり、左の藤間へ展開。さらにボールを持ち上がった坂井が、オビオラに縦につけるなど、最終ラインからも攻撃のスイッチを入れ、右サイドの松田が前を向くと、坂井が右サイド高い位置へ上がるなど、攻めに人をかけていきます。
すると、10分、フロンターレは藤間がエリア左へ。あまり角度のないところから、シュートを放つとこれが決まり、2-0。大きな追加点をものに。
今廣や坂井、ときにはエリア外に荒井が出て、左の藤間へつなげるなどしていくフロンターレ。松田が中央でマイボールにし、藤間がボールをかっとしたところから全へ預けて前に上がり、山下がエリア左、藤間を狙い縦パスを入れ、リターンを受けた全のパスにエリア内へオビオラが動き出すなどしていきます。
浦和の攻めに対してはコンパクトに、粘り強く守っていくフロンターレ。14分には、浦和はファールを受けてフリーキックを得ると、33が左足で入れたボール、遠いサイドに30が迫りますが触ることはできず。さらに42が仕掛けて迫るもフロンターレはしのいで前半はタイムアップ。2-0でハーフタイムへ。
後半立ち上がりにはフロンターレ、山下のパスに松田が右サイド高い位置へ。松田の正面へのボールに、オビオラが前を向きますが、浦和のGKが阻んでいきます。さらに1分には、オビオラから右へ展開。松田のクロスをGKが弾いたところ、正面へ詰めた藤間がシュートを打ちますが、上に。
浦和も前半と比べると、守備から攻めへの切り替えが速くなり、人をかけて前に迫りますが、松田がカバー。3分には、42から左へ展開。33がミドルシュートを打ちますが、荒井がセーブしていきます。
さらにうまく間で受けた35のパスに、左サイド高い位置へ42が流れ、攻めに持ち込もうとしていく浦和。フロンターレは粘り強く守り、藤間、全とつないで、全のパスにエリア左へ切り返して仕掛けたオビオラがシュートを打つなど、こちらも切り替えの良さを見せていきます。
5分にはさらにフロンターレ、今廣の縦パスをオビオラが中央で受け、オビオラのパスに、全がエリア左へ。しかし、浦和のGKも好守でこれを阻んでいきます。
フロンターレは山下の左サイドを突くパスに、全からコーナー付近で粘り強くボールを残すなどしていき、相手エリア近くでのプレーをさらに試みていきます。
8分には山下に代わり14中野大虎。8分には、正面で藤間がミドルシュートを打ちますが、浦和のGKがセーブ。直後には浦和、正面で切り返した32が枠をとらえたミドルシュートを打ちますが、荒井が反応。コーナーキックとなり、セカンドボールを拾った浦和は、正面やや左で30がシュートを打ちますが、荒井がセーブしていきます。
フロンターレはここで松田に代わり18土屋瑛大、坂井に代わり15川田朔太郎。直後には中央を中野が仕掛けていきますが、シュートは浦和がブロック。浦和も体を張り、守っていきます。
フロンターレはさらに交代、オビオラに代わり25新堀隼、藤間に代わり3菅原啓太。
浦和も前線の42がうまく前に持ち出しますが、今廣が厳しい寄せを見せ、中央の32に対しては新堀がプレスバックにいき、前に入れさせず。しのいでいきます。
フロンターレはさらに今廣に代わり2庄司瑛人。さらに全に代わり17狩野十和。13分には、正面やや左へ42が仕掛け、シュートを打ちますが、ここでも荒井がセーブ。
フロンターレは、ボールをカットした川田が中野へ預け、高い位置へ上がるなど、追加点を狙う姿勢も見せ、浦和がボールを持つ場面では新堀や望月が高い位置でプレスにいくなどしていきます。
14分には、ルーズボールに正面へ42が抜け出しそうになりますが、荒井が前に出てこれを阻む好守。試合はタイムアップとなり、2-0。フロンターレはグループリーグを2連勝としました。
前半2-0 後半0-0 計2-0
得点:松田朋也、藤間貴洋
フロンターレの先発:1荒井隆成、6坂井暉絃、5今廣遥碧、10藤間貴洋、8山下凛太郎、7松田朋也、9全天海、11オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍
交代:山下→14中野大虎 松田→18土屋瑛大 坂井→15川田朔太郎 オビオラ→25新堀隼 藤間→3菅原啓太 今廣→2庄司瑛人 全→17狩野十和
フロンターレはこのあとのバディーSC戦を4-2で勝利。グループリーグを3連勝、首位で終え、2日目の2次リーグに臨むことになりました。
(文中敬称略)
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