12月26日は日産追浜総合グラウンドへ。U-10年代を対象にしたF・マリノスカップが開幕し、川崎フロンターレU-10も試合に臨みました。
F・マリノスカップには、16チームが出場。横浜F・マリノスプライマリー追浜、コンサドーレ札幌、柏レイソル、FCパーシモンがAグループ、横浜F・マリノスプライマリー、ファナティコス、ヴァンフォーレ甲府、レジスタFCがBグループ、横浜F・マリノススペシャル、名古屋グランパス、江南南サッカー少年団、SCH FCがCグループ、フロンターレ、鹿島アントラーズつくば、浦和レッズ、バディーSCがDグループと4つに分かれて、初日にグループリーグを行い、順位に応じて4グループに分けられ、2日目に2次リーグ、3日目に順位を決定するトーナメントが行われます。
【川崎フロンターレU-10 F・マリノスカップグループ vs 鹿島アントラーズつくばジュニア】
12月26日(木)午後1時40分キックオフ 日産追浜総合グラウンド くもり 15分ハーフ 8人制
初戦の相手は鹿島アントラーズつくばジュニア。
フロンターレの先発は、GK1荒井隆成、最終ラインは右から6坂井暉絃、5今廣遥碧、10藤間貴洋、中盤は8山下凛太郎、右に7松田朋也、左に9全天海、前線には11オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍。
曇り空の日産追浜総合グラウンド。多くの選手の家族らがピッチ際で選手たちを見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、オビオラが左サイドの高い位置でうまく前を向き、起点になっていくフロンターレ。ラインを高く保ち、今廣が前に持ち上がり、左の全へつなげ、全から受けたオビオラがエリア左へ仕掛けるなどしていきます。
ボールがアントラーズつくばに渡っても、前から厳しくプレスをかけにいき、前にいかせず。中央で山下がボールを持つと、松田が中へ寄り、右サイドにオビオラを走らせ、ポジションも流れのなかで変えていきます。
5分には、オビオラに預けた藤間もエリア左へ仕掛ける姿勢を見せると、こぼれ球にエリア外左で詰めた山下がシュート。上にそれましたが、迫っていくと6分には、アントラーズつくばが前に入れようとしたボールを、今廣が山下につながるようにして対応。山下から左へ展開すると、全がエリア左へ持ち込み、シュート。ボールはゴールのなかへ。1-0。フロンターレが先制します。
フロンターレはさらに坂井が縦へ持ち上がり、右の松田へ。松田はエリア右へ向かい仕掛けていき、ニアをとらえたシュートを打ちますが、アントラーズつくばのGKが防ぎ右コーナーキックに。右から藤間が右足でボールを入れると、こぼれ球を拾った坂井がシュート。さらにエリア前で速く厳しいプレスでボールをものにすると、今廣のシュートがゴールネットを揺らして、2-0。フロンターレは突き放します。
アントラーズつくばの右サイドを突くパスに対して、藤間がカバーするなど、流れを渡さないフロンターレ。8分には中央を持ち上がった坂井から左へ。全のパスを受けた藤間が左から折り返しますが、GKがセーブ。さらにオビオラのボールキープから、再び藤間が左サイドの高い位置へ。折り返しますが、アントラーズつくばもよく守っていきます。
それでもアントラーズつくばの陣内でプレーを重ねていくフロンターレ。10分にはオビオラが高い位置で寄せて、左コーナーキックに。山下が右足で入れたボール、合わせたのは坂井。これが決まり、3-0。さらに追加点をものにしたのはフロンターレ。
アントラーズつくばは後ろからボールを回していこうとしますが、オビオラや全が連動して追い、前にはいかせず。うまく間で山下がボールを受け、右サイドを突くパスを出すと、松田がエリア外正面やや右からシュートを打つなど、決定的な場面をつくっていきます。
12分には、アントラーズつくばのエリア前に入ったボールを、荒井がキャッチし、すぐさま坂井、松田とつなげ、松田のパスにオビオラがエリア右へ。シュートは左へそれましたが、速い攻めで迫っていきます。
今廣や坂井がエリア前で厳しい守備を見せ、起点をつくらせず、そこから攻めにつなげていくフロンターレ。13分には、正面でボールを奪った松田がミドルシュート。これが決まり、4-0。さらにフロンターレがリード。
フロンターレはさらに正面で山下がボールをものに。15分には、エリア正面、オビオラがシュートを打ちますが、GKがセーブ。前半は4-0でタイムアップとなります。
後半も、高い位置で全がマイボールに。藤間が高い位置へ上がり、オビオラが中央へ向かい仕掛けていくなど、アントラーズつくば陣内で時間をつくるフロンターレ。藤間から山下を経由して、右の松田が仕掛けていくなど、両サイドを使って攻めていきます。
2分には、正面でマイボールにした藤間がシュートを打つも、GKがセーブ。
アントラーズつくばも縦へ仕掛ける姿勢を見せていきますが、藤間がカバー、今廣へつなげ、今廣がオビオラに縦につけて、右の松田へ展開。切り替えの良さを見せていきます。
4分には、今廣の縦パスをオビオラがおさめ、オビオラから中央で受けた山下が、左サイドを突くパスを出すと、藤間が切れ込んでシュートを打ちますが、GKがセーブ。
中央へ寄った松田にボールが入ると、坂井が追い越して右サイドの高い位置へ上がるなど、人をかけて前にいくフロンターレ。7分には、全から山下とつなげ、山下のパスにオビオラがエリア正面右へ。シュートを打つとこれが決まり、5-0。
フロンターレはここで、山下に代わり14中野大虎、坂井に代わり15川田朔太郎、今廣に代わり2庄司瑛人、藤間に代わり3菅原啓太。右サイドで川田からボールを受けた松田が縦へ仕掛け、うまく間で受けた中野も前に持ち出していきます。
フロンターレは全に代わり18土屋瑛大。中野や望月が囲い込んでマイボールにし、エリア左へ望月が迫るなどしていきます。
フロンターレは、荒井に代わり13長岐亮、松田に代わり28笹倉拓真。笹倉が最終ラインの右、川田がその前に。
フロンターレは、オビオラが高い位置へ仕掛け、左サイドで菅原が拾い、間で中野が受けたり、庄司の縦パスをオビオラがキープ。左サイドで土屋にボールが入ると、菅原が追い越す姿勢を見せ、アントラーズつくばのエリア前でさらに時間を重ねていきます。
10分にはオビオラに代わり24安達一平。11分には、左サイドの高い位置で菅原がボールをカット、正面の安達へ。安達が切り返してシュートを打ちますが右へ。
さらに望月がボールをカットし、正面の中野へ。中野がうまく切り返して、相手を外し、土屋へ。土屋の縦パスに正面で安達がシュートを打ちますがアントラーズつくばはブロック。
アントラーズも中央で4が前を向いて仕掛けていきますが、庄司がカバー。右に流れた安達へつなげ、追い越した川田へつなげていきます。
最終ラインでGKの長岐も加わり、ボールを回していくと、13分にはアントラーズつくばのプレスをかいくぐり、庄司から笹倉、笹倉から川田と右でつなぎ、川田が入れたボール、安達がシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
アントラーズつくばの4が高い位置でマイボールにしても、菅原と土屋が囲い込んでエリアへは近づかせず。守備でも最後までしっかりプレーを重ねたフロンターレ。試合は5-0でタイムアップ。フロンターレは初戦を勝利で飾りました。
前半4-0 後半1-0 計5-0
得点:全天海、今廣遥碧、坂井暉絃、松田朋也、オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍
フロンターレの先発:1荒井隆成、6坂井暉絃、5今廣遥碧、10藤間貴洋、8山下凛太郎、7松田朋也、9全天海、11オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍
交代:山下→14中野大虎 坂井→15川田朔太郎 今廣→2庄司瑛人 藤間→3菅原啓太 全→18土屋瑛大 荒井→13長岐亮 松田→28笹倉拓真 オビオラ→24安達一平
(文中敬称略)
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