6月23日は等々力運動広場へ。U-10年代の選手たちによって競われるかわしん杯ジュニアサッカー大会の決勝トーナメントが始まり、予選リーグを首位で終えた川崎フロンターレU-10は1回戦をシードされ、2回戦からの登場に。大谷戸SCBとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-10 かわしん杯ジュニアサッカー大会2回戦 vs 大谷戸SCB】
6月23日(日)午後0時27分キックオフ 等々力運動広場 くもり一時雨 15分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GK1荒井隆成、最終ラインは右から6坂井暉絃、5今廣遥碧、9全天海、中盤8山下凛太郎、右に7松田朋也、左に10藤間貴洋、前線には11オビオラ クリスティアン チノンソ龍。
朝から時折細かい雨が降り、少し肌寒さも感じる等々力。それでも多くの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がりから攻勢に出るフロンターレ。1分には山下のパスからオビオラが右サイド、高い位置へ。クロスのこぼれ球を松田が仕掛けてさらに右クロスを上げようとするも、大谷戸はブロック。
右コーナーキックになり、キッカーの藤間はショートコーナーを選択。高い位置でボールをものにして、右へ展開。オビオラが右サイドから仕掛け、ボールは正面へ。山下のスルーパスに抜け出した藤間が決めて、1-0。鮮やかな連係からフロンターレが先制します。
フロンターレは、後ろでボールを回しながら山下を経由して左サイドにボールをつけるなどし、今廣や坂井がボールを持ち上がりながらさらに攻めに。3分には坂井の縦パスに、エリア右へオビオラが抜け出すもシュートは上に。さらに5分には右サイドを松田が仕掛けて、いったん山下に預け、山下のパスに松田がエリア右へ。シュートを放つとこれが決まり、2-0。
藤間がサイドに開くだけではなく、中央へ切れ込む動きを見せ、パスを受けた全が左サイドの高い位置に仕掛けて、コーナーキックを得るなどしていくフロンターレ。7分には荒井からのパスを、左サイドに下りて受けた山下が中央へ持ち込み、スルーパスを出すとエリア右に松田が抜け出るもオフサイド。
さらに高い位置でうまく体を入れてボールをものにしていくフロンターレ。8分には山下がエリア前でボールを奪い、そのままエリア右へ。シュートを打つとボールはゴールの中へ。3-0。
直後には今廣のパスから、松田が右サイドを仕掛け、折り返すと藤間がエリア内へ飛び込むも惜しくも触れず。さらに9分、正面でまたも山下がマイボールにし、エリア右へパスを送るとオビオラのシュートが決まり、4-0。
さらにたたみかけるフロンターレ。中央を山下が仕掛けて、エリア左、藤間にパスを通したり、坂井がボールを持ち上がり、縦パスからオビオラがシュートを打つなどしていくと、10分にはオビオラがエリア右へ。シュートを放つとこれが決まり、5-0。
緩まずゴールをおびやかしていくフロンターレ。中央の藤間から右に展開し、松田から受けた坂井がそのままエリア右に仕掛けるなど、位置も入れ替えながら攻めていきます。
12分には、坂井のスルーパスに、松田がエリア外右へ。折り返したボール、エリア右でオビオラがシュートを放つとこれも決まり、6-0。
ここでフロンターレは、藤間に代わり3菅原啓太。なおもラインを高め、うまい持ち出しで迫るのはフロンターレ。13分には全のスルーパスに、菅原が高い位置へ。折り返しに、オビオラがシュートを打つも左へ。さらに高い位置で菅原がボールをカットしエリア内へ。GKが阻み、右コーナーキックに。山下がボールを入れるとニアで拾った坂井のシュートが決まり、7-0。
さらに15分には全が中央へしぼり、マイボールにして右へ。坂井が上がり、リターンを受けた山下から再び右へ展開。松田のクロスに菅原が飛び込むも惜しくも触れず。さらに細かいパス回しからオビオラがエリア内へ抜け出すもGKがセーブ。前半は7-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは、GK荒井、最終ラインは右から坂井、2庄司瑛人、菅原、中盤は14中野大虎、右に松田、左に藤間、前線には全。
立ち上がりには坂井が中央を持ち上がり、エリア右にパスを送るとあまり角度のないところから放った松田のシュートはクロスバーへ。さらにセカンドボールを拾った庄司が左サイドに上がり、リターンを受けた中野がスルーパスを送るとエリア内へ全が抜け出すもオフサイド。3分には、左サイド、菅原から中央の坂井へ。坂井の縦パスにエリア正面へ中野が抜け出し、シュートを打つも右へ。
ラインを高め、前からうまく厳しい寄せでボールをものにしていくフロンターレ。4分には、藤間がうまく体を入れ、マイボールに。ボールを受けた坂井が持ち上がり、ミドルシュートを打つもGKがセーブ。さらにフロンターレは、藤間が左サイドから斜めにエリアに向かい仕掛けたり、松田も右サイドから中央へ持ち込むなどし、中盤の中野も寄せられながらもうまくボールをキープし、自分たちで回す時間をつくっていきます。
6分には中野から左へ。藤間に渡ると、正面でこぼれ球を拾った坂井がミドルシュート。これが決まり、8-0。さらに庄司の縦パスを全がおさめ、左へ。藤間のパスにエリア内へ、全が抜け出すもシュートはGKがセーブ。9分には坂井、中野、全と中央でつながり、全のリターンを受けた中野から左へ。藤間の折り返し、松田が合わすも右へ。
フロンターレはここで坂井、全、松田が下がり、山下、今廣、オビオラが再びピッチへ。最終ラインは右から山下、庄司、菅原、中盤は今廣、右にオビオラ、左に藤間、前線には中野となります。
オビオラが右から仕掛け、中央の今廣を経由して左に展開し、菅原が折り返したり、山下が右サイドでボールをうまく動かし、庄司に預け、庄司のパスに藤間が左サイドを上がったりするなど幅を使い攻めていくフロンターレ。
13分には、中野が正面でボールをキープし、スルーパスに菅原がエリア左へ。シュートはGKの好守に阻まれるも、得点機をつくっていきます。浮き球をエリア前にうまく入れ、起点をつくろうとする大谷戸。しかし、フロンターレは荒井がエリア外へ飛び出しつながるようなかたちで対応。攻めに転じると、14分にはオビオラがエリア右へ仕掛けてシュート。しかし、右へ。
さらに庄司が高い位置へ仕掛けて、左コーナーキックに。山下が入れたボールのこぼれ球を拾った今廣がシュートを打つも右へ。試合はここでタイムアップとなり、8-0。最後までゴールへ向かう姿勢を見せ続けたフロンターレ。攻守にいい試合運びを見せて、勝ち上がりを決めました。
前半7-0 後半1-0 計8-0
得点:藤間貴洋、松田朋也、山下凛太郎、オビオラ クリスティアン チノンソ龍3、坂井暉絃2
メンバー:1荒井隆成、6坂井暉絃、5今廣遥碧、9全天海、8山下凛太郎、7松田朋也、10藤間貴洋、11オビオラ クリスティアン チノンソ龍
交代:藤間→3菅原啓太 山下→14中野大虎 今廣→2庄司瑛人 オビオラ→藤間 坂井→山下 松田→オビオラ 全→今廣
(文中敬称略)
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