12月29日,B1リーグ第15節2日目,Exciting CHARGE Day と銘打たれたトップチームの滋賀レイクスターズ戦の前座エキシビジョンマッチとして,U15川崎ブレイブサンダースは同じく川崎市を拠点に活動するgratusとの一戦をおこないました。今季のU15川崎ブレイブサンダースは公式戦で2度gratusと対戦しており,戦績は1勝1敗の五分。両チーム勝ち越しをかけた戦いとなりました。
Exciting CHARGE Day エキシビジョンマッチ
U15川崎ブレイブサンダース – gratus
2019/12/29(日)13:15 とどろきアリーナ
U15川崎ブレイブサンダースの先発はキャプテン4 吉井界澄,5 三谷蓮斗,8 中尾優斗,12 小泉駿之介,14 藤原弘聖。すべて3年生でのスターティング5となりました。
双方硬い展開で始まった試合,まず仕掛けたのは川崎。7:10に4 吉井界澄が3ptを放つもこれは外れ先制とはならず。
対してgratusは10がドライブで仕掛けると川崎のファウルを誘いフリースローを獲得。これを1本決めて先制。0-1。
更に6:10,gratus 0のドライブは決まりませんがセカンドチャンスから17がゴール下からのシュートを決めて0-3。リードを広げます。ここで川崎は8 中尾に代えて10 小川魁斗を投入。
川崎は8 中尾優斗がミドルジャンパーを狙いますがこれは決まらず。
5:21,川崎は12 小泉駿之介がドライブを仕掛けるとこれに対してgratusのファウル。フリースローを獲得すると1本目は外れますが息を整え2本目を決め,川崎のこの試合初得点をあげます。1-3。
しかしここから硬さのとれたgratusの猛攻が始まります。まずは4:35,21がドライブからのレイアップを決めきると,4:05には同じく21のフローターで1-7。更に3:43にはgratus 6がファストブレイクからレイアップを決め1-9。
ここで川崎はたまらずタイムアウトを要求。ブレイクを入れて落ち着きを取り戻そうとします。
しかしタイムアウト明けも流れはgratus。6のファストブレイクから1-11とします。
川崎はここで5 三谷蓮斗,12 小泉に代わって9 佐藤琳太朗,16 増田剛斗を投入。打開を図ります。
2:00,gratus 0のドライブにゴール下で6が合わせ難なくシュートを決めると,1:42には6が単独でドライブを決め1-15。更にこのドライブにファウルがありバスケットカウント。ボーナススローも決め1-16。更に点差を広げていきます。
1:21,川崎は8 中尾に代えて18 水品皓暉を投入。
gratusは6がミドルジャンパーを沈めると1分を揃ったところで1がファストブレイクからレイアップ。1-20と大量のリードを与えてしまいます。
7.5秒,川崎は10 小川がミドルドライブを決めきるとこれにファウル。バスケットカウントとなりボーナススローも決め4-20として怒涛の第1クォーターを終えました。
第2クォーターはまずgratus。17がこの日両チームを通じて最初の3ptを決めます。
対する川崎は6:45,13 熊谷智紀がフローターを決めると,その直後のトランジションで18 水品がスティール。速攻から10 小川がミドルジャンパーを決めきり8-23。スコアを伸ばします。
5:15,川崎は12 小泉がフローターを狙いますが決めきれず。しかし直後に13 熊谷がスティールからファストブレイク。レイアップを決め10-23。追い上げます。
更に川崎は4:25,18 水品のミドルドライブで12-23とすると,再び13 熊谷のスティールからファストブレイク。これはgratusにファウルで止められますがフリースローを得ます。1本目を決め13-23。
対するgratusは3:10,0がゴール下を決めると立て続けに23が3ptを決め13-28,更に23がゴール下を決め13-30と再度突き離されます。
1:53,川崎は6 岩城爽太がゴール下でファウルを受けフリースローを獲得。2本目を決めて14-30。岩城はこの試合初得点となります。立て続けに15 大津光合がミドルジャンパーを沈めて16-30。
しかしここからgratusが力を発揮します。0から6のゴール下での合わせで得点を上げると,6のミドルジャンパーで16-34。
34.7秒,15 大津がファウルを受けフリースロー。2本目を決め17-34で前半を終えました。
第3クォーターは両チーム点の取り合いで始まります。
gratus 21がドライブからレイアップを決めれば川崎は15 大津がフローターでお返し。12 小泉がドライブでファウルを受けフリースローを1本決めればgratusは26がミドルジャンパー。更に川崎は16 増田がドライブを決め22-38。互いに譲らず点を取り合います。
5:12,gratus 0の3ptが決まって22-43となると,5:01には川崎11 山口朝陽がドライブで受けたファウルによってフリースローを獲得。これを確実に2本決め24-41。しかしgratusも11がゴール下をねじ込み一歩も引きません。
4:07,川崎はセカンドチャンスから12 小泉がゴール下を決めれば,gratusは速攻から17がゴール下を決めきり26-49。川崎は4 吉井がスティールからフローターを狙いますがこれは決めきれず。更に3:15,川崎7 松本太希の力強いリバウンドからセカンドチャンスを狙いますが決めきれず。
続けて川崎は2:45,4 吉井がミドルジャンパーを決めて28-45とします。更にこのトランジションからのディフェンスで足を止めずgratusの24秒バイオレーションを誘発します。
それでも1:48,gratusは17がドライブを決めスコアを伸ばすと,川崎は10 小川がミドルジャンパーを決めて対抗。しかしすぐにgratus 17がドライブでスコアを返します。
40秒,川崎は10 小川がドライブを決めきり32-49とすると,gratusは7がフローターで返しこのクォーターのタイムアップ。32-51。互いに点を取り合う激しい時間帯となった。
最終の第4クォーター,まず仕掛けたのはgratus。0のゴールめがけたロングパスを空中でキャッチしたのは1。そのままボードを使ってゴールを射抜きアリウープを完成。観客の度肝を抜くプレーでした。
更にgratusは0のファストブレイク,23の3ptと続けて32-58と川崎を引き離しにかかります。
対する川崎は慌てず,6:26に14 藤原弘聖がバックステップからミドルジャンパーを沈めると,8 中尾,7 松本が連続でゴール下を決め38-58。盛り返します。
5:08,8 中尾がゴール下でファウルを受けフリースローを獲得。中尾は2本とも決めきり40-58。しかしgratusは18がレイアップで難なく得点。
4:20,川崎はゴール下のセカンドチャンスから7 松本が決めれば,gratusは21がスティールからゴール下を決め42-62。なかなか点差は縮まりません。
川崎は3:14,10 小川が1 on 1を制してドライブを決め44-62。更にこれにファウルがあったとしてバスケットカウント。ボーナススローも決め45-62。対するgratusも14がフリースローを1本決め45-63。
2:50,川崎8 中尾がミドルドライブを決めると,続けざまに18 水品がドライブから急激にストップしプルアップジャンパーを決め49-63とします。
更に8 中尾のブロックからのチャンスで10 小川がファストブレイクからレイアップを決め51-63とし急激に点差を縮めます。
gratusにファストブレイクを連続で決められ押し返されますが,55秒,再び川崎10 小川がゴール下からのシュートを決め53-69。しかしgratus 0にミドルジャンパーを決められるも,川崎はオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスで三度10 小川が決めきり55-69。
少しでも点差を縮めたい川崎は5.0秒,8 中尾のブロックで最後の攻撃に臨みますがこれは決めきれずタイムアップ。
第1クォーターの硬すぎた立ち上がりから力を発揮した第2・3クォーター。そして怒涛の追い上げを図った最終クォーターへと,尻上がりで調子を上げたU15川崎ブレイブサンダース。うまく行かない立ち上がりから,試合を通して修正できたのは好材料となりました。同じ中学校に通う選手も多くいるgratusとこういった大舞台で対戦できたのも良い経験になったことと思います。
U15川崎ブレイブサンダースは年明け2020年1月6日〜8日,愛知県豊田市のスカイホール豊田にて B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2020 に臨みます。この日の経験を活かし,強い相手にも対応していけるよう強い気持ちをもって試合に臨んでもらいたいと思います。
1Q 4-20
2Q 13-14
3Q 15-17
4Q 23-18
合計 55-69
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