9月6日、等々力第一サッカー場では、川崎フロンターレU-15の2年生たちの公式戦、メトロポリタンリーグが行われました。
対戦相手は同じ神奈川県下を本拠とするTOKYU S Reyes FC(レイエス)。残念ながら後半15分すぎに、雨と雷のため中断となり、そのまま中止となってしまいましたが、それまでについてを記していきます。
なお、この記事は、前週の関東ユース(U-15)サッカーリーグ、メトロポリタンリーグと同様に、社会的な距離、ソーシャル・ディスタンスを保った上でメモや写真をとった上で書かせていただいています。
【川崎フロンターレU-15 メトロポリタンリーグ vs TOKYU S Reyes FC】
9月6日(日)午後6時10分キックオフ 等々力第一サッカー場 くもりのち雨 35分ハーフ
フロンターレの先発は、GK51石山アレックス、最終ラインは右から7柏村涼太、23山中大輝、24岩坪瑛太、26荒井颯太、ボランチは32齊名優太、30矢越幹都、右MF31知久陽輝、左MF38児玉昌太郎、前線には41八田秀斗、39坂本錠。
フロンターレU-13所属の柏村は前週の横浜F・マリノス追浜ジュニアユース戦に続いての先発。また、途中出場だった坂本がスターティングメンバーに名前をつらねました。
日が暮れてすっかり辺りは暗くなりつつある等々力第一サッカー場。立ち上がりからゴールへ迫るのはレイエス。右サイドに展開し、5伊藤壮喬がシュートを打ちますが、石山がセーブ。さらに12川島琉綺が右サイドを仕掛けていきますが、フロンターレは粘り強く守りゴールキックに。
しのいだフロンターレは、ラインを高く保ち、コンパクトにしてくるレイエスに対し、坂本もプレスバックにいくなどして対応。マイボールの時間帯を少しずつつくっていくと、7分には、中央の齊名がゴールへ向かう浮き球を入れていきます。雨水が少し残った等々力第一サッカー場。レイエスが処理に少し手間取ったところを突いてボールを奪ったのは坂本。そのままシュートを打つとこれが決まり、1-0。先制点はフロンターレへ。
直後には、レイエスが右サイドに展開。エリア外右からミドルシュートを打つと、ゴール右をとらえますが、石山がセーブ。さらに15石山桜雅がうまく左サイドの高い位置へ仕掛け、コーナーキックを得ると、左コーナーキックは6井上愛簾、右コーナーキックは10笠原徳馬と立て続けに精度の良いボールを入れていきますがフロンターレはしのいでいきます。
フロンターレも八田がボールをおさめ、左へ展開。児玉や荒井が駆け上がっていきますが、距離感よく囲い込むようにして奪いにくるレイエスの前になかなかゴールへ近づくことはできず。追いかけるレイエスがボールを預けてからどんどん前に出てきて、フロンターレは守勢に。
15分には、レイエス、井上がエリア外左へ。うまく前を向くと、ニアをとらえたシュートを打ちますが、石山がセーブ。さらに左サイドでのパス交換からエリア左へ伊藤が抜け出しそうになりますが、ここでもまた石山が飛び出し、これを阻む好守。
19分に取られた飲水タイム明けも、レイエスがフロンターレ陣内でプレーを重ねる展開に。伊藤から受けた井上が左サイドからクロスを上げるなどしていきますが、フロンターレもコンパクトに。荒井が絞ってエリア内で対応し、しのいでいきます。、
フロンターレも26分には、児玉のパスに左サイドの高い位置へ、坂本が仕掛けようやく、レイエスのゴール前に。いったん荒井に戻して、中央の齊名に預け、左からの攻めにつなげようとしていきますが、シュートには行くことはできず。
直後にはレイエス、伊藤のスルーパスに、川島が正面へ抜け出そうとしますが、フロンターレも最後のところで、シュートは打たせず。
フロンターレも、28分には、左サイドに開いた荒井が入れたボールを坂本がおさめ、中央で受けた矢越から右の知久へ。知久は駆け上がった柏村へつなげようとしていきますが、ここもシュートまではいけず。それでも、幅を使いながら前に出られるようになっていきます。
32分には、再びレイエス、左サイドの高い位置で受けた伊藤がエリア左へ向かい仕掛けていきますが、山中がクリア。粘り強さをここでも見せていきます。
前半終了間際には八田がおさめ、左サイドの児玉へつなげたり、齊名や矢越もボールに触れる時間を増やしていきますが、決定的な場面をつくるには至らず。タイムアップとなり、1-0。フロンターレがリードしてハーフタイムへ。
ハーフタイム明けも、立ち上がりはレイエス、左サイドから速い、人数をかけた攻めで迫りますが、山中が足を伸ばして、これを阻む好守。さらに右サイドでボールをカットした3荒井咲斗が高い位置へ。折り返そうとしますが、荒井がブロックし、右コーナーキックに。コーナーキック、キッカーの井上が自ら拾い、クロスを入れると、遠いサイドで2青谷舜が合わせますが、左へそれていきます。
6分にはさらにフロンターレのバッグパスをレイエスが奪い、シュートを打ちますが、石山がセーブ。
フロンターレも7分には、坂本のプレスバックからマイボールにすると、矢越がサイドを左へ変え、荒井、児玉が仕掛けていきますが、シュートまではいけず。
さらに八田が下がり目で体をうまく入れ、マイボールに。齊名から右サイドの高い位置へ動き出す柏村へパスが通るなどしていきます。15分にはエリア外正面やや右でレイエスがフリーキックを得ると、エリア内で混戦になりますが、石山が最後はセーブ。
試合はこの直後に雨足が激しくなり、雷鳴も聞こえたために中断。そのまま、中止となりました。
この日は先制点はとったものの、その後はレイエスが押し込む流れに。そんななかでも失点せず、最後のところで守っていったことはこれからにつながると思います。あとは守備から攻撃へ、どう移っていくのかを突き詰め、自陣でもボールをうまく動かせるようになっていければ、きっともっともっといい試合ができるのでは、と感じさせられました。
この試合の取り扱いがどうなるのか、まだ分かりませんが、再戦となったときに、さらにいいプレーを重ねていければいいな、と思います。
前半1-0 後半16分中断
得点:坂本錠
フロンターレの先発:51石山アレックス、最終ラインは右から7柏村涼太、23山中大輝、24岩坪瑛太、26荒井颯太、32齊名優太、30矢越幹都、31知久陽輝、38児玉昌太郎、41八田秀斗、39坂本錠
(文中敬称略)
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