川崎フロンターレが鹿島アントラーズとのアウェーゲームに臨んだ11月14日、川崎フロンターレU-12の5年生たちは、等々力第一サッカー場で、川崎ケーブルテレビ杯新人戦の予選に臨みました。
川崎市サッカー協会主催のこの大会は、11月1日から来年1月9日まで地区予選を開催。1月16日から2月16日まで中央大会が行われます。
フロンターレは、11月3日、平間FCに26-0、新城SCには16-0で勝利し、ここまで2戦2勝という戦績。
なお、この記事はフロンターレに取材を依頼、マスクをつけ、距離に気を配ったうえで写真やメモをとり、書かせていただいています。
【川崎フロンターレU-12 川崎ケーブルテレビ杯新人戦地区予選 vs AC等々力】
11月14日(土)午前10時26分キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 15分ハーフ 8人制
初戦の対戦相手は、AC等々力。
フロンターレの先発は、GK21荒井隆成、最終ラインは29笹倉拓真、17今廣遥碧、中盤は28 土屋瑛太、25山下凛太郎、右に23松田朋也、左に27菅原啓太、前線には18オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍。
好天に恵まれ、あたたかな陽気の等々力第一サッカー場。キックオフからフロンターレは後ろでボールを回しラインを高め、オビオラが左に流れるなどしてゴールの前に。
1分にはスローインからエリア左へ仕掛けたオビオラがシュート、等々力のGKが阻んだものの、いいかたちで試合に入っていきます。
フロンターレは等々力が前に入れていこうとするボールに対しては、今廣がよみよくカット。そのまま持ち上がり、攻めにつなげていくと、2分には開いた笹倉が左にサイドを変え、オビオラへ。オビオラから中央の山下へつながり、山下は縦に仕掛け、シュート。を打ちますがこれは右へ。
3分には縦パスを今廣がカット。そのパスに正面へ抜け出したオビオラが、切り返してシュートを打ちますが、上に。
左サイドに展開しカウンターに持ち込もうとする等々力に対して、松田のカバーでそれをさせず、再び自分たちでボールを回していく時間をつくるフロンターレ。中央では土屋がボールをカット、すぐさま左の菅原へつなげ、攻めに持ち込んでいきます。
6分には、山下のスルーパスに菅原がエリア左へ。シュートはGKがセーブし、右コーナーキックに。等々力はコーナーキックをしのぐも、左サイドの高い位置でスローインを得たフロンターレ。7分、オビオラが仕掛け、その折り返しに正面で松田がシュートを打つと、これが決まり、1-0。フロンターレが先制します。
直後にもフロンターレ、今廣から左へ展開。菅原がクロスを上げると、GKはクリア。セカンドボールを拾ったフロンターレは、エリア左で菅原がシュートを打ちますが、ここでもGKがセーブ。
さらに右に開いた松田のパスに、エリア正面やや右へ抜け出した山下がシュート。ここでもGKが阻んだものの、フロンターレは次々にチャンスをつくっていきます。
9分には高い位置でオビオラがカット。そのパスに菅原がエリア外左へ。シュートを打ちますが上に。さらに相手陣内でボールをうまく奪い、笹倉や今廣も前に持ち出し、山下がうまく間で受けるなどして、ゴールにフロンターレは迫っていきます。
11分には、右サイドでうまくターンをした松田が前に持ち出し、ボールはエリア外正面へ。受けた土屋がミドルシュートを打つと、GKはセーブしきれず、ボールはゴールのなかへ。2-0。
直後には左に開いた菅原からまたも正面の土屋へ。土屋がミドルシュートを打つと、これもまた決まり、3-0。フロンターレが突き放します。
13分には、等々力も左サイドのスローインからシュートに持ち込みますが、荒井がセーブ。
フロンターレはさらに左右にボールを動かしながら前に持ち込み、14分には前に持ち上がった今廣から左へ展開。菅原がクロスを入れると、オビオラが頭で合わせますが上に。
15分には、エリア外右へ左でオビオラがファールを受け、フリーキックを得るとオビオラは直接狙いますが、枠はとらえられず。前半は3-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは、GK30長岐亮、最終ラインは笹倉、26坂井暉絃、中盤は土屋、山下、右に松田、左に菅原、前線にはオビオラ。2人を入れ替えてのスタートに。
立ち上がりにはフロンターレ、笹倉が縦に持ち上がり、右へ展開すると、松田の折り返し、正面のスペースにうまく飛び出したオビオラがシュートを打つと、これが決まり、4-0。
さらに坂井から中央の山下、山下から左の菅原へ。菅原は縦に仕掛けてクロスを上げると、こぼれ球を拾った山下がシュートを打ちますが、右へ。さらに直後には右サイドから。松田がクロスを入れると、正面やや右へうまく抜け出した山下がシュート。枠は捉えられませんでしたが、次々にチャンスをつくっていきます。
フロンターレはさらに土屋や山下が左右にボールを動かし、松田、菅原の両サイドがよく仕掛け、そこからゴールをおびやかしていきます。
4分には正面でボールをカットした土屋がミドルシュートを打つも、ボールはバーへ。さらに、山下や土屋が正面で厳しく寄せ、ボールをものにするなど、等々力に流れを渡さず、フロンターレはプレーを重ねていきます。
6分には山下が正面でボールをカット、ミドルシュートを打つとこれが決まり、5-0。6分には、土屋から中央へ寄った松田へ。松田のパスに正面へ抜け出したオビオラが倒れ込みながらもシュートを打つと、これが決まり、6-0。
さらにフロンターレは山下のスルーパスに、左から斜めにオビオラが動き出すなどして、ゴールを狙い、7分には坂井の左サイドへのパスから、菅原が中央に仕掛け、正面へボールを送ると、オビオラが切り返してシュートを打ちますが、GKがセーブ。
8分には笹倉の縦パスを受けた松田がエリア外右へ持ち込み、あまり角度のないところからシュートを打つと7-0。
フロンターレは山下や土屋がセカンドボールをものに。菅原や松田もエリア内へ動き出し、相手陣内で時間を重ねていきます。
10分には、右サイドから松田が折り返すと、正面やや左で菅原がゴール右を狙い、シュートを打ちますが、右へ。さらにセカンドボールを拾い、土屋がシュートを打ちますが、等々力はブロック。右コーナーキックとなり、山下がボールを入れると、坂井が迫りますが、さわりきれず。
11分にはオビオラから右へ展開。松田が仕掛けてマイナスに折り返すと、こぼれ球を拾った土屋がミドルシュートを打ちますが、GKがセーブ。直後には、笹倉の縦パスを間で山下が受け、そのパスに菅原がエリア外左へ。シュートを打ちますが、GKが阻んでいきます。
13分には、右コーナーキックを得たフロンターレ。キッカーの山下はショートコーナーを選択。いったん松田に預けて、再び受けた山下が右クロスを上げると、坂井が合わせますが、上に。
14分には、セカンドボールを拾った笹倉が前に持ち出し、右コーナーキックを得ると、山下のボールに坂井が合わせますが左へ。
フロンターレは右サイドに展開し、ゴールを狙う等々力に対して、坂井が土屋につながるかたちで対応するなど、守備でもしっかりプレーを重ね、試合はまもなくタイムアップ。9-0 で勝利をおさめることになりました。
前半3-0 後半4-0 計7-0
得点:松田朋也2、土屋瑛太2、オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍2、山下凛太郎
フロンターレの先発:21荒井隆成、29笹倉拓真、17今廣遥碧、28土屋瑛太、25山下凛太郎、23松田朋也、27菅原啓太、18オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍
交代:荒井→30長岐亮 今廣→26坂井暉絃
(文中敬称略)
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