11月28日の等々力第一サッカー場で行われた川崎ケーブルテレビ杯新人戦地区予選。FC中原との試合を9-0で制した川崎フロンターレU-12は、東住吉SCとの試合に臨みました。
この記事は、取材の了解をいただいたうえでマスクをつけ、写真やメモをとったうえで書かせていただいています。
【川崎フロンターレU-12 川崎ケーブルテレビ杯新人戦地区予選 vs 東住吉SC】
11月28日(土)午前9時12分キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 15分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GK21荒井隆成、最終ラインは29笹倉拓真、4庄司瑛人、中盤は25山下凛太郎、26坂井暉絃、右に23松田朋也、左に27菅原啓太、前線には18オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍。
FC中原戦のときと同様、青空が広がった好天の等々力第一サッカー場。1分には、うまく左サイドの高い位置、エリア前で受けたオビオラが切り返してエリア左へ。シュートは左へそれたものの、立ち上がりからフロンターレはチャンスをつくっていきます。
フロンターレはさらに、東住吉の縦パスを松田が読みよくカット。中央へ下りてきたオビオラに縦につけて、すぐさま攻めに。笹倉や坂井、右に開いた松田が三角形を描くようにパスを回しながら、相手陣内で時間をつくっていきます。
3分には、左に開いた菅原のパスに山下が抜け出し、エリア左へ。東住吉の体を張った守備に遭い、左コーナーキックに。
コーナーキックのセカンドボールを拾ったフロンターレは、山下のパスにオビオラがエリア内へ。東住吉の守備も粘り強く、シュートにこそいけなかったものの、たたみかけるようにして、攻めていくのはフロンターレ。相手にボールが渡っても中央にしぼった松田がプレスバックからマイボールにするなど、切り替えよく取り返しながらボールを回していきます。
7分には、フロンターレ、右サイドの高い位置で受けた松田が仕掛けてエリア右へ。ゴールの前に折り返すと、遠いサイド、詰めたのは坂井。シュートを打つとこれが決まり、1-0。フロンターレが先制します。
8分にはさらにフロンターレ、左に流れたオビオラが斜めにエリア右へ仕掛けて、切り返してシュートを打つも左へ。8分には、正面で山下がカット。そのパスにオビオラがエリア前に。シュートはGK1が前に出て阻む好守。フロンターレは後ろからつないでいこうとする東住吉に対して、前からの守備でもチャンスをつくっていきます。
GKの荒井も時にはエリア外に出て、笹原や庄司とかかわり合いながら左右にボールを動かしていくフロンターレ。10分には坂井から松田とつながり、松田から受けたオビオラが右サイドの高い位置へ。オビオラがエリア内へパスを出すと、抜け出したのは松田。東住吉はこれに対して、ファール。フロンターレはPKを得ると、松田が自ら決めて2-0。
山下が中央に下り、庄司や笹倉が前に持ち出し、菅原や松田がそれぞれのサイドの裏へ動き出すなどして、攻めの機会をうかがうフロンターレ。13分にはオビオラがエリア右へ抜け出しシュートを打つとこれが決まり、3-0。突き放します。
フロンターレはさらに笹倉が前に持ち出す一方で、自陣の右サイドを山下がカバーするなど位置を入れ替えながら前に。追加点こそ挙げられなかったものの流れを渡さずに前半はタイムアップ。3-0でハーフタイムへ。
後半フロンターレは、GK30長岐亮、最終ラインは17今廣遥碧、坂井、中盤は10中野大虎、22全天海、右に7川田朔太郎、左に20藤間貴洋、前線には24木村風斗。7人を入れ替えてのスタートに。
後半立ち上がり、ラインを高め、持ち上がった今廣のパスに川田が高い位置へ仕掛けたり、川田の縦パスを受けた木村が右サイドの高い位置へ流れたりしながらゴール前に迫っていくフロンターレ。全や川田がドリブルで前に持ち出し、空いたスペースに藤間が飛び出すなどしながら、エリア前で時間を重ねていきます。
3分には、今廣が正面へ縦パスを出すと、ターンでマークを剝がした木村がシュート。GK1が阻んで左コーナーキックに。藤間が右足でボールを入れると、ニアで今廣が合わせますが左へ。
東住吉も後ろからボールをつなげる姿勢を見せますが、フロンターレは6分、全がボールを中央でカット。藤間が左サイドの高い位置へ動き出し、スペースをつくると、全は一気にエリア左へ持ち込み、シュート。東住吉のブロックが阻んだところ、詰めたのは川田。押し込んで4-0。突き放したのはフロンターレ。
フロンターレはさらに今廣の縦パスを受けた川田が縦に仕掛け、ゴールの前に。セカンドボールも相手に渡さず、今廣や坂井がラインを高め、全や中野が中央に顔を出しながら、攻めの機会をさぐっていきます。
東住吉も左サイドに9が抜け出しそうになりますが、坂井がカット。右へ展開し、いったん全に預けて、左サイドの高い位置で坂井が受け直し、中央に寄った藤間から中野、中野のパスに全が左サイドの高い位置へ。折り返しは東住吉の守備に阻まれていったものの、守備から攻めへのつながりを見せていきます。
なかなか前で起点をつくれないなかでも、後ろからつなごうとする姿勢が光る東住吉に対して、まえからプレスをかけていくフロンターレ。今廣が縦パスを読みよくカット。エリア前に浮き球を入れるなどして揺さぶっていきます。
9分には坂井から左の藤間、中央の全とつないで、全から受けた今廣がエリア外正面右へ。ミドルシュートを打ちますが上に。10分には、浮き球にエリア右へ抜け出した木村がシュートを打ちますが右へ。
チャンスをつくっていくフロンターレ。11分にはルーズボールにエリア正面へ詰めた全がシュートを打つと、これが決まり5-0。
さらに下がり目で前を向いた全のスルーパスに、エリア右へ川田が抜け出しますがオフサイド。12分には中央で前を向いた中野のパスに、川田がエリア右へ。シュートはポストに阻まれたものの、次々にゴールに迫っていきます。
13分、フロンターレは全のスルーパスに、川田がエリア右へ。ゴール左に決めて6-0。さ直後には、前に持ち上がった今廣の縦パスに木村がエリア内へ。東住吉の守備に阻まれ、最後はファールとなったものの、決定機をつくると、14分には東住吉のGKが前につけようとしたボールを、正面で木村がカット。そのままゴールへ流し込み、7-0。
フロンターレはさらに全がエリア左へ運んでそのパスに中野が正面でシュートを打ちますが、GK1がセーブ。
さらに15分には右に開いた川田のパスに木村がエリア右へ。シュートはワンタッチあり、追加点にはならなかったものの、最後まで得点を狙う姿勢を続けたフロンターレ。試合はタイムアップとなり、7-0。ゴールをとっても次の1点をひたむきに狙っていった今年のトップチームを思い起こさせるようなサッカーを見せて、勝利をおさめました。
前半3-0 後半4-0 計7-0
得点:坂井暉絃、松田朋也=PK、オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍、川田朔太郎2、全天海、木村風斗
フロンターレの先発:21荒井隆成、29笹倉拓真、4庄司瑛人、25山下凛太郎、26坂井暉絃、23松田朋也、27菅原啓太、18オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍
後半のメンバー:30長岐亮、17今廣遥碧、坂井、10中野大虎、22全天海、7川田朔太郎、20藤間貴洋、24木村風斗
(文中敬称略)
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