8月21日、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジは大会3日目を迎えました。
初日のグループリーグ2試合を2勝した川崎フロンターレU-12は2日目は、柏レイソルU-12に0-1、JSWCなでしこ選抜に2-1。
3勝1敗、勝ち点9、得点16、失点2、得失点差+14、2位で決勝トーナメントに進出。
ラウンド16では、サガン鳥栖U-12との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジラウンド16 vs サガン鳥栖U-12】
8月21日(木) 午後6時21分キックオフ フクダ電子フィールドピッチC 15分ハーフ 晴れ
ラウンド16の第1試合が開始後すぐに雷のため、中断となり1時間20分あまり遅れてのキックオフとなった試合。試合時間も当初の20分ハーフから15分に変更に。
フロンターレの先発は、GK1チケ立野オケチュク、最終ラインは右から26成瀬文哉、3山村兜馬、6岡西春樹、ボランチにキャプテンの5下地勇人、その前に10新堀葵、13戸部心暖、右に11桑原大河、左に4山本暖大、前線には18崔雲沧、9久保田創大。
雷雲は去り、青空の広がったフクダ電子フィールド。
フロンターレも鳥栖も多くの選手の家族らが見守る中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりは、鳥栖、高い位置で11八尋皓太がカット。エリア左へ持ち込み、シュート。しかし、チケがセーブ。

さらに鳥栖は10網代時生が中央をうまく持ち上がり、右サイドに展開。24が持ち込もうとしていきますが、中央に寄った新堀がカット。
下地や戸部もかかわり、間にパスを差し入れ、プレーする時間をつくっていきます。
ところが3分には、下地が負傷しピッチの外へ。下地に代わり2大野隆ノ介が入り前線へ。崔がボランチに。
鳥栖は、直後には、右サイドからの攻め。そこから左サイドに展開していきますが、フロンターレはコンパクトに、粘り強く対応。
戸部が間を持ち上がり、右サイドへ展開。桑原が高い位置へ持ち込み自分たちのスローインにしていきます。

それでも、圧力を高め、フロンターレの陣内でボールを奪う場面を鳥栖はつくり、6分には、右サイドから7神﨑陽色が持ち込み、エリア外正面、網代へ。網代は縦に持ち込んでいきますが、新堀がカット。
さらに中央から左サイドに展開。八尋が仕掛けようとしていきますが、フロンターレは成瀬に加え、桑原も寄せて前には行かせず。
8分にはさらに網代から右サイド、24へ。24は仕掛けていきますが、山本が粘り強く対応。24は折り返しますが、その前にラインを割っていたとの判定。
なかなか前に出られないフロンターレに対し、高い位置でボールをカット。そこからエリア前に迫る鳥栖。
8分には、神﨑がボールを奪い、そのパスに八尋が左サイド、高い位置へ。しかし、成瀬が対応。
9分には、左サイド、背後を取った9古賀睦基が仕掛け、折り返し。しかし、岡西がエリア内をカバー。鳥栖はセカンドボールを拾おうとしますが、さらにエリア右を戸部がカバーしていきます。
11分には、神﨑がエリア左へ進入。しかし、成瀬が対応していきます。
フロンターレも鳥栖が後ろで組み立てを図るところ、前から奪いに行く姿勢を見せ、13分には、エリア左で新堀がカット。そのパスに戸部が正面へ。鳥栖も体を張り、対応。
桑原がエリア正面右へ持ち込み、シュート。上にそれましたが、チャンスをつくっていきます。



14分には、再び鳥栖。神﨑のスルーパスに、八尋がエリア内へ。決定的な場面でしたが、崔がカバーし、クリア。

左コーナーキックを得た鳥栖は、セカンドボールを拾い、八尋が正面へ。しかし、山本がカット。
成瀬、戸部とつながり、戸部から左サイドへ展開。抜け出そうとした山本に対しては、鳥栖の対応があり、チャンスにはつながりませんでしたが、しっかりつなぐ姿勢を見せ、守備から攻撃へ持ち込もうとしていきます。
アディショナルタイムに入り、16分には鳥栖。右サイドでのスローインの流れから正面へ迫る場面をつくりますが、山村が対応。
前半は0-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは久保田に代わり15芳賀廣人。
最終ラインは右から成瀬、山村、山本、ボランチは岡西、その前に新堀、戸部、右に芳賀、左に桑原、前線には大野、崔。
立ち上がりには、フロンターレ、新堀から左サイドに展開。抜け出した桑原の折り返しに、新堀が中央へ。鳥栖が粘り強く対応したところ、戸部が正面へ。


鳥栖が阻んだところ、前に顔を出した成瀬がスルーパス。エリア内、新堀が抜け出しシュート。鳥栖のGK1に阻まれ、得点とはなりませんでしたが、決定機をつくっていきます。


さらにフロンターレは、4分、戸部、新堀と中央でつないでいき、新堀のパスを受けた崔は左サイドに展開。
桑原は高い位置をうかがいますが、鳥栖もコンパクトに粘り強い守りで対応。
さらにフロンターレは、下がり目で受けた崔から成瀬へ。成瀬のパスに芳賀が右サイド、高い位置へ。エリア外右へ持ち込み、そのパスに大野がエリア内へ。しかし、鳥栖は網代がカバー。


さらに芳賀のパスをおさめた大野のパスに、新堀がエリア内へ持ち込もうとしていきますが、鳥栖は粘り強く対応。
攻撃に転じた鳥栖は、古賀が左サイド、高い位置へ持ち込もうとしていきますが、成瀬がカバーしていきます。
中央、間で大野が受け、右サイド、芳賀へ。大野が間で受け直して、鳥栖の陣内でプレーする時間をつくるフロンターレ。
岡西の浮き球のパスに、大野や崔が高い位置へ動き出すなど、長いボールといい動き出しも交えて、チャンスをつくろうとしていきます。
9分には、鳥栖、5百武雅人が左サイド、高い位置へ持ち込もうとしていきますが、戸部が寄せて前には行かせず。
さらに百武が右サイド、背後を突くパス。しかし、桑原がカバー。
鳥栖はさらに中央を網代が持ち上がり、エリア内へ持ち込もうとしていきますが、新堀がカット。新堀はそのまま持ち上がり、エリア外正面へ。
ミドルシュートは、GK1がセーブ。得点とはなりませんでしたが、ゴールを意欲的に目指す姿勢を示していきます。

鳥栖も、直後には左サイドから古賀が仕掛け、エリア内へ。しかし、フロンターレは粘り強く寄せていき、シュートは枠をとらえられず。
11分には、フロンターレ、戸部が自陣でボールをカット。岡西につなげると岡西のパスに大野がエリア内へ。ここは鳥栖が球際の厳しさを見せ、シュートを打つことができませんでしたが、ゴールへ迫っていきます。
さらに12分には、中央、新堀のパスに戸部がエリア内へ。しかし、鳥栖はブロック。
ラインを高め、前に出る姿勢を見せていくフロンターレ。
鳥栖は、それに対し、途中出場の35川浪隆輝が右サイドへ流れておさめ、正面へ持ち込んでいきますが、フロンターレはコンパクトに、粘り強い守りで対抗していきます。
さらに鳥栖は、エリア外正面、網代の縦パスに、川浪が正面へ。しかし、チケが対応。
ところが14分には、鳥栖、中央でボールを奪い、ループ気味のミドルシュートを打つとこれが決まり0-1。先制点は鳥栖へ入ります。

追いかける展開となったフロンターレ。直後には、新堀がドリブルで仕掛け、エリア外正面右へ。これに対して、鳥栖はファール。

フリーキックを得たフロンターレ。新堀のシュートは鳥栖がブロック。セカンドボールを拾ったフロンターレは、戸部がエリア内へ。
しかし、ここでも鳥栖は体を張った守り。


セカンドボールを拾ったフロンターレは岡西から左サイド、崔へ。ここでも鳥栖の対応に遭い、前に行くことはできませんでしたが、残り時間が少なくなる中、フロンターレは前に出る姿勢を見せていきます。
アディショナルタイムに入り、16分にはフロンターレ、新堀のパスに桑原が仕掛け、エリア左へ。これに対して、鳥栖はブロック。

左コーナーキックを得たフロンターレは、チケもエリア内へ。

キッカーは新堀、ボールをチケが競るとヘディングシュートを打ったのは芳賀。ゴールへ決まり、1-1。試合はタイムアップ。ラストワンプレーのゴールに、選手も横で声をかけながら見守っていた家族も喜びを爆発させます。


試合の行方はPK戦へ。
双方まずは3人が蹴るPK戦。先行のフロンターレは新堀が決め、1-0に。後攻の鳥栖は網代が右を狙ったシュートをチケがセーブ。

2人目はフロンターレ、山村、鳥栖、古賀が決め、2-1。
フロンターレの3人目は戸部。これを決めて、3-1。
最後の最後に追いついたフロンターレ。PK戦も制して、準々決勝への進出を決めました。
あきらめず、前に出て、そして最後の最後に追いついたこの戦いは、選手たちのそれぞれにも、フロンターレU-12の今後の戦いにも必ずつながるものになるはずです。
前半0-0 後半1-1 計1-1 PK3-1
得点:芳賀廣人
フロンターレの先発:1チケ立野オケチュク 26成瀬文哉 3山村兜馬 6岡西春樹 5下地勇人(c) 13戸部心暖 10新堀葵 11桑原大河 4山本暖大 18崔雲沧 9久保田創大
交代:下地→2大野隆ノ介 久保田→15芳賀廣人
控え:16本野良一 20藤木乃以 7佐藤雄吾 8浅井玲央
(文中敬称略)













































































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