5月1日、等々力第一サッカー場では、川崎フロンターレU-10が、チャレンジリーグU-10の第2戦に臨みました。
U-10年代の選手たちを対象にしたこのリーグ戦には、フロンターレのほか、バディーSC、府中新町F C、エクセレントフィートFC、ジェフユナイテッド市原・千葉、FCオーパスワン、FCトリアネーロ町田、FC85オールスターズ、Rafino、JFC FUTURO、Wings、大宮アルディージャ、FC COLORZ、PALASTRA U12の14チームが参加。2022年にかけてリーグ戦が行われます。
フロンターレは初戦のバディーSC戦を3-1で勝利。この日は、エクセレントフィートFCとの試合に臨みました。
なお、この記事はフロンターレを通じて取材を依頼したうえで、書かせていただいています。
【川崎フロンターレU-10 チャレンジリーグU-10 vs エクセレントフィートFC】
5月1日(土)午後0時20分キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 20分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GKは本来はFPの13岩田東偉道、最終ラインは右から4志田龍彦、29望月輝夢、11永田怜大、中央に7新堀隼、右に6北田章将、左に8笠倉蓮央、前線には10吉澤映杜。
ゴールデンウィークらしい好天に恵まれた等々力第一サッカー場。フロンターレは立ち上がり、エクセレントフィートの前からの激しいプレスを受けるも、GKの岩田も前に運び、さらに北田がボールをカットしたところから一気にエリア前に仕掛けるなど相手陣内で時間をつくろうとしていきます。
フロンターレはさらに、永田の縦パスを受けた吉澤が左に流れる一方で、新堀がエリア前に顔を出すなど、位置を入れ替えながら前へ。
エクセレントフィートも、球際の激しさとともに、前へ出る確かな技術を示していきますが、フロンターレはコンパクトに、笠倉が自陣の右サイドの低い位置へ降りるなどして、対応していきます。
4分には、新堀のアウトにかけたパスを、吉澤がおさめ、左へ展開。笠倉が粘り強く追っていき、左コーナーキックに。
新堀が右足で入れたボール、走りこんだ吉澤が合わせますが、これは上へ。 さらにフロンターレは、右に開いた志田のパスに、北田がエリア前に。シュートはGK30がセーブしましたが、さらに前から連動してプレスをかけていくと、6分には、志田がボールをカット、中央の新堀を経由して右に開いた北田へ。北田からやや下がり目で受けた永田がスルーパスを出すと、エリア左へ抜け出したのは笠倉。シュートはゴール右へ決まり、フロンターレが1-0。先制点を挙げます。
フロンターレはさらに永田や新堀、吉澤が前に積極的に持ち出し、前に出る展開に。一方のエクセレントフィートも、ボールを奪ったところから、8のスルーパスに31がいい動き出しを見せるなどして、ゴールに迫っていきます。
しかし、8分、フロンターレは左に開いた永田のスルーパスに、正面やや左へ抜け出した笠倉が再び決めて、2‐0。出し手と受け手の息の合った連係でゴールをものにします。
突き放されてもエクセレントフィートも、下を向くことはなく、ボールを奪ったところから、エリア前にきわどい浮き球のパスを出し ゴールを狙う場面をつくり、フロンターレも望月が粘って、頭を出すなどして、それに向き合っていきます。
フロンターレはGKを務めた岩田が、積極的に持ち上がり、志田も中央のスペースを持ち出し、最終ラインからもゴールへ向かう動きを見せ、追加点を狙いに。エクセレントフィートのスペースを突く動きにも、望月のカバーなどで対応していきます。
ところが、10分、エクセレントフィートは左サイドでボールを厳しい寄せでカット。そこから正面左へ仕掛けた31がシュートを打つと、ゴール右に決まり、2-1。1点差に。
フロンターレも、直後には新堀の右を突いたパスに、吉澤が抜け出し、エリア右へ抜け出していきますが、エクセレントフィートも粘り強い守りを見せ、右コーナーキックに。 新堀が右足で入れたボールは、シュートにはつながりませんでしたが、セカンドボールを拾い、ボール保持を高めていきます。
12分には新堀が中央をうまく縦に持ち出し、吉澤が縦に仕掛けていくと、エリア外左へこぼれたボールに詰めた永田がダイレクトでシュート。これは上にそれましたが、決定的な場面をつくっていきます。
13分にはエクセレントフィートも、スルーパスに、正面へ抜け出した31がシュートを打ちますが、岩田がセーブ。
14分にはフロンターレ。高い位置でボールをカットした志田が折り返すと、エクセレントフィートはこれをブロックし、右コーナーキックに。 新堀がボールを入れると、ニアで高い打点で、吉澤がヘディングシュートを打ち、ブロックに阻まれたところ、こぼれ球に反応した笠倉がエリア右でシュートを打ちますが、GK30がセーブ。
さらに高い位置でボールをカット。エリア左で吉澤がシュートを打ちますが、エクセレントフィートは8が体を張った守備を見せ、今度は左コーナーキックに。 このコーナーキック、新堀がボールを入れると、走り込んだ吉澤が頭で合わせますが、ボールはポストを叩いて、惜しくも決まらず。
フロンターレはさらに岩田や新堀、望月らがボールを動かしていきますが、エクセレントフィートも厳しい寄せを見せ、高い位置でボールを奪い取る場面をつくり、7の左サイドを突くパスなどでチャンスをつくっていきます。
すると、16分、高い位置でボールをカットしたエクセレントフィートは、正面へのパスに抜け出した31が、うまく浮かせ、シュートを決めて、2-2。試合は同点に。
さらに高い位置でボールをカットし、すばやい攻めを見せていくエクセレントフィート。フロンターレは、選手それぞれが粘り強く足を出し、しのいでいくと、18分には新堀のスルーパスに吉澤が抜け出し、仕掛けていくなどゴール前での場面をつくっていきます。
一方のエクセレントフィートも19分には、正面で8がボールをカット。シュートを打ちますが、これは右へ。
20分にはフロンターレ、新堀が一気に縦に持ち出し、そのパスにエリア右へ吉澤が抜け出し、拾った志田がシュート。これはブロックされ、さらに右サイドからのフロンターレの攻めに。 最後はエリア右、抜け出した北田がシュートを打つと、これが決まり、3‐2。前半はここでタイムアップ。フロンターレが最後の最後に勝ち越して、ハーフタイムとなります。
後半フロンターレは、GKは望月、最終ラインは右から2土本琉斗、志田、永田、中央は吉澤、右に北田、左に笠倉、前線には新堀。
立ち上がりには、永田がボールをカット、一気にエリア外左へ。エリア内、新堀へのパスはエクセレントフィートがクリアするも、エリア外左へのこぼれ球、永田がダイレクトでシュートを打つとこれが決まり、4-2。フロンターレが突き放します。
フロンターレはさらに中央でうまく吉澤がボールを前に持ち出しながら、右へ展開。北田が仕掛けて右サイドからの攻めに。スローインとなり、北田から吉澤とつないで、エリア外左、駆け上がった永田がシュートを打ちますが、GK30がセーブ。
一方のエクセレントフィートも、4分には16から右サイドを突くパスが出て、折り返すとニアで31がシュート。これはワンタッチあり、右コーナーキックに。
31がボールを入れると、ニアでボールをおさめた7がシュートを打ちますが、望月がセーブ。
さらに7がスルーパスに抜け出していきますが、志田が足を延ばし阻んで左コーナーキックに。 31がボールを入れると、7が合わせますが左にそれていきます。
エクセレントフィートの攻勢は続き、8の縦パスから左に展開し、7が高い位置へ仕掛けていきますが、土本が粘り強くこれに対応。さらに7のパスに左へ流れた31がエリア左へ仕掛けていきますが、志田が寄せていき、シュートは打たせず。
さらにエリア外右へ抜け出した16がシュートを打ちますが、左へそれていきます。
エクセレントフィートの攻めに、しっかり向き合っていったフロンターレも、8分には永田が中央をうまく持ち上がり、そのパスに新堀がエリア左へ。エクセレントフィートの守備が阻んで、左サイドでのスローインとなり、永田が仕掛けていきますが、エクセレントフィートも粘り強く守っていきます。
しかし、フロンターレは再びここから相手陣内でのプレー時間を増やし、高い位置でボールを奪い取り、土本がドリブルで一気にエリア内へ抜け出し、シュートを打つなどチャンスをつくっていきます。
10分、フロンターレは北田に代わり、3山本一颯が入り、左、笠倉が右へ。直後には高い位置で、エクセレントフィートがボールをカット。39が仕掛けていきますが、土本がうまく体を入れ、カバー。
右サイドでのスローインとなり、土本が高い位置へ仕掛け、中央に戻すと、スルーパスにエリア右へ新堀が抜け出しますが、これはオフサイド。
さらに右へ開いたエクセレントフィート、31の仕掛けに、志田が粘り強く足を出し、そこから縦パスを入れ、うまく間で受けた笠倉から右へ展開。右サイドへ流れた新堀がエリア右へ仕掛けて、折り返しますが、エクセレントフィートはブロック。
これで得た右コーナーキック、新堀がボールを入れるとこぼれ球を拾った笠倉は右へ展開。新堀がクロスを入れると、飛び込んだ吉澤が押し込み、5-2。ついにフロンターレは突き放します。
点差がついても高い位置で新堀がプレスをかけにいくなどして、ゴールへ向かう姿勢を示していくフロンターレ。16分には高い位置でボールをカットした笠倉が1対1という場面を迎えますが、GK30も粘り強く対応しセーブしていきます。
フロンターレはさらに高い位置で寄せていき、左コーナーキックに。ここで吉澤、新堀、永田に代わり、15渡邉一輝、14安永唯人、岩田が入ります。
左コーナー、岩田がボールを入れると、こぼれたボールをカットした山本がシュートを打ちますが、GK30がセーブ。
さらに笠倉がうまく体を入れボールをカット。中央を志田が持ち上がり、右へ展開すると、土本が縦に仕掛け右コーナーキックに。
岩田が入れたボール、正面で志田がシュートを打ちますがこれは上に。 試合はここでタイムアップとなり、5‐2。
互いに球際の強さや、巧みにゴールへ向かう姿勢を見せた見ごたえのある一戦を制して、フロンターレは勝利しました。
前半3-2 後半2-0 計5-2
得点:笠倉蓮央2、北田章将、永田怜大、吉澤映杜
フロンターレの前半のメンバー:13岩田東偉道 4志田龍彦 29望月輝夢 11永田怜大 7新堀隼 6北田章将 8笠倉蓮央 10吉澤映杜
フロンターレの後半のメンバー:29望月輝夢 2土本琉斗 4志田龍彦 11永田怜大 10吉澤映杜 6北田章将 8笠倉蓮央 7新堀隼
交代:北田→3山本一颯 吉澤→15渡邉一輝 永田→13岩田東偉道 新堀→14安永唯人
(文中敬称略)
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フロンターレU10強いぞ、頑張れ✊
信州のジジイより。
読んでくださりありがとうございます! とてもこれからが楽しみになるような試合でした! また、機会があれば記事を書きたいと思います。
流石のフロンターレU10頑張りました。
スポーツで楽しみ鍛えて、コロナに負けず、フロンターレU10のこれからの更なる活躍を期待しています。
コメントありがとうございます! 大変な状況は続きますが、だからこそ楽しめますように。これからもとても楽しみにしています!