川崎フロンターレが、小林悠の決勝点で鹿島アントラーズに2-1で勝利し、J1リーグの開幕からの負けなしを20試合まで伸ばし、鬼木達監督の通算100勝も達成した5月30日、等々力第一サッカー場では、川崎フロンターレU-15の二年生と三年生たちが横浜F・マリノスジュニアユースとの練習試合に臨みました。
この記事は、フロンターレに取材を依頼、了解を得たうえで書かせていただきました。なお、三年生の練習試合は1本目だけとなってしまいましたが、記したいと思います。
【川崎フロンターレU-15(2年) 練習試合 vs 横浜F・マリノスジュニアユース】
5月30日(日)午後0時15分キックオフ 35分×3 晴れ 等々力第一サッカー場
1本目。フロンターレのメンバーは、GK43斎藤准也、最終ラインは右から28榎本司、35楠田遥希、24ペイシェンス海翔、30佐々木雄基、中盤の底に32藤井漣祐、その前に8木下勝正、10奥田悠真、右に39ステンパールカ大翔、左に38新堀翔、前線には41小野口天。
木下、奥田とU-13の選手2人がメンバーに入りました。
雲が時折通りかかるものの、少し汗ばむような陽気のなか、始まった試合。立ち上がりはマリノスがラインを高め、最終ラインからの組み立てを図り、フロンターレは、小野口、奥田が2トップのような形で前からプレス。右サイドではステンパーがうまくボールをカット、仕掛ける場面をつくるなどしていきます。
マリノスも左サイドに入った10がうまく裏を突く動きを見せ、5分にはエリア左へ抜け出しそうになりますが、オフサイド。ともに決定的な場面には至らず、序盤は過ぎていきます。
フロンターレはそれでも間で受ける10に対して、榎本がカバー。そこからマイボールにするなどしていくと、9分には右サイドに開いた小野口から中寄りのステンパーとつながり、ステンパーのパスに奥田が正面へ。切り返して打ったシュートはマリノスの体を張った守備に阻まれ、左コーナーキックに。
藤井が右足でボールを入れると、こぼれたボールを拾った奥田がミドルシュートを打ちますが、上にそれていきます。
マリノスも直後には最終ラインの17のフィードに、8がエリア前に抜け出しそうになりますが、楠田がクリア。シュートは打たせずにしのいでいくと、フロンターレは藤井や木下、榎本、楠田やペイシェンスが細かくボールを動かし、攻撃の糸口をうがかいに。
13分には、左サイド、佐々木から新堀とつながり、新堀から中央左寄りで受けた藤井が右サイドを突くパスを出すと、ステンパーが抜け出しますが、オフサイド。攻撃にはつながりませんでしたが、揺さぶっていきます。
直後にはマリノスも、最終ラインの17から左SBの4、中央を経由して11が正面へ。11の左サイドを突くパスに10、4が駆け上がっていきますが、楠田がカバー。さらに中央からのパス交換から迫っていきますが、ペイシェンスがカット。守備でも集中した対応を見せていきます。
18分には、フロンターレ、右サイドでステンパーがボールを奪い、下がり目で小野口がおさめ、そのパスに走り込んだ藤井がエリア外正面でミドルシュートを打つも、わずかに左へ。
飲水タイムをはさんで、22分には藤井から右サイドへ展開。ステンパーにつながり、大外を回った榎本が駆け上がるなか、ステンパーは縦に仕掛けるも、マリノスはクリア。これで得た右コーナーキック、セカンドボールを拾ったフロンターレは再び右へ展開。藤井がクロスを切れると、楠田が頭で合わせますが、右へ。
さらに左サイドに開いた新堀が藤井や小野口との連係からゴールをうかがい、相手にボールが渡っても、小野口や新堀がしっかりプレスバックにいくなどし、コンパクトにして対応していくフロンターレ。
27分には、ボールをカットした楠田が左サイドに展開すると、受けた奥田は中央へ切れ込み、エリア正面やや左へ。シュートは枠をとらえますが、GK16がセーブ。
右コーナーキックとなり、藤井がボールを入れると、こぼれ球を拾った奥田がエリア外正面でミドルシュートを打ちますが、ここでもマリノスが体を張って阻み最後はGK16がセーブ。マリノスもすぐさまリスタートし、攻めにつなげる姿勢を見せていきますが、フロンターレも藤井や新堀が自陣に戻り、これを阻む切り替えの良さを見せていきます。
直後には!再びフロンターレ、佐々木の縦パスを下がり目で小野口がおさめ、小野口のパスに左サイドに抜け出した木下がエリア正面左へ仕掛けていきますが、ここではマリノスも粘り強く守りシュートまではいけず。それでも意欲的な仕掛けを見せて、攻めの姿勢を見せていきます。
榎本の浮き球を小野口がうまくおさめたり、ペイシェンスの縦パスを受けた新堀が、エリア右、ステンパーを狙い、スルーパスを出したりするなどして、ゴールを目指すフロンターレ。守備でも32分には、正面右へ抜け出したマリノスの6のシュートを、佐々木が体を張りブロックするなど、向き合っていきます。
33分には、マリノス、正面で6がボールをカット、エリア前にスルーパスを出していきますが、斎藤が前に出てセーブ。35分にはフロンターレ、佐々木から中央、奥田、木下、藤井とボールを動かし、藤井のパスに右サイド、ステンパーが抜け出しますが、オフサイド。1本目は0-0でタイムアップとなります。
2本目。フロンターレは1本目と同じ、GK43斎藤准也、最終ラインは右から28榎本司、35楠田遥希、24ペイシェンス海翔、30佐々木雄基、中盤の底に32藤井漣祐、その前に8木下勝正、10奥田悠真、右に39ステンパールカ大翔、左に38新堀翔、前線には41小野口天。
立ち上がり、フロンターレはボールをおさめた小野口から右へ展開。ステンパーが仕掛け、クロスを上げると、ニアに走り込んだ新堀がヘディングシュート。上に外れたもののいきなりチャンスをつくっていきます。
2分には、左サイド、佐々木・新堀の連係から攻めていくと、正面でこぼれ球を拾った小野口がシュートを打ちますが、GK16がセーブ。さらに最終ラインに間に下りた藤井、楠田とつなぎ、楠田から右へ展開。榎本が仕掛けて、折り返すとエリア外右、木下がシュートを打ちますが左へ。
フロンターレは楠田やペイシェンス、藤井、奥田や新堀も間でボールを受け、榎本がステンパーとの連係から高い位置をうかがうなどしながら、相手陣内で時間をつくっていきます。
ボールを失っても高い位置で小野口が寄せマイボールにしていくなど、高い位置でプレーを続けていくフロンターレ。10分には、藤井から右へ展開。ステンパーが右サイドからエリア内へ折り返すと、これに走り込んだ奥田のシュートが決まり、1-0。ついにゴールをものにしたのはフロンターレ。
直後には、木下から右へ。ステンパーが粘り強く追い、クロスを入れようとしていきますが、ラインを割り、上げることはできず。それでもエリア内へ榎本も顔を出し、厚みのある攻めを見せていこうとするフロンターレ。距離感よくボールを動かし、さらに攻めの機会をうかがっていきます。
11分には、木下が縦に持ち出し、右へ展開。ステンパーが仕掛けてクロスを上げると、遠いサイド、新堀が頭で合わせますが、上に。
12分には、榎本、ステンパーと右サイドでつないで、ボールは中央の木下へ。木下の浮き球にエリア内へ奥田が抜け出しますが、オフサイド。さらに楠田から右へ展開。ステンパー、中央寄りの木下とつなぎ、木下のパスに榎本が右サイドの高い位置へ。榎本が折り返すと、エリア内、奥田が迫りますが、GK16がセーブ。シュートには結びつきませんでしたが、ゴールに迫っていきます。
一方のマリノスも、14分には11から右へ。6がクロスを入れると、正面で8がシュート。枠をとらえますが、斎藤がセーブ。こぼれ球もクリアして、しのいでいきます。
再びボールを動かしていくフロンターレ。佐々木、新堀との連係からボールを奪い返すなど切り替えの良さも見せ、木下が斜めに動き出して、ボールを引き出す動きを見せるなどしながら、ゴールを狙っていきます。
20分にとられた飲水タイムをはさんで、フロンターレはGK21松澤成音、最終ラインは右から29佐藤壱隆、楠田、ペイシェンス、佐々木、中盤の底に藤井、その前に36平内一聖、奥田、右に37山田留偉、左に新堀、前線には40木村重成。
23分には、佐々木の縦パスに前を向いた木村からエリア左を突くパスが出ると、新堀が抜け出しますが、マリノスの守備に阻まれ、シュートは打てず。
すると直後にはマリノス、中央からパスが通って、11がエリア外左へ。うまく切り返してシュートを打つと、これが決まり、1-1に。
さらに26分には、右サイドへ展開したマリノス、18が切り返してシュート。クロスバーをたたき、フロンターレのゴールをおびやかしていきます。
マリノスがサイドをうまく突いてゴールへ迫る時間は続き、29分には15が右サイドから折り返すと、エリア内へ8が迫りますが、楠田がカバー、松澤がセーブしていきます。
木村が左サイドへ流れ、ボールをキープ。新堀が中央へ顔を出し、相手にボールが渡っても平内が粘り強くプレスをかけにいくなどして、攻めに持ち込もうとしていくフロンターレ。しかし、30分、マリノスは右サイドからの折り返しを9が押し込み、1-2に。
追いかける展開となったフロンターレは、木村がボールをおさめ、佐藤が山田との連係から高い位置へ仕掛けていきますが、クロスはなかなかシュートにはつながらず。
逆にマリノスにポストをたたくシュートを打たれるなど、危ない場面もつくられていきます。
それでもGKの松澤も中央の奥田へ縦にボールをつけるなどし、藤井の縦パスを木村がおさめ、木村から受けた奥田がエリア右を突くパスを出すと、山田が抜け出して折り返す場面をつくるなど、相手エリア前での時間もつくっていきます。
33分には、藤井から右へ展開。山田がエリア右へ抜け出しシュートを打ちますが、GK16がセーブ。最後には4がクリア。さらにセカンドボールを拾った藤井が、エリア右、木村を狙いスルーパス。木村は惜しくもシュートには持ち込めなかったものの、たたみかけるようにしてフロンターレはゴールに迫っていきます。
34分には、平内のパスに、新堀がエリア外左、高い位置へ。新堀が折り返すと、エリア左へ佐々木が迫りますが、マリノスはクリア。
そして、35分にはフロンターレ。縦パスにうまく前を向いた木村が前に持ち出し、スルーパスを出すと、抜け出したのは奥田。GK16との1対1を制して、シュートが決まり、2-2。最後の最後で追いついて、2本目はタイムアップとなります。
3本目、フロンターレはGK21松澤成音、最終ラインは右から29佐藤壱隆、35楠田遥希、25林駿佑、30佐々木雄基、中盤の底に32藤井漣祐、その前に36平内一聖、38新堀翔、右に42恩田裕太郎、左に10奥田悠真、前線には40木村重成。
立ち上がりには、前を向いた木村からエリア右を突くパスが出ると、恩田が抜け出しますが、GK16がセーブ。マリノスも2分には左コーナーキックを得て、11が右足でニアに鋭いボールを入れていきますが、フロンターレはクリア。セカンドボールを拾ったマリノスは、2がエリア右へ浮き球を入れていきますが、恩田がカバー。さらに浮き球を入れて揺さぶってくるマリノスに対し、楠田もしっかりクリアしていきます。
マリノスは最終ラインの18、5がボールを動かし、フィードに右サイドの13が斜めに動き出していきますが、林が対応。さらに新堀も下がって、ボールをものにすると奥田へつなげ、攻めに転じようとしていきます。
平内が位置取りよくボールをものに、また最終ラインでは林も体を張って、9を前に生かせないなどしていくフロンターレ。しかし、なかなか前に行けず、マリノスが押し込む展開が続いていきます。
そして、11分、マリノスは、右サイドのスローインからエリア内へ折り返すと、ニアで8が押し込み、0-1に。
直後には、間で受けた13のパスに、2がエリア右へ。シュートはフロンターレがブロックし、右コーナーキックに。11がボールを入れると、5がシュートを打ちますが上に。
フロンターレはここで佐々木に代わり28榎本司。
さらに右サイドに展開し、13が仕掛けてくるマリノス。フロンターレは奥田や榎本が粘り強く寄せていき、シュートは打たせずに対応していきます。
15分にはフロンターレ、藤井から右へ展開。恩田が仕掛けて折り返すと、エリア内、木村がシュートを打ちますが、左へ。
マリノスも16分には、2との連係から13が右サイドの高い位置へ。クロスを入れていきますが、林がカバー。セカンドボールは藤井がものにし、しのいでいきます。
飲水タイムをはさんで、フロンターレはGK松澤、最終ラインは右から佐藤、24ペイシェンス海翔、林、榎本、中盤の底に楠田、その前に平内、8木下勝正、右に恩田、左に39ステンパールカ大翔、前線には木村。
楠田や林、榎本や松澤、ペイシェンスが左右にボールを動かし、間で受けた木村がうまく前を向いて、相手陣内で時間をつくっていきます。
18分には左サイドに開いたステンパーのパスに、木下がエリア左へ仕掛けてきますが、マリノスはカット。
さらにフロンターレは下がり目で木村がキープ。左サイドのステンパー、木下とつなぎ、木下のパスに、榎本が高い位置へ仕掛けていくなど、相手陣内で時間をつくれるように。
25分には、平内から恩田とつなぎ、恩田のスルーパスに、木村がエリア内へ抜け出しますが、マリノスのGK16が前に出てクリア。直後には、持ち上がったペイシェンスの縦パスに、恩田がエリア右へ飛び出しますが、ここでもGK16が前に出て阻む好守を見せていきます。
自陣でマイボールにした木村が一気に前に持ち出し、木下のパスにステンパーが高い位置へ抜け出すなどしてくフロンターレ。32分には平内に代わり、41小野口天。
マリノスも中央でのパス交換からエリア前に迫りますが、小野口がカバー。33分にはボールをカットしたマリノス、13がエリア右へ抜け出しますが、林がブロック。しっかり対応して、攻めの機会をうかがうフロンターレ。35分には、木下が前に運び、左サイドでステンパーがボールをキープ。中央の楠田を経由して、右サイドでのスローインに。その流れから木下が左サイドを突くパスを出すと、抜け出したステンパーが折り返し、ボールは正面の恩田へ。恩田がシュートを打つと、これが決まり、1-1。
マリノスも直後には13が右サイドを仕掛け、折り返していきますが、これはシュートには結びつかず。3本目はタイムアップとなり、1-1。計3-3。互いに最後までゴールにこだわり、気持ちを切らさなかった見ごたえのある試合を展開。いつか公式戦の場で対戦するときにはどんな試合になるのか。それぞれのこれからがとても楽しみになるかたちで、練習試合を終えることになりました。
①0-0
フロンターレのメンバー:43斎藤准也、28榎本司、35楠田遥希、24ペイシェンス海翔、30佐々木雄基、32藤井漣祐、8木下勝正、10奥田悠真、39ステンパールカ大翔、38新堀翔、41小野口天
②2-2
フロンターレの得点:奥田悠真2
フロンターレのメンバー:43斎藤准也、28榎本司、35楠田遥希、24ペイシェンス海翔、30佐々木雄基、32藤井漣祐、8木下勝正、10奥田悠真、39ステンパールカ大翔、38新堀翔、41小野口天
交代:斎藤→21松澤成音 榎本→29佐藤壱隆 ペイシェンス→25林駿佑 木下→36平内一聖 ステンパー→37山田留偉 小野口→40木村重成
③1-1
フロンターレの得点:恩田裕太郎
フロンターレのメンバー:松澤成音、29佐藤壱隆、35楠田遥希、25林駿佑、30佐々木雄基、32藤井漣祐、36平内一聖、38新堀翔、42恩田裕太郎、10奥田悠真、40木村重成
交代:佐々木→28榎本司 新堀→8木下勝正 奥田→39ステンパールカ大翔 藤井→24ペイシェンス海翔 平内→41小野口天
【川崎フロンターレU-15 練習試合 vs 横浜F・マリノスジュニアユース】
5月30日(日)午後2時半キックオフ 40分 等々力第一サッカー場 晴れのちくもり
35分計3本の練習試合を終えたフロンターレU-15の二年生たちに続いて、練習試合に臨んだのは三年生たち。
メンバーは、GK19山本健翔、最終ラインは右から13加治佐海、3山中大輝、4土屋櫂大、6柴田翔太郎、ボランチは14齊名優太、31関徳晴、右MF8知久陽輝、左MF7香取武、前線には10矢越幹都、11八田秀斗。
夕方に天候が急変するという予報通りに、雲が厚みを増してきたなかで始まった練習試合。立ち上がりはラインを高め、マリノスがうまく間で受けてボールを回していくのに対して、フロンターレは土屋から左の柴田に展開。さらに高い位置で知久や八田が囲い込んでマイボールに。
スルーパスにエリア内へ香取が走り込むなどし、揺さぶりにいきます。
3分には、エリア前、下がり目で前を向いた矢越から右へ展開。知久へつながり、エリア外右、知久のスルーパスにエリア内へ齊名が飛び込みますが、さわることはできず。
さらに左サイドで香取がボールをカット。仕掛けていき、正面で受けた矢越がシュートを打ちますが、GK1がセーブしていきます。
フロンターレが高い位置でプレーを重ねる時間帯は続き、5分には矢越が前を向いて、右へ展開。エリア正面右、知久が抜け出し、切り返した知久はシュートを打ちますが、マリノスはブロック。
さらに中央で齊名、関がボールを動かし、間で受けた香取、齊名とつないで、齊名は右へ展開。加治佐が高い位置でクロスを上げていきますが、飛び込んだ香取・八田は惜しくもさわれず。それでもゴールをおびやかす時間をつくっていきます。
一方のマリノスも、最終ラインのフィードに、22がエリア内へ抜けていきますが、土屋がクリアし、さらに山中がカバー。左コーナーキックとなり、14が右足で精度の良いボールをニアに入れていきますが、山本がパンチング。右コーナーキックとなり、10が左足で遠いサイドにボールを入れていきますが、フロンターレはここでもしっかりクリア。セカンドボールにも香取がしっかり寄せていき、フロンターレボールのスローインにしていきます。
さらにマリノスは、中央でのパス交換からエリア内に迫りますが土屋がカバー。13分には、エリア外正面でミドルシュートを打ちますが、山本がセーブ。
しのいだフロンターレは、中央で関がボールをカット、齊名から土屋とつないで左へ展開。いったんマリノスにボールが渡ったところ、柴田がボールを奪い、いったん八田に預けて、エリア外左、高い位置へ仕掛けて折り返しますが、ボールはポストに。シュートには至りませんでしたが、守りから攻めを持ち込んでいきます。
直後にはマリノス、左サイドに展開。23、4と高い位置へ顔を出し、23がエリア内へ折り返しますが、エリア左へ入ったボールは山中がブロック。
コーナーキックからエリア内で混戦となりますが、フロンターレはこれをしのいで、山本も加わり、柴田や八田、知久と両サイドをつかいながら、ボールを動かし、土屋のフィードに香取が正面へ抜け出しそうになるなど、長いボールも交えながら、前に出ていきます。
19分には右サイドで八田がボールを奪い、エリア内へパスを送ると、齊名が抜け出しますが、マリノスも17が体を張って阻み、シュートは打てず。さらに中央へ寄った柴田がボールをカット。その縦パスに、知久が正面へ。シュートを打ちますが、マリノスはブロック。
20分には、高い位置で八田がボールを奪い、エリア右を狙いスルーパスを出し、いったんマリノスボールになったところ、知久が奪い返し、高い位置で加治佐が粘って右コーナーキックに。知久が右足でボールを入れると、山中のヘディングシュートは枠をとらえますが、GK1がセーブ。
飲水タイムをはさんで、フロンターレは負傷した八田が外へ。10人となったところ、マリノスはエリア前でボールをカットする場面をつくりますが、土屋が粘り、足を伸ばして奪い返す好守。
25分には今度はフロンターレ、矢越のスルーパスに、香取がエリア左へ。切れ込んで打ったシュートはGK1がセーブ。齊名もこぼれ球に詰めますが、マリノスはしのいでいきます。
28分、フロンターレは八田に代わり、18関田和智が入り、左MFに。香取が前線へ。
30分には、関が中央でボールを受け、スルーパスを出すと、エリア左へ関田が抜け出しますが、マリノスの守備に阻まれシュートは打てず。
さらに矢越が下がり目で齊名や関とかかわりあいながら、ボールを動かしていくフロンターレ。31分には知久から左へ展開。関田がボールをおさめ、高い位置へ。後ろに戻したボールを受けた柴田がミドルシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
35分には、左サイドで、柴田、矢越、香取とつないで再び受けた柴田のパスに、関田がエリア左へ抜け出しそうになりますが、GK1がセーブ。
直後には、知久のパスに香取が左サイドの高い位置へ。香取がマイナスに戻したボール、正面で受けた矢越のスルーパスに、エリア内へ関田が飛び込みますが、さわることはできず。
フロンターレは山本や土屋、山中がボールにかかわり、ルーズボールに対して、関がうまく体を入れ、マイボールにするなど、しっかりプレーを重ねていきます。38分には、マリノス、22がエリア内へ抜け出していきますが、山中と土屋が挟み込み、シュートは打たせず。最後は山本がセーブししのいでいきます。
39分には、矢越のエリア左を突くパスに知久が抜け出し、また直後には、柴田が関田、香取との連係から左サイドの高い位置で折り返す場面をつくりますが、シュートには結びつかず。
練習試合の1本目は0-0でタイムアップとなりました。
①0-0
フロンターレのメンバー:19山本健翔、3加治佐海、3山中大輝、4土屋櫂大、6柴田翔太郎、14齊名優太、31関徳晴、8知久陽輝、7香取武、10矢越幹都、11八田秀斗
交代:八田→18関田和智
5月は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、関東ユース(U-15)サッカーリーグやメトロポリタンリーグが延期になったなか、再開のときに向けて、練習や練習試合を重ねているフロンターレの選手たち。
そのときに、どんなプレーを重ねていくのか、どんな試合を見せていくのか、どんなチームになっていくのか、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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