8月5日はJ-GREEN堺へ。
川崎フロンターレU-15は、兵庫県伊丹市を拠点とする伊丹フットボールクラブ主催の大会「伊丹FC祭 ITAMI-FES 2022」に参加しており、この日が初日。
この大会には、Jリーグのジュニアユースやクラブチームが参加しており、フロンターレも3年生と2年生が参加。8月8日までに多くのチームとの試合が組まれています。
川崎そだちでは、フロンターレに取材をお願いし、8月5、6日に行われた試合のうち、4試合に行かせていただきました。
【川崎フロンターレU-15 伊丹FC祭 vs ガンバ大阪ジュニアユース】
8月5日(金)午後2時15分キックオフ J-GREEN堺 S12ピッチ 30分ハーフ 晴れ
フロンターレU-15の三年生たちの初戦の相手はガンバ大阪ジュニアユース。
フロンターレの先発は、GK1松澤成音、最終ラインは右から27小川翔太、23ペイシェンス海翔、キャプテンの5林駿佑、6関徳晴、中盤の底に14藤井漣祐、その前に22榎本司、38奥田悠真、右に11恩田裕太郎、左に7ステンパールカ大翔、前線には9小野口天。
奥田、小川翔太と二年生が2人、メンバーに入りました。
座っているだけでもじわっと汗がにじみ出てくるような暑さのなか、始まった試合、
フロンターレは、立ち上がり、林、ステンパーが開いて、中盤で藤井や榎本が受け、間に下りた小野口がおさめるなどして、起点をつくっていきます。
奪われても、ペイシェンスが出足の良さを見せ、ふたたびボールをものに。そこから前につけて、攻めへつなげていきます。
3分には中央、奥田のスルーパスにステンパーが抜け出していきますが、ガンバ大阪はカット。最終ラインから浮き球を入れていきますが、ペイシェンスがカバー。林、藤井が後ろで動かして、落ち着かせに行きます。
4分には、右サイドを突くパスが通り、小野口がエリア右への仕掛け。折り返しは合わせることはできなかったものの、うまく裏を突いて、フロンターレがゴールに迫っていきます。
5分にはサイドチェンジを受けたステンパーが、左サイドを縦に仕掛けて、左コーナーキックに。藤井が右足で入れたボールは右サイドに流れ、セカンドボールを拾ったフロンターレは、ステンパーが右クロス。ふたたびボールは左に。
これをエリア外左付近に攻め残っていた藤井はダイレクトでクロス。シュートにこそ結びつかなかったものの、フロンターレがエリア近くで時間をつくっていきます。
6分には、中央で榎本がマイボールに。右サイド、恩田へ。そして、恩田から右サイド、高い位置へ飛び出した小野口へつながり、小野口はエリア右へ。切り返してシュートを打とうとしますが、ガンバ大阪が阻んで右コーナーキックに。
コーナーをしのいだガンバは、前線の39へ浮き球を入れ、攻めに転じようとしていきますが、榎本、ペイシェンスが寄せ、それをさせず。
フロンターレは、松澤やペイシェンス、林もボールにかかわり、関のフィードを小野口が下がり目でおさめ、中央で受けた藤井が左サイドを突くパスを出し、ステンパーが高い位置へ仕掛けていくなど、つながりを持ってプレーを続けていきます。
8分には、藤井が中央でカット、ボールは奥田へ。奥田のスルーパスに、恩田がエリア内へ。1対1となりますが、ガンバのGK1が好守を見せて、ゴールとはならず。
フロンターレは、さらに林のフィードに小野口がエリア左へ抜け出す場面をつくるなど、長いボールも交え、うまく相手を突くプレーを続けていきます。
ガンバも、13分にはサイドチェンジを、左サイドの高い位置で受けた39が仕掛けていきますが、小川翔太が粘り強く対応。
16分には、ふたたび左サイドに展開し、39が折り返すと、ニアで46がシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
飲水タイムが明け、19分には、またもガンバが左サイドからの攻めに。最後はエリア外左、6がミドルシュートを打ちますが、上に。
ふたたび、間、間にボールを差し入れながら前に出ていくフロンターレ。
藤井や奥田、榎本がパス交換をし、榎本の右サイドを突くパスに、恩田が高い位置へ抜け出すなどしていきます。
21分には、関からステンパー、ステンパーから藤井、藤井から左サイドへ流れた奥田へとつながり、奥田から受けた恩田が右サイドでキープ。
リターンを受けた最終ラインのペイシェンスから右に展開。小川翔太が高い位置へ。
小川翔太からいったん中盤に戻して、右サイドに展開すると、榎本が高い位置へ飛び出し、エリア外右へ。クロスはワンタッチあり、右コーナーキックに。
藤井がボールを入れると、林が合わせるもワンタッチあり、ふたたび右コーナーキックに。
藤井が入れたボール、ヘディングで合わせたのはペイシェンス。ボールはゴール左へ決まり、1-0。フロンターレが先制します。
直後にはガンバ、56が中央でターンで剝がしてボールは正面の55へ。縦に仕掛けていきますが、ペイシェンスがブロック。
フロンターレは、ステンパーも自陣の低い位置まで戻りコンパクトに。そこからふたたびマイボールにし、自陣から動かしながら前へ出る場面をつくっていきます。
すると、25分フロンターレは、カウンターに。右サイド、高い位置へ抜け出した小川翔太が折り返すと、ボールはエリア左、ステンパーへ。
ステンパーがゴール前に速いボールを入れていくと、ゴール右、小野口が押し込み、2-0。守備から攻撃へ、鮮やかな連係から追加点が入ります。
フロンターレはガンバにボールを持たれても、コンパクトに、小野口が粘り強く足を伸ばしマイボールにするなど、球際に強くプレー。
27分には、恩田のパスに、小野口が右サイドの高い位置へ流れ、エリア右へ仕掛けていき、正面へ折り返すと、奥田がシュートを打ちますが、ワンタッチあり、右コーナーキックに。
コーナーキックをしのいだガンバはカウンターへ持ち込もうとしていきますが、榎本がカバー。すぐさま左サイドに残っていた恩田に展開し、攻撃へつなげようとしていきます。
終盤には、ガンバもスローインから裏を突くプレーでフロンターレのゴールへ迫り、29分には、左サイドを39が突破。折り返しに、正面で55がシュートを打つもブロック。
さらに30分には、フロンターレのゴール前での組み立てを突いて、55がカット。エリア外正面でシュートを打ちますが、松澤がセーブ。
前半は1-0でタイムアップとなります。
後半、フロンターレに交代はなく、ガンバが何人かを入れ替えてのスタート。
立ち上がりから、前から奪いにいく姿勢を見せるガンバに対して、フロンターレはなかなか前に出られない時間に。
3分には、右サイドからガンバが折り返すと、43が正面へ迫りますが、ペイシェンスがカバー。最後は松澤がセーブ。
この場面はしのぐも、直後にも右サイドからの折り返し、こぼれ球をガンバが押し込み、2-1。ガンバが1点を返します。
後半はなかなかゴールの前での場面をつくれなかったフロンターレ。5分は、浮き球を小野口が中央でおさめて左へ展開。
ステンパーが前に持ち出し、中央の藤井へ。藤井の縦パスに正面へ関が抜け出して、シュートを打ちますが、上に。
さらに右サイド、恩田から小野口とつながり、小野口から受け直した恩田が正面へ。これに対して、ガンバは寄せていき、セカンドボールを拾ったステンパーがエリア左へ仕掛けていきますが、ここでもガンバの守りに遭い、シュートまではいけず。
フロンターレは、さらに高い位置で連動してふたたびボールを奪いにいき、榎本や藤井、下がり目で小野口がおさめながら、ボールを動かしていきます。
13分には、細かく人をかけてまわしていき、関が正面へ。シュートがブロックされたところ、セカンドボールを拾った榎本が前に持ち出し、シュートを打っていきますが、上に。
直後にはガンバ、左サイドの裏を取った42がエリア左へ持ち込んでいきますが、関がすばやくカバー。
16分には、右サイドでのパス交換から51が抜け出していきますが、ペイシェンスがクリア。ガンバがラインを高く保ち、最終ラインからも速いパスを入れて、迫る時間帯が続きますが、エリア前でカバーした奥田が榎本につながるようなかたちで、対応するなど、選手それぞれが落ち着いて対応していきます。
飲水タイム明け、フロンターレは、GK松澤、最終ラインは右から13佐藤壱隆、ペイシェンス、24藤田明日翔、3陶山響、中盤の底に藤井、その前に榎本、8新堀翔、右に15佐々木雄基、左にステンパー、前線には恩田。4人を入れ替え。
ガンバに対して、佐々木も自陣の低い位置まで戻り、カバーするなどコンパクトにしながら、対応していくと、23分には佐藤が右サイドでボールをカット。佐々木にいったん預けて、エリア外右へ。折り返しはブロックされるも、速い攻めを見せていきます。
直後にもフロンターレ、左サイドでのスローインの流れから、ボールは中盤の藤井へ。藤井のスルーパスに、新堀がエリア内へ抜け出しますが、ガンバはカバー。
25分にはガンバ、47が右サイドを突くパス、51が抜け出していき、クロスを上げると、ニアで43がシュートを打ちますが上に。
さらに中盤でフロンターレからボールを奪い、左に展開。左からの折り返し、正面へ43が迫るも松澤がセーブ。
ガンバのサイドからの攻めは続きますが、エリア内でしっかり対応し、GKの松澤も加わって後ろから組み立てていく姿勢も見せていくフロンターレ。
30分にはフィードに抜け出した佐々木が一気にエリア左へ。シュートは左にそれましたが、試合はここでタイムアップ。
2-1。
フロンターレは勝利で、この大会をスタートさせることになりました。
前半2-0 後半0-1 計2-1
得点:ペイシェンス海翔、小野口天
フロンターレの先発:1松澤成音 27小川翔太 23ペイシェンス海翔 5林駿佑(c) 6関徳晴 14藤井漣祐 22榎本司 38奥田悠真 11恩田裕太郎 7ステンパールカ大翔 9小野口天
交代:小川翔太→13佐藤壱隆 林→24藤田明日翔 関→3陶山響 奥田→8新堀翔 小野口→15佐々木雄基
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.