8月6日もJ-GREEN堺へ。兵庫県伊丹市の伊丹フットボールクラブ主催の大会「伊丹FC祭 ITAMI-FES2022」は2日目。
午前9時からの試合では、川崎フロンターレU-15の二年生たちが、大阪府茨木市を拠点とするLEO SCとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15 伊丹FC祭 ITAMI-FES2022 vs LEO SC】
8月6日(土)午前9時キックオフ J-GREEN堺 S8ピッチ くもり 30分ハーフ
フロンターレの先発は、GK50植木琉斗、最終ラインは右から29山根春人、25メンディーサイモン友、26菊池京、30長崎亘佑、ボランチは35小川尋斗、34平尾玲旺、右MF36橋本乃翔、左MF40玉木聖梛、前線には42白倉凛生、15十河晟央。
植木、十河のフロンターレU-13の2人が入る陣容に。
北陸や東北で大雨による大きな被害があるなど、日本各地で天候不順がつづくなか、近畿地方でも急に大雨が降るなど、天候が急変する日々に。
この日のJ-GREEN堺は、時折遠くに雷の音が聞こえ、朝から湿り気を帯びた蒸し暑さ。
両チームの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、小川尋斗、平尾玲旺を中心にテンポよくボールを前に運んでいくフロンターレ。1分には、十河がエリア右へ。シュートを打つとこれが決まり、1-0。
フロンターレは早々にゴールをものにします。
ラインを高め、厳しくプレスを懸けに行くフロンターレ。マイボールにすると、時にはメンディーが鋭い縦パスを入れ、小川尋斗や平尾が多くかかわり、フィードも交え、長短のボールを使いながら前へ出ていきます。
6分には、メンディーのフィードに、白倉がエリア内へ。しかし、GK31がセーブ。
直後には、小川尋斗のサイドチェンジを、右サイドの高い位置で受けたのは橋本。エリア正面へ仕掛け、シュートを打ちますが、ブロック。
7分には左サイドでのパス交換から長崎が高い位置へ。クロスを入れると、ニアに白倉が走り込みますが、シュートはGK31がセーブ。
フロンターレは、さらに小川尋斗の縦パスを、中央で受けた橋本が、正面へのスルーパスを試みるなど、相手エリア近くでプレーを重ね、LEO FCにボールが渡りそうになっても、平尾が出足よくボールをカット。
そこから左サイドに展開し、長崎・玉木の連係と、小川尋斗のパスからゴールに迫る場面をつくるなど、守備から攻めへ、切り替えの良さを見せていきます。
なかなかフロンターレのゴール前での時間をつくれなかったLEO SCも、13分には、右サイドからの攻めに、17がうまく裏を取り、仕掛けて右からの折り返し。
しかし、菊池がブロック。マイボールにしたフロンターレは、メンディーの縦パスを、下がり目に下りた十河がキープし、ふたたび攻めに。
多くの選手がかかわり、橋本が右から正面へ、動き出し、また、十河が右サイドに流れる一方で、橋本が中央へ寄るなど、流れの中で位置を入れ替えながら、ゴールをうかがっていきます。
15分にはふたたびLEO SC、中盤の36のパスが左サイドに通り、13が高い位置へ。13は折り返しますが、小川尋斗がカバー。
メンディーの浮き球を、前線の白倉が競り、失いそうになっても十河の出足の良いプレスバックからマイボールにしていくフロンターレ。
小川尋斗や平尾、メンディーや菊池が触れ、右サイドでは橋本が中へ寄る一方で、山根が高い位置へ顔を出しながら、ゴールをうかがっていきます。
18分には、小川尋斗の浮き球のパスに、十河が正面へ。シュートを打つもワンタッチあり、ゴールとはならず。
後ろからボールを動かしていこうとするフロンターレに対し、LEO SCは前から奪いに行きますが、フロンターレは奪われても、山根が出足よく奪い返すなどして、攻撃の芽を摘み、24分には、LEO SC、17が右サイドから仕掛けていきますが、長崎が粘り強く対応。最後はゴールキックにしていきます。
メンディーの縦パスを、下がり目で十河が受け、そこから中盤の小川尋斗、平尾につなげ、最終ラインのメンディーや菊池もかかわりながら、ピッチの左右を使っていくフロンターレ。
27分には、フロンターレにファールがあり、LEO SCがエリア外左でのフリーキックに。
キッカーの42はニアにシュートを打ちますが、植木がセーブ。左コーナーキックとなり、32が右足でボールを入れるも植木がセーブ。
植木はすぐさま左サイドの玉木へスロー。ここではLEO SCも戻りが速く、プレーはいったん切られたものの、守備から攻撃へ、切り替えの良さを出そうとしていきます。
フロンターレは、さらに細かくボールを回していき、エリア近くで時間をつくっていくものの、ゴールには至らず。
前半は1-0でタイムアップとなります。
後半、フロンターレはGK植木、最終ラインは右から28山川陽平、メンディー、菊池、長崎、ボランチは小川尋斗、32尾関悠太、右MF橋本、左MF41三上瑛大、前線には十河、39小林朝日。4人を入れ替えてのスタートに。
立ち上がり、右サイドで橋本がボールをキープ。山川がそれを追い越す動きを見せるなどしながら、相手陣内で時間をつくるフロンターレ。
1分には、左サイドでのスローインから、三上が一気に高い位置へ。折り返しに、小林が迫りますが、LEO SCはクリア。
フロンターレは、小林のプレスバックでマイボールにしていき、メンディー、菊池が開いて間に尾関が下り、山川、長崎が高い位置をうかがいながら、前へ出っていきます。
6分には、LEO SC。うまく正面へパスが通り、ゴール前に迫っていきますが、三上がしぼって、奪い、前に持ち込ませず。
直後にはフロンターレ、尾関の縦パスに、十河が正面へうまく抜け出しそうになりますが、LEO SCの守りに遭い、シュートまではいけず。
パス交換から山川が高い位置へ抜け出し、クロスを入れるなどしていくフロンターレ。時には山川がやや中央に寄りながら、小川尋斗や尾関とかかわって、うまく間にポジションを取りながらボールを回していきます。
8分には、フロンターレ、LEO SCが後ろからつないでいこうとしたところを突いて、三上が高い位置でボールをカット。
そのまま、持ち込んでシュートを打つとこれが決まり、2-0。
LEO SCの攻めに対して、左サイドから仕掛けてくる14に橋本が粘り強く体を入れて、前にいかせないなど向き合っていくフロンターレ。
11分には、右サイド、山川から左サイドの三上へサイドを変え、三上のスルーパスに十河が正面へ抜け出しそうになりますが、LEO SCの守りも良く、惜しくもシュートまではいけず。
直後にはLEO SCが人をかけて、フロンターレのゴールの前に迫りますが、フロンターレもコンパクトにして対応。最後はメンディーがブロック。
15分には、フロンターレがエリア前で組み立てようとしたところ、正面で32がカット。しかし、ここでもフロンターレは体を張って守り、しのいでいきます。
小川尋斗の縦パスを、十河がおさめ、そこから左に展開し、三上が仕掛けるなどしていくフロンターレ。
17分には、十河のパスに、三上が左サイドを仕掛け、高い位置へ。三上が折り返すと、小林が押し込み、3-0。フロンターレが突き放します。
直後にもフロンターレ。尾関から左に展開。ふたたび三上が仕掛けて折り返すと、尾関が押し込んで4-0。
飲水タイムをはさんで、フロンターレは、十河に代わり37富田周平が入り、右MF、橋本がボランチ、尾関が前線へ。さらに長崎に代わり左SBにふたたび山根。
22分にはさらに、細かくボールをうごかして、正面の尾関から左サイドを突くパスが通り、三上がエリア内へ斜めの仕掛け。ニアを抜くシュートが決まり、5-0。
中盤で小川尋斗がうまく時間をつくり、山川のフィードに小林が動き出すなど、長いボールも交えて、前に出ていくフロンターレ、
28分には、右サイドを富田が仕掛け、正面へボールを送ると、小川尋斗の縦パスに三上がエリア正面へ。シュートを打つも右に。
LEO SCもうまくサイドを突き、そこからクロスを入れる場面をつくっていき、30分には16が右クロス。こぼれ球を14が決めて、5-1。
試合はタイムアップとなり、5-1。前日の2試合も勝利していたフロンターレは、これで3連勝となりました。
前半1-0 後半4-1 計5-1
得点:十河晟央、三上瑛大2、小林朝日、尾関悠太
フロンターレの先発:50植木琉斗 29山根春人 25メンディーサイモン友 26菊池京 30長崎亘佑 35小川尋斗 34平尾玲旺 36橋本乃翔 40玉木聖梛 42白倉凛生 15十河晟央
交代:山根→28山川陽平 平尾→32尾関悠太 白倉→39小林朝日 十河→37富田周平 長崎→山根
(文中敬称略)
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