9月11日は、保土ケ谷公園サッカー場へ。
プレミアリーグEASTは、第14節。川崎フロンターレU-18は、JFAアカデミー福島U-18との試合に臨みました。
この記事は、フロンターレに取材をお願いし、書かせていただきました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第14節 vs JFAアカデミー福島U-18】
9月11日(日)午後3時キックオフ 保土ケ谷公園サッカー場 晴れのちくもり
前節の流通経済大柏戦は、0-1。10勝2分け1敗のフロンターレ。
先発は、GK21濱﨑知康、最終ラインは右から29元木湊大、13信澤孝亮、3松長根悠仁、22江原叡志、ボランチはゲームキャプテンの10大関友翔、18由井航太、右MF17尾川丈、左MF25志村海里、前線には5浅岡飛夢、9五木田季晋。
キャプテンの4高井幸大は、ラオスで行われるAFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選に臨むU-19日本代表に選ばれたため、不在。
また、前節までは、右SB江原、左SB元木だったのが、この日は入れ替えてのスタートに。
JFAアカデミー福島U-18は、ここまで3勝3分け7敗。
先発は、GK23岡本歩夢、最終ラインは右から4藤田颯斗、22長尾ジョシュア文典、キャプテンの2西眞之介、3阿部琉星、ボランチは24石田然、6椎葉爽、右MF10牧田拓樹、左MF14関日向多、前線には13花城琳斗、15鈴木吏玖。
青空が広がり、行きつつある夏を惜しむような、蝉の鳴き声も聞こえる保土ケ谷公園サッカー場。
フロンターレ側のゴール裏には、サポーターたちが多くの幕を出し、また、メインスタンドでは、選手の家族らや多くのサポーターらが席を埋め、見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、フロンターレは、由井の縦パスを五木田が受け、左サイド、志村へ。志村から下がり目で受けた大関が、サイドを左に変えようとしますが、JFAアカデミー福島は、阿部がカット。
そこからエリア前に浮き球を入れていきますが、松長根が競り、前にはいかせず。
さらにJFAアカデミー福島は、フロンターレが中央にボールを差し入れてくるところを狙い、カット。右サイドに展開し、牧田が仕掛け、そのパスに、花城がエリア右へ。
シュートを打ちますが、江原がブロック。
右コーナーキックとなり、セカンドボールをものにしたJFAアカデミー福島は、正面の関から右に展開。エリア内に浮き球を入れていきますが、フロンターレは跳ね返し、さらに右に展開し、ゴールに迫るJFAアカデミー福島に対し松長根が体を張り、対応。しのいでいきます。
JFAアカデミー福島が、フロンターレが縦パスを入れてくるとこでボールを奪い、そこからエリア前に迫る時間は続き、9分には、阿部のスルーパスに、椎葉がエリア外左へ。
フロンターレはこれをブロック。さらに左からの折り返しを、濱﨑がセーブ。
しかし、ここでフロンターレに、エリア内でファールがあったとの判定。JFAアカデミー福島がPKを得ます。
キッカーは、関。これをゴール右に決めて、0-1。JFAアカデミー福島が先制。フロンターレは追いかける展開となります。
直後にはフロンターレ、中央で五木田がボールをおさめ、前へ。エリア外右、尾川につながり、尾川のスルーパスに、元木がエリア右へ。
角度のあまりないところからシュートを打ちますが、左に。
大関から左サイド、志村へ渡し、攻め急ぐのではなく。最終ラインの江原から松長根、信澤とつないで、ボールを動かしていくフロンターレ。
JFAアカデミー福島も、中央でボールを奪い、右に開いた鈴木がキープを図りますが、大関が足を伸ばし、巧みに奪い取っていきます。
12分には、五木田から右サイド、元木へ。前に持ち出した元木がクロスを上げると、尾川が正面で合わせますが、JFAアカデミー福島はブロック。
右コーナーキックとなり、フロンターレはセカンドボールも拾い、最終ラインに戻して、後ろからの組み立てに。
由井が左サイドに展開し、志村が仕掛ける場面をつくっていきますが、JFAアカデミー福島の体を張った守りに遭います。
15分には、フロンターレが左サイドに展開したところ、藤田がカット。そのパスに、牧田がエリア外右へ抜け出しますが、オフサイド。
さらにフロンターレがパスを入れたところ、カットし、シンプルに前にボールを入れてくるJFAアカデミー福島。
それでもフロンターレは信澤がカバー。中盤につながるように対応していきます。
信澤が、五木田にフィードを入れるなど、長いボールも交えていくフロンターレ。右サイドでは、尾川や元木、尾川がボールを動かしていき、エリア近くに迫ろうとしていきますが、JFAアカデミー福島も、そこを狙ってカットするなどしていきます。
19分には、JFAアカデミー福島、右サイドの高い位置でボールをカット。エリア外右、花城がシュートを打ちますが、濱﨑がセーブ。
濱﨑はすばやくリスタート、中央の浅岡から右さいどの元木へ。元木のパスに、五木田がエリア外右に飛び出しますが、オフサイド。
さらに松長根のフィードに、五木田が左サイドの高い位置へうまく流れていきますが、最後にはJFAアカデミー福島がカット。
24分には、浮き球を浅岡が競り、五木田が抜け出して、エリア外右で折り返しますが、中で合わせることはできず。
26分には、JFAアカデミー福島、左サイドで関がボールをカット。その斜めのパスに、牧田が正面へ。フロンターレは江原がカバーするも、ファールに。
フリーキックを得たJFAアカデミー福島は、花城が右足で直接狙いますが、左に。
28分には、フロンターレ、松長根が中央に縦パス、下がり目で浅岡がおさめ、左に展開。細かくボールを回していき、最後はエリア正面右、大関が抜け出しますが、シュートはJFAアカデミー福島がブロック。
さらに大関のスルーパスに、尾川がエリア内へ抜け出しますが、JFAアカデミー福島は人をかけての守り。シュートを打つことはできず。
直後には、右サイド、尾川が抜け出しクロス。エリア内、浅岡、五木田が迫りますが、岡本がセーブ。
右コーナーキックとなり、大関が右足でボールを入れると、ニアで松長根が合わせますが、上に。
さらに間で大関がカット、フロンターレは志村から浅岡、浅岡が最終ラインに戻し、松長根から大関、さらに由井から信澤へと細かく回していきますが、JFAアカデミー福島はそこを狙ってカットしていきます。
31分には、大関、尾川と中央でつなぎ、尾川のスルーパスに、五木田が正面へ。しかし、JFAアカデミー福島の守備に遭い、シュートまでいけず。
さらに右サイドで元木がマイボールに。いったん左に展開し、正面の大関へ。大関はスルーパスを出しますが、JFAアカデミー福島はカット。
34分には、左サイドからの攻めに。志村から受けた江原が仕掛け、左コーナーキックに。
大関がボールを入れると、信澤が合わせますが、上に。
フロンターレは、さらに右サイドで元木が反転、相手と入れ替わり、前へ仕掛けるなどしていきますが、JFAアカデミー福島が最後にはボールをカット。
38分には、中央、由井のスルーパスに、五木田が正面へ。しかし、オフサイドに。
39分には、信澤の右サイドを突くパスに、元木が抜け出し、クロスを入れていきますが、JFAアカデミー福島はブロック。
濱﨑に信澤、松長根、下がり目で由井や大関もかかわり、ボールを後ろから回していくフロンターレ。
相手に奪われたところ、大関が奪い返し、すぐさま中央の尾川へつなげ、尾川はスルーパスを出しますが、シュートには至らず。
43分には、中央、五木田がおさめ、大関のパスに、志村が左サイドの高い位置へ。エリア外左へ仕掛け、ミドルシュートを打ちますが、岡本がセーブ。
43分には、左サイド、浅岡の浮き球に、尾川、五木田がエリア内へ飛び込みますが、岡本がセーブ。
45分には、浅岡が左サイドでボールをおさめ、江原が左サイドの高い位置へ。クロスを入れると、エリア内、尾川がおさめますが、阿部が厳しく寄せていき、シュートは打てず。
アディショナルタイムは2分。
フロンターレは、由井が左サイドの高い位置へ飛び出し、折り返すも、JFAアカデミー福島はクリア。
さらに右サイド、元木のパスに尾川がエリア内へ。切り返し、正面へマイナスのボールを送りますが、JFAアカデミー福島はカット。
前半は0-1でタイムアップとなります。
、
後半、フロンターレは浅岡に代わり41香取武、JFAアカデミー福島は、鈴木に代わり17山崎太湧。
立ち上がり、香取が中央でボールをおさめ、そのパスに志村が高い位置へ。江原が左サイドに張るのではなく、やや中央寄りをオーバーラップ。動きに変化をつけて、前へ出ていきます。
2分には、JFAアカデミー福島、牧田がボールをカット。そのパスに、山崎がエリア右へ抜け出しますが、松長根がカバー。
3分にはフロンターレ、左サイドで志村が粘り、マイボールにそのパスに大関がエリア左へ抜け出して、折り返すとエリア内で尾川がおさめ、やや左に展開すると志村がシュートを打ちますが、上に。
フロンターレはボールを奪われても、松長根が体をうまく入れて、奪い返し、そこから攻めに。
江原が左サイドから斜めに仕掛け、右サイドの元木へ。いったん左に振り、サイドチェンジが右に通り、元木がクロス。しかし、エリア内でJFAアカデミー福島はカット。
右サイド、牧田が仕掛けていきますが、江原がカバー。
すばらしい集中力をそれぞれ見せていきます。
フロンターレは最終ラインでボールを動かし、大関のサイドチェンジに元木が右サイドの高い位置へ。また、中央でボールをおさめた香取から左サイド、志村から江原へつなげるなど、両サイドからゴールを目指していきます。
12分には、右サイドでのスローインの流れから、エリア外右で大関がファールを受けて、フリーキックに。
大関は、遠いサイドにボールを入れると、松長根が迫りますが、さわることはできず。
JFAアカデミー福島の攻めに対して、松長根や信澤がよくカバーし、攻撃の芽を摘んでいくフロンターレ。
15分には、JFAアカデミー福島、左サイド、阿部がクロスを入れると、ワンタッチあり、右コーナーキックに。
コーナーキックのセカンドボールを拾ったJFAアカデミー福島は、エリア内に浮き球を入れ、混戦となりますが、最後はJFAアカデミー福島のファールに。
フロンターレは粘り強く守っていきます。
17分には、中央、大関の浮き球のパスに、五木田が正面へ抜け出しますが、JFAアカデミー福島の守りに遭い、右コーナーキックに。
大関がボールを入れ、セカンドボールを拾ったフロンターレ。ふたたび右に展開。大関がクロスを入れていきますが、JFAアカデミー福島はクリア。
細かく、人をかけてボールを動かしていくフロンターレ。それに対して、サイドに展開していくJFAアカデミー福島。
19分には、左サイドから地を這うようなボールをエリア内へ入れていきますが、松長根がクリア。ここでもしのいでいきます。
21分には、フロンターレ、左サイド、志村が高い位置へ。仕掛けて折り返すと、エリア内で五木田がおさめ、さらに尾川がエリア内へ進入しますが、JFAアカデミー福島の守りに遭い、シュートは打てず。
22分には、中央、由井から尾川とつながり、尾川のスルーパスに、五木田がエリア内へ。しかし、ここでもJFAアカデミー福島の守りの前に、シュートには至らず。
24分には、JFAアカデミー福島、阿部の左クロスを、遠いサイド、牧田が折り返しますが、濱﨑がセーブ。
フロンターレはここで元木に代わり32柴田翔太郎が入り、左SB、江原が右SBへ。
26分には、信澤のサイドチェンジが左サイド、志村に通り、志村は仕掛け。しかし、JFAアカデミー福島も粘り強く寄せていきます。
由井や、それぞれのサイドに開いた松長根、信澤らがかかわり、ボールを左右に動かしていフロンターレ。
28分には中央、尾川のスルーパスに、香取が正面へ。シュートを打ちますが左に。
29分には、JFAアカデミー福島、浮き球に、山崎がエリア前に。しかし、濱﨑がエリア外に出て、しっかりつながるようなかたちでカバー。
攻めにふたたび転じたフロンターレ。
大関は左サイドにパス。柴田が高い位置へ。柴田から受けた志村がクロスを入れると、エリア外正面、こぼれたボールに詰めた由井がミドルシュート。
枠をとらえますが、岡本が好セーブ。
ここからフロンターレの右コーナーキックが続き、大関がボールを入れると、遠いサイド、松長根が合わせますが、上に。
JFAアカデミー福島はここで、牧田に代わり7齋藤晴。
34分にはフロンターレ、JFAアカデミー福島の攻めをしのいでカウンターに。尾川、香取、志村とつながり、柴田が左サイドの高い位置へ。折り返すも、JFAアカデミー福島はブロック。
さらに大関のエリア左へのパス、志村が抜け出しますが、シュートは打てず。
36分には、由井から志村、志村から柴田とつながり、左サイドの高い位置で柴田が粘り、左コーナーキックに。
ここでフロンターレは志村に代わり8川口達也。
37分には、中央でボールをおさめた香取から左へ。川口が仕掛けて、クロス。しかし、JFAアカデミー福島はブロック。
直後には、信澤のパスが、左サイド、高い位置の川口へ通り、川口が左クロス。右に流れたボールを拾い、江原がクロスを入れると、ゴール左、川口が飛び込みますが、左に。
JFAアカデミー福島も、39分には、高い位置でプレス。最後は、エリア右、関が折り返しますが、濱﨑がセーブ。
直後にはフロンターレ。ここでも信澤のサイドチェンジが左サイド、川口へ通り、川口から中央の尾川へ。尾川のパスに、エリア内へ動き出した五木田が迫りますが、JFAアカデミー福島はカット。
40分には、JFAアカデミー福島、正面へのクリアボール、山崎がおさめ、ゴールに向かって仕掛けていきますが、信澤が後ろから足を伸ばし、ボールを奪い取る好守。
JFAアカデミー福島は、前線に山崎を残し、守りを固めながら、カウンターからの追加点を狙う姿勢を見せていきます。
中央で石田がボールを奪い、そのパスに、関が前に動き出しますが、松長根がカバー。濱﨑につなげ、後ろからの組み立てに転じていきます。
41分には右サイドのスローインの流れから、大関が右クロス。ワンタッチあり、右コーナーキックに。
右コーナーキック、キッカーの川口が左足でボールを入れると、ゴールへ向かっていきますが、ワンタッチあり、決まらず。
さらにエリア前に迫り続けるフロンターレ。43分には、エリア外左、川口の浮き球に、五木田が抜け出すと、五木田に対してファールがあり、フリーキックに。
川口が左足でボールを入れると、五木田が合わせますが、JFAアカデミー福島はクリア。
フロンターレはここで大関に代わり14大瀧螢。
アディショナルタイムは3分。
前線へ松長根を上げ、香取をやや下がり目に。サイドに展開し、クロスを入れるなどしていくフロンターレ。
47分には、川口からエリア外正面、松長根へ。これに対して、JFAアカデミー福島はファール。フロンターレのフリーキックに。
ここで関に代わり11岸本陽。
フリーキック、キッカーの川口は遠いサイドにボールを入れていきますが、クリア。
ここで試合はタイムアップとなり、0-1。
フロンターレ、2連敗となりました。
前半0-1 後半0-0 計0-1
得点:関日向多=PK (JFAアカデミー福島)
フロンターレの先発:21濱﨑知康 29元木湊大 13信澤孝亮 3松長根悠仁 22江原叡志 10大関友翔(c) 18由井航太 17尾川丈 25志村海里 5浅岡飛夢 9五木田季晋
交代:浅岡→41香取武 元木→32柴田翔太郎 志村→8川口達也 大関→14大瀧螢
控え:19菊池悠斗 27髙橋悠斗 28髙橋宗杜
JFAアカデミー福島の先発:23岡本歩夢 4藤田颯斗 22長尾ジョシュア文典 2西眞之介(c) 3阿部琉星 24石田然 6椎葉爽 10牧田拓樹 14関日向多 13花城琳斗 15鈴木吏玖
交代:花城→17山崎太湧 牧田→7齋藤晴 関→11岸本陽
控え:12和泉空良 16田丸太陽 19植田陸
試合後、長橋康弘監督、U-17日本代表に選出され、国際ユース in 新潟(9月17~19日)に臨むGK濱﨑知康、MF由井航太と、DF信澤孝亮に話を聞きました。
〇 試合を振り返って。
なかなか点が取れないなかで、点を取れるチームになっていかなきゃ、ということでトレーニングをやっていますけど、なかなか選手たちが勝ち点がこう付かないなかで、自分たちのサッカーができる自信が少し、なくなってきているのかなあ、ということ。
やはり自分たちのサッカーをやるにあたって、どの選手を使うか、どのような配置にするかということを含めたなかで、いろいろとうまくいっていないことがたくさんあるのかな、という感じでした。
〇 今日はSBを入れ替えたのはどういう狙いがあったんですか?
基本両方とも右利きで、守備に特長がある選手、攻撃に特長を持つ選手がいるんですけど、なかなか勝ち点が付かないなかで、今年はチームとしてチャレンジがテーマということで。
選手たちと私たちもチャレンジしていくよ、ということでですね、ちょっとこのタイミングでどうかな、と今まで思っていたことを、私の方で変えてみました。
選手たちも1週間かけて。「俺がトライしたいんだ」ということで、「責任は俺が負うぞ」ということでやってもらいましたけど。
なかなか、やりづらいところはあったと思うので、かわいそうな思いをさせてしまったのかな、と思うところはあります。
〇 より攻撃面を出したいというチャレンジですか?
そうですね、ビルドアップのときとか、フィニッシュの前のクロスだったり、そういうところはもともと、元木は特長のある選手で、どちらかというと江原は堅実で守備に本当に特長のある選手で。
そういったところで、特長が生きるのはどっちかなあ、というところで、私の判断で。
〇 相手を見て入れ替えたというわけではなくて、自分たちの良さを出すにはそれがいいということですか?
選手たちにはそう言っていますけど。10番の子(牧田拓樹)だったり、前節もPKをとったのは10番の左利きの子で。あの子のドリブルだったり、途中から入った7番の子(齋藤晴)ですね。
非常に特長を持った選手で。そういったところも含めてですけど、そのタイミングが重なったかな、というところもあるんですけど。
基本的に相手に合わせて、というよりは自分たちのサッカーをやるというのが私のコンセプトなので、どちらかというとそれは大きな理由ではないですね。
〇 序盤からミスが多かったように見えました。何か理由があるんでしょうか?
やはり勝ち点が付いてこないと、どうしてもああいうところでミスが出るというのは想像がついていたんですけど。
こういう状況になっても、そこだけは失わないようにしないといけないですし、そういった意味ではやっぱりフロンターレらしいサッカーを、技術的なところを含めたなかで。
そういったところも影響を受けてしまう技術レベルだったというふうに思います。
〇 連敗をしてしまって、持ち直さないといけないですね。
そうですね。なかなかこうなったときにどうするか、というのは、選手は本当にトレーニングから非常によくやってくれているので。
そこはこう引き続き、自分たちのサッカーをもう一回見直して、トライさせながら、あとはどういうふうに勝っていくか、勝ち点を積んでいくか。
私の仕事でもあると思うので、そのへんを共有して1週間準備していきたいと思います。
〇 トップに2種登録されて、トップチームのコロナのこともあり、日常と違う状況も生まれたと思う。その影響はありますか?
いろいろ代表だったり、トップにいったり、の影響はチーム戦術を作るうえでの影響は、(選手が)いたりいなかったりということであると思うんですけど。
私は逆にチャンスに変えて、本当に目をギラギラさせてトレーニングに来てくれている選手がいて、今日も非常にパフォーマンスがよい、信澤だったりですね。
そういうところの影響は今後ないように、というのと、このような状況で、選手が育ってきて代表に抜かれるなかで、個にアプローチするというのは準備段階からみんなで話をしてきたことではあるので。難しいというのは感じています。でも、それは言い訳ですからね。
〇 サポーターにコメントをいただけますか。
今日も本当にたくさんの人に応援していただいて、素晴らしいホームの雰囲気をつくっていただいて、本当にありがとうございます。
結果を出して、サポーターの気持ちに応えられるよう頑張っていきたいと思いますので、また引き続き、よろしくお願いします。
〇 試合を振り返って。
最初のPKで失点してしまって、先日流経戦でも取られてというところだったので。前回は急いでしまったところがあったので、今回は少しは慌てずにできたとおもうんですけど。
やっぱり1点が遠い試合になりました。
〇 ミスが多いように見えたが、キーパーの立場からどう見えましたか?
そうですね、いつもはミスがないことが多いですけど、今日は失点して負けているという状態で、経験がそんなにないので焦っちゃっている部分はまだあるのかな、と思います。
〇 前半の早い時間に1点取られたということも影響している?
そうですね。でも後半の最後の方に失点するのと、最初に失点するのとでは、最初の方がまだ立て直しが利きますし、立て直せればもっといい結果になるのかな、というふうに思います。
〇 終了間際には1本ビッグセーブもあった。ああいう部分でチームを救えたという手ごたえや自信はつきましたか?
そうですね。止めることは自分の武器と思っているんですけど、1失点、PKですけど。そこはちょっと悔しい思いがあります。
次はゼロで抑えて、チームを勝たせられるような選手になりたいです。
〇 前節初めて負けたことでチームに異変のようなものは感じている?
1回負けたというところで、自分たちはチャレンジャーというところを、今年は1年目なので、そういうところを見直しながら1週間やってきました。
まだ、足りないのかな、と。気持ちの部分だったりとか、決めきるとか、そういう技術もまだまだ足りないと思います。
〇 代表に向けて。
チームが大変な状況で代表に行くのは自分としては悔しい、というかチームに貢献できない部分がありますけど、そっちはそっちで、代表で自分も結果を出して、また継続的に代表に呼ばれるように頑張っていきたいです。
〇 次は出られないので、チームに託すという感じですかね。
はい、そうです。3連敗はさすがにやばいですし。
〇 優勝を目指しているなかで、焦りも出てきた。
そうですね。マリノスが後ろから来ているというところで、ちょっと焦りはありますけど、自分たちのサッカーをやっていけば、次も、ずっと勝てると思うので、それは突き詰めて練習からやっていきたいです。
〇 サポーターに向けて。
今2連敗してしまって、チームが低迷しているんですけど、今自分たちにできることは自分たちのサッカーを突き詰めて、それで勝つためにやっていくだけなので。
応援よろしくお願いします。
〇 今日の試合について。
今回の試合はどうしても勝ちたかったんですけど、3試合ぶりの勝利ということで絶対に勝ちたかったんですけど、そういう試合にできなくて、自分のなかで非常に悔しいです。
〇 前節の初黒星はプレーにも影響がありましたか?
練習から切り替えられていたので、大丈夫だと思ったんですけど、足りなかったんだと思います。
〇 ミスがチームのなかで多かったように見えました。
今までないようなミスがあったりして、そこはチーム全体で集中力を切らさずにやっていかないといけないところ、と思います。
〇 高井くんが代表で抜けているところで、自分がチームを引っ張るというような思いではある?
自分の中で高井がいないときに出る試合が多くて、高井がいないから負けるというのは嫌ですし、むしろそういうところで自分が高井がいなくても全然大丈夫と思えるくらいにしたいと思っていたんですけど、自分がしっかりできるように頑張っていきたいです。
〇 チームを立て直さなければいけない。そうしたなかでどんな役割をしていきますか?
来週も高井がいないので、次の試合も自分たちのサッカーをできるように、そこは突き詰めてやりたいと思います。
〇 サポーターに向けて。
有観客ということでお客さんがいっぱい来てくれたんですけど、すごい自分の力になりましたし、拍手とかもたくさんしてくれていたので。
その期待に応えられなかったので、申し訳ないです。
〇 試合を振り返って。
個人としては、チームのためにならなかったと思いますし、個人として、チームとして2連敗絶対にさせたくない、と思って、実際にしてしまって。
今シーズンで悪い試合だったのかな、と思います。
〇 連敗したくない、絶対に勝ちたいという焦りはあったんでしょうか。
やっぱり優勝争いをしているので、みんな口には出していなかったと思うんですけど、心のなかで負けちゃいけないというプレッシャーもあったのかな、と思います。
〇 左右のサイドバックを入れ替えて、元木選手は攻撃の意識が強かった。彼を使う意識はありましたか?
やっぱりサイドでボールを回していると逆のサイドのサイドバック、サイドハーフが空いてくるので、そこは意識してできたかなと思います。
〇 使うところまではできていたけど、そこから先というのができていなかった。
そうですね。
〇 どういうふうに改善していきまか?
サイドまではいけていたので、クロスの質だったり、入っていくタイミングだったり、変えていかないとと思います。
〇 終盤チャンスは増えている。手ごたえは悪くはないと思うんですけど、最後の最後で崩せなかった。
チームのやり方もそうですけど、個人の部分、決めきるというところだったり、精度だったりというのを求めなきゃいけないのかな、と思います。
〇 連敗して代表に行くのは心残りもある。
いや自分が貢献できていたら、そうですけど、今日の試合はまったく自分が出ていない方が良かったかなと思うぐらいで。
心残りはありますけど、あまりどうこう言える立場に今いないので。
〇 代表については。
負けは負けなので切り替えていかなきゃいけないですし、自分の出せる力を100%出してアピールできるようにやっていきたいと思います。
〇 チームメートもいるし、そこは寂しくない?
そうですね、一人いるので、心は大丈夫です。
〇 フロンターレから代表が選ばれているということに手ごたえはある?
代表が増えてきたので、刺激はみんなもらって帰ってきているので、練習の質とか強度は高くなっているのかな、と思います。
〇 それを体感して伝えるほうにもなる。
そうですね。
〇 サポーターに向けて、
2連敗して申し訳ないです。でも、まだ優勝が残されているので、残り全勝して優勝したいと思います。
2連敗となったフロンターレ。しかし、足元を見つめ、フロンターレらしいサッカーを表現するために、そして結果を残すために、また技術を磨き、トレーニングを積んでいくはずです。
次節柏レイソルU-18戦は、高井幸大に加え、濱﨑知康、由井航太の2選手も不在。
しかし、そういうときだからこそ、チャンスをつかむ選手がきっと出てくるはず、と思います。
(文中敬称略)
写真はかんちさんからもいただきました。ありがとうございます。
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