10月22日は、群馬県前橋市のアースケア敷島サッカー・ラグビー場へ。
プレミアリーグEASTは第19節を迎え、川崎フロンターレU-18は、桐生第一との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第19節 vs 桐生第一】
10月22日(土) 午後1時キックオフ アースケア敷島サッカー・ラグビー場 くもり 339人
前節横浜FCユースに2-0で勝利、11勝4分け2敗、勝ち点37で首位のフロンターレ。
先発は、GK21濱﨑知康、最終ラインは右から22江原叡志、4高井幸大、35土屋櫂大、29元木湊大、ボランチは14大瀧螢、18由井航太、右MF17尾川丈、左MF11岡野一恭平、トップ下ゲームキャプテンの10大関友翔、前線には9五木田季晋。
今節は、3松長根悠仁が累積警告のため、出場停止に。1年生の土屋がプレミアリーグ初先発となりました。
桐生第一は、3勝3分け11敗、勝ち点13で12位。
先発は、GK1清水天斗。最終ラインは右から29能崎大我、25小泉郁歩、5中野力瑠、165岩崎隼星、ボランチは20藤島優吹、27乾真人、右MF14小野剛史、左MF19大関直輝、前線には7岡村葵、キャプテンの10諏訪晃大。
ここ数年プリンスリーグ関東で切磋琢磨してきたフロンターレと桐生第一。7月に富士通スタジアム川崎で対戦した際には、フロンターレが4-0で勝利しています。
前節の等々力陸上競技場でのホームゲームでは、3505人もの観客数を記録したフロンターレ。この日も遠く前橋まで多くのサポーター、また選手の家族らが足を運び、桐生第一側とともに多くの幕を出す、熱のこもった雰囲気に。
空には雲が広がってはいるものの、風もない穏やかな気候のなか、試合は始まりました。
立ち上がりは、桐生第一がラインを高め、前に。エリア外左でフロンターレにファールがあり、フリーキックに。
キッカーの岡村が右足で、遠いサイドにボールを入れると、こぼれ球に大関直輝が詰めますが、うまくミートすることはできずに終わります。
すると試合はフロンターレがボールを握っていく展開に。
GKの濱﨑に、高井、土屋、間に由井が顔を出しながら組み立てを図っていくと、3分には土屋が左サイド、岡野一へつなげ、岡野一は縦への仕掛け。
桐生第一の守備も粘り強さを見せ、エリア前には行けなかったものの、左サイドでのスローインを得たフロンターレは、大関や由井、大瀧が中央でかかわり、細かくボールを動かす時間をつくっていきます。
桐生第一は、下がり目に諏訪が下り、キープを図りますが、5分には大関が、その諏訪からボールをカット。エリア外右へ持ち込み、ミドルシュート。枠はとらえられませんでしたが、守備から攻撃へ持ち込んでいく場面をつくります。
6分には、高井のサイドチェンジが左サイド、岡野一へ通り、ボールは中央の大関へ。大関が左サイドに展開すると、元木が高い位置へ。
元木の折り返しは、桐生第一がクリア。それでも、フロンターレはセカンドボールを、中央で大瀧、由井がものにし、そこから再び、ボールを動かしていきます。
いい立ち位置と寄せの速さ、そこからつなげていく判断の良さで、フロンターレの時間が続いていきます。
7分には、土屋のフィードを、岡野一が左サイドでおさめ、岡野一はエリア正面へパス。五木田が迫りますが、清水が阻み、シュートは打てず。
桐生第一は右サイドに展開し、小野、能崎との連係から迫りますが、フロンターレは岡野一が下がり目に下り、コンパクトに。ボールを取り返していきます。
江原が右サイドの高い位置へ開き、大関や由井、大瀧、時には尾川も加わり、テンポの良さを出していくフロンターレ。左で、元木、岡野一、由井がかかわるなどして、攻めの糸口をさぐっていきます。
11分には、桐生第一、右サイドに浮き球。これを受けようとした能崎に、元木が体を張って競りに。
この際に、元木は傷んで、一時外へ出ますが、再び戻り、プレーを続行。
再び11人となったフロンターレは、由井が何度も、桐生第一のボールを奪い、また、桐生第一が正面へ入れたボールに対しては、高井が土屋につながるように対応。後ろからボールを保持する意識を高めていきます。
15分から20分過ぎにかけては、桐生第一が立ち位置を変え、精度の高いフィードを交え、攻めていく時間に。
15分には、右サイドの下がり目で受けた諏訪が、正面へ斜めの仕掛け。しかし、高井が阻んでシュートは打たせず。
16分には、中野のフィードが、右サイド、能崎に通り、小野とのパス交換から高い位置へ出ようとしますが、元木、岡野一が寄せていき、最後は元木がクリア。
しかし、フロンターレはここで岡野一が負傷し、ピッチの外へ。
右コーナーキックを得た桐生第一は、岡村が右足でボールを入れると、ニアで諏訪が合わせますが、枠はとらえられず。
フロンターレは、ここで岡野一に代わり25志村海里が左MFへ入ります。
21分には桐生第一、右サイドからの攻めに。藤島がエリア外右へ、飛び出していきますが、高井がカバーしていきます。
しばらく続いた桐生第一の攻勢をしのいだフロンターレは、再び高井や土屋、大瀧や由井、下がり目に大関も下り、回していく時間に。
21分には、高井がフィードを入れると、五木田がキープ。受けた大瀧は、左サイドに展開。
志村から元木とつながり、元木がクロスを入れると、五木田が頭で合わせますが、清水がセーブ。
さらに大関、大瀧、五木田がかかわって動かしていくと、23分には、大関から左の元木へ。元木から中央の大関へ再び入り、大関のパスに、大瀧がエリア外正面やや右へ。
ミドルシュートを打ちますが、上に。
縦にパスを差し込み、左サイドでは志村、右サイドでは江原が高い位置に顔を出しながら、前に出ていくフロンターレ。大瀧や由井が出足の良いパスカットも見せ、ボールをにぎっていきます。
27分には、再びフロンターレに交代。プレーを続けていた元木に代わり、27髙橋悠斗が左SBへ。
メンバーが代わっても、大瀧、由井、大関を中心に、縦パスも交えて、前に出ていくのはフロンターレ。中央で前を向いた尾川のパスに、正面へ大関が抜け出しそうになるなど、相手陣内での時間が続いていきます。
29分には、右サイド、高い位置へ大瀧が飛び出し、折り返しますが、桐生第一はクリア。
30分には、下がり目で高井、土屋、大関、大瀧が動かしていき、由井のパスに、志村が左サイドからエリア左への仕掛け。シュートを打つも、桐生第一はブロック。
左コーナーキックとなり、大関が右足でボールを入れると、髙橋悠斗が頭で合わせますが、右へ。
高い位置での時間が続くフロンターレは、五木田が右サイドに流れるなどし、高い位置でキープ。
桐生第一のファールもあり、エリア近くでフリーキックを得るなどしていきます。
桐生第一もフィードを交え、諏訪や岡村が高い位置でうまくおさめ、そこから迫っていきますが、フロンターレはコンパクトにして、対峙。
中央で尾川がボールをものにし、右サイド、高い位置へ動き出した江原へ展開するなど、守備から攻撃へつながるような対応を見せ、また、フィードに諏訪が抜け出しそうになる場面では、高井が体をうまく入れ、最後には諏訪のファールに。守備でも粘り強くプレーを重ねていきます。
37分には、フロンターレ、両サイドからの攻めに。江原がクロス、また由井も高い位置へ飛び出し、折り返していくと、最後は正面で大関がミドルシュートを打ちますが、上に。
38分には、大瀧、大関と縦でつながり、大関のスルーパスに、五木田が正面へ。
しかし、桐生第一の守りに遭い、シュートまでは行けず。
それでも、焦れずに、前線の五木田もプレスバックからマイボールにするなど、献身的にプレーを重ねていくフロンターレ。
40分には、再び両サイドからの攻めに。尾川のクロスは、桐生第一がクリア。
右コーナーキックとなり、大関が右足でボールを入れると、セカンドボールを正面で拾った江原から、右サイドの高い位置へ残っていた大関へ。
大関がクロスを入れると、五木田のヘディングシュートは枠をとらえますが、清水がセーブ。
GKの清水はすぐさまリスタート。前にボールを送ると、エリア前に小野が抜け出しますが、大関がカバー。すばらしい切り替えの速さで、しのいでいきます。
しかし、42分、桐生第一は、高い位置で小野がカット。そのパスに諏訪がエリア左へ。シュートを打つとこれが決まり、0-1。
先制点は桐生第一へ。フロンターレは追いかける展開となってしまいます。
しかし、直後にはフロンターレ、左サイド、志村へパスが通り、志村がクロスを入れると、正面で頭で合わせたのは五木田。1-1。
すぐさま、フロンターレが追いつきます。
桐生第一、直後には、左サイドを岡村が持ち上がり、そのパスに諏訪がエリア外左へ。
ここでフロンターレにファールがあり、フリーキックに。
キッカーの岡村は右足でニアを狙いますが、濱﨑がセーブ。こぼれ球を拾い、正面やや左で乾が反応しますが、枠はとらえられず。
アディショナルタイムに入り、人をかけ、前に出ていくのはフロンターレ。47分には、江原が右サイドの高い位置へ。クロスを入れると、セカンドボールを拾い、大関のパスに、由井がエリア内へ飛び出しますが、シュートは打てず。
前半は1-1でタイムアップとなります。
ともに交代はなく、始まった後半。1分、高井のフィードに、右サイド、高い位置へ抜け出したのは五木田。
マイナスに折り返すと、そこに現れたのは大関。シュートを打つと、これが決まり、2-1。
勝ち越しのゴールは、フロンターレへ。アシストの五木田とともに、ピッチ脇で出場に備えていた控えの選手たちのもとへ、駆けていく大関と五木田。
敷島まで足を運んだ家族やサポーターたちが拍手で祝福するなか、喜びを分かち合います。
追いかける桐生第一は、岡村が中央を持ち上がり、右サイド、諏訪へ。諏訪はクロスを入れますが、フロンターレはブロック。
4分には、下がり目で諏訪がスルーパス。エリア右へ小野が抜け出し、ポストを直撃するシュート。しかし、オフサイド。
フロンターレとしては、ヒヤリとする場面を、桐生第一がつくっていきます。
右サイドで能崎、左サイドでは大関直輝が高い位置へ顔を出し、小野が時には左サイドに顔を出すなどし、左へ岡村が流れるなどしながら、前に出てくる桐生第一。
しかし、フロンターレは、高井が江原につながるようにして、対応。
前から奪いに来る桐生第一に対し、濱﨑が五木田にフィードを入れ、おさめた尾川が一気に正面へ迫る場面をつくるなど、長いボールも交え、追加点を狙いにいきます。
11分には、土屋のフィードを、左サイドの高い位置で志村がおさめ、そのパスに、尾川がエリア左へ。1対1となりますが、シュートは上に。
直後には、桐生第一、諏訪が正面でうまくターン、そのまま、エリア内へ持ち込もうとしていきますが、高井が後ろから足を延ばし、それをさせず。
13分にはフロンターレ、大瀧から左サイド、志村、志村から髙橋悠斗へ。髙橋悠斗のクロスはブロックに遭い、左コーナーキックに。
大関がボールを入れると、土屋がヘディングシュート。ゴール正面へこぼれたボール、五木田が迫りますが、桐生第一の必死のクリアで、ボールはエリア外正面へ。
これを拾った江原は前に持ち出し、ミドルシュート。これもブロックに遭い、ボールはエリア左へ。
拾った大関はゴール右を狙い、ボールを入れていきますが、清水がセーブ。フロンターレは分厚い攻めを見せていきますが、桐生第一の守りもそれに応えていきます。
桐生第一は攻めに転じ、右サイドの高い位置へ通りますが、折り返しは、高井がカバー。中央で受けた大瀧が持ち上がり、右サイド、流れた五木田へつながり、パス交換から高い位置をうかがいますが、桐生第一の守備に遭い、またも桐生第一の攻めに。
乾のパスに、小野がエリア右へ抜け出し、シュートを打ちますが、濱﨑がセーブ。
さらに藤島が中央を持ち上がり、そのパスに、またも小野がエリア右へ。ここでも濱﨑がセーブ。
フロンターレは、なかなか前に出られない時間が続き、桐生第一がシュートに持ち込む場面をつくっていきます。
そんななか、23分には、江原から中央で大関が受け、大関から左の志村へ。
志村は中央へ持ち込む動きを見せ、そのパスに、大関がエリア正面へ。シュートを試みますが、桐生第一の体を張った守備が阻みます。
24分には、高井が中央に寄った尾川へ縦パスを入れ、尾川が右に展開。江原から中央の大瀧、大関とつながり、大関のパスを、右サイドの高い位置で江原が受け、クロスを入れる場面につなげていきます。
25分、フロンターレは大瀧に代わり5浅岡飛夢。浅尾がFW、大関がボランチに。
26分には桐生第一、正面やや左、うまくボールを受けた諏訪が迫りますが、土屋がブロック。さらに桐生第一の攻勢は続き、右サイドから立て続けに、迫りますがフロンターレは人をかけての守りに。
最後は、右からの折り返しを大関がクリア。必死の守りで、しのいでいきます。
しかし、フロンターレがやや足が止まり、前にいけない時間が続いていくと、28分には桐生第一、右サイドから小泉が浮き球を入れると、遠いサイドで大関直輝が折り返し。
これをエリア正面やや左、諏訪がシュート。ゴールへ決まり、2-2。
同点に湧く桐生第一の選手たち。フロンターレは追いつかれてしまいます。
ここから再びギアを上げ、フロンターレは前へ。尾川のパスを受けた江原が高い位置へ仕掛け、また、左サイドでのスローインの流れから髙橋悠斗がエリア左へ抜け出す場面をつくっていきますが、シュートにはつながらず。
それでも、五木田のプレスから右サイドでのスローインを得るなど、自分たちでボールを持つ時間を増やし、江原、髙橋悠斗が立て続けにクロスを入れる場面をつくるなど、エリア前に再び迫っていきます。
桐生第一は、下がり目でフロンターレが組み立てを図るところを狙い、33分には諏訪が左サイドでカット。しかし、高井、大関が寄せ、奪い返し、34分には、またも諏訪、中央を縫うようにして、前に迫っていきますが、フロンターレはコンパクトにしてこれに対応。
35分には右サイドでのパス交換から、能崎が高い位置へ。しかし、髙橋悠斗がカバー。
右コーナーキックとなり、エリア内で混戦となりますが、最後にはフロンターレがしのいでいきます。
フロンターレはここで、志村に代わり32柴田翔太郎。桐生第一は大関直輝に代わり2江原佳汰、能崎に代わり6石原翼。
やや桐生第一の守りにかける人数が増すなか、連動してボールを奪いにいくフロンターレ。
37分には、尾川が右サイドでボールをカット。切り返す動きを見せながら、巧みに正面へ。1対1となり、シュートを打つも清水がセーブ。
桐生第一は、小野に代わり22山本櫂。
40分には桐生第一、高い位置で諏訪がカット。エリア前に持ち込もうとしていきますが、土屋がカバー。
フロンターレは、続く桐生第一のコーナーキック、セカンドボールを拾ったところからのクロスをしのいでいくと、43分には、左に流れた五木田がボールをおさめ、そのパスに、浅岡が正面へ。シュートを打つも、ボールはポスト。
フロンターレの続く左コーナーキックをしのいだ桐生第一は、カウンターに持ち込もうとしていきますが、フロンターレの戻りも速くそれをさせず。
縦へボールをつけて、攻めにつなげていこうとする桐生第一に対して、フロンターレは高井がカット。そこから縦につけ、逆に攻めに転じようとしていきます。
左サイドでは、柴田が仕掛け、クロス。また、五木田がボールをおさめ、右に展開すると、尾川がクロスを入れ、両サイドからゴールを狙いに行くフロンターレ。
45分には土屋の浮き球を、正面で五木田が粘り、最後は正面やや左で大関がシュート。左に外れ、枠はとらえられませんでしたが、長いボールも交え、前線の選手が体を張り、チャンスにむすびつけていきます。
アディショナルタイムに入り、桐生第一は岡村に代わり26大山和音、諏訪に代わり15松島颯太。
47分には、左サイドに展開したフロンターレ、柴田がエリア外左へ。折り返しに、五木田、浅岡がエリア内へ。立て続けにシュート。しかし、桐生第一の必死の守りで、ゴールとはならず。
さらにエリア外右で、大関がファールを受け、フリーキックに。
しかし、決定的なシュートには結びつかず。
試合はタイムアップとなり、2-2。勝ち点1を分け合う結果になりました。
前半1-1 後半1-1 計2-2
得点:五木田季晋、大関友翔(フロンターレ) 諏訪晃大2(桐生第一)
フロンターレの先発:21濱﨑知康 22江原叡志 4高井幸大 35土屋櫂大 29元木湊大 14大瀧螢 18由井航太 17尾川丈 11岡野一恭平 10大関友翔(c) 9五木田季晋
交代:岡野一→25志村海里 元木→27髙橋悠斗 大瀧→5浅岡飛夢 志村→32柴田翔太郎
控え:19菊池悠斗 13信澤孝亮 41香取武
桐生第一の先発:1清水天斗 29能崎大我 25小泉郁歩 5中野力瑠 16岩崎隼星 27乾真人 20藤島優吹 14小野剛史 19大関直輝 7岡村葵 10諏訪晃大(c)
交代:能崎→6石原翼 大関→2江原佳汰 小野→22山本櫂 諏訪→15松島颯太 岡村→26大山和音
控え:41仲居大樹 18佐藤柊
試合後、長橋康弘監督、大瀧螢、土屋櫂大の2選手に話を聞きました。
〇 試合の総括。
厳しい試合だったのかなあ、というふうに思います。自分たちのサッカーがやれているようで、やれていないような。
相手もやはりこう、私たちに攻め込まれる時間を想定した、そこからカウンターに持っていくというような狙いがあったんですけど、そこもなかなか修正できず。
ビルドアップも、後半は特にゴールへ攻められるようなところもありましたので、ちょっと力負けしている部分はあったのかなあ、と思います。
〇 失点の場面は相手が狙ってきたようなかたちだった、というかんじでしょうか?
そうですね。多分そうだったと思うんですけれども。
ただ、後半立ち上がり、ああいう、いい入り方をできたにもかかわらず、ちょっとお付き合いしてしまったような、足が止まっている部分があったので、その辺は3点目4点目を取りに行く力がなかったのかなあ、と思いました。
〇 足が止まったというのは、体力的な部分があるんでしょうか?
体力的な部分なのか、何なのかちょっと分からなかったんですけど、見ていて心配になったぐらい、「あれ、足が止まり始めたな」という。
そこで声を出す選手もなかなかいなかったり、とか「ちょっと元気がないな」という時間帯もありました。
そんななかで、2失点目を取られたという印象があります。
〇 3点目を取れるような場面もあり、チャンスの場面はあったというふうに思いました。ベンチから見ていてどう思われましたか?
後半2-1になった状況で相手も前に出てくる人が増えてきたなかで、ちょっと守っているエリアが薄くなったというところで、チャンスが増えたのかな、というふうに思うんですけれども。
〇 次はレイソル戦です。今日の結果を踏まえて、どんなことを準備していきますか?
今首位で優勝を目指すなかで、大事な試合が続くと思いますので、まずはしっかりとフロンターレらしいサッカーってどういうことなのか、ということを1週間見直す、ということと、今日見つかった改善点を改善したなかでやっていきたいと思います。
〇 今日は怪我人も出て、アクシデントが多かったと思います。それについては?
そうですね、怪我人が出たということは非常に大きいことではあるんですけど、どういう状況の怪我なのか、これから分かってくると思うんですけど、早く治さなきゃいけないというのがひとつと、逆に次に出られないなかで、出てくる選手たちがチャンスをつかんでくれたらいいのかな、というふうに思います。
〇 松長根選手が出場停止で、土屋選手が入りました。プレーについては、どう感じましたか?
トレーニングから本当にしっかりやってくれて、「彼だったらやってくれる」と思っていたんですけど、想像以上にやってくれた印象があって。
頑張ってくれていた、と思います。
〇 今日は、サポーターの人たちも来ました。サポーターに向けて、コメントをいただけますか?
今日もまた、群馬までですね、来てくれて、来て、本当にびっくりしたんですけれども、本当にありがたくてですね、結果で何とか返したかったな、というのはあるんですけれども、選手たちは最後まで戦ってくれたと思います。
また優勝という形で、お礼ができたらな、というふうに思います。引き続き応援よろしくお願いします。
〇 今日の試合について。
決めきるというところで決めきれなくて、相手にもチャンスを与えてしまって、勝ちたかったゲームだったんですけど、引き分けてしまいました。
〇 けが人が出てイレギュラーななかで、大瀧選手自信のプレーは中盤でドリブルで抜いたり、散らしたりしていました。自分のプレーについては?
前半は相手のプレッシャーをかわして、起点になったり、自分だけじゃなく全員、いい距離感でできていたと思うんですけど、ちょっとボランチが受ける回数が少なくなったりとか。
プレッシャーに対して、蹴る回数が多くなって、なかなか自分たちのテンポが出せなくなったというのが、ゲームを難しくしてしまった原因かな、と思います。
〇 同点になった後、チャンスはありました。決めきるという部分に関しては、いかがですか?
サッカーをやっている以上、追い続けなければいけないですし、今までの試合でも課題にしてきて、ずっと。これからも課題になると思うので、これからしっかり今日の試合を思い出して。
高い意識を持って、シュートの練習をしたいと思います。
〇 前半と後半で流れが変わったように見えました。原因はどういうところにあるんでしょうか?
前半はボランチや真ん中の選手がどんどん受けて、サイドにさばいたりとかできていたんですけど、後半は受ける回数が少なくなったり、無理に縦パスを通そうとして、そこが前半と後半でうまくいかなかったのかなあ、というふうに思います。
〇 次の試合に向けて。こういうところを改善していこう、というのはありますか?
最近の試合は後半、チーム全体で強度だったりプレッシャーの強さだったり、落ちる傾向がある気がしているので、しっかり前半と同じような強度を後半も続けていくために、例えば体力だったりとか、持久力だったりとかもっともっとやっていかないとというふうに思います。
〇 今日も多くのサポーターが来ていました。サポーターに向けてコメントをいただけますか?
いつもいつも応援してくださって、自分たちの力になっていますし、これからも優勝に向けて、サポーターの人たちの応援が絶対に必要になってくるので、引き続き応援よろしくお願いします。
〇 今日は初スタメンでした、試合を振り返ってもらえますか?
最初は緊張もあって、「自分のプレーをできるか」というのはあったんですけど、周りの先輩たちの声があって、立ち上がりはいいプレーはあったと思うんですけど、まだ長根さん(松長根悠仁)のカバーリングだったり、ロングボールの左足の精度だったりとかは、まだまだ自分の足りていない部分だと思うので。
今後そういうところをしっかり練習して、自分の武器にしていかないと、今後フロンターレユースの勝ちきれない部分になると思いますし、まだまだだなと感じました。
〇 この1週間、どんな準備をしてきましたか?
長根さんが、先週累積がたまって、長橋さんに「スタメンで準備しておけ」と言われていたので、紅白戦だったり、スタメンで出るというイメージを持ちながら、今日に向けてしっかり準備してきました。
〇 次戦に向けて。
今日の1失点目だったり2失点目の自分のカバーリングの瞬発力の遅さだったり、そういったところはまだまだだな、と思うのでしっかり火曜日から筋トレだったりをしていって、足元の技術も基礎から積んでいかないといけないと今日の試合を通して感じました。
〇 試合を通して、自分はこれをできた、という部分はありますか?
前半の部分だったり、対角にボールを蹴ったり。自分が遠くの対角にロングボールを、右足で蹴れるのが武器だと思っているので、そういった部分に手ごたえを感じました、
〇 右足はできる。それに加えて左足も磨かなきゃ、ということでしょうか。
そうですね。
〇 今日はサポーターの人もきていました。それについては、どう感じましたか?
前節もそうだったんですけど、サポーターの人たちの応援があるからこそ、自分は戦えますし、応援が自分たちの戦う力になっているので感謝しかないですし、今後もしっかりサポーターのためにも、自分たちのサッカーをしっかり届けて、いいプレーをできたらな、と思います。
〇 今シーズン、これからの目標はありますか?
まだまだ自分には足りないところが、今日の試合を通してあったので、そういった部分をしっかり補って、高井くんと長根君、信澤さんだったりと比べて、まだまだ自分には足りないところがあるので、しっかりそういったところを伸ばして、Aチームに関わっていきたいと思います。
前半、2選手が負傷により交代するというアクシデントもあったなか、交代で出場した志村がアシストを記録。髙橋悠斗も機を見て、高い位置へ顔を出し、途中出場の柴田は積極的に仕掛け、チャンスメーク。浅岡も決定的なシュートを打つなど、途中出場の選手たちも力になり、出場停止の松長根悠仁に代わり初先発となった土屋櫂大も好プレーを見せるなどしたことが、印象に残る試合でした。
交代で入った選手たちが、チームに力を与えることが必要とされているフロンターレU-18にとって、このことは次に必ずつながるものになると思います。
その一方で、どうしても前に出られない時間があり、相手に上回られ、そこから追いつかれてしまうことに。
試合後の監督や選手のコメントからは、そうした課題に向き合い、自分たちのなかに答えを求め、克服しようとしていることがうかがえます。
収穫もあり、課題も多く出たなか、フロンターレU-18はまた1週間、フロンターレらしいサッカーを表現するためにトレーニングを積み、次へ向かっていくはずです。
プレミアリーグEASTは残り4試合、フロンターレは12勝4分け2敗、勝ち点40で首位。2位横浜F・マリノスユースとの勝ち点差は4となりました。
次戦は、10月30日、柏レイソルU-18戦。攻守で相手を上回るプレーを重ね、勝利を得られますように。
また、この日怪我のため交代となった2人の選手が、はやくピッチへ戻り、再びサポーターの前で元気にプレーすることを、願っています。
(文中敬称略)
この記事は、桐生第一に取材をお願いし、書かせていただきました。
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