京都産業大 – 立命館大 / 関西学生サッカーリーグ1部後期第7節


10月23日は、滋賀県東近江市の布引グリーンスタジアムへ。

関西学生サッカーリーグ1部は後期第7節を迎え、布引グリーンスタジアムでの第1試合は、京都産業大と立命館大が対戦。川崎フロンターレU-18出身、立命館大のMF戸水利紀が試合に臨みました。

【関西学生サッカーリーグ1部後期第7節 京都産業大 vs 立命館大】

10月23日(日) 午前11時半キックオフ 布引グリーンスタジアム 晴れ

17試合を終え、8勝3分け6敗、勝ち点27の京都産業大。

先発は、GK1山本透衣、最終ラインは右から2吉木大喜、キャプテンの5河井哲太、18佐藤幸生、4西村翔、ボランチに17川上陽星、その前に11津野絢世、10食野壮磨、右に23城水晃太、左に14夏川大和、前線には13中田樹音。

16試合を終え、6勝10敗の立命館大。

先発は、GK1山口瞬、最終ラインは右から5市川健志郎、ゲームキャプテンの2江口正太郎、26伊藤太陽、4竹田豪、ボランチに12西村洸大、その前に6盧泰曄、25戸水利紀、右に10松井温人、左に44中野瑠馬、前線には8大久保龍一。

フロンターレU-18出身のMF47秋葉拡人、フロンターレU-15→尚志のDF45安江海ラウルはメンバー外。

前期の対戦では。京都産業大が4-0。立命館大に勝利しています。

時折鷹がゆったりと、上空を旋回する、穏やかな天気に恵まれた布引グリーンスタジアム。

メインスタンドには両チームの選手の家族ら、また、メンバー外の選手たちがつどうなか、試合は始まりました。

立ち上がり、先にゴールに迫ったのは立命館大。江口がボールをカット、戸水につながり、戸水は右サイドに展開。松井が前に持ち込む動きを見せ、市川とのパス交換からエリア右へ。

最後はこぼれ球を拾った市川がミドルシュート。しかし、京都産業大は体を張って阻み、ボールは前へ。

それに対して、立命館大は伊藤が出足の良い守りを見せ、マイボールに。

再び右サイドから攻めを構築。右サイド、高い位置で松井がキープ。間で戸水が受け、エリア右へスルーパス。盧が抜け出すも、京都産業大の守備に遭い、シュートまではいけず。

立命館大が小気味の良いパスワークと仕掛けから、迫る時間帯が続いていきます。

一方の京都産業大は、4分、右コーナー付近へ流れた中田がボールを引き出し、寄せに来た竹田に当てて、右コーナーキックに。

左サイドへ流れたボールを拾った夏川が、エリア内へ浮き球を入れると、河井がゴールの前に。しかし、江口が寄せてシュートは打たせず。

すると、立命館大は、再び戸水や西川、盧、時には中野が中央へ顔を出し、ボールを動かして、相手陣内へ。

前線の大久保や中野が連動し、マイボールにするなど、高い位置でボールを奪う場面もつくっていきます。

6分には、縦パスを中央に下りた中野がおさめ、ボールは戸水へ。戸水は右サイドを突くパス。松井がエリア右へ仕掛けていきますが、京都産業大はブロック。

右コーナーキックとなり、これをしのいだ京都産業大は、カウンターに持ち込もうとしますが、戸水が阻んでそれをさせず。

8分には、中央でボールをものにすると、再び右サイドの松井へ。松井が高い位置で折り返すと、正面に大久保が走り込みますが、おさめきれず。

シュートにこそ行けませんでしたが、立命館大が決定的な場面をつくっていきます。

10分に近づくと京都産業大も、ラインを高め、河井が前へ持ち出す動きを見せ、また食野がうまく間で受けることで時間をつくり、右SBの吉木もタイミングよく高い位置へ抜け出すなど、立命館大の陣内で時間をつくれるように。

12分には、左サイドから正面へつながり、スルーパスに城水がエリア内へ。1対1となりますが、オフサイドに。

すると再び試合は立命館大がボールを握っていく時間に。盧のパスにエリア右へ松井が抜け出し折り返すなど、サイドを突いて、チャンスをつくり、14分には左サイド、高い位置で中野がボールをキープ。

下がり目で受けた竹田は、エリア左へのスルーパス。抜け出した戸水は、ゴール前へ折り返し。しかし、京都産業大はクリア。

15分には、中央で受けた中野から右へ。市川が高い位置からクロスを入れると、ニアに大久保が迫りますが、シュートは打つことはできず。

一方の京都産業大は、再び食野が起点に。16分には、食野が間で受け、そのパスに吉木が右サイドの高い位置へ。折り返していきますが、立命館大はクリア。

17分には、中央の食野の浮き球のパスに、夏川が正面へ。しかし、おさめきれず。

立命館大は18分、戸水のスルーパスに、竹田が左サイドの高い位置へ。クロスはシュートにはつながらなかったものの、セカンドボールを拾い、最終ラインの伊藤や江口、GKの山口もエリア外に時には出て、後ろからボールを動かしてきます。

22分には京都産業大、食野のスルーパスに、津野がエリア右へ。折り返しのボールには、立命館大は反応できず、ボールは中田のもとへ。

しかし、中田もシュートは打てず。立命館大としては、危ない場面、京都産業大としては、決定機を逃すかたちに。

飲水タイムをはさんで、24分には立命館大、高い位置でボールをカットすると、戸水が浮き球の好パス。エリア内、大久保が抜け出しますが、山本が阻み、シュートは打てず。

さらに28分には、左サイド、やや下がり目で戸水がカット。そのスルーパスに、中野がエリア左へ。折り返しますが、京都産業大はクリア。

京都産業大も、直後には、左サイドで夏川、食野が関わり、西村がオーバーラップ。最後はエリア外左、夏川がミドルシュートを打ちますが、立命館大はブロック。

続いての京都産業大のショートコーナーをしのいだ立命館大。戸水が右サイド、高い位置の松井へパス。再び相手陣内でボールを回していきます。

立命館大は、最終ラインの伊藤も、カバーリングから盧につなげ、そこから右サイド、高い位置へタイミングよく市川が上がっていき、守備から攻めへのつながりを見せていきます。

京都産業大も、食野のスルーパスに、右サイドへ中田が抜け出し、最後は城水がクロス。しかし、山口がセーブ。

34分には、立命館大、中央へ寄った市川がボールをカット。西川のパスに、中野が左サイド、高い位置へ。クロスを入れるも、京都産業大はクリア。

立命館大の左コーナーキックをしのいだ京都産業大は、カウンターに。

左サイド、高い位置へ上がった川上が、エリア右を突くボール。しかし、西村は折り返せず。

すると、再び後ろでボールをつなぎながら、糸口をさぐっていくのは立命館大。38分には、浮き球に大久保が正面へ。こぼれ球を中野が拾い、エリア外正面へ。ミドルシュートは枠をとらえますが、山本がセーブ。

右コーナーキックに。竹田が左足でボールを入れると、セカンドボールを拾った立命館大は、左に展開。受けた中野がクロスを入れますが、山本がセーブ。

42分にはさらに立命館大、西川からエリア外正面、戸水が受け、ミドルシュート。しかし、わずかに左。

45分には、右サイド、松井が折り返すと、エリア外正面、中野が間で受け、最後は西村がシュート。しかし、山本がセーブ。

前半は0-0でタイムアップとなります。

後半京都産業大は、佐藤に代わり27横窪皇太。

立ち上がり、食野のパスに抜け出した津野からボールを奪った江口が、右サイドの高い位置へ運んでいき、攻めにつなげていく立命館大。

3分には、右サイドでボールを奪うと、松井のパスに、市川が高い位置へ。クロスを入れるも、夏川が阻んで右コーナーキックに。

竹田がボールを入れると、遠いサイドに大久保が迫りますが、打つことはできず。

さらに立命館大は、後ろから組み立てを図る京都産業大に対し、前から連動し、ボールを奪い、左サイド、中野が仕掛ける場面につなげていきます。

5分には、左サイドの裏を突くパスに、京都産業大、夏川が抜け出しそうになりますが、市川が粘りボールをカット。そこから左サイド、中野につながり、中野から大久保とつながり、正面へ戸水が抜け出しそうになりますが、京都産業大はカット。

セカンドボールを拾い、中野がクロスを入れ、畳みかけていく立命館大。

6分には、市川が右サイドで出足よくカット。一気に前に。そのパスに、松井がエリア右へ。しかし、京都産業大の守りが阻み、シュートまっでは行けず。

7分には戸水のスルーパスに、松井が正面やや右へ。折り返しがブロックに遭ったところ、セカンドボールを拾い、エリア外正面で戸水がミドルシュート。しかし、上に。

京都産業大も、直後には下がり目の津野から右へ。最後は、エリア外、夏川がミドルシュートを打ちますが、枠はとらえられず。

10分には立命館大、左サイドで戸水、竹田、中野がかかわり、動かしていき、最後はエリア外正面、中野がミドルシュート。しかし、山本がセーブ。

11分には京都産業大、左サイドから西村が浮き球を入れると、ニアで中田がシュートを打ちますが、上に。

直後には立命館大、下がり目でおさめた大久保のパスに、市川が高い位置へ。折り返していきますが、エリア内で夏川がカバー。

さらに盧の右サイドを突く浮き球に、市川がタイミングよく抜け出すなど、間を突いて、ゴールに迫っていく立命館大。

京都産業大も15分には、川上の縦パスに、食野が正面へ。うまく切り返し、剝がして、ミドルシュートを打ちますが、上に。

18分には立命館大、GKの山口から、右サイド、松井につながり、松井から竹田、竹田から再び松井とわたり、左へ。中野が抜け出して折り返すと、エリア右、戸水が迫りますが、シュートは打てず、

京都産業大も20分には、食野の縦パスに、夏川がエリア内へ。しかし、これを阻み、ボールは戸水へ。戸水は左の中野につなげ、ふたたび動かしていきます。

22分には戸水のスルーパスに、市川が高い位置へ。クロスは左へ流れ、拾った中野も左クロス。シュートにこそつながりませんでしたが、分厚い攻めを見せていきます。

しかし、23分京都産業大は食野のスルーパスに、中田がエリア左へ。クロスを入れると、こぼれ球を夏川が押し込み、1-0。先制点は京都産業大に入ります。

追いかける立命館大は、27分大久保に代わり7大谷優斗。京都産業大は29分、中田に代わり8中野歩、城水に代わり7福井和樹。

ラインを高め、間にボールを入れながら、前に出ていく立命館大。31分には最終ライン、伊藤のスルーパスに、竹田が高い位置へ。

折り返しにエリア内、大谷が迫りますが、山本がセーブ。

直後には、市川のフィードに、大谷がゴール正面へ。しかし、ここでも山本がセーブ。

34分には、細かくボールを回し、右サイド、市川のスルーパスに西川がエリア右へ。折り返しますが、京都産業大はクリア。

続く立命館大の攻勢。西川の浮き球のパスに、正面へ中野が抜け出しそうになりますが、山本がエリア外に出てクリアする好プレー。

35分には、右サイド、市川が斜めのパス。エリア内へ、戸水、大谷が飛び出しますが、シュートには至らず。

36分には伊藤から右の市川とつながり、市川のパスに、松井がエリア右へ。シュートを打つも上に。

京都産業大はここで西村に代わり15西矢慎平。

戸水や盧、西川がかかわって組み立てを図る立命館大。38分には、エリア左、戸水がヒールでパス。抜け出した中野が仕掛けていきますが、京都産業大の守りに遭い、シュートまっでは持ち込めず。

立命館大は松井に代わり11三好辰典が入り、左へ。中野が右に。

さらに42分には戸水に代わり17平川絢大、竹田に代わり22小西宏登。

43分には京都産業大、食野のパスに、福井がエリア正面やや左へ。1対1となりゴール右を狙い、シュートを打つもわずかに右。

ここで京都産業大は、津野に代わり20菅野翔斗。

ブロックを組む京都産業大に対して、なかなか効果的にパスを入れられなくなった立命館大。

そこを突いて、45分には、エリア正面へ福井が抜け出し、そのパスに菅野がエリア内へ。シュートを打つも山口がセーブ。

アディショナルタイムは3分、山口に江口、伊藤、盧がかかわってボールを動かそうとしていく立命館大。

47分には正面、平川のスルーパスに、市川がエリア右へ。しかし、京都産業大の守りに遭うと、食野の浮き球のパスに、エリア正面へ抜け出したのは菅野。シュートを打つとこれが決まり、2-0。

試合はここでタイムアップ。2-0。勝利したのは京都産業大となりました。

立命館大にとっては何よりも欲しい勝ち点3には届かなかったものの、そのサッカーは魅力的。

好パスでチャンスを何度も演出した戸水のプレーも素晴らしいものがありました。

先発の選手に二年生、三年生も多く、さらに多くの試合を重ねていき、最後のところでの精度が高まれば、より大きな結果も出せるのでは、と感じさせられました。

これからも、そのサッカーをとても楽しみにしています。

前半0-0 後半2-0 計2-0

得点:夏川大和、菅野翔斗(京都産業大)

京都産業大の先発:1山本透衣 2吉木大喜 5河井哲太(c) 18佐藤幸生 4西村翔 17川上陽星 11津野絢世 10食野壮磨 23城水晃太 14夏川大和 13中田樹音

交代:佐藤→27横窪皇太 中田→8中野歩 城水→7福井和樹 西村→15西矢慎平 津野→20菅野翔斗

控え:12林憲太朗 42長谷川裟恭 19石原央羅 9原田烈志

立命館大の先発:1山口瞬 5市川健志郎 26伊藤太陽 2江口正太郎(c) 4竹田豪 12西川洸大 25戸水利紀 6盧泰曄 10松井温人 44中野瑠馬 8大久保龍一

交代:大久保→7大谷優斗 松井→11三好辰典 戸水→17平川絢大 竹田→22小西宏登

控え:21永田健人 27加藤寛人 15荻野元伸 37石川己純 13野濵友哉

(文中敬称略)

立命館大の先発メンバー

京都産業大の先発メンバー

コイントスに臨む京都産業大の河井哲太選手、立命館大の江口正太郎選手

戸水利紀選手

ゴールに迫る立命館大

最終ラインから好パスを通した伊藤太陽選手

京都産業大がゴールに迫るがしのいでいく

戸水利紀選手もエリア前に何度も顔を出した

両サイドを突いて立命館大が迫っていく

体を張って、京都産業大の攻めを阻む立命館大の山口瞬選手

中野瑠馬選手

戸水利紀選手がエリア内へ

折り返しは惜しくもシュートにはつながらず

飲水タイムへ

大久保龍一選手がエリア内へ

山本透衣選手が阻んでゴールとはならず

戸水利紀選手

ボールを要求していく

中野瑠馬選手

左コーナーキックのキッカーを務めた戸水利紀選手

中野瑠馬選手がシュート

山本透衣選手が好セーブを見せる

戸水利紀選手もゴールを狙う

前半は0-0

秋葉拡人選手、安江海ラウル選手はボールパーソンを務めた

後半へ

立命館大のゲームキャプテン江口正太郎選手と京都産業大の津野絢世選手

セットプレーからゴールに迫る立命館大

戸水利紀選手

中野瑠馬選手が仕掛ける

何度もエリア近くに迫り、チャンスをつくった

山口瞬選手がセーブ

竹田豪選手が持ち上がる

戸水利紀選手

エリア前、ラストパスを出す戸水利紀選手

先制点は京都産業大へ。夏川大和選手が決めた

戸水利紀選手

中野瑠馬選手

大谷優斗選手がゴール前に迫る

山本透衣選手がセーブ

左コーナーキックを蹴る戸水利紀選手

終盤に交代で下がる戸水利紀選手

交代出場の平川絢大選手

菅野翔斗選手が決め2-0

2-0。京都産業大は勝利。立命館大は敗戦

試合を見守った家族やメンバー外の選手らのもとへ

 

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

コメントを残す