1ショット日記「新天地でも」


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2012年まで川崎フロンターレに在籍、2010年5月5日、万博記念競技場でのガンバ大阪戦ではハットトリックを達成するなど鮮烈な印象を残した楠神順平選手。今年7月からオーストラリア、Aリーグのウェスタン・シドニー・ワンダラーズへ移籍し、はじめて海外でプレーすることになりました。

ウェスタン・シドニーはシーズン前のトレーニングのために、9月上旬に来日。12日、千葉市のユナイテッドパークで行われたJ2ジェフユナイテッド市原・千葉との練習試合では、楠神選手は45分×2本行われた1本目、右MFとして出場し、前線の選手とよく絡んで、得点機を演出するなど意欲的にプレー。周りからは「ジュンピー」「ジュンぺー」と呼ばれ、試合後には充実感溢れる表情でチームメートとがっちり握手をかわすなど新しいチームに溶け込んでいることをうかがわせました。

ユナイテッドパークには、セレッソ大阪やサガン鳥栖といった古巣のサポーターの姿も。かつてスカウトとして担当したフロンターレの向島建さんが「関西に足を運ぶのは苦ではなかった。どんなプレーを見られるのか楽しみだった」と語っていたように、フロンターレを離れたあとも楠神選手がそれぞれのチームでサポーターの心をつかんでいたことをそれが示すようでもありました。海を渡った新天地でも、オーストラリアの人々を魅了するプレーを見せてほしいものです。あの日の万博を湧かせてくれたように。飛躍を祈っています。

【練習試合 ジェフユナイテッド市原・千葉vsウェスタン・シドニー・ワンダラーズ】
9月12日(月)午後1時キックオフ くもり時々雨 ユナイテッドパーク
45分×2
①0-2 得点:ケレム・ブルト、ミッチ・ニコルズ(ウェスタン・シドニー)
②0-1 得点:スティーブン・ラスティカ(ウェスタン・シドニー)

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