9月18日は保土ヶ谷公園サッカー場へ。前節、山梨学院高校に3-1で勝利、5勝4分け4敗と白星を先行させ、暫定5位まで順位を上げたフロンターレU-18。5月の対戦では0-3で完敗を喫した手強い相手、2位につける桐光学園とのアウェーゲームに臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第14節vs桐光学園】
9月18日(日)午後2時キックオフ くもり時々雨 保土ヶ谷公園サッカー場
フロンターレの先発はGK16早坂勇希、DFは右から14小川真輝、34高吉正真、22新井秀明、23デューク・カルロス、ボランチはキャプテン10田中碧、15池谷祐輔、右MF28山田新、左MF11道本大飛、トップ下18村田聖樹、FW17大曽根広汰。デューク・カルロスはこれがプリンスリーグ初出場。26宮代大聖は前節に続き、U-16日本代表としてインドで行われているAFC U-16選手権に出場しているため、不在。
桐光学園はGK1茂木秀、DFは右から2淡路昂宏、6田中拓実、34内田拓寿、キャプテン5タビナス・ジェファーソン、ボランチ4桑原遥、14田中雄大、右MF8佐藤太一、左MF10鳥海芳樹、FWは7西川公基、11倉持快。淡路はフロンターレU-15出身の三年生。
曇り空に時折雨が降る中、行われた試合。序盤は桐光が押しぎみに。1分にはタビナスが左からエリア内へ進入を試みるも小川がブロック。3分にはこぼれ球を拾った田中雄大が左からシュートを打つも右に。
フロンターレもつなげるようになり、大曽根がよく縦へ仕掛けて次第に桐光の陣内へ顔を出せるようになりますが、依然として桐光がフロンターレのゴール前へ顔を出す場面が目立っていきます。10分にはすばやいリスタートから佐藤が中へ切れ込みシュートを放つも上に。
フロンターレは11分には田中碧の縦パスに村田がワンタッチではたいて、抜け出したのは大曽根。エリア右からシュートを打つもワンタッチあり、決まらず。
桐光は田中拓実が最終ラインから左へ精度の高いフィードを放ってタビナスが起点に。さらに西川や倉持らの仕掛けからゴールへ迫りますが、フロンターレは攻守の切り替え早く、山田や村田、池谷らが自陣に戻り、ボールを奪い、シュートにも高吉や新井らがブロック。20分にはエリア外やや左でファールを与えるとタビナスが直接左足で枠内へフリーキックで狙いますが早坂が上へ弾き出す好セーブ。素晴らしい対応でしのいでいきます。
23分にはフロンターレ、左から道本からボールを受けた村田が左裏へパスを出すとエリア左、デュークが抜け出すもオフサイド。24分には右から大曽根がスルーパスを出すと村田が抜け出すもここはGK茂木が先に触り、シュートは打てず。28分にはカウンターへ持ち込むと、田中が持ち上がって大曽根が右へ抜け出し、折り返しに山田がシュートを打つも桐光もGK茂木が好守を見せてネットを揺らすには至らず。
桐光も中盤でボールを奪ったところから倉持がエリア右へ。シュートを打つも高吉がブロック。30分にはタビナスがエリア外左からドリブルで仕掛けますが、自陣へ戻った山田がボールを奪取。攻撃だけではなく守備でも持ち味のスピードを生かして素晴らしい対応を見せていきます。
35分にはフロンターレ、デュークがボールを奪ったところから左サイドから仕掛けると、エリア左から折り返したボールに道本、さらには村田がシュートを打つも桐光も体を張ったブロックで枠には飛ばせず。40分にはデュークのリターンを受けた村田がミドルシュートを打つも左に。前半終了間際には大曽根がエリア前でファールを受け、小川が直接フリーキックで狙いますが、GK茂木が対応。前半は0-0でタイムアップとなります。
ハーフタイムあけのフロンターレ、スタッフにベンチ外の選手も加わり全員で円陣を組み、早坂が「行くぞ!」。声をかけて再びピッチへ。
1分には桐光、西川が左から仕掛けてフロンターレのゴールへ迫りますが、新井が素早く寄せてシュートは打たせず。ラインを割ると、早坂が素早くボールを蹴り、左サイドへ。これに大曽根が抜け出し桐光の選手と競り合うようにして、ボールを追うと、ラインを割りますが、フロンターレの左コーナーキックに。
2分、小川がボールを入れると桐光はGK茂木が対応しようとするもののボールはエリア内右へ。このボールを押し込んだのは田中碧。ゴールネットを揺らして1-0。先制点はフロンターレへ。ピッチ脇の選手たちのもとへ走っていく田中碧、次々に選手が折り重なって喜びを分かち合います。
桐光も桑原の縦パスを起点に倉持や西川がフロンターレのエリア前へ迫りますが、シュートには持ち込ませず。セカンドボールを拾った池谷が切り替え早く、縦へボールを入れるなどして流れは渡さず。タビナスや鳥海のクロスにもデュークがしっかりと対応し、決定機にはつながせず。11分には茂木のフィードに鳥海がエリア内へ抜け出しますが、早坂が交錯しながらもこれに対応。
直後にはフロンターレも田中碧の縦パスに大曽根が左へ抜け出すと折り返したボールに道本がシュートを打つも茂木の好守に遭い、ネットを揺らすには至らず。この流れから得た小川のコーナーキック、こぼれ球をエリア外左で道本が拾いうまく前を向いてシュートを打つも左に。
桐光は鳥海がよく仕掛けて反撃に出るも池谷がうまく体を入れてボールを奪い、21分にはフロンターレ陣内でボールをカットした田中雄大がそのままエリア左へ進入しシュートを打つも高吉がブロックし、枠には飛ばさせず。直後にはフロンターレも道本を起点に右から山田が仕掛けてリターンを受けた村田がミドルシュートを打つもGK茂木がキャッチ。
桐光は佐藤に代わって30阿部龍聖が右MFに。西川が左サイドやや下がった位置でボールを受けて斜めに仕掛けてフロンターレのエリア前へ迫りますが、山田が戻って体をうまく入れてボールを奪う好守。最後はファールを受けてシュートは打たせず。交代で入った阿部のドリブルにもデュークが体を張ってエリア内へは近づかせず。さらに池谷や田中がよくセカンドボールを拾い村田らを起点に追加点を狙っていきます。
32分、桐光は倉持を下げて28望月駿介を左SBに入れ、タビナスを一列前に。フロンターレは大曽根に代えて6小泉靖弥を入れ右MFに。山田はFWへ。
36分には桐光陣内からのフリーキック、茂木のボールがエリア内へ。タビナスが触るも早坂が対応し、シュートは打たせず。さらにタビナスの左サイドからの仕掛けにエリア前人数をかけて桐光は押し込んでいきますが、シュートには体を張った対応で決定的なものとはさせず。
しのいでいくと、39分早坂が素早くゴールキックを右へ送ると右サイド高い位置でこれを受けたのは小泉。縦へ仕掛けて折り返すと村田がエリア正面からシュート。いったんは防がれるもこぼれたボールを自分で押し込み2-0。ピッチ脇の選手たちのもとへ人差し指を立てながら、走っていく村田。追加点がフロンターレへ。
畳み掛けるフロンターレ、直後には田中碧が左へパスを出すと道本が抜け出し、最後はエリア左から山田がシュートを打つとこれも決まって3-0。この日3度目のフロンターレの歓喜の輪。山田は2試合連続のゴールに。
ロスタイムに入り、高吉に出血があり、治療で人数が少なくなる場面も、桐光の反撃に対してしっかり対応。最後は道本に代えて7桝谷岳良がピッチへ。試合は3-0でタイムアップ。粘り強く戦い抜いた上での素晴らしい勝利となりました。
これでフロンターレはリーグ戦後半の第10節からの5試合を3勝2分け。通算で6勝4分け4敗、得点19、失点17、得失点差は+2。順位は暫定3位に。ここ数年シーズン後半に調子を上げていく傾向にあるフロンターレU-18。今年も1試合1試合確かに積み重ねながら、結果を出しています。この日も本来のFWではなく右MFとして出場した山田新が攻守に活躍し、初先発のデューク・カルロスも好プレーを見せるなど、次につながるものがありそうです。
次節、プリンスリーグ関東第15節は9月24日(土)午後1時半、等々力第一サッカー場にて横浜FCユースとの対戦となります。
前半0-0 後半3-0 計3-0
得点:田中碧、村田聖樹、山田新(川崎)
フロンターレの先発:16早坂勇希、14小川真輝、34高吉正真、22新井秀明、23デューク・カルロス、10田中碧=cap、15池谷祐輔、28山田新、11道本大飛、18村田聖樹、17大曽根広汰
交代:大曽根→6小泉靖弥 道本→7桝谷岳良
控え:21浅川将輝 2横山尚貴 3川崎晶弘 4伊従啓太郎 13奥山璃空 27小川達也 29横田大祐
桐光学園:1茂木秀、2淡路昂宏、6田中拓実、34内田拓寿、5タビナス・ジェファーソン=cap、4桑原遥、14田中雄大、8佐藤太一、10鳥海芳樹、7西川公基、11倉持快
交代:佐藤→30阿部龍聖 倉持→28望月駿介
(文中敬称略)
写真はかんちさんから多くのものをいただきました。ありがとうございます!
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夜分に失礼します。もうじき2017年度プリンスリーグが開幕なので去年の記事を見返していました。素敵な記事と写真ですね^^
桐光学園の11番、倉地ではなく倉持快君です!タビナス君や西川君たち3年生が卒業し、倉持君が副キャプテンとしてチームの前線で頑張ってくれています!
今年の桐光学園もご期待ください^^
記事をお読みいただきありがとうございます!もう1年経ってしまいますね。
倉持くんの名前,ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。
卒業生のプロ,大学での活躍を願うとともに,今年の桐光学園にも期待しています!