1ショット日記「チームのために」


シーズンの半ばが過ぎ、後半戦へ突入したJ3リーグ。

川崎フロンターレU-18出身の選手では、最も多くの出場機会を得ているのが、カマタマーレ讃岐のMF長谷川隼。

ここまでのリーグ戦、すべての試合でスタメンに名前をつらね、ピッチに立ち続けています。

 

フロンターレU-18出身、カマタマーレ讃岐の長谷川隼選手

 

8月13日、ロートフィールド奈良で行われたJ3リーグ第22節、奈良クラブ v s カマタマーレ讃岐でも先発した長谷川は、ボランチとして、プレー。

時折見せる速く、低い縦パスや、鋭いターンから相手を剝がすプレーなどで、フロンターレU-18時代の片鱗をのぞかせる場面も。
67分に退くまで、厳しい寄せからボールを奪い取るなど、奮闘し続けました。

 

 

その長谷川と同じく、開幕から出場を続けているのは、同じくU-18出身、元フロンターレ、奈良クラブのMF可児壮隆。

 

奈良クラブのMF可児壮隆選手

この日は、71分からピッチに立った可児。豊富な運動量で自陣だけではなく、相手のエリア近くに何度も顔を出すなど、チームに活力をもたらすと、コーナーキックでは精度の高いボールでチャンスメーク。
20分強というけっして長くはない時間でも、チームに力をもたらすことのできることを示していたのでは、と思います。

 

試合は0-0。

一時は首位争いを繰り広げていた奈良クラブは、5戦未勝利となり、11位。カマタマーレ讃岐は16位。J2への昇格圏から少し遠ざかりつつあります。

それでも、試合後には、38.5度という猛暑の中、奮闘した選手たちを、サポーターたちは温かく迎え、試合後には、バスに乗り込む選手たちに、励ましの言葉を送る、心が温かくなるような場面もありました。

 

いい状況にあるとはいえないなかでも、チャントやコールで背中を押し続けてくれるサポーターのため、そしてチームのために、2人が出場を重ねたその先が、良いものであることを願っています。

 

【J3リーグ第22節 奈良クラブ vs カマタマーレ讃岐】
8月13日(日) 午後3時3分キックオフ ロートフィールド奈良 晴れ 1749人
前半0-0 後半0-0 計0-0

 

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