U18川崎ブレイブサンダース – レバンガ北海道U18 / B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2023 準々決勝


前日の2回戦で滋賀レイクスU18を下したU18川崎ブレイブサンダースは、初めてのセンターコートで、B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP を連覇しているレバンガ北海道U18との準々決勝を戦いました。

B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2023 準々決勝
U18川崎ブレイブサンダース – レバンガ北海道U18
2023/12/2(土) 9:30 日環アリーナ栃木 MAINコート

川崎のスターティング5はここまでの2試合と同じく、5 山口朝陽、9 大津光合、10 寺田潤平、11 佐久間翔三、12 畑中駿景。
対する北海道は4 阿部竜大、6 赤根涼介、9 福田虎琉、10 越後晴貴、11 内藤耀悠がスターティング5となりました。

1q、まずは北海道のポゼッションからスタート。
時間いっぱいボールを回して十分な態勢でボールを受けた9 福田虎琉が3ptを難なく決めて北海道が先制。
川崎は最初のオフェンスで9 大津光合が3ptを放ちますが、これは決まらず。
ここから北海道が怒涛のスコアラッシュ。11 内藤耀悠のフリースロー、4 阿部竜大のミドルジャンパーで加点すると、10 越後晴貴のエンドラインドライブが決まって8得点のランとなったところで、川崎が最初のタイムアウト。
ブレイクを入れて、落ち着きを取り戻そうとします。
タイムアウト明け、内藤にミドルジャンパーを決められるものの、交代で投入された14 安彦海音がフリースローでこの試合最初の得点を川崎にもたらすと、11 佐久間翔三と12 畑中駿景の合わせからフリーになった安彦がダイブしてイージーバスケット。更にこれにファウルがありバスケットカウント。ボーナススローも決めて連続の5得点。
タイムアウト明けから落ち着きを取り戻します。
しかし、相手は王者北海道。6:37、福田にこの日2本目の3ptを決められると、越後、赤根にもスコアを許して5-19とされます。更に、内藤のプルアップでの3pt、14 西村優真のドライブなどで5-24と大きく引き離されます。
3:25、川崎は佐久間が3ptを決めてようやくスコアを伸ばし、北海道のファストブレイクを13 豊田陽大がブロックするなど、要所でいいプレーを見せるも、内藤、12 安藤煌太朗にスコアを決められ勢いを止められません。
終盤、川崎は大津のフリースローでなんとか得点を追加し、12-33でこのクォーターを終えました。

2q、まずは北海道のファストブレイクから。5 村上琥羽に走られてスコアを許すも、川崎も佐久間の3ptで対抗。
更に、7 西田瑛久が素晴らしいターンからジャンパーを決めると、直後にも西田がロングレンジ2ptを決めて19-38。
北海道に食らいついていきます。
川崎は安彦の激しいディフェンスからポゼッションを奪うなど、守備でいい場面を作っていきます。
8:00、佐久間のドライブからのレイアップで特典すれば、北海道は村上のフローターで対抗。村上が放った3ptは外れますが、自ら取ったリバウンドからのシュートは西田がブロック。
しかし北海道のオフェンスを止めるのは難しく、安藤のフローター、西村のファストブレイクでリードを広げられたところで、川崎は前半2度目のタイムアウト。前半の終盤に向けて心身を落ち着かせます。
5:58、北海道は越後のゴール下からまたも連続スコアで52店まで得点を伸ばします。
対する川崎は3:34、大津のディープ3ptで久しぶりのスコアを取ると、終盤にファストブレイクから得た8 上原一芦のセカンドチャンスポイントで26-54として、前半を終えました。

しばしの休息ののち始まった後半、川崎はいつも通り、ここから仕切り直しの意味を込めてスターティング5を送り出します。
最初に北海道にスコアこそ許しますが、ペースを握ったのは川崎。
5 山口朝陽のオフェンスリバウンドからのシュートはファウルとなりますが、フリースローを決めて得点すると、10 寺田潤平のドライブで加点。北海道のゴール下での粘りから得点を許しますが、佐久間のスティールから畑中と繋いで佐久間へ戻し、フリースローを得るなど、徐々に良い攻撃がみられるようになってきます。
8:25には北海道。西村のキックアウトから福田が3ptを決めて60点。川崎をダブルスコアで引き離します。
7:32、川崎はまたも佐久間のスティールからファストブレイクを決めて加点すると、直後にも西田がスティール。これを安彦に繋いでレイアップが決まり33-60。粘りを見せます。
6:13、川崎は安彦のインバウンズに合わせて走った畑中がゴール下からのシュートでファウルを受け、フリースロー。これを決めて加点すると、またも安彦が中央を割るドライブでディフェンス2人を振り切ってシュートを決めて36-60。安彦は5:00にも、ユーロステップからのフローターを決めて加点。得点でチームを牽引します。
対する北海道はここから勢いを増します。福田のミドルジャンパーを皮切りに、安藤のファストブレイク、西村のフリースロー、13 山根颯太の難しい体勢からのレイアップ、更には山根のフリースロー、村上の3ptと、気づけば15連続得点。王者の貫禄を見せつけます。
勢いに押された川崎は、残り8.5秒で4 水品皓暉が仕掛けたドライブをファウルで止められて得たフリースローを冷静に2本沈め、なんとか40-75でこのクォーターを終えました。

最終クォーターは、完全に北海道の横綱相撲となりました。
まずは村上の華麗なユーロステップからのフローターでスコアすると、内藤のドライブで加点。
対する川崎は西田のフリースローでスコアを伸ばすと、佐久間からコーナーで待ち構える西田への絶妙の合わせで3ptを射抜きます。更に西田は直後、ウイングの位置からも3ptを決めて、北海道に食らいつきます。
しかし北海道、村上のドライブや8 藤田隆生、7 田中虎太朗のコーナー3ptで引き離されます。川崎も佐久間から山口への合わせからのゴール下、フリースローで得点を50に乗せますが、体力もだいぶ削られ、徐々に足が止まってきます。
北海道はここから2:25までにスコアを95まで伸ばし、100点ゲーム目前。
川崎は大津のディープ3ptで久しぶりのスコアをあげますが、北海道は15 中村泰規の連続3ptで100点ゲームを達成。最終盤はこれで引退となる3年生5人をコートに送り出すという粋な計らいを見せた村岡HC。北海道はそこから更にスコアを重ね、終わってみれば55-108という大差で北海道が勝利をおさめることとなりました。

大差で破れたU18川崎ブレイブサンダースですが、体力の限界まであきらめずに走り、守り、シュートを放つ姿からは、彼らや彼らの先輩たちがほとんど勝利を知らない頃から懸命に続けている、まぎれもない川崎の魂を感じるには十分でした。
U18として初の全国大会での勝利をあげたところから駆け上がったベスト8という結果で、新たな歴史を切り開いたことは、本当に誇らしいことです。
これをもって3年生は引退となります。U15、U18で経験してきたことを、また次のステージでも発揮し、どこにいても輝いていてほしいです。
また、残される1、2年生はこれからまた、ベスト8という高い壁を超えるチームを作っていってほしいものです。
素晴らしいチームを応援させていただき、ありがとうございました!

写真はなつこさんからいただきました。いつもありがとうございます。

川崎-北海道
1q 12-33
2q 14-21
3q 14-21
4q 15-33
合計 55-108

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