「将来フロンターレに戻りたいという気持ちはあるので。それでまた恩返しできるように」 / MF田鎖勇作


2021年プリンスリーグ関東で初優勝。プレミアリーグプレーオフを制し、悲願のプレミアリーグ昇格を果たした川崎フロンターレU-18。

ボランチとして、チームを支えたのはMF田鎖勇作。川崎そだちが始まった2015年にはU-12の選手としてダノンネーションズカップ in Japanの優勝メンバーになるなど、ずっと見守ってきた選手の一人でした。

U-18時代の田鎖勇作選手

21年を最後に卒団後は拓殖大に進学。多くの試合に出場しています。

12月21日、茨城県内で始まったIBARAKI Next Generation Cup 2023では、U-20関東大学選抜に選出。試合後に、話を聞きました。

田鎖勇作選手

 

-お疲れ様です。本当にお久しぶりです。まずは今日試合振り返ってもらってもいいですか?

こういう関東選抜の活動としては、僕自身、初めてで。何回か呼ばれていたんですけど、なかなか怪我しちゃったりとか、辞退したりしてしまって。
なかなか参加できていなかったんですけど、やっぱりみんなレベル高い中で、今日の試合なんかも、前半は代表に押されていましたけど、後半に関しては自分たちのサッカーを、つなぐサッカーっていうのは、披露できたのかなっていうのは感じていて。

個人としても守備だけじゃなくて、点を取ったり、アシストしたりっていうところは、やっぱり意識していかないと、今後評価されないので。そういうところは少し見せられたのかなと思うんですけど、まだまだ、ボール受けるところだったり、1対1負けない、だったり。まだ足りないと思っているので。そこはまだ2試合あるので。

そこで出場した時に、違いを見せれるようにやりたいと思います。

-前半惜しいチャンスもありましたけど。より得点をという気持ちをもって、この大会に臨んでいる?

拓殖大学でもなかなか、相方のボランチの適性もあるんですけど、けっこう下がって守備というか、管理するっていうことが多くて。
でも、ボランチって攻撃も求められると思うので。得点とかアシストだったりというのは意識して取り組みたいと思います。

-じゃあ、今後はゴールも取れるボランチになりたい?

そうですね、やっぱり守備だけじゃなくて、やっぱり得点っていう目に見える結果が、今後必要になってくると思うので。そういうところは意識しています。

-今日は対戦相手に3人フロンターレの子がいましたけど、それはどうでした?

そうですね。高3のときに高1という立場でしたけど。みんな、3人とも。ひとり土屋君はあんまりかかわったことはなかったですけど、由井とかハマちゃんとかは、やっぱり成長しているなって感じていて。
由井なんかはマッチアップしたんですけど、やっぱりけっこうU-18の起点となって、ビルドアップとかもかかわっていたので。成長しているなっていうのは感じました。

でも、やっぱりやれて楽しかったですね。

-今年、大学、シーズン振り返ってどうでした?

今年、公式戦は全試合スタメンで使ってもらっていて。そのなかでチームとして、関東2部に落ちてしまったというところで、自分の責任だけじゃないですけど。
「自分がもっとできることがあるんじゃないか」とか、感じていて。それは攻守にわたってもそうですけど、自分がもっと声を出したり、率先して動くっていうところは、もっとプレー面でできたのかなって感じているので。
来年以降、そういうところを意識して。得点もできるように頑張りたいです。

-では、またフロンターレのサポーターにメッセージを。けっこう拓殖の試合、サポーター見に行ってますよね?
そうですね。けっこう来てくれています。

-何かメッセージなどいただけます?
いつも、あたたかいご声援ありがとうございます。何回か、けっこうサポーターの方にも足を運んでいただいていて、見に来てもらっているので。
その感謝の気持ちというか、そういうのを自分の活躍だったり、将来フロンターレに戻りたいという気持ちはあるので。それでまた恩返しできるように。今自分が置かれている環境で、頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします。

田中幹大選手と田鎖勇作選手

 

今後、プロになるために、フロンターレに戻るためにも、目指すべき選手像が見えている様子の田鎖。拓殖大は関東大学サッカーリーグ2部へ降格することになりましたが、厳しい状況のなか、すべての試合に出続けたことは、同世代のほかの選手にはない、大きな財産になったのではないかと思います。それを踏まえて迎える3年目のシーズンは、きっと大きな飛躍を遂げるものになるのではないでしょうか。活躍をとても楽しみにしています。

(文中敬称略)

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