12月24日はケーズデンキスタジアム水戸へ。
12月21日から行われている茨城県サッカー協会主催のIBARAKI Next Generation Cup 2023は最終日を迎えました。
第1試合は、U-18日本代表とU-18ウズベキスタン代表が対戦。川崎フロンターレU-18のMF由井航太、DF土屋櫂大、GK濱﨑知康が試合に臨みました。
【IBARAKI Next Generation Cup 2023 U-18日本代表 vs U-18ウズベキスタン代表】
12月24日(日) 午前11時キックオフ ケーズデンキスタジアム水戸 くもり
ここまで2引き分け、PK戦では2勝、勝ち点4のU-18日本代表。
先発は、GK12後藤亘(FC東京U-18)、最終ラインは右から2本間ジャスティン(ヴィッセル神戸U-18)、4土屋櫂大(川崎フロンターレU-18)、3塩川正道(流通経済大柏)、5梅木怜(帝京高)、ボランチは8保田堅心(大分トリニータU-18)、キャプテンの6由井航太(川崎フロンターレU-18)、右MF14廣井蘭人(筑波大)、左MF17中川育(サンフレッチェ広島ユース)、トップ下7石井久継(湘南ベルマーレU-18)、前線には9塩貝健人(慶應義塾大)。
U-18ウズベキスタンは、2敗、2PK負け。
先発はGK21ムラタバエフ サマンダル(メタッルグ)、最終ラインは右から16ファイズラエフ ルジボイ(メタッルグ)、4ベクムロトフ アリジョン(オリンピック)、15レジャバリエク メイルベク(オリンピック)、22ハミドフ サイドホン(プレストウッチヘイス)、ボランチは14イブライモフ ヌルラン(パフタコール)、その前に19フォミン ルスタムベク(パフタコール)、キャプテンの10ウリンボエフ ムハッマードアリ(パフタコール)、右に20ジュマエフ アシルベク(スルホン)、左に7トゥフサノフ ダレル(オリンピック)、前線には9サイドヌルラエフ サイドウマルホン(パフタコール)。
空には雲が垂れ込め、師走の寒さを感じるケーズデンキスタジアム水戸。開放されたメインスタンドには、選手の家族ら、地元のサッカーファン、さらにはそれぞれのチームを応援するサポーターたちの姿も。寒さの中にも、それぞれ集った人々が持っている暖かな心を感じる中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりは、ウズベキスタンが最終ラインのメイルベクがうまく前に持ち上がり、縦パスを供給。左サイドでムハッマードアリ、ダレルがかかわって、U-18日本代表のエリア前に迫りますが、これをしのいだU-18日本代表は、塩貝がエリア正面に抜け出し、1対1に。うまくボールを前に持ち出し、シュートを打つとこれが決まり、1-0。
先制点はU-18日本代表に入ります。
追いかけるウズベキスタンは、ボールをしっかり動かしながら、U-18日本代表のゴールの前に迫り、U-18日本代表の組み立てを高い位置で狙い、ボールをものにする場面もつくっていきます。
6分には、サイドウマルホンが縦パスをおさめ、エリア左へ、ダレルが進入。しかし、シュートは土屋がブロック。
さらに左サイドに展開、ダレルやムハッマードアリがかかわって、高い位置でプレーする時間をつくりますが、本間や廣井が低い位置をカバー。
7分には、右サイドでボールをカットすると、サイドウマルホンがエリア前に迫りますが、これには土屋が対応していきます。
U-18日本代表も、由井の浮き球のパスを、塩貝が高い位置でキープ。塩貝から受けた保田は右へ展開しようとしていきますが、ウズベキスタンは出足よく厳しい守りでこれに対抗。
それでも、中央で動かそうとする場面では、由井や保田が囲い込むようにしてボールを奪うなどこれに対応。
8分には、中盤の保田がスルーパス。エリア外正面左、抜け出した石井がミドルシュートを打ちますが、これは枠外。
しかし、10分突き放したのはU-18日本代表。梅木のパスに、うまく左サイド、抜け出した中川がエリア正面左に持ち込み、シュートを打つとこれが決まり、2-0に。
畳みかけるU-18日本代表は、12分には、由井から左サイド、梅木へ。梅木の縦パスに、またも中川が抜け出し、今度は高い位置からの折り返し。
これはウズベキスタンの守備も集中しており、シュートにはつながりませんでしたが、U-18日本代表がうまく裏を突きながら、ゴールに迫る場面をつくっていきます。
15分には、ウズベキスタンの右SBのルジボイが負傷でプレー続行不可となり、代わって18アフマジョノフ ナリモン(ブヌヨドコル)が入り、左SBに。左SBのサイドホンが右SBに入ります。
追いかける展開にも、しっかりボールを動かしながら、前に出ていくウズベキスタン。中央にうまくムハッマードアリが顔を出し、サイドホンが高い位置で受け、最終ラインのメイルベクも持ち上がり、左サイドに速いパスを供給。ナリモンが高い位置をうかがうなどしていきます。
18分には、U-18日本代表にハンドがあり、エリア外左でのフリーキックに。
キッカーはダレル。遠いサイドに入れると、メイルベクが折り返し、ニアでヌルランがシュートを打ちますが、これは塩川がブロック。
さらにうまく間をヌルランが持ち上がり、そこから両サイドを使いながら、前に出ていこうとするウズベキスタン。
しかし、U-18日本代表は、廣井や由井、保田が厳しく寄せ、前には行かせず。
24分には、U-18日本も、塩川のフィードを起点に、前に出ていくと、縦パスに塩貝が正面右へ動き出しますが、これにはGKのサマンダルが対応していきます。
ウズベキスタンも、25分には、中央、間で受けたフォミンルスタムベクのスルーパスに、右サイドからアシルベクが抜け出しますが、これには梅木が対応。
梅木は縦パスを中川に入れると、中川は高い位置へうまく持ち上がり、それを受けた石井はスルーパス。しかし、これには塩貝は反応しきれず。
直後には、ウズベキスタンが再び最終ラインのアリジョン、アルランが下がり目で受け、右サイドに展開。サイドホン、アシルベクが連係。
再び、最終ラインに戻し、縦に鋭いパスを付けていきますが、これには土屋が対応。さらに左サイドから中央へパスを付けていきますが、由井が対応していきます。
すると26分には、U-18日本代表、土屋が持ち上がり、縦に速いパスを入れると、塩貝がエリア右へ抜け出しますが、GKのサマンダルが前に出て、阻む勇気のある守り。
ボールはゴール正面へこぼれ、石井が詰めますが、シュートはライン上でウズベキスタンのDFが阻む好守。
28分には、右サイド、うまく流れて受けた塩貝が仕掛けると、こぼれ球をエリア外正面で拾った保田がミドルシュート。そいかし、枠はとらえられず。
ウズベキスタンも直後には、ヌルランの縦パスに、うまく左へ流れたサイドウマルホンがおさめますが、土屋が厳しく寄せていき、自分たちのスローインに。
30分には、そのスローインをウズベキスタンがカット。ムハッマードアリのスルーパスに、エリア左へ抜け出したアシルベクがシュート。しかし、これはポスト。
31分には、最終ラインのアリジョンが左サイドにフィード。流れて受けたムハッマードアリはいったんダレルに預けて、受け直し、クロスを入れていきますが、梅木がしぼってこれに対応。
こぼれ球を拾ったヌルランが、エリア外右からシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
組み立てを図っていくウズベキスタンに対し、高い位置からプレスをかけていくU-18日本代表は、32分には、高い位置で石井がカットし、エリア正面左へ。シュートは枠をとらえますが、サマンダルがセーブ。
ヌルランが最終ラインの間に下り、うまく中央を使いながら前にで行こうとするのに対し、コンパクトに粘り強い対応を続けていくU-18日本代表。
下がり目で受けた塩貝から保田とつながり、保田の浮き球のパスに、石井が高い位置へ動き出す動きを見せるなどしていきます。
36分には、U-18日本代表にファールがあり、エリア外正面でのフリーキックに。キッカーはムハッマードアリ。左足で直接狙いますが、U-18日本代表が築いた壁に当たり、右コーナーキックに。
右コーナーキックのキッカーもムハッマードアリ。しかし、ボールはGKの後藤がしっかりセーブ。
直後には、さらにウズベキスタン、ルスタムベクから左へ展開すると、エリア左へ、サイドウマルホンが抜け出しますが、由井がカバーしていきます。
40分、U-18日本代表は石井に代わり16花城琳斗(JFAアカデミー福島U-18)。
すると正面にうまく顔を出し、間で受ける花城が積極的に前に出ていくことで、U-18日本代表を活性化。そのパスに、廣井が右サイド、高い位置へうまく裏を取り、抜け出す場面をつくるなどしていくと41分には、エリア外正面で花城から塩貝とつながり、塩貝の縦パスに、エリア内左へ抜け出したのは保田。倒れ込みながらも、シュートを打つとこれが決まり、3-0。U-18日本代表が突き放します。
U-18日本代表は、中川が中央に、保田が高い位置へ、花城が下がり目に、と流れの中で位置を入れ替えながら、ボールをつないでいき、42分には、右サイド、開いて持ち上がった土屋が塩貝に縦パス。
塩貝からオーバーラップした本間へつながり、本間はクロス。これはシュートにはつながりませんでしたが、セカンドボールものにし、今度は由井の縦パスを、塩貝がエリア右で受け、右へ展開。
これを受けた廣井がクロスを入れると、遠いサイドに中川が飛び込みますが、ウズベキスタンの守りが阻止。
さらに間でうまく受けた保田が左サイドを突くパス。これに梅木が反応。オフサイドとはなりましたが、U-18日本代表がうまく間を突く連係を見せながら、ゴールへ迫る時間をつくっていきます。
一方のウズベキスタンも、44分には、右サイド、流れてボールを引き出したサイドウマルホンの浮き球に、エリア内、ヌルランが飛び出しますが、塩川と交錯。これはヌルランのファールに。
さらに高い位置、ヌルランがカット、左に展開していきますが、由井・廣井が厳しく寄せていき、シュートは打たせず。
前半は3-0でタイムアップとなります。
後半、U-18日本代表は廣井に代わり佐藤龍之介(FC東京U-18)、ウズベキスタンはムハッマードアリに代わり13ハイダロフ アブドゥガフル(オリンピック)が入り、前線へ。ボランチにフォミンルスタムベク、その前にサイドウマルホン、ヌルラン。
立ち上がりには、U-18日本代表、うまく間で受けた保田から右サイドを突くパス。開いて受けた佐藤のスルーパスに、本間がエリア右へ抜け出しますが、これにはウズベキスタンの守りが対応し、右コーナーキックに。
U-18日本代表は、ショートコーナーを選択。佐藤がクロスを入れると、エリア内正面、土屋がおさめますが、ウズベキスタンの守りも集中しており、シュートにはつながらず。
それでも、佐藤や中川もうまく関わり合いながら、前に出ていくのはU-18日本代表。佐藤の縦パスを受けた中川がパス交換からエリア左へ進入するなど、チャンスをつくり、4分には、中央で佐藤がボールをカット。
縦パスに、塩貝が高い位置へ抜け出しそうになりますが、ウズベキスタンの守りが阻んでいきます。
由井が下がり目、間で受け、左サイドでは梅木の縦パスに、高い位置へ中川が動き出すなど、中央とサイドをうまく使っていくU-18日本代表。
6分には、土屋の縦パスを受けた佐藤から本間と右サイドでつながり、本間は高い位置からクロス。遠いサイド、中川のシュートはウズベキスタンが体を張り、ブロック。
さらにこぼれ球を拾った花城がシュートを打ちますが、わずかに左。
U-18日本代表は、土屋や塩川が開いて、間にい由井も顔を出し、流れの中で保田が高い位置へ顔を出し、ボールを預けた由井も、エリア右へ上がっていくなど、高い位置でのプレーが続いていきます。
11分には、高い位置でウズベキスタンがカット、右サイド、高い位置へアシルベクが抜け出しますが、梅木がカバー。
直後にはU-18日本代表、中央で保田が浮き球のパス。正面へ塩貝が抜け出しますが、ウズベキスタンの守りが阻止。
12分にはさらに保田のパスに、塩貝がエリア正面右へ。鋭い反転からのシュートは枠をとらえますが、GKサマンダルがセーブ。
13分には、中央、間でうまく受け、前を向いた花城のスルーパスに、塩貝がエリア正面やや左へ。しかし、ここはウズベキスタンの寄せに遭い、シュートは打てず。
一方のウズベキスタンも、15分には、エリア正面でうまくおさめたアブドゥガフルがシュート。しかし上に。
さらにヌルランから右へ展開。エリア右、おさめたアブドゥガフルが折り返しますが、後藤がセーブ。
U-18日本代表は、中川に代わり19近野伸大(柏レイソルU-18)、由井に代わり10鈴木陽人(名古屋グランパスU-18)、ウズベキスタンはアシルベクに代わり2リザクロフ ギヨスジョン(キジルクム)、サイドホンに代わり17ジュラエフ ジュラベク(オリンピック)。
19分には、U-18日本代表、花城の浮き球のパスに、鈴木がエリア左へ。うまくボールを浮かせ、シュートを打ちますが、これはポスト。
さらに高い位置で時間をつくるU-18日本代表。左へ流れ、ボールをおさめた近野の折り返しに、梅木がエリア左へ。シュートはGKサマンダルが阻みましたが、いい連係を見せていきます。
間で保田が受け、さらに前に出ていくU-18日本代表。
ウズベキスタンは、ボールを奪ったところから前に展開していきますが、土屋がカバーし、攻撃の芽を摘んでいきます。
ウズベキスタンはさらに交代。ダレルに代わり23アブラエフ べフルズ(メタッルグ)、サイドウマルホンに代わり11アブドゥラシドフ アブドゥアジズ(オリンピック)。
再びテンポ良くボールを回していくウズベキスタンに対し、コンパクトに、いい距離感で対応していくU-18日本代表。チャンスはつくらせず、逆に縦パスに塩貝が高い位置へ抜け出しそうになるなど、守備から攻撃へしっかりつなげていきます。
27分には塩貝に代わり11小嵐理翔(実践学園高)。
28分にはウズベキスタン、ヌルランのスルーパスに、ギヨスジョンがエリア左へ。しかし、シュートは後藤がセーブしていきます。
直後にはU-18日本代表、花城の縦パスに抜け出した小嵐がクロス、これに近野が飛び込みますが、さわることはできず。
直後にはウズベキスタン、アブドゥガフルが2回目の警告を受け、退場。10人に。
数的優位を生かし、前に出ていきたいU-18日本代表は32分には梅木のスルーパスに、小嵐がエリア左へ。しかし、GKサマンダルがセーブしていきます。
土屋や塩川、花城も中央に顔を出して、ボールを回していくU-18日本代表。35分には、本間のパスに、佐藤がエリア右へ抜け出しますが、ウズベキスタンの守りに遭い、シュートは打てず。
右コーナーキックとなり、花城が遠いサイドに入れると、塩川が折り返しますが、サマンダルがセーブしていきます。
37分、U-18日本代表は、塩川に代わり18谷田壮志朗(ジェフユナイテッド市原・千葉U-18)、本間に代わり15石原未蘭(サンフレッチェ広島ユース)。土屋が左のCB、谷田が右のCBに入ります。
38分には、U-18日本代表、うまく間で受けた保田がエリア右を突くパス。これに抜け出したのは佐藤。うまく前に持ち出し、シュートを打つとニアを抜き、4-0。
豪快にゴールネットを揺らし、U-18日本代表が突き放します。
ウズベキスタンは右に展開し、起点をつくろうとしますが、土屋がこれには対応。すぐさま、うまく間に顔を出した保田に付け、そこから攻めに展開していきます。
数的不利にも、前に人数をかけ、ゴールを目指してくるウズベキスタンに対し、コンパクトに、対応していくU-18日本代表。
攻めをしのいだところから、縦パスに小嵐が中央にうまく抜け出し、ウズベキスタンのファールを誘い、自分たちの流れに持っていきます
アディショナルタイムは4分。
47分にはウズベキスタン、右サイドを突くパスに、べフルズが飛び出しますが、GKの後藤がカバー。
48分には、U-18日本代表、右サイド、石原がクロスを入れると、近野がヘディングシュート。しかし、これは上に
さらにU-18日本代表は、最終ライン、土屋や谷田がボールに触れ、フィードも交えて、前に。
高い位置で時間をつくり、鈴木が高い位置で粘り強くボールをおさめ、エリア左へ仕掛ける場面をつくるなどしていきます。
試合はタイムアップとなり、4-0。勝利したのはU-18日本代表となりました。
試合後のPK戦は、ウズベキスタンが先攻で行われ、5-3。こちらを制したのはウズベキスタンに。
この結果、U-18日本代表は勝ち点7。ウズベキスタンは、この大会で初めての勝ち点1を得ることになりました。
前半3-0 後半1-0 計4-0
U-18日本代表の先発:
12後藤亘(FC東京U-18)
2本間ジャスティン(ヴィッセル神戸U-18) 4土屋櫂大(川崎フロンターレU-18) 3塩川桜道(流通経済大柏) 5梅木怜(帝京高)
6由井航太(川崎フロンターレU-18)=c 8保田堅心(大分トリニータU-18) 14廣井蘭人(筑波大) 17中川育(サンフレッチェ広島ユース) 7石井久継(湘南ベルマーレU-18)
9塩貝健人(慶應義塾大)
交代:石井→16花城琳斗(JFAアカデミー福島U-18) 廣井→20佐藤龍之介(FC東京U-18) 由井→10鈴木陽人(名古屋グランパスU-18) 中川→19近野伸大(柏レイソルU-18) 塩貝→11小嵐理翔(実践学園高) 塩川→18谷田壮志朗(ジェフユナイテッド市原・千葉U-18)
控え:1濱﨑知康(川崎フロンターレU-18) 13池田春汰(横浜F・マリノスユース)
U-18ウズベキスタン代表の先発:
21ムラタバエフ サマンダル(メタッルグ)
16ファイズラエフ ルジボイ(メタッルグ) 4ベクムロトフ アリジョン(オリンピック) 15レジャバリエク メイルベク(オリンピック) 22ハミドフ サイドホン(プレストウッチヘイス)
14イブライモフ ヌルラン(パフタコール) 19フォミン ルスタムベク(パフタコール) 10ウリンボエフ ムハッマードアリ(パフタコール)=c 20ジュマエフ アシルベク(スルホン) 7トゥフサノフ ダレル(オリンピック)
9サイドヌルラエフ サイドウマルホン(パフタコール)
交代:ルジボイ→18アフマジョノフ ナリモン(ブヌヨドコル) ムハッマードアリ→13ハイダロフ アブドゥガフル(オリンピック) アシルベク→2リザクロフ ギョスジョン(キジルクム) サイドホン→17ジュラエフ ジュラベク(オリンピック) ダレル→11アブドゥラシドフ アブドゥアジズ(オリンピック) サイドウマルホン→23アブドゥラエフ べフルズ(メタルッグ)
◇試合後、由井航太、濱﨑知康、土屋櫂大の3選手に話を聞きました。
「自分はトップ昇格させてもらうので。本当にキャンプから1日目から、
アピールする気持ちで、少しでも早くベンチに入りたいので」
MF 由井航太
-お疲れさまでした。まず、今日試合振り返って、どうですか?自分のプレーとか。
めっちゃ取られたし、もう何もできなかったです。
-前半途中まで、点は取ったけど、チームとしてはうまくいっていないのかな、とおもったんですけど、それはどうですか?
それはハーフタイムに言われて。点は入ったけど、焦る場面が個人としてもチームとしても多かったので。そこはハーフタイムに、修正しようという話はしました。
-途中から自分のプレーで修正できたところって何かありました?
いや、自分は試合通して良くなかったです。
-これからオフに入ると思うんですけど、新しいシーズンに向けて、どんな準備をしていきますか?
自分はトップ昇格させてもらうので。本当にキャンプから1日目から、アピールする気持ちで、少しでも早くベンチに入りたいので。
アピールっていう、何も信頼を、何もチーム内で分からないので。アピールしていきたいな、と思います。
-この1年間振り返ってみて、どうでした? 去年もこの大会でシーズンが終わったと思うんですけど。
この1年は悔しいことが大半で。自分があまりというか、全くいいプレーができなかったし、1年間通して。
高1、高2は自分の中でも成長しているなって、そういう自分の中ですごい自信があったんですけど、それが今年は良くなかったので。
自信をもって、プレミアでも全然プレーできなかったですし。反省が多くて。苦しい1年でした。
-多分、来年はU-19アジアカップに呼ばれる世代になると思うんですけど、また代表に戻ってきたいとか、そういう気持ちってあります?
うーん、あんまりそういうのは考えていないです。まずはチームでアピール。アピールというか、試合に絡むことが一番だと思うので。あんまりそこは意識していないです。
-じゃあ、チームで結果を残せばそういうことにつながっていくという感じですかね。
そうです。
-これから目指すプレーヤー像とか教えてもらってもいいですか?
攻守ともに存在感のある選手になることです。
-ずっと得点に絡めないことが課題だと言われていたと思うんですけど、そういったこともこれからできるように?
はい、そうです。
-サポーターの人にメッセージなど、いただけますか?
来年からトップ昇格するので。少しでも早くサポーターの前でプレーできるように頑張るので。応援お願いします。
「ユースから昇格できなかったっていうのは、何かしら足りない部分があると思うので。
そこをもっと見つめ直して、この4年間でしっかり成長できたらな、って思います」
GK 濱﨑知康
-お疲れさまでした。大会振り返ってみて、どうでした?
そうですね。最初は出れましたけど、次の2試合出られなかったのは自分の力不足かなと思ったので。やっぱり、そこは何か改善すべき点はあるのかなと思ったので。
そこを帰ってからしっかり見つめ直して、成長してまたここに戻ってこられたら、と思います。
-この1年間振り返ってみて、どうでした? 代表にも呼ばれて、チームでもキャプテンとして試合に出続けて、という感じだったんですけど。
そうですね、やっぱり優勝。ファイナルで優勝するっていうところを目指していたので。そこに届かなかったのは悔しいですけど、やっぱり1年間キャプテンをやらしてもらって、気づける部分がいっぱいありましたし。
成長させてもらえたので。とてもいい1年だったと思います。
-改めて、今日がフロンターレU-18の選手としての最後の活動になると思うんですけど、改めて、フロンターレアカデミーでの6年間ってどうでした?
そうですね、やっぱりキーパーの技術とか、そういうサッカーの技術もそうなんですけど、やっぱり人間性の部分を育ててもらえたのかなって、6年間振り返って思うところではあります。
-これから大学に入って、どんな選手になりたいとかってあります?
この6年間で学んだことを、継続してやっていかないと、自分のものになっていかないな、と思うので。そういうところだったりとか。4年後帰ってくるために、ユースから昇格できなかったっていうのは、何かしら足りない部分があると思うので。そこをもっと見つめ直して、この4年間でしっかり成長できたらな、って思います。
-明治はけっこう強いチームだと思うんですけど、大学で、チームとして目指すものって何かあります?
そうですね。いま、ちょうどインカレも決勝のところまで来ていますし。そういう強いチームに入るのは、自分の成長できる場所であると思うので。
やっぱりチームとしては、できるだけ多くの優勝、していきたいと思いますし、個人では1年生から、年齢関係なく、しっかりと出場できるようにしたいな、と思います。
-明治もたくさんプロのキーパーを輩出しているチームだと思うんですけど、これから、刺激になりそうな感じですかね?
プロをいっぱい輩出しているというところで、プロになりやすさっていうのも少し考えながら、大学選びをしていたので。
そういうところも、やっぱりプロを目指して、その4年間しっかり取り組みたいと思います。
-来年以降も代表に呼ばれたいという気持ちはあると思うんですけど、それはどうですか?
そうですね、U-20のワールドカップを目指して、この年代はやっているので。そこにしっかり自分が出場して、チームに、その代表を勝たせるような選手になれたらな、って思います。
-改めて、またフロンターレのサポーターにメッセージをいただけますか?
まず、この1年間。というか3年間、ユースの間、応援ありがとうございました。またこのクラブに帰ってこられるような選手になりたいと思うので、これからも応援よろしくお願いします。
「今年成し遂げられなかったプレミアリーグ優勝。そしてファイナル優勝。クラブユース優勝。来年は自分たちの代で、自分が中心となって、その目標を達成できるように。最後にファン、サポーターのみなさんと喜びを分かち合えるように」
DF 土屋櫂大
-お疲れさまでした。まずは今日試合振り返ってもらっていいですか?
そうですね、立ち上がり、最初の方、立ち上がりに点が入って。後半立ち上がり、点が入らない時間があったんですけど、そこで自分たち最終ラインは「ゼロで行こう」って。
最終ライン4人。キーパー含めて、意識していたので、それがゼロという数字で表せたので、本当に良かったかな、と思います。
-ウズベキスタンの選手とやってみて、どうでした?
思ったよりそんなにでかくなくて、スピードも自分がついていけるくらいだったんですけど、やっぱりクロスに入ってくる選手の勢いとか、クロスの精度は良かったので。
そこは分析で昨日とか今日の朝、分かっていたので。そこは自分でやらせないっていうのは意識してやっていました。
-けっこうDFとしては手ごたえも感じたのかな、と思ったんですけど、そのあたりはどうですか?
そうですね。今日は自分的にはゼロで終われたというのは良かったんですけど、やっぱりビルドアップで自分が1枚2枚剝がして、前にボール運んだり。
昨日だったら、後半入って、最後自分のところで剝がされて、1回フリーキックを与えてしまって、というのがあったんですけど、ピンチをつくらせないというところではまだまだだな、と思うので。
来年突き詰めてやっていかなきゃな、と思います。
-改めてこの大会を通して、手ごたえとかつかめました?
手ごたえ。難しいですけど、自分が持っている能力は出せたのかなって思うところは少しだけあります。
-この1年間振り返ってみて、どうでした? プレミアに出て、U-17のワールドカップに出て、といろんなことを経験できたと思うんですけど。
そうですね、今年はプレミアも2年生で、ほぼ出させてもらって。ワールドカップ、アジアカップも経験させてもらって。
自分としては、今までで一番濃いというか、内容があった一年だったと思うので。この一年無駄にしちゃいけないと思いますし。
ワールドカップでスペインに負けたその試合を忘れてしまったら、自分の成長止まってしまうと思うので。
あの経験を忘れないように、じゃないですけど。世界を経験できたので。それを今後につなげていきたいと思います。
-また来年も代表活動にかかわってくることになると思うんですけど、まず代表での意気込みを教えてもらってもいいですか?
この代に呼んでもらったことがあったので、来年もまずは自チームでしっかり活躍して。活躍しないとこういう場には呼ばれないと思うので。
まずは自チームでやるべきことをやって、チームを引っ張れる選手になって。ここに戻ってこれたときには、今回以上に成長していけるように来年やっていきたいと重います。
-来年U-19アジアカップ予選に(今回のU-18代表は)出る世代だと思うんですけど、それに出たい気持ちも?
9月に1次予選があるので、それに出るためにも、さっきも言ったように、まずは自チームで、まずはフロンターレで活躍したいと思っているので。
そこで活躍して、そこで代表活動、という結果がついてくればいいなと思います。
-また、来年のチームでの目標を教えてもらってもいいですか?
今年成し遂げられなかったプレミアリーグ優勝。そしてファイナル優勝。クラブユース優勝っていうのは本当に成し遂げられなかったので、来年は自分たちの代で、自分が中心となって、その目標を達成できるように、最後にファン、サポーターのみなさんと喜びを分かち合えるように、頑張っていきたいなと思っています。
-最後にサポーターにメッセージをいただけますか?
今年成し遂げられなかった優勝を、来年成し遂げるためにも、来年、今年よりも自分だけじゃなく、チーム全体で成長して、1試合1試合勝っていければなって思っているので。応援よろしくお願いします。
◇
来年は、トップチーム、大学、U-18の最後のシーズンへと向かっていく3人。確かな手ごたえをつかめたり、苦しい1年であったり、世界と戦い、そこで悔しさを味わったりと、それぞれ感じたものを話してくれました。この2023年があったからこそ、いい2024年になった。そう感じられるような新たな年になりますように。それぞれの活躍をこれからもとても楽しみにしています。
(文中敬称略)
◇写真はまゆげカワウソさんからもいただきました。ありがとうございます。
※まゆげカワウソさん撮影
※だいち撮影
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