「自分も大学経由してフロンターレに戻るために、4年間頑張っているので。応援のほど、よろしくお願いします」 / FW田中幹大


2021年プリンスリーグ関東で初優勝。プレミアリーグプレーオフを制し、悲願のプレミアリーグ昇格を決めた川崎フロンターレU-18。

背番号9を背負い、絶対的なFWとしてチームを勝利に導くゴールをたびたび決めたのが田中幹大。

 

川崎フロンターレU-18時代の田中幹大選手

フロンターレU-18を卒団後は、中央大へ進学。1年目から関東大学サッカーリーグでもゴールを決めるなど、トップチームで多くの経験を積んでいます。

 

12月21日に始まったIBARAKI Next Generation Cup 2023では、MFとしてU-20関東大学選抜に選出。最初は左MF、途中からは右MFとしてプレー。いい動き出しからゴールをおびやかすプレーも見せました。

試合後に、話を聞かせてもらいました。

 

田中幹大選手

-今日の自分のプレー、振り返ってもらっていいですか?

前半はチームとして、あんまりうまくいってなくて。でも、自分たちはデンソー(デンソーカップチャレンジサッカー)にもつながるので、この大会が。
自分はゴールと結果と、自分のプレーしようというところで、前半自分のなかで、うまく入れて。でも最後のシュートの質だったりっていうところが、まだまだ足りないので。そこを直していけたらなと思います

-いい動き出しから、前半1回いいチャンスがありましたけど。

動き出しは、自分の持ち味なので、そこは。そこを出せたのはいいですけど。ゴールの手段なので、動き出しも。そこは決めるか、決めないかで大きく変わってくると思うので。
質っていうところを合わせていきたいと思います。

-ポジションとしては最初左サイドハーフで、あとで右サイドハーフに移ったと思うんですけど、やりづらさとかは特にないですか?

自分は両方できるので。最初は右やっていた子(杉山耀建)が、左の方がドリブルで持てるタイプだったので。健さん(U-20関東大学選抜の佐藤健監督)に言って、自分たちで変えた感じですね。

-ポジションとしては、FWよりも今はそっちのほうで?

そうですね、今はサイドで、前向きで前向きで、っていうプレーをしていて。
まあ、FWもできますけど、いろいろといい経験と思っているので。いろいろなポジションをやっています。

-この大会を通しての目標って何かあったりします?

やっぱり今シーズン、関東リーグで数字というところを残せていなかったので。まずは数字を残すというのが一番大事、ということと、あとは来シーズン、1部で戦っていくための準備で、今シーズン最後でもあるので、そこでしっかりレベルアップして、今年を終えたいなというのはあります。

-今日は対戦相手に3人フロンターレの選手がいましたけど、それはやってみてどうでした?

やっぱりうまかったですし、自分が高3のころよりも全然成長していて。やっぱり、ユース、あの環境でやると、あそこまで成長できるので。
大学はより自分自身に向き合えるので。ユースの子たちに負けないように、自分も成長していきたいと感じました。

-次の試合以降の目標があれば。

チームとして、あと2個勝てば、全然優勝もあり得るので。やっぱり関東代表して来ているので、優勝というのは絶対にしなければならないところなので、優勝っていうのと、個人でチームを勝たせるようなプレー、得点、アシスト、増やしてやっていきたいと思います。

-フロンターレのサポーターにメッセージなどいただけますか?

自分も大学経由してフロンターレに戻るために、4年間頑張っているので。応援のほど、よろしくお願いします。

 

田中幹大選手と田鎖勇作選手

 

この大会では、MF登録での選出となった田中幹大。フロンターレU-18時代のFWとは違うサイドハーフというポジションでもしっかりゴール前に顔を出し、チャンスをつくってみせる。そういったところを見られたことにとてもうれしいものを感じました。

怪我で少し出られない時期も経験した今季の最後にめぐってきた大きな舞台。来季のきっかけになるようなものになれば、と思います。

(文中敬称略)

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