1月21日はAnkerフロンタウン生田へ。
川崎フロンターレU-12の5年生たちが、横浜F・マリノスプライマリーとのLEGA FUTUROに臨みました。
【川崎フロンターレU-12(5年) LEGA FUTURO U11 vs 横浜F・マリノスプライマリー】
1月21日(日) Anker フロンタウン生田 Nebula Field くもり時々雨 25分ハーフ 9人制
フロンターレの先発は、GK19森際陸、最終ラインは右から26岩田東偉道、15藤田日向輝、24上口大遥、中盤は25片山瑛人、23渡邉一輝、右に22小坂空大、左に20川埜蒼真、前線にはキャプテンの18岩田陸叶。
朝から雨が降るAnker フロンタウン生田は、午後になっても雲間にわずかながら青空が見えるものの、断続的に冷たい雨が降るあいにくの天候に。
それでも、多くの両チームの選手の家族らが見守るなか、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりは、フロンターレ、左サイドからの攻めに。川埜が高い位置へ持ち込み、折り返すと、エリア正面やや右、渡邉がシュートを打ちますが、マリノスのGK31がセーブ。
しかし、いい形で試合に入ったフロンターレ。2分にも、ルーズボールを正面で拾った川埜がシュートを打つなど、攻勢を強めていきます。
マリノスも、最終ラインの22が持ち上がり、左サイドの15を経由して、右に展開すると、エリア正面、うまく顔を出した25がシュート。これに対しては、フロンターレは体を張ってブロック。右コーナーキックとなりますが、25が右足で入れたボールは、森際がしっかりセーブしていきます。
小坂から受けた渡邉が中央をうまく持ち上がり、左サイド、開いた川埜につなげるなどしていくフロンターレ。
フロンターレ陣内にボールが入っても、藤田がおさめ、そこから上口へつながり、上口から間で受けた渡邉が間を縫うようにして持ち出し、左サイド、川埜へつなげるなど、うまく連係しながら、フロンターレは前に出ていきます。
マリノスも、7分には、高い位置でボールをカットしますが、岩田東偉道が奪い返し、前に持ち上がり、右サイド、流れた岩田陸叶へ。岩田陸叶のエリア正面へのドリブルに対しては、マリノスもしっかり対応し、シュートにはつながりませんでしたが、守備から攻撃へ、しっかりフロンターレはつなげ、中盤を持ち上がった片山の左サイドを突くパスに、岩田陸叶が飛び出すなど、うまくスペースを突きながら、チャンスをつくろうとしていきます。
9分には、中央に顔を出した小坂から右サイドに展開。岩田陸叶のクロスに対しては、マリノスの守りがあり、右サイドでのスローインに。
その流れから渡邉が中央をうまく使い、右サイドに展開すると、抜け出した小坂はドリブルでの仕掛け。折り返しは、マリノスがブロック。右コーナーキックとなります。
キッカーは川埜。左足で遠いサイドにボールを入れると、これがマリノスのオウンゴールを誘い、1-0。先制点はフロンターレに入ります。
直後には、マリノス、右サイド、高い位置へ24が抜け出し、折り返し。これはシュートにはつながらなかったものの、下がり目でおさめた19から再び、右に展開。24、13がかかわって、せまりますが、フロンターレはエリア前で粘り強い守りで対応。渡邉から左サイド、川埜へつながり、下がり目で岩田陸叶がキープ。
さらにマリノスが厳しい寄せから、中央でプレーする時間をつくりますが、渡邉が対応し、今度はフロンターレの攻勢に。
片山から小坂、小坂から岩田陸叶とつながり、岩田陸叶のパスに、小坂がエリア方面へ。シュートは強いものにならず、GK31の対応に遭ったものの、ここでも素晴らしい連係からゴールに迫る場面をつくっていきます。
14分には、岩田陸叶から渡邉と中央でつながり、右サイド、小坂へ。小坂がクロスを入れると、エリア内へ川埜が飛び込みますが、GK31がセーブ。
すると15分には、マリノス、13が右サイドからクロスを入れると、遠いサイド、飛び込んだ15が合わせ、これには森際も対応しきれず、ボールはゴールのなかへ。1-1。マリノスが追いつきます。
最終ラインの前に顔を出した片山がうまいターンから相手を剝がし、前に持ち込むなどしていくフロンターレ。マリノスの攻めにも、しっかり対応していきます。
すると18分には、マリノスが中央へ入れてきたボールを、藤田がカット。藤田の左サイドを突くパスに、抜け出したのは岩田陸叶。
岩田陸叶は、エリア外正面へ持ち込み、ミドルシュート。これがゴールネットを揺らし、2-1。
ゴールの裏で試合の行方を見守っていた、社会人サッカーの選手たちのどよめきを呼ぶ、見事なゴールが決まり、2-1。フロンターレが勝ち越します。
フロンターレは、渡邉に代わり4年生の10新堀葵。さらに岩田東偉道に代わり29小滝悠仁。
すると19分には、左サイドでのスローインの流れから片山がエリア外正面右へ持ち込み、ミドルシュート。これもまた、ゴールネットを揺らし、3-1。
突き放したフロンターレは、小坂、岩田陸叶、片山が中央でかかわり、ボールを動かしていくと、20分には中央の小坂のスルーパスに、新堀葵がエリア正面へ。
これは、GK31の好セーブに阻まれ、惜しくもゴールとはならず、右コーナーキックに。
片山が右足でボールを入れると、エリア外正面、こぼれ球を拾った新堀葵がシュートを打ちますが、左にそれていきます。
左サイドへ流れた岩田陸叶がボールを引き出し、受けた新堀葵が正面へ仕掛けるなど、フロンターレの攻勢は続いていきます。
22分には、左サイドから攻勢に持ち込むと、いったんはマリノスにボールが渡るも、片山が奪い返し、エリア正面へ。シュートを打ちますが、ここでもGK31がセーブ。
25分には、右サイドでのスローインの流れから片山が中央へ持ち込み、そのパスに新堀葵がエリア正面やや左へ。しかし、ここでもマリノスの守りに遭い、シュートは打てず。
前半は3-1でタイムアップとなります。
後半、フロンターレは、GK21吉川翔貴、最終ラインは右から29小滝悠仁、15藤田日向輝、28千葉朝陽、中盤は23渡邉一輝、10新堀葵、右に17穂積樹、左に27安永唯人、前線にはキャプテンの18岩田陸叶。
立ち上がりは、マリノス。前線の19が高い位置でキープし、フロンターレのエリア前に。フロンターレも、右サイド、穂積が縦への仕掛けを見せていきますが、これをしのいだマリノス。2分、エリア外正面で17がミドルシュートを打つと、これが決まり、3-2。1点差に。
フロンターレも、直後には中央を持ち上がった渡邉が左サイド、裏を突くパス。これに安永が抜け出し、折り返しますが、これをカットしたマリノスは再び前へ。
4分、エリア外正面で19がシュートを打つとゴール右へ決まり、3-3。マリノスがついに追いつきます。
しかし、直後にはフロンターレ。中央右寄り、新堀葵が抜け出し、そのパスに岩田陸叶が右サイドの高い位置へ。エリア右へ向かって仕掛けた岩田陸叶が折り返すと、エリア内、シュートを打ったのは安永。ボールはゴールへ。4-3。再びフロンターレがリード。
マリノスも、最終ラインの23が持ち上がり、左サイドに展開。12が背後を取ろうと仕掛けていきますが、これには藤田が対応。
さらに最終ラインでボールを回していこうとするマリノス。フロンターレはそれに対し、岩田陸叶、新堀葵がプレス。高い位置からボールを奪う姿勢を見せていきます。
7分には、マリノス、25が正面へうまく抜け出しシュート。枠をとらえますが、これは吉川がセーブしていきます。
いったんはやんでいた雨が再び降り始める中、互いにボールを回していくフロンターレとマリノス。
10分には、穂積が縦に仕掛け、追い越した小滝から正面の渡邉へ。渡邉は浮き球のパスを入れていきますが、これにはGK31が対応。
マリノスも12分には、左サイド、12が前に持ち出し、そのパスに19が抜け出しますが、藤田が粘り強く体を入れ、シュートは打たせず。
直後にはフロンターレ、新堀葵のスルーパスに、岩田陸叶がエリア正面やや左へ。シュートはGK31のセーブに遭い、ポストを叩く惜しいものに。
新堀葵や渡邉がボールに多く触れ、岩田陸叶がエリア内へ仕掛ける場面をつくるなど、再びマリノス陣内での時間を増やしていくフロンターレ。
小滝が出足よくマリノスのパスをカット。そこから新堀葵につながり、新堀葵が縦にドリブルで仕掛けるなど、守備から攻撃へつながるようなプレーを続けていきます。
16分には、藤田に代わり26岩田東偉道がピッチへ。最終ラインは右から岩田東偉道、小滝、千葉に。
すると17分にはフロンターレ。左サイド、安永が背後を取り、仕掛けていくと、安永は正面へパス。そこでシュートを打ったのは渡邉。ゴールネットが揺れ、5-3。フロンターレが突き放します。
フロンターレはここで渡邉に代わり25片山瑛人。
19分にはさらにフロンターレ、小滝が中央を持ち上がり、右サイド、穂積へ。穂積がドリブルで仕掛け、折り返すとエリア正面、うまく入り込んでシュートを打ったのは安永。6-3。フロンターレのリードが広がります。
フロンターレはここで新堀葵に代わり20川埜蒼真。
フロンターレは、右サイド、穂積が縦に仕掛け、また、岩田東偉道もそれを追い越す動きを見せるなど、攻撃に厚みを出せるように。
20分には、千葉が縦パスをカット。すぐさま縦につけると、岩田陸叶がマリノスの選手と入れ替わり、エリア内へ抜け出しGK31をかわしますが、20がカバー。マリノスも粘り強い、いい守りを見せていきます。
21分には、さらにフロンターレ、いったん穂積に預けた小滝が右サイドの高い位置へ抜け出し、マリノスの守備の対応があり、右サイドでのスローインに。
その流れからうまくエリア正面右へ持ち込んだ片山がシュートを打ちますが、惜しくも左。
直後には、左サイドで安永がカット。そのパスに、エリア外正面、片山がシュートを打ちますが、惜しくもポスト。
さらに中央に寄って受けた安永のパスに、川埜が高い位置へ仕掛ける場面をつくり、右サイドでは穂積が縦へ仕掛け、折り返す場面をつくるなど、フロンターレの攻勢は続き、相手にボールが渡っても、すぐさま片山が寄せ、簡単には前に行かせないなど、守備でもいい対応を続けていきます。
24分には、マリノス、12が左サイドでカット。いったん右サイドに振り、正面で受け直し、シュートを打ちますが、吉川がセーブ。
24分には、フロンターレ、片山が中央を持ち上がり、正面で岩田陸叶がキープ。いったんはマリノスの守備が対応したところ、ルーズボールを拾った川埜がシュートを打ちますが、これは左に。
すると25分には、マリノス、正面でうまく前を向いた15から左へ展開すると、抜け出した12がシュート。これが決まり、6-4に。
直後にはさらにマリノス。フロンターレが後ろから組み立てを図ろうとしたところ、15がエリア内へプレス。ボールを奪いにいきますが、これはファールに。
試合はここでタイムアップ。
互いに最後までゴールを目指し、勝利へのこだわりを見せ続けた素晴らしい試合は、フロンターレが勝利しました。
これからU-12、U-15、U-18と何度も対戦をしていくであろうフロンターレとマリノス。さまざまな大会で、切磋琢磨しながら、ゆくゆくは等々力や日産スタジアムのピッチで競い合ってほしい。そう強く願っています。
前半3-1 後半3-3 計6-4
得点:オウンゴール、岩田陸叶、片山瑛人、安永唯人2、渡邉一輝
フロンターレの先発:19森際陸 26岩田東偉道 15藤田日向輝 24上口大遥 25片山瑛人 23渡邉一輝 22小坂空大 20川埜蒼真 18岩田陸叶(c)
交代:渡邉→10新堀葵 岩田東偉道→29小滝悠仁
フロンターレの後半のメンバー:21吉川翔貴 29小滝悠仁 15藤田日向輝 28千葉朝陽 23渡邉一輝 10新堀葵 17穂積樹 27安永唯人 18岩田陸叶(c)
交代:藤田→26岩田東偉道 渡邉→25片山瑛人 新堀葵→20川埜蒼真
(文中敬称略)
◇以下の写真は練習試合から
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