4月3日は等々力第一サッカー場へ、2日に始まった川崎市主催のU-15の新1年生たちを対象にした「川崎市ルーキーフェスティバル」は最終日。
前日、予選リーグを1勝1分けで終えた川崎フロンターレU-15等々力と、2勝の川崎フロンターレU-15生田は、ともに各ブロックの1位5チームと、2位の上位3チームによる上位トーナメントに進出。
川崎フロンターレU-15等々力は、1回戦では横浜F・マリノスジュニアユース追浜と対戦しました。
【川崎フロンターレU-15等々力(1年) 川崎市ルーキーフェスティバル上位トーナメント1回戦 vs 横浜F・マリノスジュニアユース追浜】
4月3日(水) 午前11時48分キックオフ 等々力第一サッカー場 雨 15分ハーフ
予選リーグの20分ハーフから15分ハーフに変更され、実施された上位トーナメント。
フロンターレ等々力の先発は、GK21酒寄、最終ラインは右から36土本琉斗、32川上琉偉、キャプテンの25西川諒、41梶優翔、ボランチは26我妻光、34大寺楓真、右MF28永田怜大、左MF30時松隼跳、前線には39渋谷昇汰、29荻原光惺。
前日の晴天とはうってかわって雨の等々力第一サッカー場。あいにくのお天気とはなりましたが、多くの両チームの選手の家族らが傘を手に見守る中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、ラインを高め、前に出てくるのはマリノス追浜。
1分には左サイド、背後を取った18が仕掛け、エリア前に速いクロス。しかし、酒寄がセーブします。
フロンターレ等々力は、時松が中央に顔を出し、荻原もプレスバック。ボールをものにすると、大寺、最終ラインの川上、西川がかかわり、組み立てを図りますが、マリノス追浜はそれをカット。
4分には、エリア正面右、抜け出した18がシュートを打ちますが、酒寄がセーブ。
しかし、これで右コーナーキックを得たマリノス追浜。10が入れたボールを、18が合わせて、0-1。先制点はマリノス追浜に入ります。
フロンターレ等々力は、中央で受けた時松が浮き球のパス。これに荻原が高い位置へ動き出しますが、マリノス追浜の守りに遭い、前には行けず。
さらにマリノス追浜が、サイドを突くなどして攻勢に。7分には、7が右サイドから折り返していきますが、エリア内でフロンターレ等々力は集中した守り。
8分には、右サイド、8がエリア右へ仕掛け、正面の10から左サイドへ。17がエリア内へ折り返しますが、我妻がカバー。
セカンドボールを拾った13がさらに仕掛けていきますが、ここでも我妻が体を張って、阻み、左コーナーキックに。
このコーナーキックをしのいだフロンターレ等々力は、渋谷から大寺と左サイドでつながり、大寺はサイドチェンジ、右サイド、荻原が抜け出しそうになりますが、マリノス追浜の戻りも速く、これをカット。
さらに間に渋谷が顔を出すなどしながら、組み立てを図るフロンターレ等々力。しうかし、マリノス追浜も距離感がよくこれに対応。
すると12分、マリオスは自陣でボールを奪ったところから12が一気にエリア右へ。川上や酒寄が対応しようとしましたが、これをかわした12がゴールへ流し込み、0-2。
フロンターレ等々力は突き放されてしまいます。
13分にはさらにマリノス追浜。フロンターレ等々力にファールがあり、エリア外右でフリーキックを得ると、キッカーの4は左足で直接シュート。これが決まり、0-3。
酒寄や川上、西川、大寺も下がって受けて、ボールを回していこうとしますが、なかなかいいかたちをつくることはできず。
前半は0-3でタイムアップとなります。
後半フロンターレ等々力は、GK21酒寄壮、最終ラインは右から35久村航大、32川上琉偉、36土本琉斗、41梶優翔、ボランチは27熊谷颯良、キャプテンの25西川諒、右MF42堀井陽向、左MF30時松隼跳、前線には31北田章将、38後藤丈人。
立ち上がりには、フロンターレ等々力、エリア正面で北田、後藤、熊谷がかかわってゴールへ迫りますが、マリノス追浜はこれをカット。フィードに17が右サイド、高い位置へ飛び出しますが、酒寄がエリア外に出てカバー。いい判断をいせていきます。
3分には、さらにマリノス追浜、エリア正面で受けた17がターンからシュート。しかし、酒寄がセーブ。
ラインを高め、前に出てくるマリノス追浜に対し、後ろからつないでいくフロンターレ等々力。
川上のフィードに、後藤が高い位置へ動き出すなどしていくと、7分には中盤で西川がカット。久村につながり、その縦パスに後藤がエリア右へ動き出しますが、マリノス追浜の守備の対応に遭い、前には行けず。
さらに中央に北田も下りて、熊谷や西川とかかわって、ボールをつないでいくフロンターレ等々力。熊谷から右サイド、久村に展開。
久村のフィードに後藤が高い位置へ動き出すなどしていきますが、なかなか決定機にはつながらず。
それでも、右サイドで堀井が厳しい寄せからカット。高い位置からボールを奪う姿勢も見せ、ゴールを目指していきます。
一方のマリノス追浜も、うまく間に差し込み、前に出る場面をつくり、9分には右SBの7が高い位置へ。折り返しますが、熊谷がカバー。
10分位はフロンターレ等々力、中央、西川が持ち上がりスルーパス。正面の後藤がおさめ、右へ展開すると堀井が斜めにエリア内への動き出し。
しかし、マリノス追浜の出足の良い守りに阻まれてしまいます。
11分には、右サイド、堀井が仕掛け、高い位置で粘り、右コーナーキックに。
堀井が左足でボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ等々力は、左サイドに展開。エリア外正面でおさめた後藤は右サイドを突くパス。
これに堀井が抜け出しそうになりますが、マリノス追浜の集中した守りが阻んでいきます。
12分には、マリノス追浜、12が左サイド、高い位置へ持ち込み、折り返し。
しかし、酒寄がセーブ。酒寄はすぐさま左サイド、時松へつなげ、攻撃へ持ち込もうとしていきます。
さらに縦パスを受けた後藤がダイレクトではたいて、エリア内へ熊谷が飛び出していきますが、ここでもマリノス追浜の守りに遭い、シュートまでは行けず。
13分には、西川が正面の後藤へ預け、エリア左へ抜け出しそうになりますが、ここでもマリノス追浜の守りが阻んでいきます。
14分、フロンターレ等々力は、エリア外右で熊谷がファールを受け、フリーキックを得ると、時松はすばやくリスタート。梶が縦に仕掛けていきますが、マリノス追浜の守りも集中しており、チャンスには至らず。
試合はタイムアップとなり、0-3。
勝利したのはマリノス追浜となりました。
フロンターレ等々力は、順位決定戦に回り、5位で川崎市ルーキーフェスティバルを終えました。
予選リーグの横浜FCジュニアユース戦では、相手にペースを握られる時間もあった中で、じれずに攻守にひたむきに戦い続け、終盤に手にした二つのゴールで、上位トーナメント進出をつかみとるなどした、その戦いぶりが印象に残るフロンターレU-15等々力の1年生たち。
フロンターレらしく、最後まで目を離せないような試合を重ねていくように思えます。
これからをとても楽しみにしています。
前半0-3 後半0-0 計0-3
川崎フロンターレU-15等々力の先発:21酒寄壮 36土本琉斗 32川上琉偉 25西川諒(c) 41梶優翔 26我妻光 34大寺楓真 28永田怜大 30時松隼跳 39渋谷昇汰 39荻原光惺
後半のメンバー:21酒寄壮 35久村航大 32川上琉偉 36土本琉斗 41梶優翔 27熊谷颯良 25西川諒(c) 42堀井陽向 30時松隼跳 31北田章将 38後藤丈人
(文中敬称略)
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