6月8日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われた関東大学サッカーリーグ1部第8節、桐蔭横浜大 vs 明治大は1-1で引き分けに。
6戦全勝首位に立つ明治大の連勝を、桐蔭横浜大が止める結果となりました。
この試合で、後半27分からピッチに立ったのは川崎フロンターレU-18出身、桐蔭横浜大のFW岡崎寅太郎。
30分には、肥田野蓮治のパスを受けて、エリア右へ持ち込み、シュート。
35分にはうまく相手を剝がして、エリア左へ進入。
いずれも明治大のGK藤井陽登の好守やDFの体を張った守備に遭い、得点にこそなりませんでしたが、前線でチャンスをつくろうと奮闘を続けました。
筆者としては、大学でのプレーを見るのは初めて。
フロンターレU-18のころと同様、ゴールへ向かう姿勢を見られたことはとてもうれしいものがありました。
試合後に話を聞かせてもらいました。
〇今日は首位の明治大が相手ということで、どうでした? シュートを打つ場面もありましたが。
もっとやれる、と思って入ったので。悔しい部分がすごく大きいんですけど。スピードとか、2度追い3度追いとかアジリティーのところがまだまだ足りないなって。今日は、馬力のあるチームとやって、感じられました。
〇エリア近くでうまく入れ替わってチャンスになりそうな場面をつくったりしていましたけど、それについてはどうですか?
ああいうプレーは大学入ってからも、ワンタッチで前向くとか、ターンとか練習しているところなので。
ああいうところはまだまだ改善するところはあると思うんですけど、そんななかでも今日は1本チャンスをつくれたので。良かったかなと思います。
〇これまで対戦してきたチームと違ったものってありました?
圧倒的に違うなと思ったのが、攻守の切り替えとかが、すごい速いなと。
自分が先に触れると思ったボールが相手に触られてしまったり、自分のアクションについてくるスピードが全然速いので。
まだまだ自分のレベルが達していない部分があります。
〇じゃあ、これから練習でまた取り組んでいかないとなあ、と。
はい。
〇これからどういう練習をしようとか、そういったものはありますか?
ゴール前のキレとか、あとはゴール前以外のスピード。自分はでかくないので。これからスピードはもっとつけないとやっていけないと思うので。
技術にプラスして、スピードというところも、もっと上げていきたいと思います。
〇桐蔭横浜大、1年生がいい選手が多くて、これから楽しみな感じがするんですけど、それはどうですか?
今日同じポジションで出たFWのブライアン(ンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄)。規格外みたいなのがいっぱい集まっているので。
自分がそこに負けない武器は何かというのを考えて、やっているところなので。
今日は入った1年生が全員出ましたけど(ほかに杉本英誉が途中出場)。
自分たちも結果を出さないと次入れるか分からないので。1年の中でも結果を求めて、やっていきたいです。
〇次の試合に向けての目標などがあれば教えてください。
今節も応援ありがとうございます。なかなか結果が出てこなくて、苦しい状況なんですけど。
自分としてもチームとしても、少しずつ上昇気流というか、いい方向に向かっているなっていうのは感じているので。
チームとしては次節勝ち点3、必ず取って。個人としては初ゴール取るために頑張っていきたいと思います。
◇
首位の明治大との試合を通して、まだまだ自分には足りていないものがある、磨かねばいけないものがあると感じ取ったという岡崎寅太郎。
この先、大学サッカーで、さらにその先で活躍するために、必要なものが何なのかを見極め、そしてそれを磨こうとしています。
この日先発したンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄が大きな存在感を発揮したように、1年生も徐々に力を出している桐蔭横浜大。
そんなチームの中で、自らの武器を磨いて、どんな選手になり、どんな結果を残していくのか。
これからも活躍を楽しみにしています。
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