「社会人でもAチームでも活躍できるように、常にいい準備をして、試合に出続けることができたら、と思います」 / DF信澤孝亮


6月8日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われた関東大学サッカーリーグ1部第8節、桐蔭横浜大 vs 明治大は、明治大がサンフレッチェ広島加入内定のFW中村草太のゴールで先制するも、桐蔭横浜大がセットプレーからDF飯島大地が決めて、1-1での引き分け。

ここまで6戦全勝の明治大の連勝を、桐蔭横浜大が止めることになりました。

 

この試合で、後半36分からピッチに立ったのは、フロンターレU-18出身、桐蔭横浜大のDF信澤孝亮。

 

関東大学サッカーリーグ1部初出場となった桐蔭横浜大のDF信澤孝亮選手

 

大学2年目の今季は、社会人サッカーの関東サッカーリーグ1部を戦う桐蔭横浜大学FCでの出場が続いていた信澤は、この日が初めての関東大学サッカーリーグでのメンバー入り。

これが関東大学サッカーリーグでのデビュー戦となりました。

ここまで29ゴールと好調な明治大の攻撃陣と対峙することになった信澤は、スタンドの部員たちの声援も受け、声を出し続け、ラインを懸命にコントロール。チームを最後尾から支え続けました。

試合後に、信澤から話を聞きました。

 

信澤孝亮選手

 

〇お疲れさまでした。リーグ戦今日が初出場ということで、どうでした、出てみて?

CBの人がつるかもしれない、ということは聞いていたので。準備はしていたので、ある程度すんなり入れたかな、と思います。

 

〇最近は結構Aチームでやっている?

いえ、今週たまたま教育実習で4年生が何人か抜けたので。今週だけ入った感じなので。最近というよりは、今週から、ですね。

 

〇じゃあ、この先もAチームでできる可能性もある?

それは分からないですけど。明日もまた社会人の試合があるので。そっちに行くので、まだどっちかは分からないです。

 

〇ここまで今シーズンは、どうですか?

去年は怪我をしてばっかりだったので。試合に出続けるということは意識していて。このままやっていけたら、と思います。

 

〇明治大、首位じゃないですか。実際にピッチに立ってやってみてどうでしたか?

自分、たぶん全然出ていないと思うんですけど、だいぶきつかったです。

圧というのがすごかったので。これに慣れるというか、今後自分が活躍するためにも、やっていかないとなあ、というふうに思いました。

 

〇社会人で対戦している相手とはまた違ったような感じですか?

社会人とは違う強さというか、強度というものがあったので。そこは慣れていきたいな、と思います。

 

〇これからのシーズンの目標などは?

どちらの社会人でもAチームでも活躍できるように、常にいい準備をして、試合に出続けることができたら、と思います。

 

〇プレミアの結果とか…
はい、見てます。

〇どうですか?
流経が今年強いんですよね?

〇強かったですね。
頑張って、1位取ってほしいなって思います。

 

〇期待する選手って誰かいますか?

土屋はCBで同じポジションなので。このまま活躍してほしいな、って思います。

 

〇また、フロンターレのサポーターにメッセージなどをいただけますか?

まず、ここまで見てくださったりするのは、フロンターレアカデミーのやさしさというか、フロンターレのサポーターのやさしさがあってこそだと思うので。
これからも活躍して自分の名前を知ってもらえるように、届けられるように頑張るので、応援よろしくお願いします。

 

4月6日に行われた関東サッカーリーグ1部開幕戦、東京ユナイテッドFC戦後に話を聞いたとき、昨年は怪我が相次いで苦しい1年だったと振り返っていた信澤。

 

「いろんなものを吸収しながら、戦っているっていうところを注目してほしい」 / DF信澤孝亮

 

2年目は関東サッカーリーグで多くの試合に出場すると、めぐってきたチャンスを生かして、関東大学サッカーリーグ1部デビュー。

翌6月9日に行われた関東社会人サッカー大会2回戦、山梨学院大学PEGASUS戦(〇1-1、PK4-2)でも先発しフル出場するなど、昨年まではなかなかできなかった経験を積んでいます。

首位に立つ明治大との試合で、これまでとは違う“圧”というものを感じる取ることができたことも、これからの飛躍のきっかけになるのでは、と思わされるものがあります。

これからも、多くの試合に出て、チームを支える存在になりますように。

活躍をとても楽しみにしています。

 

関東大学サッカーリーグで初めてメンバー入りとなった信澤孝亮選手
試合終盤にピッチへ。デビュー戦となった

 

最終ラインから声を出し続けた信澤孝亮選手

試合後にはフロンターレサポーターからバナナを贈られた

 

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