2022年初挑戦のプレミアリーグEASTで優勝を果たした川崎フロンターレU-18。
長橋康弘監督が、MF大瀧螢(中央大)とともに、そのトレーニングに取り組む姿勢などについて、賛辞を惜しまなかったのがDF信澤孝亮。
16試合に出場し、横浜F・マリノスユース戦では1ゴールを記録。高井幸大や松長根悠仁とともに、CBとしてチームを支える存在でした。
フロンターレU-18を卒団後は、桐蔭横浜大に進学。大学2年目を迎えた今季は、関東サッカーリーグ1部の桐蔭横浜大学FCの選手として、4月6日の開幕戦の東京ユナイテッドFC戦(●0-2)に先発。新たなシーズンをスタートさせました。
試合後に、話を聞かせてもらいました。
-お疲れさまでした。ここまで大学どうですか?
去年は、ほぼ怪我しかしていなくて。去年のシーズン始まる前に、けっこう大きな。靭帯のばしちゃって。
そこから3、4カ月ぐらいできなくて。そこから復帰してもまた怪我が続いて。
試合絡めなくて。基本練習試合にしか出ていないような感じで。試合とかも出られなかったので。苦しい1年でした。
-じゃあ、今年はそのぶん…
そうですね、頑張りたいです。
-足とかはもう大丈夫な感じですか。
はい、そうですね。
-後輩も増えましたけど、それはどうですか?
トラ(岡崎寅太郎)とかはトップ、絡めると思うので。刺激になりますし、自分自身もやらなきゃなという気持ちになるので。いい刺激をもらっていますね。
-同期については去年、どう見ていました?
季晋(五木田季晋)はずっと出ていたので。すごいな、って思っていたんですけど、やっぱり刺激にはなっていたんですけど、怪我が続いていたので。
できないなりに、いろんなところで体づくりだったり、頑張っていたので。
そうですね、いい刺激、もらっていました。
-今年の目標って何かあったりしますか?
今年は社会人リーグでシーズン通して出続けて。チームとしての目標は残留で。トップチームの試合にも絡めるように、活躍できたらな、って思います。
-ここまで自分のプレーとか手ごたえとかつかめています?
高校から大学になって、フィジカル面とかすごい、強い相手が多くて。そういうなかでもやっていくために、自分で必要なことを考えながらやっている状態なので。
高校で、フロンターレらしいサッカーっていうのが、学んできたんですけど、それとは違ったサッカーでも、どんな状況でも戦えるというか、フロンターレじゃなくてもいろんなものを吸収しながら、戦っているっていうところを注目してほしい、ですかね。
フロンターレ以外のところも、止めて、蹴る以外にも、いろんなところを吸収しながら、やっているので。
注目してほしいところは、キックとかですかね、ロングボールとか自分の強みだと思っているので。
-去年フロンターレ、プレミア、最後まで優勝争いをしていましたけど、それはどう見ていました?
ずっと試合は見ていましたし、後輩の活躍というのも自分の刺激になっていたので、このまま今年も優勝争いをして、ファイナル、優勝してほしいですね。
-ありがとうございます。サポーターの人に何かメッセージをいただけますか?
フロンターレサポーターってやっぱり大学、追ってくれているサポーターが多いと思うので。そういうサポーターの人たちに、いい姿を見せられるように頑張りたいと思うので、引き続き応援よろしくお願いします。
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この日はCBとして、声を出し続け、ラインを懸命にコントロール。時に縦パスやフィードを入れながら、奮闘した信澤孝亮は、終盤に鼻を負傷し、交代。
「この後病院に行くんですよ」と言いながらも、1年目怪我に苦しんだなか、できることをやってきたことや、今季の目標などについて、語ってくれました。
フロンターレU-18のころも、真摯にトレーニングに取り組み、その結果を試合でも体現、チームに貢献し続けた信澤孝亮。
怪我でピッチに立てない中でも、重ねてきた努力もまた、必ず実を結ぶはず。そう思わされるものがあります。
試合に出続けて、そして大きなものを得るシーズンになりますように。活躍をとても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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