7月17日維新みらいふスタジアムで行われた天皇杯3回戦、JAPANサッカーカレッジと対戦したレノファ山口FC。川崎フロンターレから育成型期限付き移籍して、2年目のシーズンを迎えたFW五十嵐太陽が先発出場しました。
筆者にとっては、2022年にトップチームに昇格後、なかなかプレーを見るチャンスがなく、プロとしての五十嵐太陽を見るのはこの日が初めて。
ターンから相手をうまくはがしてドリブルで仕掛けたり、うまく間に顔を出してボールを受けスルーパスを狙ったりするなど、チャンスを演出しようと奮闘。
後半9分と少し早めの交代とはなりましたが、培ってきたものを表現しようと、一人のサッカー選手として、プレーするところを見られたことは、とてもうれしいものがありました。
悪天候のため中止になった7月10日も、無事試合が開催されたこの日も、スタジアムに来てまず目に入ったのは、背番号55のレプリカユニホームを着ている山口のサポーターが少なからずいること。それだけでも、プロの選手として、大きな期待を受けて、応援される存在になった、と改めて実感させられるものがありました。
J2で36試合に出場、3ゴールを記録した昨季と比べると、今季はここまでJ2での出場は7試合とやや少なめ。それでも、21歳の誕生日を迎えた4月14日の第10節ザスパクサツ群馬戦では、自ら“バースデーゴール”を決める活躍をして見せたことは、サポーターにも大きな喜びをもたらしたはず。
これから佳境に入っていくリーグ戦でも、どんどん出番を増やして、もっともっとチームの勝利に結びつくようなプレーを重ねて、スタジアムに多くの歓喜を生んでいきますように。そして、大きく成長して、等々力に帰ってきますように。これからも、応援しています。
(文中敬称略)
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