9月8日は、Anker フロンタウン生田へ。
前日プレミアリーグEAST再開初戦の第13節、FC東京U-18戦を1-3で終えた川崎フロンターレU-18.
この日は、大宮アルディージャU-18との練習試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 練習試合 vs 大宮アルディージャU-18】
9月8日(日) 午前9時58分キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れ 45分×2
1本目、フロンターレは、GK19井澤明己、最終ラインは右から24柏村涼太、31山川陽平、29藤田明日翔、20藤井漣祐、ボランチは34小川尋斗、6齊名優太、右MF26新堀翔、左MF25平内一聖、前線には38奥田悠真、27ステンパールカ大翔。
齊名、新堀、ステンパーと前日途中出場した3人が入る構成に。
厳しい日差しが照り付けるAnkerフロンタウン生田。それでも、多くの両チームの選手の家族らが傘を広げて守る中、試合は始まりました。
立ち上がり、フロンターレは左サイドを平内がドリブルでの仕掛け。これに対しては、大宮のDF64能田佳斗が対応していきます。
一方の大宮も能田のフィードに、30遠藤柊真が高い位置へ。しかし、フロンターレは平内が低い位置まで戻り、カバー。献身的な守りを見せていきます。
さらに大宮は前線の28エドワード真秀がボールをおさめ、左サイドに展開。32久良木慶斗や5茂木祐弥がかかわって、フロンターレの陣内で時間をつくりますが、フロンターレはコンパクトに、粘り強く対応。最後は藤田が奪い、マイボールに。
6分には、大宮、ボールを奪い、右サイド、高い位置へ抜け出した遠藤が中央右に戻すと、攻撃参加した能田はミドルシュート。しかし、フロンターレはブロック。
思い切りのよい攻撃参加からゴールを狙ってくる大宮。しかし、フロンターレは体を張り、これに対応していきます。
藤井や藤田、山川、齊名や小川尋斗もかかわって試合にテンポよくボールを動かせるようになっていくフロンターレ。
大宮がボールをまわすところでは、厳しくプレス。山川が少し高い位置まで出て、ボールを奪うなどしていきます。
11分には、齊名が中央でボールをカット。その縦パスにステンパーが反応しますが、能田の対応に遭い、シュートにはつながらず。
しかし、12分高い位置でボールをカットしたフロンターレ。右サイドから細かくつなぎ、最後はスルーパスに、柏村がエリア正面へ。
これを制して、柏村が決めて、1-0。右SBの柏村が流れの中でエリア内へ飛び出していく。フロンターレらしい、素晴らしいパスワークからのゴールが決まります。
ゴールを先に取り、流れをつかんで、ボールを後ろから回していくフロンターレ。大宮がボールを奪っても厳しい寄せ。
ボールをものにし、自分たちで再び回していきます。
16分には、藤田のパスを中央でステンパーがおさめ、齊名のパスに新堀がエリア右へ。ここは大宮の守りが阻み、攻撃に転じた大宮は、前線のエドワードがボールをキープ。
しかし、藤田が寄せ、最後は山川がカバー。
16分には、齊名から右サイド、柏村につながるとパス交換から奥田がエリア右へ。これも大宮が阻んで、今度は右コーナーキックに。
キッカーは齊名。右足でボールを入れると、ヘディングでシュートを打ったのは藤井。ゴールネットが揺れ、2-0。
精度の高いキックと、見事なヘディングでフロンターレがさらにゴールをものにします。
ボールを動かしていき、流れの中で山川が高い位置へ上がり、攻撃に厚みを加えるなどしていくフロンターレ。小川尋斗の左サイド、裏を突くパスに平内が反応。
ドルブルで仕掛けるなど、攻勢を続けていきます。
25分には、右サイドでステンパー、新堀の寄せからボールを奪うと、齊名から奥田につながり、最後は高い位置へ抜け出した柏村が折り返し。
これはGKの31岡村泰志の対応に遭い、ゴールとはなりませんでしたが、球際に厳しく、前からボールを奪う姿勢も見せて、ゴールに迫っていきます。
28分には、大宮もGKの岡村の正確なフィードに、36小坂真聖が抜け出し、エリア右へ持ち込もうとしますが、藤井がカバー。
フロンターレも、藤井のフィードに、ステンパーがエリア正面へ動き出すなど、長いボールも交えていくと。30分には井澤の正確なボールが奥田につながり、奥田のパスにステンパーがエリア右へ。ステンパーのシュートは岡村がセーブ。しかし、こぼれ球に詰めた奥田が押し込んで、3-0。
32分にはさらに柏村が右サイドからクロス。こぼれ球を中央で拾った齊名のスルーパスに、奥田が抜け出し、シュート。しかし、惜しくも右。
フロンターレは、さらに平内もうまく中央に顔を出し、齊名や小川尋斗と関わり合いながら、ボールを間につけ、そこから前に出ていきます。
34分には、藤田から中央、平内、平内から奥田とつながり、奥田は正面へ持ち込みますが、大宮はクリア。
セカンドボールを拾った平内は右サイドに展開。柏村が高い位置へ。奥田やステンパー、新堀がかかわってボールを動かしていくと、齊名のスルーパスに奥田がエリア左へ。
奥田は角度のあまりないところから狙いますが、岡村が阻んで、左コーナーキックに。
左コーナーキック、奥田がボールを入れると、ヘディングシュートを打ったのは藤田。またも齊名のキックからゴールが生まれ、4-0。
フロンターレが突き放します。
なかなかチャンスをつくることのできなかった大宮も、37分には、中央をエドワードが持ち上がり、一気にエリア外正面へ。
エドワードはシュートを打ちますが、これは枠外。
山川や柏村、藤井、小川尋斗、藤田もかかわってボールを回していくフロンターレ。齊名の浮き球のパスに、ステンパーが動き出すなどしていきます。
大宮もGKの岡村に、最終ラインの能田や19萩原央太朗、29木寺優直、中盤の8堀内陸大がかかわり、間にボールをつけながら、前に出ようとしますが、フロンターレはコンパクトに、簡単に間に入れさせないように対応。最後は山川がカットし、マイボールにしていきます。
41分には奥田のスルーパスに、ステンパーがエリア左へ。鋭い動きからステンパーはシュートを打ちますが、サイドネット。
44分には、奥田から小川尋斗とつながり、小川尋斗から左サイド、平内へ。平内は正面へ速いパス。奥田がうまく入り込み、シュートを打ちますが、大宮は体を張った守り。
左コーナーキックとなり、セカンドボールをものにし、前に出ていくフロンターレ。藤井のフィードに、齊名が左サイド、高い位置へ。
齊名は折り返しますが、大宮の守りが阻んでいきます。
アディショナルタイムに入り、大宮も46分には、GKの岡村から能田、能田から中央の35本田青芽とつながり、本田のパスにエドワードが抜け出しそうになりますが、藤田が対応。1本目は4-0でタイムアップとなります。
2本目フロンターレは、GK33岡本栞汰、最終ラインは右から24柏村涼太、31山川陽平、29藤田明日翔、20藤井漣祐、ボランチは34小川尋斗、6齊名優太、右MF35木下勝正、左MF27ステンパールカ大翔、前線には38奥田悠真、13増田陽太。
立ち上がりには、大宮、左サイドで茂木がクロス。最後はこぼれ球を拾った堀内がシュート。これは左に。
大宮が間に入れたところ、齊名や小川尋斗らが厳しく寄せ、ボールを奪っていくフロンターレ。そこから増田が高い位置へ動き出し、守備から攻撃へつなげようとしていきます。
大宮も、スローインの流れからエドワードがフロンターレのエリア前に持ち込もうとしますが、齊名がカット。さらにうまく裏を取った茂木が斜めに持ち出し、スルーパス。エリア内、エドワードが抜け出しそうになりますが、藤田がカバー。
8分には、さらに大宮、中央で本田がスルーパス。これにエリア正面右、エドワードが抜け出し、シュート。しかし、井澤がセーブ。
大宮はエドワードが高い位置でボールを引き出し、キープを図りますが、山川が寄せて、前には行かせず。
大宮は最終ラインから組み立てを図り、テンポよくボールをつないでいきますが、齊名がボールをカット。フロンターレは奪い返していきます。
すると11分にはフロンターレ、山川のフィードに、増田がエリア外正面へ。これはGK岡村が前に出て阻む好守。
さらに12分には、齊名のスルーパスに、左サイド、高い位置へ抜け出した奥田がクロス。これに反応した木下がエリア正面でシュート。岡村のセーブに遭うも、直後にはエリア正面高い位置で小川尋斗がカット。そのままシュートに持ち込むと、これが決まり、1-0。2本目も先にフロンターレがゴールをものにします。
フロンターレはここで3人を交代。藤井に代わり22ペイシェンス海翔が入り、左のCB、山川が右のCBに。ステンパーに代わり25平内一聖が入り左MF。齊名に代わり30菊池京が入り左SB、藤井がボランチ。
直後にはフロンターレ。正面右、うまくパスを引き出し、抜け出したのは増田。シュートを打つとこれが決まり、2-0。
さらにフロンターレがゴールをものにします。
直後には大宮、高い位置でエドワードがカット。正面へ持ち込もうとしますが、山川がカバー。
17分にはフロンターレ、左サイドでスローインを得ると、その流れから増田がエリア内へ。しかし、シュートは岡村がセーブ。
18分にはさらにフロンターレ。菊池がボールをカット。そこからエリア内へ抜け出したのは奥田。これに対して、大宮はファール。
フロンターレはPKを得ます。
キッカーは奥田。これを決めて、3-0。さらに突き放したのはフロンターレ。
ここで奥田に代わり39廣瀬寧生が入り、前線へ。
大宮も直後には、遠藤が右サイド、高い位置へ抜け出し、その折り返しに小坂がシュート。枠をとらえますが、井澤がセーブ。
さらに大宮は、茂木のパスを下がり目でエドワードが受け、中央の本田へ。本田から最終ラインの能田に戻し、能田は左サイドを突くパス。
しかし、木下がカット。木下のパスに廣瀬が高い位置へ動き出し、再びフロンターレは相手陣内でプレーする時間をつくっていきます。
ペイシェンスや木下、小川尋斗がかかわり、左サイドでは菊池、平内の連係から高い位置でボールを動かすなどしていきます。
飲水タイムをはさんで、フロンターレはGKが岡本から21岩田幹太郎に。
中央にボールを差し入れる大宮に対し、増田がプレスバック。そこからマイボールにし、小川尋斗のパスに平内が高い地へ持ち込み、クロスを入れる場面につなげていきます。
26分には、菊池が中央に顔を出し、平内から左へ開いた山川へ。山川は平内にいったん預け、高い位置への仕掛け。廣瀬につながると、廣瀬から受けた増田はエリア正面へ持ち込み、シュート。しかし、岡村がセーブ。
28分には、浮き球のパスに、廣瀬がエリア外右へ。
廣瀬は折り返しますが、大宮はクリア。
右コーナーキックとなり、小川尋斗が右足でボールを入れると、ペイシェンスが飛び込みますが、惜しくも右に。
大宮も30分には、右サイドでスローインを得ると、遠藤はロングスロー。こぼれ球に、エリア外正面左で茂木がシュート。しかし、左に。
フロンターレはここで小川尋斗に代わり36小川翔太が入り右MF、木下がボランチに。
33分にはフロンターレ、中央で木下がボールを奪い、受けた増田はスルーパス。廣瀬がエリア右へ抜け出し、その折り返しに小川翔太が飛び出しますが、岡村がセーブ。
ゴールとはなりませんでしたが、交代で入った選手、ポジションが変わった選手もかかわってチャンスをつくっていきます。
大宮も前線でエドワードが巧みに収めて、起点に。しかし、ペイシェンスが厳しい寄せ。
37分にはフロンターレ、中央で藤井がうまく間で受けて、そこから左サイドからの攻勢に。平内が高い位置へ仕掛け、クロス。遠いサイドに入ったところ大宮はクリア。
左コーナーキックを得たフロンターレ。しかし、大宮はこれをしのいでカウンターに持ち込むと、途中出場の27中島大翔が1対1に。これを制して、3-1。
大宮も1点を返します。
39分にはさらに大宮、攻撃参加した途中出場の33川田聖人が高い位置へ持ち込んでいきますが、ペイシェンスが厳しく寄せて、前には行かせず。
するとフロンターレはペイシェンスや山川、岩田もかかわって組み立て。ボールを高い位置で廣瀬がおさめ、そのパスに菊池が高い位置へ。右サイドに開いた小川翔太へのサイドチェンジを試みるなどしていきます。
セカンドボールを藤井がものに。中央間で木下が受け、最終ラインの山川がパス交換から高い位置へ上がるなど、厚みのある攻めも見せていきます。
すると45分には、中央で木下、藤井がテンポよくボールを動かし、右サイドに展開。
柏村がクロスを入れると、こぼれ球を増田が押し込み、4-1。フロンターレが突き放します。
試合はタイムアップ。4-1。この日の練習試合が終わりました。
FC東京U-18との多摩川クラシコは、悔しい結果に終わったフロンターレ。
しかし、大宮との練習試合は、この夏の成長の一端が見られたものであったのではないか、と思います。
最後のシーズンを迎えた齊名や増田といった3年生はもちろんのこと、2年生や1年生たちもまたプレミアリーグEASTの舞台に立ち、活躍する可能性を大いに秘めていると思います。
これからのそれぞれの活躍を、とても楽しみにしています。
①4-0
得点:柏村涼太、藤井漣祐、奥田悠真、藤田明日翔(フロンターレ)
フロンターレのメンバー:19井澤明己 24柏村涼太 31山川陽平 29藤田明日翔 20藤井漣祐 34小川尋斗 6齊名優太 26新堀翔 25平内一聖 38奥田悠真 27ステンパールカ大翔
②4-1
得点:小川尋斗、増田陽太2、奥田悠真(フロンターレ) 中島大翔(大宮)
フロンターレのメンバー:33岡本栞汰 24柏村涼太 31山川陽平 29藤田明日翔 20藤井漣祐 34小川尋斗 6齊名優太 35木下勝正 27ステンパールカ大翔 38奥田悠真 13増田陽太
交代:藤田→22ペイシェンス海翔 ステンパー→25平内一聖 齊名→30菊池京 岡本→21岩田幹太郎 小川尋斗→36小川翔太
(文中敬称略)
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