プレミアリーグEASTは第18節を迎え、川崎フロンターレU-18は、10月13日Anker フロンタウン生田にて、尚志高校との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第18節 vs 尚志高校】
10月13日(日) 午後4時キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れ 391人
前節横浜FCユースに1-2、ここまで8勝1分け7敗のフロンターレ。
先発は、GK16松澤成音、最終ラインは右から24柏村涼太、ゲームキャプテンの4林駿佑、29藤田明日翔、15関德晴、ボランチは10矢越幹都、23楠田遥希、右MF8知久陽輝、左MF11児玉昌太郎、トップ下14八田秀斗、前線には17恩田裕太郎。
ここまでフルタイム出場を続け、DF5土屋櫂大やMF7加治佐海の負傷離脱後はキャプテンマークも巻き続けてきたDF2柴田翔太郎はU-18日本代表のスペイン遠征のため、不在。
右SBには、プレミアリーグEAST初出場初先発の柏村が入り、ゲームキャプテンは2年生ながら副キャプテンでもある林が務めることに。
尚志高校は、5勝2分け10敗。
先発は、GK1野田馨、最終ラインは右からキャプテンの2荒川竜之介、4西舘優真、3大須賀元、10髙橋響希、ボランチは6西丸由都、8星慶次郎、右MF7大内完介、左MF22市川京志郎、前線には14長坂隼汰、9矢崎レイス。
仙台大学サッカーフィールド郡山で行われた第9節は林が決勝ゴールを決め、1-0。フロンターレが勝利しています。
◇フロンターレU18 – 尚志高校 / プレミアリーグEAST第9節
フロンターレのトップチームが、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuでアルビレックス新潟とのYBCルヴァンカップ準決勝第2戦に臨んでいたこの日。
それでも、選手の家族らに加え、普段よりは人数は少なめではあるもののサポーターたちが幕を掲出。また尚志高校側も多くの選手の家族らが見守る、それぞれのチームへの思いを感じる雰囲気の中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、フロンターレは関が左サイド、高い位置へ持ち込もうとするなど尚志の陣内へ。ボールを奪い、尚志高校が前に出ようとするところでは藤田がカバーしていきます。
関や児玉、藤田や楠田がかかわり、ボールを動かしていくと、3分には林のフィードを恩田が競り、背後を取った児玉がエリア左への仕掛け。
これは尚志のブロックに遭い、左コーナーキックに。
キッカーは矢越。マイナスにエリア外正面へ送ると、正面でおさめた関がエリア内へ持ち込んでいきますが、尚志は体を張り、これを阻んでいきます。
尚志高校も浮き球のパスに市川が高い位置への動き出し。しかし、柏村が体を粘り強く入れ、ゴールキックに。
すると再び前に出ていくのはフロンターレ。柏村から受けた恩田が右サイドに展開。高い位置へ八田が顔を出すなどしていくと、7分には左サイドで矢越、児玉、関がかかわってテンポの良いパス回し。最後は矢越のパスに児玉が高い位置へ抜け出しクロス。GKの野田のセーブに遭ったものの、エリア近くでのプレーを続けていきます。
9分には、中央、矢越のパスに柏村が右サイド、高い位置でクロス。尚志が阻んだところ、セカンドボールを拾った柏村はエリア外右へ。
ここで尚志高校はファール。フロンターレのフリーキックに。
キッカーは矢越。遠いサイドに入れると林が折り返しますが、尚志はクリア。
さらにフロンターレは知久が中央に顔を出し、矢越や楠田とかかわりあいながら、尚志の陣内へ。
林のフィードに、恩田がエリア内へ飛び出すなど、長いボールも交えて、ゴールを目指していきます。
ところが12分、先制点は尚志へ。高い位置で長坂がボールをカット。折り返しに、エリア内、大内がシュート。これが決まり、0-1に。
エリア前に集まり、声を掛け合い、再びゲームに入っていくフロンターレ。児玉のパスに八田が左サイド、高い位置へ顔を出すなど、尚志のエリア近くへ。
林がうまく恩田に縦パスを入れるなど、最終ラインからも攻撃のリズムを産もうとしていきます。
15分には、藤田から楠田、八田とつながり、八田のパスに矢越がエリア内へ飛び出しますが、尚志の守備の対応があり、シュートまでは行けず。
17分には楠田の浮き球のパスに、恩田がエリア左へ。これはオフサイドに。
ボールを回していくフロンターレに対し、尚志も19分には、中央で長坂がカット。西丸や髙橋が左サイドでテンポよくボールを動かし、間で受けた長坂は左サイドからエリア内へ持ち込もうとしますが、柏村、林が対応。
さらに尚志は、最終ラインの大須賀、西舘、髙橋に西丸や星がかかわって間に入れながら、ボールを回していきますがフロンターレは厳しく寄せ、囲い込んでボールをカット。
攻撃に転じていくと、22分には関のフィードに、恩田が左サイドから正面への動き出し。ここでも尚志の守りは集中しており、シュート前ではいけませんでしたが、ゴールを狙う動きを見せていきます。
尚志は24分、矢崎がエリア外正面でおさめ、そのパスに長坂が右サイド、高い位置へ。しかし、フロンターレは関や児玉が粘り強く対応。
25分には、さらに尚志。高い位置で大内がカットし、エリア正面左へ。しかし、藤田がブロック。最後は松澤がセーブ。
林、藤田に松澤もかかわって、組み立てを図るフロンターレ。松澤から関へ正確なボールがつながり、そこから中央の矢越、最終ラインの藤田から柏村へ、ボールを動かしながら、ゴールをうかがっていきます。
27分には、左サイドでのスローインの流れから恩田がエリア正面左へ。その縦パスに知久がエリア内へ飛び出しますが、おさめることはできず。
尚志も、恩田にボールが入ったあとのセカンドボールを狙い、ボールをものに。最終ラインの大須賀や西舘がかかわり、うまく間で長坂が受けて、両サイドを使いながら、フロンターレの陣内でボールを動かしていきますが、フロンターレはコンパクトにじれずに対応。
再びボールをものにすると柏村や八田、楠田、林や藤田もかかわってボールをつないでいきます。
33分には、林の縦パスを恩田がうまく間で受けて、そのパスに八田がエリア正面へ飛び出していきますが、尚志の守備に遭い、シュートまでは行けず。
直後には尚志。フロンターレにファールがあり、左サイドでのフリーキックに。
キッカーは髙橋。左足で遠いサイドを突くボールを入れていきますが、松澤がセーブ。シュートは打たせずに対応していきます。
35分にはフロンターレ、左サイドで八田や児玉、矢越、関がかかわって細かく回していくと、関が高い位置へ抜け出し、クロス。
これは尚志がクリア。
左サイドでのスローインとなり、その流れから恩田がエリア内へ持ち込もうとしますが、尚志の守備の対応に遭い、最後は恩田のファールに。
36分には、楠田が右サイドへ浮き球のパス。これを柏村が競り、知久が高い位置へ抜け出しますが、尚志の人数をかけた対応に遭い、チャンスには結びつけられず。
それでも、フロンターレは長短のパスと、仕掛けも交えながら、尚志のゴールを目指していきます。
下がり目で八田も受け、矢越や楠田、中央に知久も顔を出しながらボールをつないでいくフロンターレ。関の浮き球のパスに、児玉がエリア内へ動き出すなどしていきますが、尚志の守りも集中しており、なかなかシュートまでは行くことはできず。
それでも、尚志が前に出てくる場面では、矢崎から楠田がボールを奪うなど、しっかり対応。そこから再びフロンターレは前に出ていきます。
41分には、右サイド、高い位置へ柏村が仕掛けるも、髙橋のブロックに遭い、右コーナーキックに。
キッカーは矢越。右足でボールを入れると、児玉がヘディングシュートを打つも上に。
直後には尚志。フィードに大内がエリア内へ。ヘディングでシュートを打ちますが、松澤が対応。
すると44分にはフロンターレ。児玉が仕掛けてクロス。こぼれ球を拾った柏村がエリア外正面でミドルシュートを打つも、尚志はブロック。
セカンドボールを拾ったフロンターレ。今度は関が左クロス。恩田がヘディングシュートを打ちますが、野田がセーブ。
アディショナルタイムは1分。
林や藤田、楠田らがボールに多く触れながら、前に出ていくのはフロンターレ。八田がうまく間で受け、ファールを受けてもすばやくリスタート。ゴールを目指して、前に出ていきます。
46分には矢越のパスに児玉が左サイド、高い位置へ。児玉は折り返しますが、ここでも尚志の守備の対応があり、シュートまではいけず。
前半は0-1でタイムアップとなります。
後半フロンターレのメンバーはそのまま。尚志は、市川に代わり23根本翔大。
立ち上がり、林や藤田、矢越や八田もかかわってボールをつないでいくフロンターレ。1分には林が前に持ち上がり、知久、柏村につながり、柏村はクロス。
ここは野田のセーブに遭うも、さらに前に出ていくのはフロンターレ。
楠田の浮き球のパスに恩田が正面へ。そのパスに知久がエリア右へ。知久はシュートを打ちますが、野田が好セーブ。
右コーナーキックとなり、矢越がボールを入れると、林のヘディングシュートは枠をとらえますが、ここでも野田がセーブ。
立て続けにチャンスをつくるフロンターレ。しかし、尚志の守りが阻んでいきます。
一方の尚志も、直後には、右サイド、大内が仕掛け、クロス。これは藤田がエリア内で対応。さらに尚志は大須賀や西舘に、西丸がかかわって間に差し込みながら組み立てを図り、6分には西舘のパスをうまく間で受けた矢崎が右サイドの高い位置へ。矢崎の折り返しに、正面で長坂がシュート。しかし、松澤がセーブ。
再び左サイドで関や児玉、矢越もかかわってボールを動かしていくフロンターレ。右サイドでは八田のパスに柏村が高い位置への仕掛け。
左サイドでは林から児玉とつながり、児玉から受けた関がクロスを入れるなどしていきます。
8分には正面で矢越がカット。そのパスに知久が右サイドからエリア右へ持ち込んでいきますが、尚志の守りも堅くシュートまでは行けず。
10分には、児玉から中央の楠田へ。楠田は再び左サイドに展開。恩田から児玉につながり、児玉はエリア左へ持ち込み、クロス。しかし、尚志はクリア。
左コーナーキックを得たフロンターレ。矢越が入れるも、シュートには結びつかず。それでも林が粘り強く残しクロス。これはワンタッチあり、右コーナーキックに。
矢越がボールを入れると、エリア外正面で八田がシュート。ゴール左をとらえますが、野田の好守に遭い、惜しくも得点とはならず。
一方の尚志も、高い位置でカットし、フロンターレの陣内へ。右サイドでスローインを得ると、14分にはロングスローのこぼれ球を拾った大内がエリア正面でシュート。これは左に。
直後にはフロンターレ、縦パスに正面へ抜け出したのは恩田。シュートを打ちますが、野田がセーブ。
さらに15分には、児玉から関へつながり、関はクロス。しかし、またも野田がセーブ。
フロンターレは16分矢越に代わり6齊名優太。児玉に代わり25平内一聖。
尚志がボールを奪っても、齊名が前にはいかせずに対応。再び自分たちでボールをつないでいくフロンターレ。
21分には、楠田から左サイドにつながると、平内から関へつながり、関はクロス。エリア内へ知久が飛び込み、さらにこぼれ球を拾った八田がシュートを打ちますが、これは上。
フロンターレはここで八田に代わり20藤井漣祐。
22分にはフロンターレ。右サイド、高い位置で柏村がボールを残し、下がり目で受けた齊名は浮き球のパス。恩田が競ったところ、平内がエリア内へ持ち込もうとしますが、野田が対応。
さらに林の裏を突くパスに柏村や知久が動き出し、齊名や楠田がかかわり、平内が高い位置へ動き出すなどしていくフロンターレ。
24分には、藤井が左サイドを仕掛け、カットイン。シュートを打ちますが、野田がセーブ。
26分には、左サイド、平内から正面、藤井へパスが通り、藤井はシュート。しかし、右に。
フロンターレはさらに楠田や齊名、藤井も間で受け、左サイドでは平内、関が連係。人数をかけ、高い位置でのプレーを続けていきますが、尚志はコンパクトに粘り強い守りを見せていきます。
34分には知久に代わり28平塚隼人。恩田に代わり13増田陽太。増田はこれがプレミアリーグ初出場。
下がり目で増田が受け、そのパスに平内が高い位置へ持ち込むなど、さらに攻勢に出ていくフロンターレ。
36分には左サイドでのスローインの流れから平内がエリア内へ。しかし、尚志の守りが阻んでいきます。
平塚が流れの中で左サイドにも顔を出し、下がり目で受けた増田から平内へつながり、スローインを得ると、関がロングスロー。ゴールを狙うフロンターレ。
しかし、尚志の守りも集中しており、なかなかシュートにはつながらず。
それでも増田が粘り強くボールをキープ。楠田や齊名、平塚、藤井もかかわりあいながら、両サイドにボールを動かしながら、チャンスをつくろうとしていきます。
一方の尚志も、41分にはフロンターレ陣内でスローインを得ると、ロングスローからエリア内で混戦に。しかし、フロンターレはクリア。
楠田や増田が高い位置へ動き出していきますが、野田がエリア外に飛び出してカバー。
43分には、右サイド、平塚のパスに藤井がエリア右へ。尚志のブロックに遭い、右コーナーキックに
キッカーは平塚。左足でボールを入れると、直接ゴールへ向かいますが、惜しくもクロスバー。
アディショナルタイムは3分。
フロンターレは、関が高い位置へ。平塚が中央、間で受け、林のフィードを増田が競るなどしていきましたが、チャンスをつくるには至らず。
試合はタイムアップとなり、0-1。勝利したのは尚志となりました。
なかなか勝利に届かない試合が続くフロンターレ。それでも、チャンスがなぜ得点に結びつかなかったのか。なぜ失点をしてしまったのか。
さまざまなものを突き詰めて、次の試合に向かうはずです。この状況を乗り越えた先には、きっと大きな成長があるはずです。
次節もホーム、Ankerフロンタウン生田での一戦。ここまで積み重ねたものを、選手が、チームが最大限に表現して、目指す内容と結果に、結びつくような試合になりますように。
前半0-1 後半0-0 計0-1
得点:大内完介(尚志)
フロンターレの先発:16松澤成音 24柏村涼太 4林駿佑(c) 29藤田明日翔 15関德晴 10矢越幹都 23楠田遥希 8知久陽輝 11児玉昌太郎 14八田秀斗 17恩田裕太郎
交代:矢越→6齊名優太 児玉→25平内一聖 八田→20藤井漣祐 恩田→13増田陽太 知久→28平塚隼人
控え:19井澤明己 27ステンパールカ大翔
尚志の先発:1野田馨 2荒川竜之介(c) 4西舘優真 3大須賀元 10髙橋響希 6西丸由都 8星慶次郎 7大内完介 22市川京志郎 14長坂隼汰 9矢崎レイス
交代:市川→23根本翔大
控え:16針生東 13村瀬琥次郎 20久保木壮 21田上真大 34小曽納奏 31岡大輝
(文中敬称略)
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