11月17日は、日立柏総合グランドへ。
川崎フロンターレU-15生田の2年生たちが、メトロポリタンリーグ、柏レイソルU-15戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田(2年) メトロポリタンリーグ vs 柏レイソルU-15】
11月17日(日) 午後5時キックオフ 日立柏総合グランド(人工芝) 35分ハーフ 晴れ
この試合がメトロポリタンリーグの最終戦のフロンターレ生田は、ここまで7勝3分け3敗、勝ち点24、得点35、失点22、得失点差+13。
先発は、GK33青木馨、最終ラインは右から2徳政岬、30森本信路、5上野煌士郎、26濱野礼、ボランチは31夏目瑛斗、キャプテンの29望月楓矢、右MF37荒井瑞樹、左MF32土肥瑠星、前線には36川上翔、38髙越遼平。1年生の徳政、上野が入る陣容に。
レイソルは、7勝5敗、勝ち点21、得点28、失点21、得失点差+7。
先発は、GK41大屋湊亮、最終ラインは右から33進藤新大、キャプテンの35山口蒼空、38貞清亜門、43石川斗音真、ボランチは39飯島啓太、40稲田凌久、右MF30冨澤尚真、左MF45深谷壮馬、前線には34菊池夢翔、37金原羽琉。
3月17日にAnker フロンタウン生田で対戦した際は、レイソルが42高橋佑成がPKを決めて、先制。しかし、オウンゴールと濱野のゴールでフロンターレ生田が逆転。2-1で勝利しています。
◇フロンターレU15生田(2年) – 柏レイソルU15 / メトロポリタンリーグ
夜のとばりが下り、照明が照らす日立柏総合グランド。ネット越しの木立の下に設けられたベンチなどから両チームの選手の家族らが見守る中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりは、レイソル、うまく中央、間につけて、右サイドに展開すると、進藤が高い位置へ。しかし、これに対しては上野が対応。
さらにうまく左サイドを突くパスに、深谷が抜け出し、エリア左へ持ち込もうとしていきますが、徳政・森本が対応。
左コーナーキックとなり、レイソルは稲田が右足で遠いサイドに入れていきますが、青木が対応。
セカンドボールを拾い、フロンターレ生田の陣内でボールを動かしていくレイソル。5分には、左サイドでのスローインの流れから、稲田がエリア左へ進入。シュートを打ちますが、青木が反応。ポストを叩いて、左コーナーキックに。
キッカーの稲田は直接枠をとらえるボールを入れていきますが、青木が対応していきます。
攻勢をしのいだフロンターレ生田も、6分には、夏目が下がり目で受け、徳政へ。徳政から荒井と右サイドでつながり、荒井は右クロス。
レイソルの対応に遭ったところ、セカンドボールを中央で拾った望月は縦パス。エリア正面左、抜け出した土肥がシュート。しかし、大屋がセーブ。
レイソルは、GKの大屋が左サイド、石川に正確につなげ、石川の縦パスに深谷が再び高い位置へ。しかし、フロンターレ生田も粘り強く対応。
さらに間に差し入れてきたところ、望月がカット。しかし、すぐさま奪い返したレイソルは、カウンターに持ち込もうとしますが、フロンターレ生田は土肥が自陣に戻り、最後のところで上野がカット。10分には、うまく背後を取った冨澤がエリア外右へ。しかし、上野・濱野が対応。ゴールキックにしていきます。
ラインを高め、最終ラインの山口や貞清、間に下りた飯島が多く触れながら、フロンターレ生田の陣内へ入り込んでくるレイソル。
フロンターレ生田はコンパクトに粘り強く対応。11分には上野のフィードに、髙越が正面へ動き出していきますが、レイソルの山口が対応していきます。
12分にはさらに濱野が川上との連係からエリア左へ。しかし、レイソルの進藤がカバー。
すると今度はレイソル、13分には、金原が高い位置でおさめ、そのパスに稲田が右サイド、高い位置へ。しかし、濱野がカバー。
さらにレイソル、中盤の飯島から右サイドに展開。最終ラインの山口に戻し、山口から貞清を経由して、左サイド、石川へ。フィードに金原が正面へ抜け出しそうになりますが、森本が対応していきます。
15分には、ラインを高め、前からプレス。フロンターレ生田の陣内で左サイドでのスローインを得たレイソル。その流れからエリア外左へ持ち込んだ菊池がシュート。しかし、青木がセーブ。
フロンターレ生田も、右サイド、荒井のパスに川上が正面へ飛び出していきますが、レイソルの守りが対応。
フロンターレ生田が中央で動かそうとしたところカットしたレイソルは、飯島から右へ流れた金原につながり、金原のパスに進藤が右サイド、高い位置へ。
しかし、濱野が粘り強く対応していきます。
19分にはさらにレイソル、貞清のパスをうまく稲田が間で受け、左サイド、高い位置へパスを出すと抜け出した深谷が折り返し。ニアに入り込んだ金原がシュート。しかし、右に。
後ろから組み立てを図るレイソルに対し、フロンターレ生田は、右サイド、徳政、荒井が高い位置へ持ち込もうとしていきますが、レイソルの対応に遭い、なかなかレイソルの陣内でプレーする時間はつくれず。
それでも、レイソルが攻勢に出る場面では、荒井が自陣の低い位置をカバーするなど、粘り強く対応を続けてい行きます。
フロンターレ生田は、24分前線に土肥、左MFに川上と位置を入れ替え。
25分には、GKの青木が土肥に正確なボールを入れ、中盤で受けた望月は右サイドに持ち出し、徳政から荒井へ。
荒井が切り返しを交え、仕掛けていきますが、レイソルの石川が粘り強く対応していきます。
25分にはレイソル、右サイド、高い位置を突くパスに抜け出した進藤がエリア右へ持ち込もうとしていきますが、望月がブロック。
右コーナーキックを得たレイソルはショートコーナーを選択。クロスに遠いサイドでヘディングシュート。しかし、フロンターレ生田はクリア。
27分には、フロンターレ生田が中央で動かそうとしたところ、しぼってレイソルの進藤がカット。左サイドに展開すると、折り返しに対しては上野が対応。
最後はエリア外正面でこぼれ球を拾った菊池がシュート。しかし、上に。
29分には、飯島から右サイドに展開すると、正面で受けた稲田から左サイド、深谷につながり、深谷のパスに石川が高い位置へ。石川の左クロスに、稲田がヘディングシュート。しかし、上に。
レイソルの左コーナーキックとなるも、それをしのいだフロンターレ生田。
正面に髙越が抜け出すも、レイソルの守りの対応に遭い、シュートには至らず。
31分には、中央で夏目がボールを奪い、前に持ち出し、そのパスに抜け出した荒井がエリア正面右へ。しかし、シュートはレイソルがブロック。
33分には、左サイドでうまく入れ替わった川上がエリア正面左へ持ち込み、そのパスに髙越がシュート。しかし、右に。
すると、34分には、レイソル、左サイド、菊池がうまく抜け出すと、最後はこぼれ球を拾った深谷がミドルシュート。これがゴールへ決まり、0-1。
先制点はレイソルへ。
前半は0-1でタイムアップとなります。
後半フロンターレ生田は、濱野に代わり27出口翔太が入り、右に。徳政が左に。
立ち上がりにはレイソル、うまく正面へ持ち込み、左コーナーキックを得ると、稲田が入れたボール、遠いサイドで合わせますが、フロンターレ生田はライン上でブロック。
セカンドボールを拾い、下がり目でおせまた髙越から左サイドに展開しようとしますが、レイソルの戻りも速く、レイソルがカット。
再びフロンターレ生田の陣内でボールを動かし、うまくサイドを突いていくレイソル。進藤が右サイド、高い位置へ抜け出しますが、フロンターレ生田はブロックしていきます。
フロンターレ生田は、5分望月に代わり1年の6戸澤蓮太。キャプテンマークは森本へ。
7分にはフロンターレ生田、右サイド、ボールを夏目が奪うと、中央に顔を出し受けた川上のパスに髙越がエリア右へ。シュートは右へそれ、ゴールとはなりませんでしたが、チャンスをつくっていきます。
夏目や荒井、出口、最終ラインの森本もかかわって組み立てを図るフロンターレ生田。
すると9分には、荒井から夏目と右サイドでつながり、夏目がエリア内へ浮き球のパスを入れると、ヘディングシュートを打ったのは土肥。
これが決まり、1-1。フロンターレ生田がついにゴールをものにします。
GKの青木や上野がボールに触れ、徳政が左サイドからうまく中央へ持ち込み、右サイドに展開。出口が高い位置へ持ち込もうとするなど、フロンターレ生田も相手陣内で時間をつくっていきます。
レイソルも11分には、再び右サイドに展開するとクロスに遠いサイドに飛び込んだ深谷が合わせますが、左に。
フロンターレ生田も、中央戸澤から右サイド、荒井、荒井から出口とつながり、出口はクロス。セカンドボールを拾い、徳政がエリア左へ持ち込みますが、シュートは左。
すると15分にはレイソル、右サイド、進藤から中央の飯島にうまくつなげると飯島の縦パスに正面へ抜け出したのは菊池。シュートはフロンターレ生田がブロックするも、ゴールへ決まり、1-2。勝ち越しのゴールはレイソルに入ります。
フロンターレ生田はここでGKが青木に代わり21小村風人。
レイソルは、深谷に代わり42高橋佑成、冨澤に代わり28沼端健吾。
右サイドで沼端や進藤、飯島もかかわってボールを動かしていくレイソル。フロンターレ生田も徳政が体をうまく入れ、ボールを奪うなど、それに対抗。
上野から受けた川上が高い位置へ持ち込もうとするなど、レイソルの陣内で時間をつくろうとしていきますが、レイソルの寄せも速く、それに対応していきます。
21分には、フロンターレ生田、高い位置で髙越がカット。正面へ持ち込もうとしますが、石川のカバーに遭い、ゴールキックに。
一方のレイソルも、22分には高い位置で菊池がカットし、そのパスに金原がエリア左へ。シュートは決めることはできませんでしたが、フロンターレ生田のゴールをおびやかしていきます。
23分にはフロンターレ生田、戸澤が低い位置に顔を出し、間につけ、そこから右サイド、出口へ。出口は高い位置へ持ち込んでクロス。しかし、レイソルの対応に遭い、シュートにはつながらず。
レイソルは最終ラインの貞清が持ち上がり、左サイドに展開。高い位置で高橋が仕掛け、正面へ菊池、稲田が迫りますが、フロンターレ生田は粘り強く対応。
25分には、中央で土肥がカット。そのパスに髙越がエリア左へ進入。髙越は折り返しますが、大屋がセーブ。
レイソルは、26分、金原に代わり27川野仁蒼。
27分には、高い位置で川野がうまくおさめ、左サイドにつなげると、レイソルの左サイドでのスローインに。その流れから稲田がエリア外正面へ持ち込もうとしていきますが、夏目がカット。夏目から右サイドに展開。レイソルが奪い返したところ、中央にしぼった出口がカット。さらに再びレイソルが奪い返していきますが、フロンターレ生田は夏目がまたも奪い返し、土肥につながり、土肥のパスに川上がエリア外左へ。川上はシュートを打ちますが、右にそれていきます。
28分フロンターレ生田は、土肥に代わり35冨田嵐丸。
しかし、次のゴールはレイソルへ。うまく正面へ抜け出した稲田がシュートを打つと、これが決まり、1-3に。
さらにレイソル、右サイドを突くスペースからチャンスをつくろうとしますが、フロンターレ生田は小村がカバー。
最終ラインで森本や上野がかかわり、組み立てを図り、出口のパスを高い位置でおさめた髙越がキープを図りますが、レイソルは厳しく囲い込んで、ボールをものに。
それでも、サイドに持ち込んできたところ、奪いに行くフロンターレ生田。
31分には、左サイドで徳政がカット。そのパスに冨田が高い位置へ。粘り強く残した冨田から受け直した徳政は左クロス。
エリア内、荒井が飛び込みますがさわることはできず。
直後には中央でカットした戸澤がエリア外正面へ。ミドルシュートを打ちますが、大屋がセーブ。
レイソルも、少し前に持ち出した貞清が斜めの速いパス。これを川野が高い位置でおさめますが、フロンターレ生田は囲い込むようにしてカット。
さらに間につけてくるレイソルに対し、中央で奪う場面をつくっていくフロンターレ生田。33分には、荒井との連係から出口が右サイド、高い位置へ。クロスはブロックに遭い、右コーナーキックに。森本が左足で入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、正面へ持ち込み、再び右コーナーキックを得ますが、シュートに結びつけることはできず。
後ろからボールを動かして、組み立てを図るフロンターレ生田。しかし、レイソルは34分、高い位置でカット。高橋のパスに稲田がエリア右へ。これに対しては小村が飛び出して阻む好判断。
しかし、35分レイソルは、エリア左、抜け出した高橋がシュート。小村が阻むも、こぼれ球を菊池が押し込み、1-4。レイソルが突き放します。
アディショナルタイムは2分。
フロンターレ生田は、夏目から右サイド、出口へそのパスに荒井がエリア正面右へ抜け出しそうになりますが、貞清がカバー。
37分には、右サイド、荒井からエリア外正面へパスが通ると、戸澤がエリア内へ持ち込もうとしますが、ハンドがあったとの判定。
試合はタイムアップとなり、1-4。勝利したのはレイソルとなりました。
フロンターレ生田は、7勝3分け4敗、勝ち点24、得点36、失点26、得失点差+10でメトロポリタンリーグを終えることになりました。
結果としては満足のいくものではないかもしれませんが、ここで得たいい経験も、そうではない経験も来季以降につながっていくはず。そう思います。
また何度も対戦するであろう、レイソルをはじめとした、メトロポリタンリーグで相まみえた他クラブの選手たちと再戦したときに、フロンターレ生田のほうが成長している。そんな姿を見せることができますように。これからも、とても楽しみにしています。
前半0-1 後半1-3 計1-4
得点:土肥瑠星(フロンターレ生田) 深谷壮馬、菊池夢翔2、稲田凌久(レイソル)
フロンターレ生田の先発:33青木馨 2徳政岬 30森本信路 5上野煌士郎 26濱野礼 31夏目瑛斗 29望月楓矢(c) 37荒井瑞樹 32土肥瑠星 36川上翔 38髙越遼平
交代:濱野→27出口翔太 望月→6戸澤蓮太 青木→21小村風人 土肥→35冨田嵐丸
レイソルの先発:41大屋湊亮 33進藤新大 35山口蒼空(c) 38貞清亜門 43石川斗音真 39飯島啓太 40稲田凌久 30冨澤尚真 45深谷壮馬 34菊池夢翔 37金原羽琉
交代:深谷→42高橋佑成 冨澤→28沼端健吾 金原→27川野仁蒼
控え:31吉田雄二郎 44佐藤泰旺
(文中敬称略)