3月17日のAnker フロンタウン生田。
川崎フロンターレU-15生田の関東ユース(U-15)サッカーリーグ、柏レイソルU-15戦に続いて、フロンターレU-15生田の2年生たちが、メトロポリタンリーグ、柏レイソルU-15戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田(2年) メトロポリタンリーグ vs 柏レイソルU-15】
3月17日(日) 午後3時半キックオフ Anker フロンタウン生田 晴れ 35分ハーフ
初戦の横浜FCジュニアユース戦を4-0で勝利したフロンターレ生田。
先発は、GK33青木馨、最終ラインは右から27出口翔太、28渡邉拓眞、30森本信路、39吉田琉海、ボランチはキャプテンの29望月楓矢、26濱野礼、右MF32土肥瑠星、左MF36川上翔、トップ下31夏目瑛斗、前線には38髙越遼平。
これが初戦のレイソル。
先発は、GK41大屋湊亮、最終ラインは右から26遠山越、キャプテンの35山口蒼空、38貞清亜門、33進藤新大、ボランチは39飯島啓太、34菊池夢翔、右MF42高橋佑成、左MF45深谷壮馬、前線には44佐藤泰旺、40稲田凌久。
コートのいらないような春めいた陽気に恵まれたこの日のAnker フロンタウン生田。
関東ユースのころには、吹いていた強い風はやや弱いものに。多くの選手の家族らが観客席から見守る中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、間にボールを差し入れ、前に出ていくのはレイソル。エリア前に浮き球を供給。しかし、青木が対応していきます。
5分には、右サイドから斜めにレイソルが仕掛けていきますが、望月楓矢がボールをカット。髙越に縦につけると、髙越は右サイドに展開。出口から夏目とつながり、高い位置で夏目が折り返すと、土肥が高い位置へ動き出しますが、レイソルの守りも集中しており、これはシュートには結びつかず。
さらにラインを高め、フィードを入れてくるレイソルに対し、森本が対応。レイソルはさらに右サイド高い位置でボールを動かしていきますが、フロンターレ生田はコンパクトに川上も下がって、これに対応していきます。
8分には森勇介コーチの指示で、ポジションを入れ替え。森本が左SB、吉田が左のCB、望月楓矢が右のCB、渡邉がボランチに。
すると9分にはフロンターレ生田、吉田のパスを、中央で受けた渡邉から最終ラインの望月楓矢へ。望月楓矢は右サイドにフィード。これに動き出した土肥に対しては、レイソルの守備の対応があり、前には行けませんでしたが、間にボールをつけ、裏を取る動きも交え、フロンターレ生田が前に出られるように。
11分には、中央の濱野から左サイド、川上へ。川上のパスに、左サイド、高い位置へ森本が抜け出し、クロス。エリア内、飛び込んだ土肥のヘディングシュートは枠をとらえられませんでしたが、チャンスをつくっていきます。
12分には、吉田のフィードに、土肥がエリア右への抜け出し。ここはボールがうまくつかず、シュートなどには結びつきませんでしたが、フロンターレ生田がさらにチャンスをつくっていきます。
13分には、夏目から濱野と中央でつながり、濱野は左サイドに展開すると、川上のパスに濱野がエリア左へ。レイソルの体を張った守りが阻んで、左コーナーキックに。
出口が右足でボールを入れると、こぼれ球を正面で拾った森本がミドルシュート。GKの大屋が阻んだところ、髙越が詰めますが、最後には大屋がセーブします。
14分には、さらに左サイドからのチャンスメーク、川上から森本とつながり、森本のパスに濱野が左サイド、高い位置へ。
ここはレイソルのキャプテン、山口の対応に遭いますが、いい連係を見せていきます。
レイソルも、直後には正面、うまくおさめた稲田がエリアの前に。しかし、望月楓矢がカバー。
望月楓矢が右サイドに展開すると、抜け出した土肥がシュート。しかし、大屋がセーブ。
すばやいリスタートから攻めに転じたレイソルは、エリア外右、稲田がおさめ、シュート。これは左に。
17分には、エリア正面右、おさめた稲田が再びシュート。しかし、枠はとらえられず。
後ろから組み立てを図るフロンターレ生田に対し、ラインを高め、前に出てくるレイソル。
すると18分、レイソルはエリア外正面でボールをカットし、高橋がエリア右へ。これに対して、フロンターレ生田にファールがあり、レイソルはPKを得ます。
キッカーは高橋。これをゴール右へ決めて、0-1。先制点はレイソルに入ります。
追いかけるフロンターレ生田は、中盤、間に顔を出した渡邉、下がり目に髙越も顔を出しながら、ボールをつけていき、20分には、川上のサイドチェンジを右サイドで土肥がおさめ、そこから中央に。土肥のパスを右サイド、流れて受けた夏目は、エリア右へ仕掛けていきますが、これはレイソルがクリア。
右コーナーキックとなり、セカンドボールをものにし、ボールを回していくフロンターレ生田は、23分には中央やや左で濱野が縦パスを出すと、エリア正面左、抜け出した髙越がシュート。しかし、大屋がセーブ。
24分には、夏目が土肥とのパス交換からエリア右へ。ここはレイソルの厳しい守りに遭い、シュートまではいけませんでしたが、チャンスをつくっていきます。
さらに26分には、左サイド、高い位置で粘りボールをものにした川上。そのパスに、森本がエリア左へ。ここでもレイソルの守りが勝りシュートまではいけませんでしたが、高い位置でひたむきにボールをものにしようとする姿勢を見せ、ゴールへ迫っていきます。
27分にはレイソル、左サイドから入ったパスを正面で稲田がおさめ、いったん高橋に預け、受け直し、正面でシュートを打ちますが、これは上に。
さらにレイソルが最終ラインの貞清が速いパスをつけ、エリア前に迫る場面をつくりますが、川上が中央に寄り、カット。
川上から髙越とつながり、髙越から川上、再び髙越とつながり、髙越は左サイドに展開。高い位置へ抜け出した濱野が折り返しますが、レイソルが体を張り、阻んでいきます。
中央に土肥が寄り、渡邉や最終ラインの望月楓矢、吉田も多くボールに触れながら、前に出ていこうとするフロンターレ生田。
レイソルも中央に寄った高橋がボールをうまく引き出し、右サイドに展開していきますが、森本が対応。GKの青木もかかわり、組み立てを図りに。
高い位置でキープを図る佐藤に対しては、吉田、森本が寄せていき、前には行かせず。球際に厳しくプレーを重ねていきます。
35分にはフロンターレ生田、中央の渡邉から川上とつながり、川上のパスに、濱野がエリア左へ。これはレイソルの守備の対応に遭い、シュートまでは至らず。
前半は0-1でタイムアップとなります。
ともに交代はなく始まった後半、フロンターレ生田は立ち上がりには、吉田が左サイドを突くフィード。
これはレイソルのクリアで、左サイドでのスローインに。
フロンターレ生田は、中央、間に顔を出した渡邉から左に展開。高い位置へ抜け出した森本がクロスを入れると、これがレイソルのオウンゴールを誘い、1-1。
フロンターレ生田が追いつきます。
レイソルも、4分、佐藤のパスに、高橋がエリア右へ抜け出し、折り返しますが、吉田がカバー。
さらにラインを高め、前に出てくるレイソルは、最終ラインの貞清がうまく左サイドにつけていきますが、フロンターレ生田は土肥も低い位置に戻って対応するなど、コンパクトに、再びボールをものに。5分には、レイソル、エリア外右で高橋がシュートを打ちますが、これは左。
すると再びボールを回していくのはフロンターレ生田。濱野が間でうまく受け、川上へつなげると、正面の髙越とのパス交換から川上が高い位置へ抜け出そうとするなどしていきます。
レイソルも、後ろからしっかり組み立てを図っていくと、8分には、右サイド、高い位置へ持ち込んだ高橋の折り返しから正面の稲田、佐藤とつながりますが、これには夏目がカバー。
直後にはレイソルがエリア外右でフリーキックを得ると、山口が右足でエリア内へボールを入れていきますが、フロンターレ生田はクリアしていきます。
フロンターレ生田は10分、夏目に代わり1年生の10吉澤映杜がピッチへ。
レイソルは、遠山に代わり29柏尚希、深谷に代わり43石川斗音真。
12分にはフロンターレ生田、交代直後の吉澤が下がってボールを受け、正面へ持ち運び、右サイド、土肥へ。土肥から出口とつながり、出口はクロス。
遠いサイド、川上が飛び込みますが、惜しくもさわることはできず。
フロンターレ生田は、間にレイソルが差し込んでくるところでは渡邉がカット。森本も中央に顔を出し、マイボールにするなど、レイソルに対応していきます。
12分には、望月楓矢の縦パスを髙越がおさめ、右へ展開。土肥がエリア右に仕掛け、折り返し。これはレイソルの守備の対応があり、シュートにはつながらず。
14分には、レイソル、エリア前に浮き球を入れてきたところ、青木が対応。青木が正面へボールを送ると土肥が高い位置へ動き出し。
正面右、ボールをおさめた吉澤のパスに、濱野がエリア正面へ抜け出しますが、レイソルは体を張りブロック。
さらに出口から中央の渡邉へ。
渡邉の右サイドを突くパスに、土肥が抜け出しますが、クロスはレイソルがブロック。
さらに中央でボールをものにした渡邉から吉澤、吉澤から再び渡邉と中央で動かし、渡邉から右へ展開すると、土肥がクロス。レイソルのGKの大屋のセーブに遭い、シュートには至りませんでしたが、フロンターレ生田が畳みかけるように、攻勢に出ていきます。
フロンターレ生田は17分青木に代わり21小村風人。レイソルは、佐藤が下がり36本田眞武が入りボランチに。
菊池が左SB、進藤が右SB、高橋が前線へ。
17分にはフロンターレ生田、左サイド、高い位置へ抜け出した森本が粘り、左コーナーキックに。
出口がボールを入れると、エリア外正面、こぼれ球に詰めた森本がシュート。しかし、これは上。
20分にはさらにフロンターレ生田。右サイドで出口、渡邉、土肥がかかわりボールを回していくと、渡邉から受けた吉澤が右サイドでクロス。
これに川上が飛び込みますが、さわることはできず。
フロンターレ生田は高い位置、間で渡邉がカット。間で受けた吉澤が巧みにボールをおさめて前に持ち出し、起点となっていきます。
22分にはレイソル、飯島のパスに、高橋が右サイド、高い位置へ。これは吉田が対応。右サイドでのスローインに。
スローインの流れから、こぼれ球を拾った本多がエリア外右でシュート。しかし、左にそれていきます。
すると25分位はフロンターレ生田、中央、間で受けた吉澤のパスに土肥が右サイドへ。土肥の斜めのパスに、エリア正面右、吉澤が抜け出しますが、惜しくもシュートまではいけず。
しかし、24分にはフロンターレ生田、吉澤から右サイドに展開すると、土肥が仕掛けて高い位置からクロス。これに頭で合わせたのは濱野。ボールはゴールのなかへ。2-1。
ついにフロンターレ生田が勝ち越します。
追いかける展開となったレイソルの攻撃に対しては、吉田が対応。そこからマイボールにしていくフロンターレ生田。
渡邉が中央でボールを受け、そのパスに抜け出した土肥が高い位置へ仕掛けるなどしていきます。
28分にはレイソル、最終ラインの山口が右サイドを突くフィード。レイソルは折り返しますが、森本が対応していきます。
フロンターレ生田は、川上に代わり1年生の5上野煌士郎が入り、左のCBに。吉田が左SB、森本が左MFに。
レイソルは、高橋に代わり28沼端健吾が入ります。
中央でうまく受けた渡邉のパスを土肥が右サイドから斜めの動き出しで受け、その縦パスに吉澤が動き出すなどしていくフロンターレ生田。
エリア前のボールに対しては、上野がしっかり競り、中央に下りた吉澤がおさめ、左サイドから森本が仕掛ける場面をつくっていきます。
34分にはレイソル、正面の稲田から柏へ。右サイドから柏がクロスを入れていきますが、上野がクリア。
セカンドボールを拾ったレイソルは正面で稲田がシュート。しかし、これは上に。
アディショナルタイムに入り、36分にはルーズボールをエリア外正面右でおさめた髙越がシュート。しかし、左に。
直後にはレイソル、下がり目で受けた稲田は縦パス。しかし、出口が正面、しぼって対応し、シュートにはつながらせず。
試合はタイムアップとなり、2-1。
フロンターレ生田は、2連勝。ビハインドの状況にも、ギアを上げてプレーした2年生はもちろんのこと、1年生の吉澤や上野が見せたプレーも、また、期待が高まるもの。それぞれが与え合う刺激が、これからの成長につながっていく予感を大きく感じさせられるものがあります。
前半0-1 後半2-0 計2-1
得点:オウンゴール、濱野礼(フロンターレ生田) 高橋佑成=PK(レイソル)
フロンターレ生田の先発:1植木琉斗 27出口翔太 28渡邉拓眞 30森本信路 39吉田琉海 29望月楓矢(c) 26濱野礼 32土肥瑠星 36川上翔 31夏目瑛斗 38髙越遼平
交代:夏目→10吉澤映杜 青木→21小村風人 川上→5上野煌士郎
控え:34中野大虎 35冨田嵐丸 3望月輝夢 7新堀隼 50中島嵩登レイソルの先発:41大屋湊亮 26遠山越 35山口蒼空(c) 38貞清亜門 33進藤新大 39飯島啓太 34菊池夢翔 42高橋佑成 45深谷壮馬 40稲田凌久 44佐藤泰旺
交代:遠山→29柏尚希 深谷→43石川斗音真 佐藤→36本多眞武 高橋→28沼端健吾
控え:31吉口雄二郎 27川野仁蒼 30冨澤尚真 37金原羽琉
(文中敬称略)
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