各リーグ戦の日程が終了した大学サッカー。
11月23、24日は関東大学サッカーリーグ1部と2部の参入プレーオフ決定戦があり、フロンターレアカデミー出身の選手たちが試合に臨みました。
また、インディペンデンスリーグの全国大会である『アットホームカップ2024 第22回インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル』が11月20日から23日まで開催。11月23日には関東のインディペンデンスリーグの1部と2部の入替戦にあたる1部参入プレーオフ、11月25日から29日にかけては全日本大学サッカー新人戦、11月30日には、中央大と筑波大の定期戦「第65回中筑定期戦」が行われ、フロンターレアカデミー出身の選手たちも試合に臨みました。
この記事ではそうした選手たちのことをつづっていきたいと思います。
【関東大学サッカーリーグ2部参入プレーオフ決定戦】
11月23日関東大学サッカーリーグ2部の9位と3部の4位、2部の10位と3部の3位が対戦する関東大学サッカーリーグ2部参入プレーオフが行われ、拓殖大のMF田鎖勇作、明治学院大の中村荘太が試合に臨みました。
11月23日(土)
△拓殖大 vs 明治学院大△
前半0-0 後半0-0 計0-0
規定により拓殖大の残留が決定
◇拓殖大
DF6 田鎖勇作 (3年) フロンターレU-18 先発フル出場
◇明治学院大
MF12 中村荘太 (2年) フロンターレU-15→桐蔭学園高 SUB
2部8位の拓殖大と3部4位明治学院大が対戦した試合。田鎖はDFとして先発フル出場。中村は控え。
試合は、0-0。引き分けに終わり、規定により拓殖大が2部残留を決めました。
2部参入プレーオフのもう1試合、2部10位の山梨学院大 vs 3部3位の専修大は、1-1。山梨学院大が2部残留。また、1部の参入プレーオフ決定戦、1部9位の国士舘大 vs 2部3位の順天堂大は1-1。国士舘大が残留を決めています。
【インディペンデンスリーグ関東1部参入プレーオフ】
インディペンデンスリーグ1部の8位と2部の3位が対戦する1部参入プレーオフ。11月23日には、1部Bブロックの8位國學院大U-22と2部Bブロックの3位拓殖大U-22Hが対戦。
國學院大のDF橋本結人、DF髙橋悠斗が試合に臨みました。
11月23日(土)
△國學院大U-22A vs 拓殖大U-22H△
前半0-0 後半1-1 計1-1
◇國學院大U-22A
DF78 橋本結人 (4年) フロンターレU-15→市立船橋 先発フル出場
DF12 髙橋悠斗 (1年) フロンターレU-18 先発フル出場 1ゴール
國學院大U-22Aは橋本がキャプテンとして先発。さらに髙橋悠斗が先発。
試合は、79分に拓殖大U-22Hが先制。しかし、0-1の85分髙橋悠斗が同点ゴールを決め、1-1。
試合は1-1でタイムアップとなり、規定により國學院大U-22Aが1部残留を決めました。
橋本、チームを残留に導くゴールを決めた髙橋悠斗はともにフル出場。橋本はこれがラストマッチとなりました。
【アットホームカップ2024 第22回インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル】
全国各地の大学サッカー連盟で実施されたインディペンデンスリーグから12のチームが出場する「アットホームカップ2024 第22回インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル」が11月20日から23日にかけて行われ、フロンターレアカデミー出身の選手では、産業能率大のMF前野康成が出場しました。
◇産業能率大U-22B
MF25 前野康成 (1年) フロンターレU-12→三菱養和SC巣鴨ジュニアユース→三菱養和SCユース
11月20日(水) 1回戦 vs 札幌大 〇2-0 先発フル出場
11月21日(木) 2回戦 vs 拓殖大U-22A 〇2-1 先発フル出場
11月22日(金) 準決勝 vs 静岡産業大U-22 〇1-0 先発フル出場
11月23日(土) 決勝 vs 関西学院大B1 ●0-1 先発フル出場
関東のインディペンデンスリーグのチャンピオンシップを制した産業能率大U-22Bの選手として臨んだ前野康成は、1回戦から決勝までの4試合、いずれも先発フル出場しました。
産業能率大U-22Bは、準優勝。
このほか、中央大のMF大瀧螢(2年)=フロンターレU-18=も、中央大U-22Aの選手として出場選手に登録。
大瀧は、福岡大A satelliteとの1回戦ではメンバー外。中央大U-22Aは0-0、PK4-5。1回戦でこの大会を終えました。
【全日本大学サッカー新人戦】
各地の大学サッカーの新人戦で上位に入った12チームが出場する全日本大学サッカー新人戦は、11月25日に開幕。
フロンターレアカデミー出身の選手では、桐蔭横浜大のDF信澤孝亮、MF名賀海月、FW岡崎寅太郎、九州産業大のMF松田統史、東京国際大のDF溝田大和が試合に臨みました。
試合の出場記録は以下の通り。
桐蔭横浜大の信澤は出場した2試合はいずれもキャプテンを務め、岡崎寅太郎はグループリーグの第3節で2ゴール。名賀は1試合に途中出場。
九州産業大の松田は、グループリーグ第3節で初出場し、1ゴールを記録。東京国際大の溝田はグループリーグの1試合に先発フル出場しています。
桐蔭横浜大は1勝1分け1敗でグループリーグ3位で大会を終え、準決勝に進出した九州産業大は、近畿大に0-1、同じく東京国際大は、国士舘大に2-4。準決勝では、松田、溝田はメンバーに入りませんでした。
DF12 信澤孝亮 (2年) フロンターレU-18
・グループリーグ
11月25日(月) 第1節 vs 富士大 ●0-1 先発フル出場
11月26日(火) 第2節 vs 九州産業大 △2-2 SUB
11月27日(水) 第3節 vs 東海学園大 〇8-0 先発フル出場
MF26 名賀海月 (1年) フロンターレU-18
・グループリーグ
11月25日(月) 第1節 vs 富士大 ●0-1 75分から出場
11月26日(火) 第2節 vs 九州産業大 △2-2 SUB
FW9 岡崎寅太郎 (1年) フロンターレU-18
・グループリーグ
11月25日(月) 第1節 vs 富士大 ●0-1 先発、85分まで出場
11月26日(火) 第2節 vs 九州産業大 △2-2 54分から出場
11月27日(水) 第3節 vs 東海学園大 〇8-0 先発、84分まで出場 2ゴール
◇九州産業大
MF14 松田統史 (2年) フロンターレU-18→興国高校
・グループリーグ
11月25日(月) 第1節 vs 東海学園大 〇4-0 SUB
11月26日(火) 第2節 vs 桐蔭横浜大 △2-2 SUB
11月27日(水) 第3節 vs 富士大 〇3-1 先発、57分まで出場 1ゴール
◇東京国際大
DF4 溝田大和 (2年) フロンターレU-18
・グループリーグ
11月26日(火) 第2節 vs 新潟医療福祉大 〇1-0 SUB
11月27日(水) 第3節 vs 札幌大 〇2-1 先発フル出場 ※MF登録
【第65回中筑定期戦】
65回の伝統を誇る中央大と筑波大の定期戦「第65回中筑定期戦」では、中央大のMF岡野一恭平、MF尾川丈が試合に臨みました。
11月30日(土)
〇中央大 vs 筑波大●
前半0‐0 後半2‐1 計2‐1
◇中央大
MF18 岡野一恭平 (1年) フロンターレU-18 先発、84分まで出場
MF28 尾川丈 (1年) フロンターレU-18 64分から出場
岡野一は先発し84分まで出場。尾川は64分から出場。
試合は2‐1。中央大が勝利しています。
また11月28日には、J3の奈良クラブが、川崎フロンターレU-18出身、立命館大のMF戸水利紀の来季の加入内定を発表しました。
この世代では、早稲田大のDF神橋良汰=フロンターレU-18、フロンターレ加入内定、産業能率大のFW猪狩祐真=フロンターレU-15→日大藤沢、ジェフユナイテッド市原・千葉加入内定=に続き、3人目のJリーガーの誕生。
川崎そだちとしては2015年から今年まで、10年間にわたり記事を掲載させてもらいました。
小学校から高校まで過ごしたフロンターレのアカデミー、そして大学での4年間で培ってきたものをピッチでどう表現していくのか。
プロの選手として、どう成長していくのか。とても楽しみにしています。
12月7日には、全日本大学サッカー選手権大会が開幕。多くのフロンターレアカデミー出身の選手たちも試合に臨みます。
川崎そだちでは、時に会場に足を運びながら、それぞれのことを伝えていきたいと思います。
(文中敬称略)
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