フロンターレU18 – 昌平高校 / プレミアリーグEAST第21節(監督・選手インタビュー)


12月1日Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われたプレミアリーグEAST第21節、昌平高校戦を2-1。逆転で勝利した川崎フロンターレU-18。試合後に長橋康弘監督、同点ゴールを決めた矢越幹都、決勝ゴールを決めた香取武、そして日本クラブユース選手権大会決勝以来の復帰戦となった加治佐海に話を聞きました。

 

試合の記事は◇フロンターレU18 – 昌平高校 / プレミアリーグEAST第21節

 

「これまでフロンターレで教わったこと。あとはサポーターの方々への感謝の気持ち。

そういったものを忘れずに、最後の1試合大切に戦ってくれたらと思います」

長橋康弘監督

 

長橋康弘監督

 

〇試合を振り返って、いかがでしょうか?

このメンバーでやる試合も残り2試合ということと、等々力でできるということでですね。

1週間前から選手たちは素晴らしい準備をしてくれて、練習の時から素晴らしいモチベーションと言いますか、「絶対に勝ってやる」っていう気持ちが見えていたので。

試合に送り出すときには、「その気持ちをぶつけてくれたらいい」と。「思いっきり自分たちのサッカーをやって、楽しんでくれ」とだけ言って、彼らを送り出しました。

その通りに戦ってくれたし、楽しんでくれたのかなというふうに思っています。

〇前節青森山田に3-0で勝って、それがきっかけになったのか。これまで取り組んできたことが実を結んだのか。どうなんでしょうか?

青森山田でチームとしていい勝ち方ができたので。その勝利というのが多少自信になったと思います。

ただ、彼らはもっとできる、と私は思っているので。自信プラス、やってきたこと。積み上げも、すごく出ていたのかなと思いますし。

まだまだできると思うので。あと1試合、大切に戦いたいなと思います。

 

〇前半お互いがっぷり四つの拮抗した試合でした。どう見ていました?

選手たちも、昌平高校のスタイルと言いますか。素晴らしいテクニックのあるチーム、個人もそうですし。

そういったなかで、「テクニックで絶対に負けるわけにはいかない」という意地があったと思います。

そういったところで、昌平らしさ、それとフロンターレらしさ。その戦いになるのかなと思っていましたけど。

なんか、前半はもうちょっとやってもいいのかなというふうに感じました。

〇後半からフロンターレらしさが出てきたということでいいですか?

はい。選手たちは本当に怖がわらずに、まず守備から、前線から奪いに行く姿勢も見えましたし。

ハーフタイムに、選手たちには「もっともっと自分たちの時間にしたいよね」と、「もっともっとフロンターレらしいサッカーをしたいよね」と話して。

彼らも後半、エンジン全開で、前からボールを奪いに行って。そのぶんだけ、自分たちのサッカーの時間が多くなったのかなと思っています。

 

〇加治佐選手が久しぶりの出場でしたけど、彼にはどんなプレーを期待して送り出したんでしょうか?

いや、とにかく試合に出たい気持ちは、私たちスタッフにも伝わっていたので。持っているものは素晴らしいものがあるので。

けがしないことと、後悔しないこと。「思いっきりやってほしいな」と。複雑な思いで見ていましたけど。

頑張ってくれたと思います。はい。

〇あと残り1週間ですけど、この1週間、どう過ごしていきますか?

この仲間とやるのも、ラスト1試合なので。とにかく今日の試合もそうだったんですけど、これまでやってきたことを全てぶつけてくれればいいと思っています。

ジュニアからいる子たちもいますので。これまでフロンターレで教わったこと。あとはサポーターの方々への感謝の気持ち。

そういったものを忘れずに、最後の1試合大切に戦ってくれたらと思います。

〇相手のレイソルは優勝争いをしていて、(柏レイソルU-18は第21節前橋育英に3-2で勝利。首位に立った) どう戦っていきますか?

選手たちは目の前で胴上げをみたくないと思います。

生田でできるということで。何か思うところが絶対にあると思うんですよね。

思うところはあると思うんですけれども、とにかくレイソルにやらしたくはないという気持ちは出ると思います。

ただね、見失ってはいけないのはフロンターレらしいサッカーを最後思いっきりやってほしいなっていうふうに、私は思っています。

〇3年生は次が最後で、大学でサッカーを続けてくると思うんですけど、昨日の山田新選手のように (11月30日の東京ヴェルディ戦でハットトリックを達成) 大学からフロンターレに、すごい成長して帰ってきたりとかして。大学でフロンターレで学んだことを生かして、成長してまたフロンターレに帰ってくるということもあるのかなと思うんですけど、それについてはいかがでしょう?

 

まさしくその通りで。やっぱりフロンターレにいるっていうことは、フロンターレらしいサッカーを選手たちは目指してきました。

そういったなかで、違う環境にそれぞれ行くんですけど、これまでやってきたことを、これからも武器になっていくと思うんですよね。

そこをちゃんと磨きながら、新しいサッカーを学びながら、一回り、二回り、大きくなって帰ってきてほしいな、と思います。

〇今年は勝利と成長をということを目指してきたと思うんですけど、今年の3年生でこの子はこういうところが成長したなというもの。全体でいいんですけど、こういうことがあったと思い出に残っていることってありますか?

そうですね、クラブユースの決勝。悔しい思いをして、そこから選手たちが、力を出し切ってしまったというか。

リーグ戦に向けての気持ちの持っていき方が難しいところがあった感じはしました。

ただ、今の3年生はそこを何とか踏ん張ってっていう姿勢が見えて。

それがけがにつながってしまったりとか。そういうようなところも見えたりして。

私がそのへんのところをコントロールできたら、また違ったのかなというふうに思いましたけども。

ただね、やっぱりそういう気持ちのある子たちが集まっているのが今の3年生で。

なにか、そのそういう気持ちをこの先につなげてほしいですし。

現にああやって、けがして、戻ってきた海(加治佐海)があれだけのことができるということでですね。

何かこの先につなげてもらえたらというふうに思います。

そういった意味では、私が、あと1試合しか見れないんですけど。この先の成長につながるような、夏過ぎの時間だったかなというふうに思います。

〇長橋監督自身は、勝てない時期「私の責任」という話をされていて、何かやり方を変えたりとかした部分もあったりしたんですか?

はい。そこもやっぱり考えましたけど。やっぱりフロンターレらしいサッカーっていうものは、見失いたくなかったですし。

戦術的なところの変更ではなくて、私たちは一人一人。一人一人が成長すること。それが戦術なんだ、と。

ていうところでですね。そこから逃げずにやってきたつもりではあります。

〇またサポーターの方に。最後の試合も楽しみにしているサポーターの方がいると思います。サポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか?

今日もありがとうございました。みなさんのおかげでまた勝たせていただくことができました。

ラスト1試合ですね、選手たちもよく言っているんですけど、感謝の気持ちを絶対に忘れないようにしようと。

今日のゲームの前もですね。青森山田にあれだけ来ていただいた。感謝の気持ちを絶対に忘れちゃいけない、というところで言ってきました。

最後の1試合、そういった気持ちも持ちながら。精いっぱいやってくれたら、と思います。

引き続き、応援のほうをよろしくお願いします。

 

 

「最後の試合、勝って終わることが一番大事だと思うので。そこに向けて、1週間、いい雰囲気で練習していきたいと思います」

MF10 矢越幹都

 

矢越幹都選手

 

〇まずはナイスゴールでした。同点ゴール。振り返っていかがでしたか?

武(香取武)がまずボールを持った時に、自分の前のスペースが空いていて。そこに走ったら、出してくれると思って。

いいパスが来て、児玉とかぶったんですけど、自分、いい体勢だったので、打ったら入っていました。

〇前半相手のディフェンスも強度が高くて。なかなか点がとれなくて、どんなことを考えながらプレーしていました?

前半、そうですね、あんまりチャンスがなくて。

ハーフタイムで、ギアを上げて、「立ち上がりからやる」っていう話をして。

後半の立ち上がりで1点目を取ることができて、良かったと思います。

〇前に聞いたときに、等々力でゴールを決めたいという話をしていて。有言実行。ゴールを決めたいという気持ちは持っていました?

得点とかアシストで結果を出したいという気持ちはあります。

〇この等々力に向けて、この1週間、どんな気持ちで過ごしてきました?

前節青森山田にいいかたちで勝つことができて。残り2試合全部勝って、終わろうという気持ちで全員やれていたので。練習から。

いい雰囲気で、できていたのかなと思います。

〇等々力の芝、前のFC東京戦(9月7日、第13節)よりもいい芝だったと思うんですけど、やっていてどうでした?

本当にやりやすくて。素晴らしいピッチでした。

〇チャントはオリジナルができた?

そうですね、去年レイソル戦(第10節、2ゴールを決めた)で点を取ったときにつくってくれて。

〇等々力だとチャント聞こえるじゃないですか。どうですか?

モチベーションが非常に上がりますし。うれしいです。

〇もうアカデミー最後の試合になりますけど、この1週間、どう過ごしていきますか?

最後の試合、勝って終わることが一番大事だと思うので。そこに向けて、1週間、いい雰囲気で練習していきたいと思います。

〇フロンターレのアカデミーを卒業して、大学に行くと思うんですけど、大学に行って、こういう選手になりたいというものってありますか?

フロンターレで培ってきた技術の部分だったり、戦うだったり。そういうのを継続して、大学でも出していきたいと思っていますし。

環境は変わるんですけど、やることは変えないで、4年間でプロになれるように頑張りたいと思います。

〇何歳からフロンターレで?

中1なので13歳です。

〇13歳からフロンターレに入って。あと1試合あるんですけど、自分がこういうところが変わったな、成長したなって思うところはありますか?

技術の部分もそうなんですけど、素晴らしい仲間と出会えて、人間性の部分だったり、そういうところで成長させてくれたと思います。

 

〇来週、相手が優勝争いをしているレイソルで。たぶん気合が入ってくるのかなと思うんですけど、どんなイメージですか?

前期のレイソル戦(5月5日、第5節、〇2-0)はチームとしてすごいいい試合ができて。

次レイソル側は絶対に負けられない戦いだと思うんですけど、自分たちは受けることなく、青森山田戦だったり今日みたいな、いい試合をすれば、勝てると思うので。

そこに向けて準備していけたらなと思います。

〇なかなか勝てないところからの2連勝で、何かきっかけがあったのか? 積み上げがあったのか? どうですか?

もう1回、負けている期間、チームのみんな全員で、見直して。やるべきことだったり、何が足りないか確認できたので。

その結果が今、2連勝につながっていると思います。

〇矢越君自身のやるべきことってどんなことですか?

自分はボランチなので、攻撃の部分でもチームの中心となって、ボールを回すところだったり、やっていかないといけないんですけど。

守備でもセカンドボールっていうのは、最近要求されている部分でもありますし。そこは意識しています。

〇またサポーターの方にメッセージなどいただいてもいいでしょうか?

今日も熱い応援ありがとうございました。

ユースで等々力最後の試合だったんですけど、サポーターのみなさんがいい雰囲気を本当につくってくれて。

自分たちも背中を押されて、最後勝ち切ることができたので、非常に感謝しています。

また来週もよろしくお願いします。

 

「『勝ちたい』っていう思いが前面に、コートに表れた結果かなというふうに思います」

FW9 香取武

 

香取武選手

 

〇勝ち越しゴール、振り返ってどうですか?

平内一聖選手が左サイドで。縦突破もできますけど。カットインしてクロスっていう流れは練習からやっていますし。

イメージも共有できていたので。自分があの位置に入れば、ゴールがとれる確率が上がるというのはわかっていたので。

そこに入ることができて、なおかつ、いいボールが上がってきたので。あとはヘディング。

いつもやっているんですけど、そこをしっかりゴールの枠の中に入れることを意識して、しっかり決めることができて、うれしいです。

〇前半はなかなか思うようにプレーできなくて、ハーフタイムはどんな話をして、改善していったんですか?

監督からも自分たちの時間を増やしていきたいというのは常に話してきたところだったので。

自分でも思っていたところなので、自分たちの時間をつくるにはいい守備からっていうのは自分から意識して、どんどん前からプレッシングして、自分がボールを奪って、攻撃につなげるというのが、自分の役割でもあるので。

そこのタスクはまっとうできたのかなと思います。

〇先週今週と2連勝。何かきっかけがあった? どうですか?

チームのスイッチが一段と、残り3節ですけど、上がったなというふうに思っていて。気持ちの部分でラスト3ゲーム、気合も入っていましたし。

「勝ちたい」っていう思いが前面に、コートに表れた結果かなというふうに思います。

〇勝てない期間、「このまま勝てなかったら」とか思わなかったですか?

そうですね、チームとして勝てなかったですし。自分としても全然うまくいっていない時期もありましたけど。

こういうふうに、やり続ければ、チームも自分も上がっていけると思うので。

そこはあきらめずにやることが大事かなと思います。

〇今日等々力でやってみて、雰囲気とかピッチとかどうでした?

本当に芝のコンディションはもちろん、サポーターの方々も大勢駆けつけてくれて、本当に自分たちの力になりましたし。

自信にもつながるので。サポーターさんの期待に応える意味でも、勝利というかたちで終えることができてうれしかったです

〇加治佐君が入ってきて。どうでした?

ずっと小学校5年から自分が入ってきたときからやってきた仲間なので。

本当に思い入れありますし。一緒にコートでやりたいという思いがいっぱいあったので。

本当に戻ってきて、うれしいと思っています。

〇来週は優勝がかかっているレイソルですけど、難しい試合だと思うんですけど、どう戦っていきます?

レイソルもずっとジュニアの時からやってきたので。やり方もあまり変わっていなくて。ビルドアップして崩していくチームなので。

自分たちのやりたいサッカーをする時間を多くするために、まずチームとして、いい守備から攻撃につなげるように、そこは意識して絶対に勝てるように。

優勝させないように、頑張りたいです。

〇レイソルも多分ずっとやってきたサッカーに自信を持っているけど、それをフロンターレらしいサッカーで上回って勝ちたいようなそんな感じですかね?

自分たちのサッカーで勝ちたいので。レイソルさんの思っているようなプレーをさせないっていう意味で、自分たちからやれば絶対に勝てると思うので。

そこは自信を持っています。

〇小学生からフロンターレでサッカーをやってきて、次がフロンターレのアカデミーで最後の試合になると思うんですけど、思うところってありますか?

いや本当に9年間。18歳なんですけど、ちょうど半分フロンターレで生活してきて。感謝しかないですし。

残り1試合って考えたら感慨深いですけど、本当に自分の持っている力すべてを、次のAnkerで行われるレイソル戦へ向けて、しっかり準備していきたいと思います。

〇またサポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか?

今日とどろきスタジアムで自分たちが最後プレーできてうれしいですし、サポーターの方々が多く駆け付けてくれて、自分たちの自信を持ったプレーを引き出してくれましたし。そこは本当に自信をもってできたと思うので。次の試合も応援してくれたら、うれしいです。

 

 

「一度ここでフロンターレ、終わるんですけど。来週絶対ゴールかアシストして、チームを勝たせるという気持ちで臨みたいと思います」 

MF7 加治佐海

 

加治佐海選手

 

〇久しぶりの出場。等々力で。どうでした?

長い間、チームを外から支えていて。今日復帰できるということで、本当に等々力の舞台で復帰できて、うれしかったなって。

〇やっぱり等々力までに出るっていう気持ちは強かった?

けがした日に、ラスト3節、山田、昌平、レイソルっていう。試合に出られるかどうかなっていう感じだったので。

本当にひとつ、等々力で昌平で出るっていうのを目標にしていたので。まずはそれができたのがうれしいですし。

支えてくれた人に感謝したいと思います。

〇ピッチに入ったときに、加治佐君が入って、どう変えようと思ってピッチに入ったんですか?

チームとしては、外から見るとすごいいい流れで。いい流れだったので。その流れから1点、自分のチャンスから持ってこれたらっていう思いで入ったんですけど。

アシストだったりゴールだったりっていうのはできなかったので。

次の試合できればいいと思います。

〇かなり加治佐君が入ってから雰囲気が変わったのかなと思ったんですけど、やってみてどうでした?

思っていたよりはやれたかなというのはあるんですけど、昌平さんすごいボールさばきとかうまくて。

守備のところですごく苦戦したんですけど。まずはしっかりやれたことは良かったと思います。

〇加治佐選手がけがをしたあと、チームはなかなか勝てない時期が続いて。その間、どう見ていました?

やっぱり夏の期間、クラブユースをああいう形で終えて、「ここからこうしていこう」というなかで始まったんですけど。

やっぱりどこか準優勝で、ちょっと満足していたのかなというところがあって。夏にもっともっと成長できたのかなというのは外から見て思いました。はい。

〇また来週あと1試合、スタメンでという気持ちもあると思うんですけど、意気込みを聞かせてください。

本当に10年近く、自分はフロンターレにいるんですけど、トップ昇格することはできなくて。

一度ここでフロンターレ、終わるんですけど。来週絶対ゴールかアシストして、チームを勝たせるという気持ちで臨みたいと思います。

〇残り1週間、どう成長していきたいですか?

やっぱりフロンターレはボールタッチとか、ボールを止めて、蹴るとかそういう基礎的なことだと思うので。

そこをとにかくもっともっと磨いて、あと1週間、この仲間でできるのも最後なので。しっかりかみしめて頑張りたいと思います。

〇小学生からフロンターレにいて、次が最後ということで、改めて思うところって何かありますか?

すごい「長かったな」っていうのはあるんですけど。小3からこのクラブに入って。この等々力とかもそうなんですけど。

すごいトップチームを目指していて、小さいころからやっていたので。

でも今日等々力でできたことはすごくうれしく思いますし。ずっとここでやりたいなと思っていたので。

プレーできてすごい良かったなと思います。

〇大学に行ってサッカーを続けることになると思うんですけど、大学に行ってどんな選手になりたいですか?

大学ではもっともっと自分を磨いて。4年後、3年後というところでこのクラブに声をかけてもらえるような選手になることを目指していますし。

そのためにはドリブルとか決定力という自分の得意なところを伸ばして、やっていきたいと思います。

〇フロンターレのアカデミーに入って成長したものを教えてもらってもいいですか?

まず私生活のところで人間性のところはすごい学べて、それこそトップチームに帯同できる機会もあったんですけど。

長くこのクラブにいる選手はすごい人間性も素晴らしくて。自分もひとりの人間としてこのクラブに入ることで成長できたと思いますし。

サッカー面だったら、何もなかった自分に武器を与えてくれたなって。ドリブルだったり、前の推進力とか、本当に伸ばせてもらえたなっていうのはあります。

〇10年フロンターレにいて、トップチームの初優勝したのも見て喜んだのかなと思うんですけれども。

はい。小学校5年生の時に初めてこの舞台で優勝を決めて、ピッチで見ていたんですけど。

スタンドから見ていたんですけど。あのときの感動は忘れないですし。

あのピッチに立っていた憲剛さんにも今指導してもらえたりしているので。それはありがたいことだなって思います。

〇先輩で大学に行って、戻って活躍する選手もいますけど、それもまた刺激になるような感じですか?

昨日の山田新さんとか桐蔭(桐蔭横浜大)卒なんですけど。自分も桐蔭に行くんですけど。

本当にあこがれの先輩で。自分もああいうふうに、ああいう選手になりたいと思っているのと。

早坂さん、山田新さんっていう先輩方がいて。本当に素晴らしい人間性を持っているので。そこを見習いつつ、また2人のよう、このクラブに帰ってきたいと思います。

〇けがはどういうけがを?

足首の腓骨というところを折っちゃって。

〇いつぐらい?

8月の終わりぐらいですね。

〇その時から試合に復帰できるのは3カ月ぐらいという感じだった?

はい。3か月ぐらい。もっと自分的には早く復帰できるかなというのはあったんですけど。

けっこうやっかいで。実はもう1回手術するんですけど。

シーズン終わった後に。ボルト入れたんですけど、うまくくっつかなくて。手術するんですけど。
それでも、この等々力とか生田で試合に出たいと思ったので。手術の日は何とか遅らせて。

1回ここで復帰して。

〇プレーして痛みとか違和感とかは?

あったんですけど、サポーターの方がスタンドから後押ししてくれたので。全然へっちゃらでした。

〇また手術して復帰は春ぐらい?

ラスト12月8日に試合をして、そのあとすぐに手術をしてネジを抜くだけなので。

1カ月ぐらいで復帰できるかなと思います。

〇またサポーターの方に。加治佐君のプレーを楽しみに待っていたと思います。またサポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか?

本当に長らくプレーすることができなくて、けがをしてしまって、申し訳ないっていう気持ちがあるんですけど。

それでも、今日等々力のピッチに入ったときに、温かく出迎えてくれて。

プレー中も声援を送っていただいて、すごいうれしかったですし。「将来このピッチでプレーしたい」と強く思える日だったので。

みなさんのおかげで戦えたので。感謝しかないです。応援ありがとうございました。

 

 

 

昌平高校も素晴らしいテクニックや守備の粘り強さを出した中で、攻守に全員が戦う姿勢を見せ、逆転で勝利をおさめたフロンターレU-18。なかなか勝てなかった時期を経て、勝利と内容、目指しているものをつかみ、自分たちのサッカーに自信をもってプレーを重ね、それを最後の成長につなげようとしています。

このメンバーでできるのは残り1試合。舞台は、今季のチームの立ち上げから厳しいトレーニングを積んできたホーム、Anker フロンタウン生田。優勝が懸かる首位柏レイソルU-18を相手に、最後にどんなものを見せるのか。とても楽しみにしています。

 

次節:プレミアリーグEAST第21節 vs 柏レイソルU-18

12月8日(日) 午後1時キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field

 

(文中敬称略)

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