2024年4月7日(日)プレミアリーグEAST初戦を勝利で終えたフロンターレ。
試合終了後、長橋監督、加治佐選手、土屋選手、香取選手、恩田選手に話を聞きました。
私たちは内容と結果にこだわりながら選手たちと一緒にサポーターの声援に応えられるように頑張っていきますので、また引き続き1年間宜しくお願いいたします。
長橋康弘監督
Q:まずは今日の試合を振り返ってお願いします
A:はい。やはり毎年のことなんですけれども、開幕戦の硬さが、これは毎年変わらずというところで、今年も引き続いて硬い選手たちが多かったなというふうに思います。
そんな中で失点してしまいましたが、ただ今年立ち上げから選手たちを見ていて、去年と明らかに違うのが、点を取られてからも自分たちから崩れずに下を向かずに、ここを耐えれば絶対チャンスがあるといったところをすごく感じる試合が多くて。
だから自分たちから崩れないというところは信頼してるところがあったので、あとは硬さが早く抜けて欲しいなという感じで試合を見ていたんですけれども、時間の経過とともに、やっと自分たちのサッカーというものが出来始めて、良さというものが出てきたのかなと。それが4対1の結果に繋がったのかなというふうに思います。
Q:試合の入りのところは去年から引き続き課題としているところなのか、それともやはり開幕戦独特の硬さなのでしょうか
A:そうですね、立ち上がりの入り方が非常に難しくて、というのはみんなボールを触るのが大好きな選手たちなので、ボールを上げてスタートするのか持ってスタートするのか、私の試合の進め方も含めて、ちょっと考えないといけないですね。
Q:何分ぐらいまでちょっとうまく回っていないなという感じでしたか
A:何というか前半の真ん中過ぎまでは全然で、もっと出来るのにと思っていました。
ただ、すごくいい守備をしているなという感じがしていて、ボールを持った相手選手たちにとっては、私たちが外から見ているよりももっと、全く前を向けないというような素晴らしい守備の集団に見えたのかなというふうに思います。
そのあたりは今年は選手たちと一緒に何か共有していこうと、グラウンドレベルで感じている君たちの目を信じるよというところで、それならリスクを負わずとも狙っていこうというところは整理して入ったのですが、たとえば相手の背後というところに対しても狙いが共有出来ていないようなバラバラ感があったというか、まずいなこれはという感じはありましたね。
Q:1点入って同点にしてからは徐々にボールを握るようになってきて、監督が指示したというわけでもなく、選手たちが自主的に判断して動くようになったように見えました
A:そうですね、やっていくうちに自分たちのサッカーをやらなきゃというところがあったのか、徐々に自分たちがボールを受け始め、前を目指し始めてからチャンスが明らかに多くなってきたなという印象ですね。
Q:一点目は本当に素晴らしい形だったのでは。良いゴールでした
A:はい、ああいう展開が多分選手たちはすごく好きだと思うんですよ。見ていて本当に楽しそうにプレーしていると感じるのが、ちょうどあのような得点の時なんですよね。
このような状況を自分たちから多く作れるようなことを、私たちも含めてですが、やっていくということが出来れば今年の選手たちはもっと楽しくプレーしてくれるのかなというふうに思います。
Q:後半は恩田選手の投入が一つのスイッチになって、彼が2点目にも3点目にも関わったと思うのですが、あの交代はどうでしたか。一つのポイントではありましたか
A:そうですね、恩田がトレーニングでもしっかり頑張ってくれているというところと、彼の良さはチームメイトもわかってるというか、相手に対してどういうプレーをすれば恩田の良さが出て相手が嫌がるのかとか、そのあたりはわかっていたところなので、交代で出てからチームに素晴らしいスイッチを入れてくれたのかなというふうに思いますね。
Q:交代で恩田選手が出る時に、ベンチから「恩田行けー!」みたいな声が掛かっていたのですが、恩田選手には出場すると場のムードを変えることが出来るみたいな雰囲気がある気がします
A:そうですね。前線からの守備のところであのスピードで追いかけられるというのは、紅白戦なんかでも非常に自分たちが嫌がっていることなので。そのあたりのところは、やっぱり恩田が入った時は守備でも貢献出来るし攻撃でも貢献出来るしというところで、彼の良さが今日も出たのかなと思います。
Q:この4対1というスコア自体に関してはどういう印象ですか
A:正直、このスコアを想像してはいなかったので、選手たちは想像以上に良くやってくれたと思います。
ただやっぱりリーグ戦なので、川崎フロンターレらしく圧倒するという意味では、ベンチからはもっと更に点を獲りに行くぞという話をしました。そのあたりのところは、まだ選手たちは満足してない部分があるんじゃないかなと。トップチームを目指しているので。
ここからまた更にもう1個2個、ギアが上がるようにしていきたいなというふうに思っています。
Q:チーム始動から準備してきたことは全部出せましたか
A:あの立ち上がりの硬さ以外は出せたと思います。
Q:監督は常々、相手を見ながらサッカーしようと話されていますが、それが出来たということでしょうか
A:そうですね。選手たちがまず相手を見てサッカーするというのはフロンターレの大事なコンセプトの一つではあるので、まず相手を見て、どういうふうに自分たちのサッカーをやっていくか。相手を見て変化出来るということは変化出来る技術がなければならないので、そのあたりのところは練習で意識してやってくれているんですけどね。硬いと出来ないんですよね。
Q:去年悔しい思いをした選手たちがかなり残ってると思うのですが、改めて2年ぶりにプレミアリーグのタイトル、更にファイナルに勝つというのも当然チームとして掲げていると思いますが、そこに向けてのチーム全体のモチベーションみたいな部分はどういうふうに感じていらっしゃいますか
A:今年は、去年の反省を徹底してやりました。全ての得点と全ての失点を洗いざらい、選手たちと振り返りながら、どこがいけなかったのかとか、どういう時間帯に自分たちの脆さが出るのかとか、どのようなタイプの相手に弱みが出て、どういう相手には逆に強みが出たのかというところを、選手たちと話した中で今年はこういうふうに進めていこうと。
せっかく悔しい思いをしたというのは、しただけで終わらせずに、しっかりと数字に出した上でこういうところが明らかだよねというところで改善ポイントを出して、良さは継続して更に磨きをかけるというところは今年のチームの立ち上げから共有したところではあるので。
今日も、涼しかった昨日に比べて一気に気温が上がった中でも足は止まらなかったので。スコアも含めてもう少しギアを上げられそうだなというところはあったのですが。ただ、去年のこの時期に比べると、明らかに後半でも足は動いてたかなというふうに思っています。
Q:みんなで共有した去年の改善ポイントというものは、言える範囲で構わないのですが、たとえばどういうところだったのでしょうか
A:そうですね。セットプレーもそうですし、後半の失点も。立ち上がりの入りの硬さは今回も引き続きやってしまいましたが、そういったところはちょっと相手につけ込まれてるようなところがあったので、このあたりのところはちょっと注意していこうと。何が足りなくてこういう数字になってるのかというところは、選手たちもわかっていると思うので。
毎回とてもきついトレーニングをしていますので、結果が出て、私が一番ホッとしています。良かったです。
Q:今日も下級生の新堀くんや平内くんがメンバーに入ってきました。開幕戦に向けたレギュラー争いというかメンバー争いを見ていてどう感じておられますか
A:これも去年から引き続き、普段のトレーニングからバチバチと競争が出来ているので、やはりこういう環境が一番選手が成長するんだなというのを今年も非常に感じていますので、そのあたりのところでもっと、今日も、メンバーに入っていない選手たちも目をギラギラさせていたので。私たちも練習でしっかり見て、良い選手を入れていきたいというふうに思っています。
Q:サポーターの皆さんへ、今後のファイナルの目標に向かって一言お願いします
A:はい。今日から始まったプレミアリーグですが、さっそく今日トップチームの試合があるのにも関わらず来てくださって本当にありがとうございます。私たちは内容と結果にこだわりながら選手たちと一緒にサポーターの声援に応えられるように頑張っていきますので、また引き続き1年間宜しくお願いいたします。頑張ります。
今年のチームの特徴としては、後半に足が止まらないとか、あとはひっくり返す力というものがある中で、逆転するにはやっぱり同点ゴールが大事だと思うので、その同点ゴールをああいった時間帯で取れたのでそれは良かったです。
加治佐海選手
Q:良いゴールでしたね。まず同点ゴール振り返って、どうでしょうか
A:そうですね、八田選手からのボールだったと思うんですけど。八田選手はボランチの選手なんですけどサイドに行ったりクロスを上げるのも得意ですごく器用な選手で、自分の頭にピンポイントでボールが来たので、あとはヘディングで合わせるだけでした。
Q:加治佐選手は良くヘディングを決めてるなというイメージがあるんですが、ヘディングのゴール多いですよね
A:確かに去年の開幕戦もヘディングでゴールを決めていて、そういうヘディングは自分の中でも得意としているので、決めることが出来て良かったです。
Q:前半、チーム全体の流れが良くない中で、あのゴールがゲームに与えた影響はすごく大きかったんじゃないかなと思うんですが、ゴールの意味みたいなものをどういう風に感じていますか
A:やっぱり自分たち今年のチームの特徴としては、後半に足が止まらないとか、あとはひっくり返す力というものがある中で、逆転するにはやっぱり同点ゴールが大事だと思うので、その同点ゴールをああいった時間帯で取れたのでそれは良かったです。
Q:監督が常々、相手を見ながらサッカーしようと言っていると思うんですが、今日、相手の大宮のディフェンス陣のどういうところを見てプレーしていましたか
A:相手がミドルブロック、4-4-2でブロックを敷いてきて、カウンターを狙ったりとかしてくる中で、まずは焦れずにというのと、また前半の最初の方はなかなかみんなボールを受けることが出来ていなかったので、徐々に受けて自分たちのサッカーを展開して、後半はすごく圧倒出来たと思います。
Q:後半は、具体的に言うとどういうところが良くなったなというイメージがありますか
A:後半は、やっぱり大宮の選手よりも走れていたというのもありますし、1人1人が自信を持ってボールを受けて相手が怖いと感じるようなプレーが出来たと思います。
Q:今日の自分の役割というか、どういうことを意識してピッチに入りましたか
A:今日はフォワードで出ていたんですけど、フォワードで出る意味としては、その得点だったり相手にとって怖いプレーをするというところは意識していて、また守備面での貢献というものも自分に与えられた役割なのかなと思います。
Q:今年はフォワードが主戦場になりそうなイメージですか
A:今のところはフォワードが多いですけど、途中から右サイドハーフになったりという場面もあるので、両方やれるようにしていきたいです。
Q:去年までサイドをやっていた経験が活きているなと思うところなどはありますか
A:去年自分は内でプレーして、江原選手が幅を取って、みたいな感じだったんですけど、その内でプレーした経験というものがフォワードになってもすごく活きているかなと思います。
Q:フォワード楽しいですか
A:フォワード楽しいですね。点獲れるので。
Q:ゴールに近いですしね
A:はい。
Q:言える範囲で構わないんですが、周りの香取選手や児玉選手との連携ではどのようなことを意識していますか
A:自分がどちらかというと落ち気味で香取選手が前に張っていて。香取選手も、競り合いが強かったりとかヘディングが上手だったりとか、単純にパスとかシュートも上手いので、自分が無理してシュートを打つよりも香取選手が打った方が確実なシーンなども多いので、そこはチームの得点として相談したりというものもありますし、児玉選手だったら、すごく突破出来る選手で自分がフォローに行かなくても1対1で抜くことが出来るので、児玉選手にはサポートに行くというよりは中で待機してクロスを待っていた方がいいなとか。
Q:背番号もすごく良い番号になりましたよね。どうですか7番は
A:7番すごく良いです。最初はサイドだから7番かなと思ったんですけど、徐々にフォワードでも7番になっていって。フォワードの7番といえばロナウド選手とか、確かにすごく好きですね。
Q:やっぱり格好いいですよね
A:はい。
Q:加治佐選手は、去年の悔しさと一昨年の歓喜の両方を見てきていると思うんですが、その2年の経験を踏まえて、今年はどういう年にしたいと思っていますか
A:去年結構プレミアで出ていて、先輩たちとEASTで優勝することが出来なかったので、今年は、その去年出た課題のひっくり返す力だとか後半に足が止まらないだとか、そういうところをここまで本当に積み上げてきたので、ここからそれを存分に発揮して、チーム一丸となって優勝したいと思います。
Q:個人的なものとしてトップチームにという目標があると思うんですが、そこに向けての課題というか、どういうふうに成長していきたいかというところを聞かせてください
A:やっぱりゴールだったりとか、守備の基準というものは絶対トップに行っても求められると思っていて、ゴール前で怖い選手になる、もっと守備の基準も上回りたいですし、ゴールへ向かう迫力なんかももっともっと出して、絶対にトップ昇格します。
Q:最後、ファン・サポーターの皆さんへ、今日トップチームの試合がある中でもかなり多くの方が来ているので、今後の意気込みを聞かせてください
A:トップチームの試合があるのにも関わらず、自分たちの試合を選んでくれて、来ていただいて、すごく嬉しかったですし、すごく力になりました。
昨年先輩たちと成し遂げられなかったプレミアリーグ優勝、そしてクラブユース選手権優勝を今年のメンバーで絶対に成し遂げるので、これからも温かい応援よろしくお願いします。
Q:ありがとうございました。ナイスゴール! おめでとう!
失点してから自分たちで1回集まって話し合ったんですけど、そこでマイナスな声も一切出なかったしまだ全然やれると、自分たちでも自信があったのでそこは焦らず次の得点を目指してやっていけたかなと思っています。
土屋櫂大選手
Q:今日は開幕戦勝利ということで、振り返ってみてまず感想どうですか
A:今年、シーズンを通してやっていく中で開幕戦を勝利で終わることが出来たということは本当に自分たちの自信にもつながりましたし、ここでひとつ、慢心してはいけないんですけど、ここを自信にして、これからやっていってもいいのかなと思っています。
Q:最初はなかなかリズムが出なくて失点してしまいましたが、そこで何か焦りみたいなものや大丈夫やれるなどありましたか
A:失点してから自分たちで1回集まって話し合ったんですけど、そこでマイナスな声も一切出なかったしまだ全然やれると、自分たちでも自信があったのでそこは焦らず次の得点を目指してやっていけたかなと思っています。
Q:相手の出方を見ながらいろいろと修正していったと思うんですが、どんなことを話し合って修正していきましたか
A:相手どうこうじゃなくてまず自分たちのプレーをやろうと。気持ちで相手に負けないこともそうですし、球際もそうですし、やっぱりそういったところで相手に勝らないと結果にはつながらないと思ったので、まず自分たちのやることをやろうという話はしました。
Q:前半の最後のチャンスを決めていればなお良かったなという感じはありますか
A:はい、加治佐選手のですよね、コーナーキックで。
Q:コーナーから蹴って最後にシュート打ったシーンの
A:最後加治佐選手がシュートして俺が触っちゃって、加治佐選手に「触るなよ」って言われちゃったんですけど。
Q:それは触っちゃいますよね
Q:そこから後半、あれだけ盛り返してこれだけの点差で勝てたということで今年のチームの強さをちゃんと示せたのかなと思うんですが
A:去年とは違って、今年は本当にひっくり返す力というものは、J-VILLAGE CUPも含めてそこからの流れで自分たちに自信はあったので、そういったひっくり返す力というものは本当に今年のチームの特徴かなと思っています。
Q:当然先制されないに越したことはないと思うんですが、そのひっくり返す力というものはチームの中でもキーワードみたいになっているイメージがあります
A:そうですね。キーワードというか、一人ひとりが自分たちにはひっくり返す力があるんだということを、多分個人個人で思っていると思うので、そのことが本当にこういう結果につながったのかなと思っています。
Q:個人的にはどのようなことを心がけて試合に入りましたか
A:相手のフォワードに9番の身長が高い選手がいるということは自分でも把握していたので、対峙した時に競り負けないというところとセカンドというところを意識して、自分たちがそこでひっくり返せたら押される展開が少なくなると思っていたので、そこはその選手のチャレンジに対してのカバーというところは隣の林選手と意識してやっていました。
Q:キャプテンとしての初勝利、公式戦初勝利になったと思うんですがそれはどうですか。ちょっとホッとしたところもあったりしますか
A:ホッとしています。素直に嬉しいです。
Q:始動してから3ヶ月ぐらい経ちますが、実際にキャプテンという役割になってみてどうですか
A:今日の開幕戦の1週間前に練習試合をやったんですけど、そこでチームとして上手くいかなくて、そういった時に自分が何とか出来なくて負けた試合だったんですけど、そこで改めて自分自身もっと出来ることがあるんじゃないかと自分に問い詰めながら今週1週間やってきたので、そういったところでは修正して試合に入ることが出来たのかなと思います。
Q:自分としてはこういうキャプテン像になっていけたらいいなみたいな、そういうイメージはありますか
A:後輩の1、2年生がいる中で、まずはプレーもそうですし、オフザピッチの部分でも自分の姿勢を見て後輩たちがついてきてくれればいいなと思っているので、まず後輩からの見られ方というところを意識して、自分のやるべきことをやっています。
Q:トップチームのキャンプには参加していましたか
A:はい、参加していました。
Q:全体的な手応えとしてはどうでしたか
A:やはりトップチームということもあって、自分の足元の技術だったりビルドアップというところはなかなか上手くいかないところも多かったんですけど、その中でも対人だったり空中戦、球際などの自分の武器を発揮するというところでは、自分も少し戦えたという手応えはあったので、そこは自分の自信にもつながったのかなと思います。
Q:キャンプには何日ぐらい帯同しましたか
A:全日程帯同しました。
Q:例えばこういう人からこういうアドバイスを受けたとか、こういうところがすごく自分にとってプラスになったみたいな、何か刺激になったこととか誰かの存在みたいなものはありましたか
A:ひとつ自分が本当にすごいと思ったのは丸山選手ですね。丸山選手と一緒に1回隣で組ませてもらったんですけど、丸山選手の経験値というものは、言われてなくても隣でプレーしていて感じる部分があったり、ポジショニングも常に丸山選手は声を出して周りを動かせる選手だったので、そういったところをリーダーシップというものも含めて、やはりすごい選手だなということは一緒にやってみて本当に実感しました。
Q:去年のU17のワールドカップで対戦したスペインの選手たちを対戦相手の基準にして今年はスタートしたんじゃないかなと思っているんですけど、去年世界を経験したということについてはどうですか
A:今でもあそこで経験したことを忘れないで毎日取り組んでいますし、ああいった経験が出来たということは本当に自分の自信にもなるので、あの経験を忘れずに今年一年シーズンを通してキャプテンとしてやっていきたいなと思っています。
Q:U17のワールドカップに出てから自分の中で意識も含めてトレーニングとか何か変えたりしたところはありますか
A:自分自身、フィジカルとかスピード面とかの自分の自信だった部分をワールドカップでは消されてしまったので、そこは改めて見つめ直して、筋トレだったりスピード強化というところを今年からフィジカルコーチについていただいているので、コーチやスタッフに相談しながらフィジカル面を上げていっています。
Q:改めて、チームとして2024年に成し遂げたいことと個人として成し遂げたいことを教えてもらえますか
A:チームとしては、やはり去年成し遂げられなかったプレミアリーグEAST優勝、そして一昨年成し遂げられなかったファイナル優勝、そしてクラブユース優勝というところはチームの目標にしています。
個人としては、プレミアリーグでもそうですし違いを見せられる選手でありたいと思っています。あとは自分自身トップチームにも多く関われたらなと。そのようなことを意識しながらも、まずはこのU18のカテゴリーで優勝を目指してやっていきたいなと思っています。
Q:セットプレーでは何点取りたいとか目標ありますか
A:そうですね、今年は……去年は1点しか取れなかったので。セットプレーについては今年も佐原コーチが本当にいろいろ考えてくださっているので、去年はそれに応えられなかったという気持ちがあったので、今年はその期待に応えて、5点は取りたいなと。少ないですか? 10点? それは結構多いですね。
Q:今年はライバルも多そうですかね。背が高い選手が多いから
A:そうですね。目標5点で。
Q:最後に、ファン・サポーターの皆さんに今年1年の意気込みを聞かせてください
A:今年は去年成し遂げられなかったプレミアリーグ優勝、そしてファイナルの優勝を成し遂げたいと思ってるので、最後(ファイナル試合会場の)埼玉スタジアムのピッチでファン・サポーターの皆さんと喜びを分かち合えるように本当に選手全員で力を合わせてやっていきたいと思うので、引き続き応援宜しくお願いします。
裏への抜け出しだったり、ゴール前のアイデアだったり、そういうところは本当に意識していますし、スピードとかそういうところも自分の武器として意識しています。
香取武選手
Q:ナイスゴールでした。得点シーンを振り返ってお願いします
A:あの得点はほぼ恩田選手の良いプレスからの得点ということで。チームとしても僕はあの相手のサイドから展開された時にかぶせるということは要求されていたので、そこをしっかり出来たというところが得点につながったのかなと思います。
Q:今日は開幕戦ということで、最初はあまり良い雰囲気ではなかったと思うんですが、緊張感などはどうでしたか
A:開幕戦ということで、多少硬さというものも節目としてありましたけど、だんだん自分たちのリズムを掴めて来て、前で見ていても本当にボールが良く回っていて自分も行きやすかったですし、後半では得点も多く生まれてチームとしても良かったなと思います。
Q:リズムがどんどん生まれてきた要因として、何かみんなで話し合ったところとか何かきっかけのようなものはありましたか
A:失点しても、自分たちは全然立ち直れる学年だと思っていたので、チームとしてJ-VILLAGE CUPでも出来ていたという経験が自信としてありましたし、そういうところが発揮出来れば絶対勝利に結びつくなと思っていました。
Q:前半0対1の時にゴール前でリズム良くボールを回していて、香取選手が一度相手を外して打ったシュートを相手にブロックされた場面があったと思うんですが、あれはご自分の中でどういうプレーだったんでしょうか
A:左足で打つという選択肢はあったんですけど、ディフェンダーが見えたので切り返してファーに流し込むという感じだったんですけど、ブロックされてしまいました。
Q:でもイメージはすごく良かったですね
A:良かったんですけど、決め切りたかったですね。
Q:そのシーンがあったので、あのゴールが決まったシュートも力が入っちゃうのかなと思って見ていたんですが、すごく冷静でしたね
A:いえ全然、もうあれは流し込めば良かったので。
Q:キーパーの立ち位置的に、そんな簡単なシュートには見えませんでしたが
A:スピードを保ったままキーパーを外せたので、あとはシュートを打って流し込むだけでしたから。
Q:ゴールが決まった瞬間はどうでしたか
A:いやもう気持ち良かったです。もう得点しか欲しくなかったので、正直、そこは本当に嬉しいです。
Q:この開幕戦でゴールを決めたということ自体に関してはご自分でどういう思いがありますか
A:得点というところは本当に求められてもいますし自分でも一番意識しているので、そこで得点出来たということはこの試合だけに限らず、次の試合、また次の試合というところでしっかり意識していきたいと思います。
Q:去年の(岡崎)寅太郎選手と同じ背番号になりましたね。寅太郎選手は去年のプレミアリーグEAST得点王ですが、意識するところはありますか
A:やっぱり意識してしまいますね。毎試合得点にこだわるというところは本当に意識しています。そこは見てもらいたいです。
Q:9番という番号は元々よくつけてきた番号ですか
A:いえ、全然つけたことないです。今までは7とか11とかをつけてきて。今回9という番号を寅太郎選手の後につけるということでプレッシャーもありますけど、それを自信に変えて。
Q:9番といえばストライカーの象徴みたいな番号だと思うんですが、それについてはどう思いますか。9番と言われて嬉しかったところもあったりしましたか
A:嬉しかったですね。本当に、はい。
Q:去年は試合に出ていた時期と出ていなかった時期が結構はっきりしていたのではないかなと思うんですが、去年一年間というものは何かご自分の中でどういう年でしたか
A:怪我だったりコロナだったり、そういう自分の中で結構試練となるものが多くて、本当に苦しい時期もあったんですけど、その中でも自分で試合に出るためにはどう練習から励んでいくかということをしっかり考えていたので、この一年でしっかり結果で証明していきたいなと思います。
Q:何かそういう時期にご自分の中でプレミアリーグでこういうところが成長出来たとか、こういうところが伸びたとか思ったところはありましたか
A:プレミアリーグはもう緊張感が普段とは全く違うリーグだと思うので、やっぱりそういう意味では自分の力を発揮するための、武器の出し方というかどう発揮するか出来るかという発揮の仕方はリーグ戦を通して実感出来ました。
Q:ご自分では、自身のプレイヤーとしての武器はこういうところだというものがありますか
A:裏への抜け出しだったり、ゴール前のアイデアだったり、そういうところは本当に意識していますし、スピードとかそういうところも自分の武器として意識しています。
Q:周りの加治佐選手や児玉選手とはどんな役割分担でプレーしていましたか
A:彼らは本当にドリブル出来るタイプなので、彼らがサイドでドリブルでボールを持ったときは、自分が中に入って、フィニッシャーとしての役割を果たすということをしっかり意識してやっています。
Q:良く動画を見ていたり参考にしたりしている選手はいますか
A:レヴァンドフスキ選手とか大迫選手とか、ボールの収め方だったりとかそういうプレーは参考にしていますし、自分の中でも意識しています。
Q:ボールを収めるのもご自分の中では得意なイメージを持っていますか
A:はい。ヘディング、ジャンプも結構得意な方ですし。ヘディングだったり、そういうところは今日の試合でも出来たところかなと思います。
Q:今年は番号的にもかなりゴールも求められるんじゃないかなと思うんですが、具体的に自分の中で掲げている数字みたいなものがあったりしますか
A:2桁得点っていうのは自分の中で掲げていて、それ以上はもうマストでいきたいというところで、得点王というものも当然意識しています。
Q:そのためにもう少しこういうところをプラス出来たらそこに近付けるかな、みたいにイメージしてることがありますか
A:自分はゴールを取れるだけじゃなくて、ライン間で受けたりそういう組み立て役としても出来ると思うので、そこで一度役割を終えてからゴール前に入っていくという部分がまだ自分に足りないかなと、そういうところが出来てくるとさらに得点力が上がってくると思うので。
Q:今年はポジション別トレーニングをやっていると聞いたのですが、そこで矢島監督(U-15等々力監督)や黒津コーチ(U-12コーチ)から学んだことなどありますか
A:お二人とも元プロ選手で、動きの質とかも全然違うと思うので、自分の考えになかった新しい動き方だったりそういうところを学びました。
Q:新しい動き方とは
A:ボールの持ち手と受け手の意思の疎通というか、そこが一番大事なところで、そこの関係だけでパススピードの速さだったりそういうところだけでディフェンスラインを剥がすことが出来るということを学んだので、そういう関係性というところは意識してやっています。
Q:フォワードだけのトレーニングではどういうことをやるんですか
A:ドリブルで入ってきて、フォワードの選手が外して、ボールを受けてシュートまで持っていくとか。
Q:フォワードだけとかサイドだけとか、ジュニアからユースまで同じポジションの選手が集合しての合同練習があって、そのフォワードの合同練習の方に参加したと
A:そうです、やりました。
Q:それを矢島監督と黒津コーチが教えてくれると
A:そうなんです。
Q:めっちゃいいですね
A:はい、めちゃくちゃいいです。
Q:二人の現役の時のプレーは見ていましたか
A:多分見たことはないんじゃないかなと思うんですが、コーチとしてもすごく上手いですし、上手さというものを日々感じています。
Q:ジュニア、ジュニアユース、ユースで集まってみんな一緒にやると、一番年上のフォワードということになりますよね
A:はい、そうです。
Q:デモンストレーションで見せたりすることもあったりするんですか
A:はい、手本を見せなきゃいけない、そこでのプレッシャーもあります。ジュニアの子たちも結構そういう目で見ているはずなので、背中を見せられたら良いなと。
Q:改めてこの2024年、自分の中でどういう年にしたいなと思っていますか
A:本当に飛躍の年にしたいですし、去年本当に苦しい時期もあった分、自分がチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいと思います。
Q:最後にファンサポーターの皆さんにこれからの一年の抱負を聞かせてください
A:本当に毎年、サポーターの方々あってのフロンターレだと思うので、フロンターレのこのファンの温かさというものは本当にどのチームにもない特徴だと思うので、自分たちが戦う姿勢というものをしっかり示して、サポーターに恩返しできるように頑張りたいです。
自分のゴールでチームを勝たせられるようなシュートを狙っていったりとか、流れという部分も意識しました。
恩田裕太郎選手
Q:まず今日はPKでの得点でしたが、振り返ってみてどうですか
A:自分の抜け出しからPKを取ったんですけど、そのPKを決めるか決めないかで試合が大きく変わってくる場面だったのでとても緊張しました。でもJ-VILLAGE CUPでも最後自分がPKを蹴って決めてますし、それなりに自信はあったので、しっかり決められて良かったと思います。
Q:今日は途中出場でしたが、どんなことを意識して試合に入りましたか
A:やはり他の選手たちが疲れている中、自分のペースで他の選手を助けることもそうですし、自分がそこで取って得点に繋げられたら一番良いと思ったので、そういうプレーをするところを意識して、あとは自分のゴールでチームを勝たせられるようなシュートを狙っていったりとか、流れという部分も意識しました。
Q:香取選手のゴールに繋がったプレスも1点分ぐらいの価値があったのではないかと思うんですが
A:その前のプレスのところで、自分がプレスに行った時に相手がちょっと戸惑っていたというか慌てていた感じがあったので、2回目の時行けるなと思ったので、そこで自分がプレスをかけてしっかりボールを取ることが出来たのかなと思います。
Q:今日は「俺が試合の流れを変えてやったぜ」、みたいな気持ちはちょっとありますか
A:まあ、ちょっと、はい。
Q:ありますよね。展開変わりましたもんね
Q:恩田選手が入る前、ベンチから見ていて、相手の出方とかピッチの状況はどんな感じでしたか
A:相手チームの守備の選手はもちろん大きくて力もあったんですけど、その背後というところが苦手なのかなと思ったので、自分はそういうスピードで背後に抜ける動きが得意なので、自分が入ったらそこを使えるなとか思いました。
Q:恩田選手がピッチに入るとベンチが盛り上がるような感じがあるなと見ていて思ったんですが、「恩田行け」みたいな声も掛かっていましたし、聞こえていましたか
A:はい、齊名さんとか(山本)健翔さんとかすごく言ってくれるので、すごく力になっています。
Q:そういうふうに言われがちなキャラっていうことなんですかね
A:いえ、そうでもないと思いますけど、あの人たちは全員に言ってくれるので。
Q:盛り上げてくれると
A:はい、盛り上げてくれるので。
Q:開幕戦でこういう勝ち方が出来たこと自体もすごく大きかったんじゃないかなと思うんですけど、勝てたこと自体に対してはどういう思いがありますか
A:初戦というのは、やっぱりプレミアリーグという舞台なので、他の選手もいつもの力を出せないこともあるんですけど、そこで勝利を、自分の力で勝利に導けたということは、自分の中ですごく大きなものになったかなと思います。
Q:恩田選手は、香取選手とも加治佐選手ともプレースタイルが全然違うんじゃないかなと思うんですが、スタメンをよりこう自分のものとして固めるために、何かこういうところを自分でここから伸ばしていけたらなとか、こういうところをプラス出来たらなと思っているところはありますか
A:今日もあったんですけど、守備のところは絶対やらなきゃいけないし、あとは個の力でゴールを決めるところをもっと増やしていきたいなと思います。
Q:ちょっと参考にしていたり、動画などを良く見ていたりする選手はいますか
A:動画とかではないんですけど、身近に(加治佐)海さんと(香取)武さんがいるので、ふたりの良いところを取り入れることが出来れば自分ももっと良くなると思いますし、そのふたりは結構参考にしています。
Q:ファン・サポーターの皆さんに、今後に向けて意気込みを聞かせてください
A:今日も暑い中応援ありがとうございます。初戦勝てたことはすごく大きいですし、この調子で次の試合も勝てるように頑張っていきたいので応援宜しくお願いします。
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.